Keisuke Hara - [Diary]
2001/12版 その1

[前日へ続く]

2001/12/01 (Sat.)


2001/12/02 (Sun.)

朝6時半起床。今朝は非常に冷え込んだせいか、 妻のくろが寝台の中に入り込んでいた。 気が向くと膝に乗ってくるくらいには慣れたようだが、 どうも基本的に孤独を好む所があり今一つ打ち解けない妻であるが、 寒さに負けたのだろう。 早朝から岡崎のホテルに向かい、 京都滞在中のE教授を南座までお届けする。

一旦、京都駅に荷物を預けてから南座に向かうタクシーの車中で、 たまたま知っている演目について歌舞伎の内容を解説する。 「昔々、悪い奴がいて、でも普通の人のふりをしていて、 でも心の中ではにっぽん転覆スゴイ計画、いーぶるマン。 ある日、ビューティフルでミステリアスな女がその前に現れるのこと、 オフコース、その女、人に非ず、妖精または女神の類い。 悪い奴の危険度チェック。 正体あらわし二人対決。あんどオフコース、善い妖精勝つのコト。 あいりこめん、でぃす、イッツしんぷる、てぃぴかるかぶき。 非常にビューティフル」 とか、 「昔々、女がいて。息子二人。片方ぐっがい、ポリースマンね、 片方悪いやつウォンテッド中。 ポリースマン犯人追いかけ、ホームタウンに帰るが、 実は犯人は弟なり。がーっしゅ。 ポリースマンは弟をホームで、母親の前で、即逮捕、これデューティ。 オンジアザハン、母の前で弟、捕まえられない、これハート。 いわゆる一つの、これじれんま。イエース、べりーでぃふぃかるとユーシー。 はーうえう゛ぁ、彼はそれ解決するアイデアげっと。 ユーウィルしーザあいであ、イッツあキーポイント」 など、内容と英語の両面でとても怪しい情報を伝える。

道路が意外に空いていて、 南座に着いてみるとまだ一時間弱も予定まで時間があったので、 祇園のあたりを散歩し、また怪しげな解説。 ちょうど一回りしたくらいで時間になったので、 南座前で一緒に歌舞伎を観劇するI先生にE教授を渡して任務完了。 午後は自宅で昼寝。 夜はチェロの練習とか、講義の準備とか。


2001/12/03 (Mon.)

梅干し、うるめ鰯、ちりめん山椒の清貧弁当を持って出勤。 午後は「数学解析」。 テータ関数の無限級数展開を計算。 次回はこれを利用して熱方程式との関係を論じる予定。

週末にあれこれ疲れたせいで、 今日は講義をやったらもう、くたくたになってしまい、 即帰宅して身体を休める一日。 夕食は鷄レバーと野菜の炒めもの、大根と葱の味噌汁。 少し妻に分けてあげたら、 どうも激しく鷄レバーが気に入ったらしく、 我を忘れた食べっぷりだった。


2001/12/04 (Tues.)

朝、目覚めたら妻が寝台の上に乗って丸くなっていたので、 今朝はかなり冷えこんだんだな、と知る。もっと寒いと、 毛布の間に入ってくるようだ。

午後から卒研ゼミ、続いてM1「代数」ゼミ。 M1ゼミは切りの良い所で早々と今年度終了。 A堀擬似乱数ゼミの方が佳境らしいので、それでよろしいかと。 今週、来週あたりに書かねばならない書類がどんどんたまってきた。 来週はシンポジウムなので今週中にやっつけねばならない(溜息)。

夕食は筑前煮、胡瓜の漬物、しめじと若布の味噌汁。 筑前煮は鶏肉の代わりに鷄レバーなのが清貧。 でも僕の実家では筑前煮はレバーの方で作ることが多かったので、 懐しい味であった。

ところで、 ジンジャー。 「人間の生活を根底から変える世紀の大発明」がそれですか… このジンジャーあらため セグウェイの、 ジュル・ヴェルヌも赤面しそうなお間抜けな未来感が却って素敵、 と思えなくもない(のか?)。


2001/12/05 (Wed.)

