水曜日には、R 大の院生の T 君が、 スウェーデンでの研究プロジェクトからの帰国のついでに、 オックスフォードにも立ち寄ってくれた。 アシュモリアン美術館の前で待合わせて、 "Eagle and Child" で昼食。 残念ながらイギリスには特に美味しいものはないので、 フィッシュ&チップスのモルトビネガー浸しで接待する。 私の研究指導を受けることが滞在理由なので、 さらにパブのテーブルで数学。 なかなか良い結果を持っているようだ。 こう言うと失礼かも知れないが、 初めての研究で簡単な問題に当たって幸運だった(*1)。 簡単で、かつ、価値のある問題は(数学に限らず)そうそうない。 ついでに、私の最近の研究の内容も聞いてもらう。 オックスフォードの町を少し一緒に散歩してから、 T 君と別れる。
そして、しばらく研究所で数学を考えてから帰路につき、 家のごく近所を歩いているところで、偶然、L 先生に出会う。 近所に住んでいるのだ。 勿論、「進展はあったか」といつもの挨拶をされ、 「のー。でも、しゃっふる積と自由りー代数ノ勉強しゅたノデ、 ワレワレの問題は進展していにゃいが、 私自身は進展シマシたのコトネ」と答えると、 喫茶店に連れ込まれ一時間ほど数学する。 なんだか、忙しい水曜日だった…
*1:
私は基本的に、「簡単であることは美徳だ」
と言う信念を持っているので、
これは完全に褒めている。
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