午前中はセミナ講演の予習などして、 午後は京大の関西確率論セミナで発表。 話したいことが沢山あったのだが、 基本定理の証明だけで時間を使ってしまい、 周辺の小さな結果たちやこれからの問題については話せず。 本質的なところは舌足らずで、 おかしなところでは饒舌になってしまうのが悪い癖だ。 10 点満点で 4 点と言うところ。
夜は、京大に来たついでと言うわけでもないのだが、
文学部の W 先生と百万遍あたりで飲む。一年以上ぶり。
私の無事帰国を祝っていただき、ありがたし。
色々と興味深い話を聞けて、私としては大充実。
セミナ発表の上に、雑談で頭を使い過ぎてねむねむ…
明日は一日休もう。
午前中は定期バックアップと週の反省会をして、 その後は終日、休暇にあてる。 昼食は近所に最近できたインド料理屋のランチ。 悪くはないけど、通いたいほどでもなし。 午後は昼寝をしたり、読書をしたり。 「人生の短さについて、他二篇」(セネカ/茂手木元蔵訳/岩波文庫)、再読。 「僧正の積木唄」(山田正紀/文春文庫)。
「僧正の積木唄」。
最近はあまりミステリ小説、特に国産ものを読まなくなってしまったが、
「僧正殺人事件」のパロディとなれば放ってはおけない。
実際はどちらかと言えば横溝正史トリビュートであるし、
厳しく見れば色々言いたいことはあるが、
「僧正」の世界に金田一耕助が活躍するパロディという設定だけで、
全て許したい。
私は黄金期のミステリでは「僧正殺人事件」がとりわけ大好きで、
たまに再読するほどそのオフビートぶりを愛しているのだ
(その意味では、私の読み方は瀬戸川猛資氏の「ほとんどSF的にクレージー」に近い)。
しかし、法月綸太郎が書いている、
この「積木唄」の文庫版あとがきによれば、
最近はヴァン・ダインの評価は急降下し、
ほとんどバッシングに近いほど下がっているそうだ。
それもマニアの間での話であり、普通のミステリ読者で言えば、
ヴァン・ダインを読んでいるような奇特な読者は既に少なく、
そもそも名探偵ファイロ・ヴァンスの名前も知られていないのではないか、
と法月氏は心配されている。
ううむ、時代は変わっていくのだなあ。
ところで、このあとがきを読んでいて、
「二人(金田一耕助とファイロ・ヴァンス)は、
防御率の低い名探偵の代表格で…」のくだりで、ちょっと笑ってしまった。
昨夜は梅田で、チェス blog の m さんと会食。 あれこれ話しつつ日本酒をいただく。 とても立派な金目鯛の煮付けが美味しかった。 m さんは魚の煮付けが苦手だとおっしゃるので、 ほとんど私一人で食べて申し分けなし。
京都は一日ごとに寒くなってきた。
私は寒いのが好きなので問題ないが、
猫用ミニホットカーペットを今期初スイッチオン。
もともと動きの少ない猫なのに、
ますます動かなくなる。
ちょっとあたたかいだけで、
こんなに極楽気分を堪能できるなんて、
猫は幸せな動物だ。
月曜は衣笠、連続二コマ講義。
そろそろ中間レポートの提出も増えてきた。
200 人ずつ、合計400人分のレポートを読むのは大変そうだなあ…
今期、初コートで出勤。 今日も昼食のパンを噛りながら、 卒研ゼミを始める。 補遺の無限直積測度とコルモゴロフの定理を済ませて、 特性関数の章。これも一日で終了。 特性関数のところは若干、計算をサボっている節がうかがわれたが、 このレヴェルでそこまで細かい計算を尋く必要はないだろうと思ったので、 結局すらすらと最後まで終わってしまった。 来週は、弱収束の議論。 研究室であれこれ事務仕事をしたり、 学生の質問に答えたり。 一つはマルチンゲールについての質問だったが、 「条件つき期待値は確率変数だから…」と答えはじめると、 「ええっ?」と驚いていた。もっと、がんばりましょう。
そうこうしているうちに、教授会。
人事の件もあったため延々と続き、終わったのは八時過ぎ。
あまりにお腹が減ったため、生協で食事。
