ART織田の


週末画廊日記


5月10日・11日

智内兄助@久万美術館。宗教的という感覚を超えた美しさ。

まずはプロローグ。
松山というと、まずここによる。そう、リブ・アート。ここは顔つながんといかんでしょうね。いや、顔出さんと怖いとかじゃなく、前回の紹介にある通り、ここは好きなんです。ホームページを作られたと言う事で、リンクも張ってますし、いつか何らかのネットワークを作り上げて行きたいなと思っております。将来的な夢としてね。

さて、松山に一泊して、いよいよ久万美術館へ。四国特有の霊的雰囲気満ちた山中にある、木造建築の美術館は、いつ来ても懐かしさに似た美しさにあふれている。そこへ智内さんだ。ちなみに、智内さんは愛媛出身だそうだ。
実は私、アート駆け出しの頃、智内さんの版画を買った。絵はわからんが、これは美しいと思って買った。怖いほど、ビビルほど、悲しいほど、何が何やらわからんくらい、美しいと思った。でも、今日少し分かった。それは四国的なんだと。精霊のように透明感のある少女が描かれた絵は、見るものの息を飲ませる。それは、少女の美しさや、絵のきらびやかさというよりは、絵自体の持つ霊的な雰囲気への畏怖の念であるのだと確信した。


ちらしより(部分)

そしてエピローグ
四国をさらに楽しむために、私はさらに山奥へとAXを駆った。カルストへの九折の440号線、あちこちに記念のスリップラインをつけて回った。見えないカーブは安全に、見えるカーブは出来るだけ早く、美しい渓谷にエンジン音が木霊していった。
そしてふと思う。「なにか匂う・・・・?」
ハザードをつけ、車を脇に止め、それを確認した私は天を仰いだ。
「何ですかぁ!これわぁ!」シトロエン日記に続く


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