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パッセカルトン工程
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手製本界のクラシック、パッセカルトン
「パッセカルトン」は手製本のひとつの方法で、折丁をかがるときに支えとする麻紐を、表紙の厚紙に固定するものです。糸の運びや表紙との連結は時代によって様々ですが、現在パッセカルトンと呼ばれている方法にほぼ近いものが既に16世紀頃のフランスに見られます。
近年の国際的な製本工芸の展覧会に出品されている作品の中には、表紙の意匠だけでなく、製本の構造にも工夫を凝らしたものがあります。前者がモダンバレエなら、「パッセカルトン」はクラッシックバレエのようなもの。長い歴史の中で完成された、端正な美しさがありますし、前者のような表現を可能にする「手」がそこで作られる気がします。
実際どの様な具合で出来上がっていくのか、「アトリエ コリルス」での実際の制作現場を写した写真を随所に折り込んで、こちらからご紹介していきます。

「CHARME DE PARIS」
GEORGES PILLEMENT
ILLUSUTRATIONS DE J.M.LE TOURNIER
PARIS L'EDITION D'ART H.PIAZZA
1959年
1950部の392番
250×193
 
*背バンド付き総革装、「ジャンセニスト」と呼ばれる、表紙に装飾のないクラッシックなデザインのものに仕上げていきます。