Keisuke Hara - [Diary]
2002/01版 その2

[前日へ続く]

2002/01/11 (Fri.)


2002/01/12 (Sat.)


2002/01/13 (Sun.)


2002/01/14 (Mon.)

河口湖での勉強会も無事終了。 僕にとっては少し専門外の内容だったが、 大変に勉強になった。 この手の対象と問題を絞り込んだ、 小さなシンポジウム(勉強会)をもっと企画して欲しい。

院生時代にグラフとスペクトルの話を良く聞いてはいたのだが、 どんどん発展しているようで、 もっと熱心に聞いておけば良かったなあ、と反省。 もう一つ反省は、当時思いつきはしたものの、 個人的なノートを作る程度で特に形にしなかったアイデアがあったのだが、 今回聞いた中にまさしくそのアイデアの話があって、 やはり思いついたことは何でも一応まとめておかないといけないな、 とこれも反省。

帰りに東京で、 表参道にある謎のレストランで飽食の夜を過してくる。 どこから入るのやら分からない美馬坂近代医学研究所のような箱型の建物で、 予約した時間に行くとその前にスタッフが案内に出てきていた。 裏の方の扉から長い急な階段を降りると、 がらんと広いウェイティングバーになっている。 そこで少しお酒をいただきながらメニューやらを決め、 さらにエレベーターで食堂に移動する。 十ほどしかテーブルがなかったようだが、 料理は大変に美味しかった。メイン2つ、子鳩と鮟鱇が特に。 残念なのは自家製のパンが美味し過ぎて、 勧められるままにぱくぱく食べていたら、 メインディッシュの前に既に満腹になってしまっていたことだろうか。

14日、月曜日。休日。年末以来、ようやく休日らしい休日で、 ようやく正月が来たと言う気持ちがしないでもないので、 昼間はずっと家でぼうっとしていて、 夕方から近所のスーパーで安く鯛を買って、夜は鯛飯にする。 元旦だけは実家に戻ったのだが、 私の実家では「にらみ鯛」と言う謎な風習があって、 元旦から膳には鯛が出ているものの食べるのは二日以降なので結局、 鯛はおあずけで、今日が今年初の鯛である。

米を研いでざるに上げて少し置いてから、土鍋に水と酒とともに入れ、 昆布を入れてまたしばらく置き、 塩を少し加えて鯛を載せてそのまま炊きあげる。 ちょっと焦げが出来たもののそれも土鍋で御飯を炊く味と言うことで。 面倒なので鯛の下処理もしなかったのだが、 安物とは言えさすがに鯛は鯛、生臭くもなく美味しく出来ました。 炊きあがったら身をほぐして、骨などは愛妻クロさんにやり、 土鍋の中でざっとかき混ぜてそのまま食しました。

さ、明日からは、また粗食に戻って真面目に働こう。


2002/01/15 (Tues.)

清貧のお弁当を持って大学へ。 今日は、 休日の月曜に講義を入れている代わりにの振替休日らしいが、 学生は休みでも大学は通常通りのようだった。 休みの日に講義を入れたけど振替休日を作るから、と言って、 その休日に(講義以外の)通常業務をしているというのは、 何かおかしいのではないだろうか。 って言うか、これぞ立命マジック。

お弁当のおかずはお揚げを葱と醤油で炒めたものだけで、 あとは刻み海苔と辛子明太子を載せた御飯。 まず、卒研のゼミをやって、 その後、あれこれ書類を書いたりの事務。 夕方から教授会。最近恒例になりつつある四時間会議。

明日明後日と二日まるまる空いていたので、 まとまった時間がいる仕事に割けるなと思っていたら、 会議の時隣りになったK川先生に 「あしたも会議ですよ」と教えていただいたり、 またA井先生に今週の土曜夜にヒアリングみたいのが 入っていることを教えていただいたりして、 ちょっと涙線がゆるむ。

会議後、即帰宅するが、辿りついたのは夜九時半。 何か手早く食べられるものと思って、 小海老を揚げて大蒜、シェリー酒で味をつけ、 さらにその油に玉葱ピーマン御飯に卵を加えて炒飯風のものを作る。

今日の読書。P.カー「砕かれた夜」。


2002/01/16 (Wed.)