筑前煮のお弁当を持って出勤。 午後から修論ゼミ。 続いて「プログラミング演習」。 その後、生協でお茶うけを買って、珈琲を消費しながら、 色々な書類作成をまとめてやっつける。 一説によれば数学者とは珈琲を定理に変換する機械らしいが、 実は同じ原料から事務書類も生み出すことが出来る。

最近、妻が根付けに夢中である。 適度な大きさで不規則な形の物体に、 適度な長さの紐がついているのが堪えられないらしく、 暇があれば隠しておいた所から取り出してきては、 ひとしきり床の上を転がして追いかけまわしたり、 紐の部分を咥ええてどこかに運んだりしている。 今までも色々なものを仮想敵にして遊んでいたが、 根付けは異常なくらいの執着ぶりである。 動かなくなった鼠にでも見立てているのだろうか…


2001/12/06 (Thurs.)

三条あたりの喫茶店を移動しながら、 論文の査読とか。 季節がら、来年の手帳(正確にはその中身だけだが)を買ったり。 夜は後期試験の問題を作ったり、 レポートを読んだりの業務。

今日の昼食。筑前煮、納豆、生卵、大根と豆腐の味噌汁。 夕食は、きじ焼き豆腐、野菜炒め、胡瓜の漬物。


2001/12/07 (Fri.)

半熟卵、筑前煮(まだ残ってる)、胡瓜の漬物などのお弁当を持って登校。 来週は京都でシンポジウムのため、あまりBKCには顔を出せないので、 来週中に締切の書類をあれこれ作成。 夕方から一つ重要な用件を済ませて帰宅。

夕食は炒飯。中華鍋を買って以来、 御飯があまるとつい炒飯を作ってしまう。 しかも大量に…美味しいからいんだけど。

WindowsXP、さっぱり分からん… Cygwin(Cygwin情報Cygwin Project) で行こうと思っていたのだが、やっぱりlinuxに入れ換えようかなあ。


2001/12/08 (Sat.)

正午近くまで熟睡。 昼食はまたしても炒飯、しめじと葱のお清し。 午後はチェロの練習をしたり、 コンピュータの設定をしたり。

夕方から膳所にてチェロのレッスン。 スケールでビブラートの練習をして、 親指ポジションのやっかいなエチュード、 課題曲は今日からマルチェロのチェロソナタ。 このトリルがいかにもバロック…などと思いながら、 一番の最初のあたり。 レッスンの帰りに膳所のSBUXで珈琲豆と チョコレートを購入して帰宅。


2001/12/09 (Sun.)

また正午近くまで熟睡。 午後は特に何もせず、音楽を聴きながら読書などしていた。 ちなみに読んでいたのは「死者にかかってきた電話」(ル・カレ)。 夕方、烏丸に買い出しに行き、帰宅して夕食。 伊丹流ねこまんま(ちりめん山椒、生卵、醤油少々を御飯にかける)、 胡瓜の漬物など。 おかかが入っていないのに、ねこまんまと言えるのかどうか分かりませんが、 美味しいですよ。ちりめん山椒が手近にある方はお試しあれ。 夜はチェロを弾いたり。

昨夜のことだが、クロさんが子器呼び出しの電話をかけていて驚いた。 訓練すれば猫も電話くらいするようになるかも知れない…

明日から木曜日までは、京大でのシンポジウム等で忙しく、 夜も遅くなると思いますので、 次回更新は木曜日の深夜またはそれ以降になります。


2001/12/10 (Mon.)


[後日へ続く]

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Keisuke HARA, Ph.D.(Math.Sci.)
E-mail: hara@theory.cs.ritsumei.ac.jp
kshara@mars.dti.ne.jp (for private)

この日記は、GNSを使用して作成されています。