今週は気温が上がるとの予報だったが、 それほどでもない。20 度台の半ばほどにも上がっていないような。 研究所は比較的静かで休暇の雰囲気が漂うものの、 事務は起動しているようだし、毎日来る人は来ている。 今朝は玄関のあたりで、 奥さんと息子さんらしき子供を連れたペンローズを見かけて、 ちょっと夏休みらしき風景だった。
短い文章の校正をしていて気付いたのですけれど、
「すくない」の正しい送り仮名は「少ない」なのですね。
どうしても「少い」の方が自然なように思うのは、
本来の活用形からすれば何だか居心地が悪いからでしょう。
例えば、「寡い」と言う表記も辞書には載っていますが、
これは常用漢字ではあっても、
常用漢字表には記載されていない送り仮名なのですね。
しかし、どうして「少ない」なのか、
どういう理由でそう決めたのか…
誰か御存知の方がいたら教えて下さい。
ゼミは続くよどこまでも… 今日はとても忙しいから、と言いつつ、 朝、小一時間オフィスでアイデアを語り、 じゃ、次は夕方の 4 時から、と言って去っていった。 そしていつまでも区切りがつかない感じで、 論文にまとめられるのか不安になってきた。 いや、論文が書けなくても、 丸一年間も厳しく指導していただいている(現在進行形)ことに、 感謝感激なのです。
昨日の「すく-ない」
のフォローアップ。
「少し」(すこ-し)と整合性(?)をとるためだろうか。
k の音の所で送るのだ、と統一感があるような。
とは言え、活用形とあわせる方が原則のような気がするので、
それほど説得力がない。
または、「すくな-」から送ると、
「少く」と書いたときに、
「すこし-く」なのか「すくな-く」なのか明解でないからか。
しかし、「すこしく」は「すこし」か「すこしき」
を形容詞であるかのように誤って活用した語なので、
そもそも原則から外れているし、「少しく」と送れば問題ない。
やはり難しいな…現代的仮名遣い。
昨日は夕方からマンツーマンゼミをしているところに、 Q 先生がたまたま立寄って議論に加わり、 二人の喧喧諤諤と言った感じの対決を見ることになる。 何だか議論があまりかみあっていないようだったが、 お互いに迫力はあった。 ふと、たまたまこの二人が書いた本を目の前に持っていることに気付き、 これはチャンスだと思って、二人の著者にサインをもらっておいた。 L 先生には、貴殿のこれからの目覚しいキャリアを願って、 などと書いてもらったが、 これからのキャリアと言うほど若くもないのだが… でも、ちょっと嬉しい。
見知らぬ方から
「すく-ない」問題について、
情報をメイルで教えていただいたので、
昨日
に続いてさらにフォローアップ。
田中角榮内閣が昭和48年に「送り仮名の付け方」
(第2号。昭和34年の第1号は廃止)という内閣告示を出していて、
その中の「例外」の項目に「少ない」が挙げられているとのこと。
教えてもらった告示全文を読むに、そんな例外が沢山あって、
あまり合理的でないその例外を覚えるのが大変そうだ。
私たちは一応、それをマスターしていることになっている。
一方、「歴史的仮名遣ひ」はかなり合理的だと(少なくとも私は)思うのだが、
その理由を支える古語や漢字の知識がかなり古い時代のものなので、
現代人にとって常識の範囲とは言い難い。
自分では登録だけしてほとんど使っていないのですけれど、 flickr がちょっと(内輪で)評判。 無料の試用アカウントでも 月 20 M アップロードできる (有料アカウントは月 2 G)。
一つ、チェスの
Group Photo Pool
を御紹介。チェスファンの興味を引く画像もあるかも。
とりあえずチェスは絵になるので、綺麗な写真が多いです。
今日は VJ-Day, すなわち対日戦勝記念日。
VE-Day ほどの大きさではないもののトップニュースで、
特集番組も組まれる。
VE-Day はヨーロッパ戦勝記念日で、
ナチスに打ち勝ったと言う意味もあってか、
もっと大々的に報道されていたような気がする。
異国の地の日本人としては、ちょっと居心地が悪い。
12 月にアメリカにいるほどではないかも知れないけど。
と言っても、12 月に実際アメリカにいたことがあるのだけど、
全然気付きもしなった。
だから、その想像は「クリスマス黙示録」という、
12 月のアメリカを舞台にしたサスペンス小説を以前読んだからだろう。
作者の名前は失念。確か天海祐希主演で映画化もされていたと思う。
色々なサイトがあるものだなあ、
と久しぶりに感心したので引用。
Pentix - The Art of Pen Spinning.