バスから電車へも、電車から電車へも乗り継ぎが絶妙だったので、
何とか十時までに帰宅できた。
明日も朝から「プログラミング演習」、がんばろう…
木曜の朝は寝起きが悪い。 かなり寒くなってきた。 京都は既に冬で、今年は秋が無かったように思う。 終日、考えごとをしたり、あまり気を使わないで良い雑用をしたり。 今期の木曜日はできるだけスローダウンして、 ぼーっとすることにしている。 しかし、そうは思っているものの、 結局、雑多な雑用(てっきょうばし)をまとめて片付ける日になりがち。
今日がボージョレ・ヌーヴォの解禁日ですか。
今まで気にしたことはなかったのですけれど、
今年は近所の贔屓にしている酒屋さんが、
オリジナル・キュヴェを作ったと言うので楽しみにしていました。
こういう縁がちょっとでもあると、
急に何かしら意味のあるイヴェントのように思えてくるもので、
今日の夕方、早速一本買いに行った。
かなりの自信作らしく、年末年始くらいがベストの飲み頃ではないか、
とのことである。
そう言われると買ってすぐ飲むのも悪いような気がして、
じゃあ、週末のお楽しみと言うことにしよう。
今朝の京都は 2 度くらいまで気温が下がっていたようだ。 もう、すっかり冬。 いつもの通り、珈琲とチョコレートの朝食をとり(不健康)、 いつもの金曜の午前の予定通り、 定期バックアップ作業と一週間の反省。 午後は河原町に資料の買出しに少し出かけた以外はお仕事。
皇族の人が、博物学を専攻するのはどうしてなんだろう?
確かに、やんごとない学問、と言う気はするし、
趣味的な印象がする一方で、
随分と昔の大博物学時代には巨大な資本のいる国家的事業でもあった。
不敬かも知れないが、
誰でも出来そうな気楽な学問であるような気もして、
そこが紳士的なのかも知れない。よく知らないけど。
それとも、
やはり神様としては、先祖がお創りになったものを確認するのも仕事のうち、
なんだろうか。
午前午後と半分趣味のようなプログラミング。 夕方から珈琲豆を買いに行き、 ついでにカプチーノを飲みつつ学内紙の原稿の内容を考える。 さらに食材の買出しもして帰宅。 夕食はこの冬初の鍋。 やっぱり鍋はいいなあ、とか言いつつ一人ひっそりと夕食をとり、 もちろん最後は雑炊にしないとねと、 絶妙のタイミングで溶卵を入れたあとで、 あさつきがないことに気付き、 膝から床に倒れこむほどのショック… 何にせよこれがないと、って言うものがあるものだね。
今日の読書。
「アメリカの高校生が学ぶ経済学」(G.E.クレイトン著/大和証券商品企画部訳/大和総研教育事業部監訳/WAVE出版)。
特に目新しいことが書いてあるわけではなく、
むしろスタンダードな印象を受けるものの、
やはり随所にアメリカ的だなあと思わせるところがある。
昨日、鍋のことを書いたら、 ピェンロー と言う鍋料理のレシピを教えてもらった。 レシピからしてこれは美味しいに違いない、 という気がする。 しかし、このイラストの美味しくなさそうなことと言ったらどうだろう。 「美味○んぼ」の上を行ってそうなくらい。
昼食は御飯を炊いて、豚汁と納豆。
午後は今週の講義の予習をする。
今期は全部が初めて持つ講義で、
自転車操業とはこういうことか、と身にしみる。
夕食は、カルボナーラ。
次の「プログミング演習」でなにをしようかな、と考えていて、
トランプのリフルシャッフルはどうだろう。
52 枚のカードを正確にリフルシャッフルすると、
かなり少ない回数の繰返しで元の配置に戻ることが良く知られているが、
わざわざ確認する人はそういない。
(私は子供の頃、トランプで確認した記憶があるけど。)
簡単だと思っていても、
実装してみると思わぬところに難しいことがあったりするので、
一応、自分でプログラミングしてみて確認。
配列を関数に渡しさえしなければ簡単だ。
これなら学生の演習でもいいだろう。
この日記は、GNSを使用して作成されています。