「Keisuke Hara - [Diary]」
2005/03版 その3


2005/03/21 (月)


2005/03/22 (火)


2005/03/23 (水)

アイスランドへ (chess)

フィッシャー問題は物凄い勢いで展開。 どうも日本時間24日の朝にもアイスランドに向けて、 無理矢理出国させてしまうようだ。 アメリカ側が勿論、 相変わらずアメリカへの送還を要求しているようだが、 日本の省庁お得意の「まだ確認していません」で、 押し通してしまう模様。 とは言え、フィッシャーのことなので、 最後の最後まで安心はできない。 「世紀のマッチ」のときだって、 五十九番街の橋を渡ってもまだ安心できず、 実際、その後、空港から失踪してしまったのだから。 明日のニュースを待ちたい。



2005/03/24 (木)

半年経過 (日常, math)

今日で丁度、半年が経過。 でも、ここでは冬の半年に二学期あって、 夏の半年は8週間の一学期が終われば、 あとは三ヶ月以上もある夏休みになるので、 気分としては、三分の二が過ぎた感じ。 丁度、投稿していた A 堀先生との共著論文が、 条件付き採択されたとの報告が A 堀先生から届き、 さらに目出たし目出たし。 数理ファイナンスの代表的な雑誌なので、 無事出版されれば、 私も数理ファイナンス屋の仲間入りだろうか… ただ、レフェリー・レポートを見ると、 私にはさっぱり分からないことが沢山書いてあって、 大幅に改訂が必要そうだった。 でも、全部、A 堀先生にお任せ(笑)

明日の金曜日から次の月曜日までイースターの公休日。 私もお祝い気分で二三日、のんびりする予定。 ビールの一杯くらい飲んでも罰はあたるまい。


圧力 (chess)

無事、出国はしたらしいが、 アイスランドに到着してタラップを降りるまでは、 まだ安心できないぞ… 本人は「日本で拉致された」と訴えていたが、 以前に刑務所に入れられたときのように、 パンフレットを作成して運動したりしないか、ちょっと心配。 私としては、日本はアメリカの圧力下で、 かなり頑張った方だと信じたい。



2005/03/25 (金)


2005/03/26 (土)

Hypnerotomachia Poliphili (books)

久しぶりに本の話。 "The Rule of Four" (I. Cardwell-D. Thomason) はまだ後、三割くらい残っているが、やはり非常に面白い。 小説の言わば「主人公」は、 "Hyponerotomachia Poliphili" と言う五世紀前に書かれた書物自体で、 その本当の意味が、 謎かけと暗号の組合せでその中に隠されているのだと言う。 その謎を探る主人公たちと、 その周囲で起こる事件を巡るミステリ、と言った感じ。 それで、私は勿論、この "Hyponero..." は著者たちの想像力が作りあげた架空の書物だと思っていたのだが、 最近、本屋にこの書物の英語訳が並ぶようになった。 うーむ、どこまで本当なのか… 「ダヴィンチ・コード」と「薔薇の名前」をかけたような本、 とか「脳のある人のためのダヴィンチ・コード」などと宣伝されている、 "The Rule of Four" だが、 おそらく娯楽小説として言えば、出来はそれほど良くない。 少なくとも著者たちは小説を書き慣れていないようで、 どんどんページを繰らせる、と言った小説では全然ない (その意味では「ダヴィンチ…」とは対照的)。 しかし、内容自体は非常に面白いので、かなりのお勧め本。 ルネサンス時代に興味があれば、もっと楽しめるだろう。

もう一冊。 "Word Freak" (S.Fatsis). こちらもまだ読み終わっていないが、ずばり奇書だ。 ページターナーでもある。 吹けば飛ぶような将棋の駒に命を賭けるのも、 チェスに人生を賭けるのもゲームとは言え、分からないではないが、 このドキュメンタリーに登場するのは、 アルファベットに人生を賭けた人々、 競技スクラブルに命を賭ける人々の物語である。 「スクラブル」はあまり日本ではポピュラーではないが、 チェスを除けば、 おそらく世界で最も多く遊ばれているボードゲームだろう。 時々、映画やドラマの中で、 主人公たちがアルファベットの書かれた駒をゲーム盤に並べては、 点数を数えたり、 「そんな単語はない」「いや、ある」とか喧嘩をしている、 あのゲームである。 例えば、 「フレンズ」ではロスとチャンドラーが良くスクラブルをしているし、 映画「スニーカーズ」の中では、 主人公がスクラブルで遊んでいるときに、 陰謀の主謀者のアナグラムに気付く。 最近、テレビで観た映画「ウェディング・プランナー」 の中には、J. ロペス演じる主人公が、 スクラブルの駒でプロポーズに応えるシーンがあった。 しかし、人々に広く愛されるお茶の間のゲーム、 スクラブルにも公式競技の世界があり、 そこには将棋やチェスと同じく、 情熱と冷酷、勝利と敗北、プライドと喪失、天才と狂気の物語がある… 恐るべし、スクラブル。



2005/03/27 (日)


2005/03/28 (月)

Su-Doku (日常)

昨年の秋から TIMES 紙に日本産パズル "Su-Doku" (「数独」)が登場、 人気を呼んでいるそうで、最近、本まで店頭に並べられるようになった。 山積みにされていて、実際よく売れているようだ。 私も一冊買って、実家の母に送ることにした。 と言うのも、この前実家に帰ったときに、 母がこの「数独」に夢中になっていて (おそらく「ニコリ」誌の難しいレベルのものではなく、 易しいヴァリアントだと思うが)、 朝から晩までぶっ続けて解いているほどだと聞いたので。 しかし、父の意見では、その解き方は「異常感覚」で、理解不能だそうだ。 まあ、人それぞれのロジックがある。 本人が楽しんでいるのなら良いではないか。



2005/03/29 (火)


2005/03/30 (水)


2005/03/31 (木)



この日記は、GNSを使用して作成されています。