ペン回しの技術指導のサイト。
そういえば勤務先に、常にどこでも、歩いている最中でさえ、
手にペンを持って回している院生がかつていたなあ…
今回の滞英がきっかけで、
モールスキン手帳を使っているのですけれど、
一つ分からないことがありました。
しかし、誰も特に疑問に思っていないようだなあ、
とユーザグループの blog などを読みつつ思っていたところ、
ついに同じ疑問を持った人からの
ポストが。
「手帳についてくるポストカードとシールは一体、
何に使うものなのですか?」
一応、説明書らしきものもついているのだが、
何を意味しているのだか良く分からず、
私の読解力の問題かとさえ思っていた。
もし、誰か御存知の方がいたら、
あるいは、私はこう使っている、というアイデアがありましたら、
是非教えて下さいませ。
昨夜、Channel 4 でアインシュタインの公式 "E = mc^2"
を主題にしたドキュメンタリ・ドラマ
E = mc^2
を放映していて、
なかなか面白かった。
"E", "m", "c", そして「二乗」について、
それぞれの発見の歴史をたどって、
アインシュタインに収束し、現在に至るという壮大なドラマ。
それまで私が全く知らなかったので、
特に興味を持ったのは、
「二乗」
のところで紹介されていた、
18 世紀の天才エミリ・ド・シャトレ
(Wikipedia
Emilie du Chastellet (Chatelet),
1706-1749)の人生。
うーむ、凄い女性がいたものだ。
少々不器用な子供だったエミリは克服のためフェンシングや乗馬などを習い、
十二歳のときにはラテン語とギリシャ語、複数のヨーロッパ言語を流暢に話し、
長じては熱烈に最先端の数学と科学と文学を学び、
ヴォルテールを正し、ニュートンの理論を磨き、
ダンスを好み、ハープシコードを弾き、オペラを歌い、
アマチュア女優として名を上げ、
ヴォルテールをして「エミリは偉大な人間だが、
唯一の間違いは女であることだ」と言わしめたそうだ。
これから理想の女性像とか、好みのタイプを尋かれたら、
「エミリ・ド・シャトレ」と断言したい。
アクティビティが低いもので、
また TV で観た映画の話。
「真夏の夜の夢」、もちろんシェイクスピアの有名作品の実写映画化。
男にしつこくつきまとうふられ虫のヘレナ役にキャリスタ・フロックハート、
パックと無駄にいちゃつく妖精の王にルパート・エヴェレットなど、
明らかに狙いにいった配役の他、
ミシェル・ファイファー、ソフィー・マルソーなど、
無駄に贅沢な配役陣。
演出はなかなか面白いし、映像も綺麗だし、
フロックハートはそのはまり役に笑わされるし、
私としては好きな映画の部類か。
しかし、シェイクスピアの舞台劇以上にゆったりとした展開で、
特に全部めでたしめでたしとなった後のおまけの劇中劇まで長過ぎる。
おそらく、間違ったところで原作に忠実に過ぎる。
せっかくの映画化と豪華な配役なのだから、
ばっさり映画らしく見切りをつけた方が良かった。
と言っても、これもまた真夏の涼しい深夜にのんびり、
うたた寝でもしつつ眺めるには丁度良いのどかさかも知れない。
この日記は、GNSを使用して作成されています。