Keisuke Hara - [Diary]
2003/03版 その1

[前日へ続く]

2003/03/01 (Sat.)


2003/03/02 (Sun.)

夕方、帰宅。しばらく仮眠。 今週は数理ファイナンスのシンポジウムで一週間、 てんやわんやになりさうである。

某 A 社での私の主な仕事は講義と数学的問題の解決、 実際のところは、 優れた才能と日々の仕事のはざまで 知的欲求不満に陥りがちな優秀なプログラマ達の慰安と、 オプションで給与の一部が支払はれてゐるメンバへの フィナンシャルアドバイスである ;-)

出張中に某 A 社で講義した 「良いプログラマは数学を学ぶ、方が良いと思う」。 講演前に用意したものを若干訂正、加筆しました。


2003/03/03 (Mon.) VII-369

あつと言ふ間に、数理ファイナンスシンポジウム開催は明後日で、 今日の午後はその準備の最終ミーティング。 続いて学生さんたちを呼んで、Y 田先生、A 堀先生と、 シンポジウム中のシフトを組む。 今年は Y 田先生と英語の達者な学生たちが、 全員のゲストの出迎へをしてくれるので送迎は安心。 私は会場周りの部隊なので、明日は設営作業など。 いくつか事務仕事をして帰宅。 夕食はだし巻き卵、蕪の糠漬、里芋、大根、人参、長葱の味噌汁。

明日からシンポジウム開催中、 キャンパス内に宿泊しますので、 次回の更新は日曜の深夜を予定してゐます。


2003/03/04 (Tues.)


2003/03/05 (Wed.)


2003/03/06 (Thurs.)


2003/03/07 (Fri.)


2003/03/08 (Sat.)


2003/03/09 (Sun.)

疲れてゐますので、更新は明日の夜から…


2003/03/10 (Mon.) VIII-7

昨日の午後で数理ファイナンスシンポジウム終了。 ほつと一息ついて、A 堀先生の個人研究室で TK 大の N 先生らと雑談して、 夜はさらに H 大の T 先生を加えて草津で食事。 帰宅は11時過ぎ頃だつた。

下端の私が評価するのも失礼だが、個人的な感想としては、 今回のシンポジウムはおおむね非常にうまく行つたのではないか、と思ふ。 もちろんプログラムは全体として非常に高レベルで、 専門外の私にもおやつと思ふやうな刺激的な講演もあつたし、 特に大きな事故もなく、つつがなく済んだことは兎に角目出たい。 学生たちが言ふには最大の不祥事は、 W 先生に黒板を消させたことらしいが、 それくらい問題が少なかつたと解釈したい。 また、今回はキャンパス管理センターとあまり関はり合ひに ならないで済むやうになつてゐたはずだが、 完全にさうとも行かず、 例年恒例の通り、学生がキャンパス管理センタの事務員ともめたらしい。 あまり真面目に怒つてはいけない。さう言ふものだと諦めやう。

結局のところ、このシンポジウムも三年目に至つて、 外国からのゲストも十人以上を数えるやうになつたが、 バックオフィスにノウハウが蓄積されてきたせゐか、 裏方としては今までで最も滑らかな (と言つても、可微分にはほど遠いが)運営となつた模様。 また、W 先生が、 ゲストの人数が増えるとゲスト同士のコミュニケーションが増加して、 ケアをする側としてはむしろ負担が減る、 と言ふ一種のスケールメリットの効果を指摘してゐた。 R 大には、私まで含めれば、四人も関連スタッフがゐるので、 効果的に分担作業が出来ると言ふこともあらう。 私は主に会場周辺係であつたが、特に秘書の方が有能だつたのと、 学生さん達がかなりがんばつてくれたので、私自身は非常に楽だつた。 来年も開催される予定であるので、またつつがない運営を祈りたい。

今日は、正午くらいまでゆつくり休むつもりであつたが、 悲しいかな、この数日の習慣で早朝に目覚めてしまひ、 起床するのも悔しいので寝台で9時過ぎまでぼんやりしてゐた。 昼食に九条葱のスパゲティを作り、 昨年のポルトガルでのシンポジウムのプロシーディングの決定稿をメイルで送り、 中京区税務署まで行つて血税を払ふ。 もちろん近所の郵便局なり銀行で済むことだが、 敵を知り己を知れば百戦危うからず。 堺町通りを下り、四条通りで寺町通りの筋に入つて、 消耗品であるキーボードを購入。 TK 大の N 先生から聞いた、大昔の IBM のキーボードは凄かつた、 と言ふ話に刺激されたせゐか、 1万5千円くらいする高級キーボードを買ひさうになつたが、 タッチは良いものの残念ながら好みのキー配列がなく、 結局安い HHKB (*1) の 101 レイアウトを買つて帰宅。 タッチタイプするからキートップに何が書いてあつてもよい、 と言ふ話もあるが、やつぱり気持ち悪いことは気持ち悪いので、 正しい配列になつてゐるに越したことはない。 夕食は根菜の味噌汁とうるめ鰯で御飯。 やはり自宅で食べるのが、一番ほつとする。 夜は JF の翻訳の校正作業をしたり、 Williams の共同翻訳のマージ作業をしたりして心を癒す。 会期中のニュースと言へば、 「少女地獄」の DVD が出たことくらいか…

*1: HHKB (Happy Hacking Keyboard): こちら は日本でのサイト。東京大学の和田先生の 論文 なんかが載つてゐて楽しい。 個人的には、レイアウトはこの 101 版で文句はないが、 タッチが少しばかり好みではない。


[後日へ続く]

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Keisuke HARA, Ph.D.(Math.Sci.)
E-mail: hara@theory.cs.ritsumei.ac.jp
kshara@mars.dti.ne.jp (for private)

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