Keisuke Hara - [Diary]
2001/09版 その2

[前日へ続く]

2001/09/11 (Tues.)


2001/09/12 (Wed.)


2001/09/13 (Thurs.)


2001/09/14 (Fri.)


2001/09/15 (Sat.)


2001/09/16 (Sun.)


2001/09/17 (Mon.)

集中講義は10人ほどの院生を相手に初等数論とその暗号への応用、 実際にシステムを作る時の問題などを話した。 ちょっと簡単過ぎる内容だったかも知れないが、 それでも暗号への応用を睨んでやると初等数論もまた別の趣きが出てくるので、 それなりに勉強になったのではないかと思いたい。

それで名古屋で毎夜、飲んでいて、 その後の休日も派手に遊び歩いていたので、 一週間ぶりに大学に行った今日はまだ本調子ではなくてふらふらしていた。 冷蔵庫が空なので梅干しとおかかなどで簡単な朝昼食をとり、 午後から大学へ。 大学では出張中に何か仕事がなかったかチェックして、 事務的な仕事を二、三。 次の金曜日から始まる後期セメスタに向けて、 ゼミの段取りもつけないといけないし、 講義の準備もしないとなあ。

夕食はいづうの御台所寿司を目指して、 ちりめんじゃこの散らし寿司と卵の清し汁。 散らし寿司の作り方を知らないので、 あくまで「こういうものであったように思うなあ…」といった程度の想像で、 酢と砂糖と、清し汁のついでに作るダシで酢飯を作ってみる。 加減も良くわからないので、 ダシでわった酢とさらに砂糖を多めに入れた酢を用意して、 味見をしながら冷ました御飯にあわせ混ぜて作った。 酢飯があっさりと良い感じに出来たので、 ちょっと味つけしたちりめんじゃこ、 錦糸卵、紅生姜の三つだけを混ぜあわせ、刻み海苔をふって完成。 適当に作ってみたわりに上手く出来た。 あと、散らし寿司と合うかどうかは疑問だが、 名古屋滞在の影響か何となく味噌味が食べたくなって、 ふろふき大根も作った。 最近読んだ辻嘉一の本に、 上にかける味噌には生姜汁をたっぷり加えるのだと書いてあったので、 初めて試してみたが、なるほど、確かに本格の味であった。

今日の読書。「第三の銃弾 [完全版]」(カーター・ディクスン、ハヤカワ文庫)。


2001/09/18 (Tues.)

昼はファイナンスシンポジウム関係の打ちあわせ。 A堀先生は先週はバリでバカンスだったそうで、 日焼けで真赤に腫れ上がった首筋を覗かせていた。 WWで院生の一人を見つけて大学院の後期ゼミの初日の打ちあわせ。 一応、ゼミは木曜日にしようと思っているのだが、 後でスケジュール表を見てみたら、 秋のほとんど全てのシンポジウムの日程が木曜日を含んでいて、 一ヶ月の間、一度もゼミがないなどと言うことになりかねない。 デフォルトが木曜日で駄目な時は他の曜日、 というような変則にしなければいけないようだ。

夕方に自宅に帰ったら、 テーブルに白いトルコ桔梗の花束とワインの包みが置いてあった。 なんだろうなあ、と思っているところに、 執事が夕方のメンテナンスにやってきて、 「確か今日がお誕生日であったと思いまして」 と言うことであった。さすが気のきく執事である。

自宅に郵便局からの報せで、 注文していたチェスクロック(対局時計)が届いたらしいので、 中京区郵便局までわざわざ出向いていったら、 まだ小包が配達中で郵便局に帰ってこないと言う。 明日の夜、自宅に届けてもらうことにして、とぼとぼと帰宅。 わざわざ外出したついでにオリーブオイル、イタリアンパセリ、 チーズを大丸で購入し、 夕食はまたしてもアーリオ・オーリオ。

また、他の人からであるが、 皮の袋に入った金銀銅色の賽子三つのセットを貰った。 三つそれぞれが財、愛、健康を表していて、 6つの各面には晴れ、曇り、雨などの天気を表す絵が書いてあり、 占いに使うものだそうだ。 ちなみに今年を占う意味での第一投は、上の順序に 「快晴、晴れ、落雷」。


2001/09/19 (Wed.)

自作の散らし寿司のお弁当を持って大学へ。 午後から教室会議。

夕食は自宅で鷄と茹で卵を醤油と酢、砂糖ベースで煮込む。 他、じゃこ冷奴、大根、人参、豆腐の味噌汁。

せっかく届いた対局時計はいきなり故障している模様。 どうもこの新しい一年、嫌な予感がしてきた。


2001/09/20 (Thurs.)

用事で近所の郵便局まで行った他は、 終日自宅で夏休み最後の日を過す。 本を読んだり、チェロを弾いたり。 ちょっと喉が痛い、風邪気味か。

夜は久しぶりに原稿書きの続きなど。 既に契約書の締切はぶっちぎりなので、 それに後期の講義も始まるし、 もう慌てなくてもいいような気がしてきて、 じっくり書き足して行こうなどと勝手なことを考える。 もちろん、出版社には迷惑な話である。 もう出ないかも知れないな… いずれ異常に充実した講義レジュメとして使うか。

今月号の「NHKきょうの料理」 で伊丹十三の特集記事、 伊丹流の親子丼、かに玉、ねこまんま、だし巻き卵のレシピつき、 を読む(放送10月23日朝、再放送24日夜)。 宮本信子のインタビューによると、伊丹氏は凝り始めると、 何日も続けて三食ともそばがきとか、三食どころか晩酌もだし巻き卵とか、 毎日同じものを作って研究していたそうだ。 伊丹氏は特に卵料理(を作るの)が好きだったらしく、 卵関係だけは夫人も遠慮して作らなかったとか。 上の四つのレシピもだし巻き卵を除いては、 おや、と思うような個所があって伊丹氏っぽい卵料理である。

今日の夕食。 鷄と茹で卵の煮物、大根と豆腐と葱の味噌汁、 五目豆、伊丹流ねこまんま。


[後日へ続く]

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Keisuke HARA, Ph.D.(Math.Sci.)
E-mail: hara@theory.cs.ritsumei.ac.jp
kshara@mars.dti.ne.jp (for private)

この日記は、GNSを使用して作成されています。