アート織田の週末画廊日記
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2007年8月4日

作家: 宮崎準之助
個展タイトル: 
場所: 


ちょっといい話
 つまらない話はさておき、今回はちょっといい話。
 まず、宮崎準之助さんの展覧会を見たという話を読んでいただきたい。
 そしてこれを検索して読まれた方が、写真を送ってくださったのが上である。
 あのほれぼれとする美しい曲線を持つ、宮崎作品が、かくもこのように!
 芝生の上が望ましいと、美術館で見た時はちょっとそう思ったけれど、まさかここまでになるとは思ってませんでした。ちょっと、もったいない気が・・・。
 でもじっとみていると、なんだかこれもいいかなと、今は思うのです。
 命あるものはいつか終わる、物には寿命がある、それは、命あるからこその寿命なのかと。
 この作品は、他の多くの作品のように壇上の飾りではなく、「このように生きた」という風格がある気がします。
 ゲド戦記で言っていた、というよりは、ラピュタの機械兵を思い出します。
 時に人と接し、雨風に耐え、草木の進入を許し、鳥も停まり、という、美術館ではありえない生涯を送ってきたのだと、私はこの作品にとても同情的なのです。
 こうして考えると、作品は人の手に渡り、いろいろな人の生活を見送り、時に力を与え、なぐさめ、手助けし、人よりもゆっくりと歳を重ねていきます。
 人と作品のつながりというのは、静かで密接で、眠るように長いものであるなぁと、つくずくそう思うわけです。  

服装戦線各駅停
今年の秋冬は、よりハードなものを投入して行きたいと思うのです。個人的にはミリタリーミックスは必須。色は黒とグレーのみ。「人が寄ってこないだろう」くらいが指針かと。


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