自宅で明太子オムレツと味噌汁の昼食を取って、大学へ。 いくつか事務用をこなして、夕方から教室会議。 夕食は先日鯛飯に使った残りの鯛を焼き、 その焼き汁を使って簡単なソースも一緒に作って食す。

すっかりWindowsXPに仕事環境を移行したので (正確にはXP上のMuleで仕事をしたり、 そこからクローゼットの中のLinuxマシンに入ったりして仕事をするのだが)、 その前まで使っていたPowerBookに遊びでLinuxを入れてみる。 結局、MacOSがどうも肌にあわなかった。 OSXにすれば良かったのだろうか。 それはともかく、画面の中は確かに GNOME (日本GNOMEユーザー会) だけど、なんか妙…

そう言えば、明日から横浜の半月刀(シミタール)使い、 改め、戦慄のネットインフラ屋、N氏が京都に来ると執事から聞いたが、 出迎えの手はずなどはどうなっているのだろうか。 もちろん私が自ら直立不動で京都駅にてお迎えせねばなるまい。 上洛の目的は全く聞かされていないのだが、 やんどころなき所でケーブル捌きとかだろうか。


2002/01/17 (Thurs.)

終日自宅で仕事。

夕方になってN氏がやってくる。 夕食はN氏と「豆水楼」で豆腐を食べ、 その後、「八咫」の二階のバーで飲んでタクシーで帰宅。

N氏は最近、一族の総帥を亡くされ、 苛酷な抗争から逃避の京都旅行らしい。 いっそうら若きリーダーとして一族を継ぎ、 苦労ばかりのインフラ屋を辞めて、 N住販を一手に引き継がれてはどうかと思う。 とりあえず、 「1, 3, 4, 6 と四則演算を使って24にするにはどうするか」 など、ほとんど清談をして帰宅。

明日は朝から試験監督なので就眠。


2002/01/18 (Fri.)

朝一から定期試験の試験監督補助。 試験監督は基本的にそこに存在しているということが仕事なので、 時間をつぶすのに苦労するのだが、 昨夜、N氏から聞いた問題があるので楽しく過せた。 答は 24 = 6/(1 - 3/4) 。 昨夜の泥酔状態では、1/(1-3/4) = 4に気付いていたものの、 それでは 1 を二度使わなくてはいけないと思いこんでしまい、 早い段階でこのアイデアを却下して、答に到達できなかった。 西之園萌絵への道は遠い。 ちなみにこの問題は良く出来ていて、 解がユニーク(一意的)なんだそうだ。

午後は修論のゼミをやって、さらにまた試験監督。 今度はもう暇つぶし用のパズルもないので、 忍耐でぼうっと過す。

夜は自宅で食事。N氏に手製の貧しい食事をふるまう。 大根の自家製漬物、 梅干し、明太子、だし巻き卵、お揚げと若布の味噌汁。


2002/01/19 (Sat.)

土曜日だが午後から大学へ。 レポートとか、試験の採点。 数が多いので、今日だけで仕上げるのは無理であった。 夜は会議。その後、草津で食事、さらに少しばかり飲んで帰宅。

夜遅く帰宅したら、 インフラ屋N氏が我が家にADSLネットワークを接続完了していた。 接続構成、注意、今後の展望などのレポートがメイルで届いている所などプロ。 我が家には、 ほんの4、5台ばかりコンピュータがあるのだが、 今の所、ADSLに対応したダイアルアップルータがないので、 ISDNの回線も併用した過度的なネットワーク構成になっている。 いずれ執事が暇になった折にでも、統一的な構成への移行を考えよう。

関係ないが、 N氏は休暇中にも関らずスーツにネクタイで、 朝に起きて食堂で出会うと殺し屋みたいでちょっと恐い。 本人曰く 「スーツ以外の服は持っておりませんので。それに、社会人として普通では」 と、カタギぶりを(不自然に)アピールしていた。 私もせめて出勤時はスーツにしてみるかなあ…だってカタギだし。

P.カー「砕かれた夜」読了。 ベルリン三部作の第三作「ベルリン・レクイエム」を読む。


2002/01/20 (Sun.)

昼はN氏に手製のスパゲッティを差し上げて、 最近の疲れからか午後は少し昼寝。

その後、阪急で河原町に出て、 「フランソワ」で珈琲を飲みながらThinkPadで仕事をする。 夕方、四条大橋でN氏と待ち合わせ、前豊で食事。 さらに祇園の It's で少し飲んで帰宅。

さ、明日も仕事仕事。


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Keisuke HARA, Ph.D.(Math.Sci.)
E-mail: hara@theory.cs.ritsumei.ac.jp
kshara@mars.dti.ne.jp (for private)

この日記は、GNSを使用して作成されています。