コンピュータ室運営日誌


1999年

1月前半のできごと


無償貸し出し(1月7日)
ホントに貧乏(1月8日)
ネットの危険性(1月11日)
後がない...(1月12日)
今年はラク −パソコンクラブ−(1月13日)
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 無償貸し出し(1月7日)

 冬休み中に,EPSONのデジカメ(CP-600)とデジカメ用プリンタ(PT-100)が学校に届いていました。

 話によると,EPSONさんが地区内の全小学校(16校)に,3ヶ月間無償で貸し出しているとのことです。


 コンピュータ研修会の時など,こちらから頼んで機器を借り受けたことはありましたが,メーカーの方から貸してくれるという話は初めてです。


 何故???


 もしかしたら,来年度からの新機種導入(リース替え)に向けてのアピールかな?

 うーん,そういえば,現在導入されているグラフィック処理関係の機器は,イメージスキャナとフィルムスキャナはEPSON製品ですが,デジカメとプリンタは他社製品なのです。


 個人的にはEPSONの製品は好きで,イメージスキャナもプリンタもデジカメもEPSONのものを使っているのですが,行政レベルで予算を組む際に,メーカーの特色,というか,メーカー間の微妙な差異が機種選定作業に反映されるかどうかは疑問です。


 こういうのってカタログスペックが同じなら,値段が安い方に決まっちゃうんですよね。残念ながら。



 明日は雪かも。

 あーあ,早起きしなくっちゃ。<できるのか?(^_^;







 あーあ。ネット生活に復帰したとたんに睡眠不足状態に逆戻りです。

 一昨日,昨日と2時間睡眠の日が続いています。眠いです。




 ホントに貧乏(1月8日)

 私たちの学校は相変わらず貧乏なので困っています。


 今日の授業で,コンピュータ室のプリンタのインクを,ついに使い果たしてしまいました。

 でも,2学期中旬頃からお願いしているにもかかわらず,どうやら買って貰えそうにありません。

 というのも,学校の会計はすでに破綻していて,今や飼育小屋のうさぎの餌すら買えない状態なのです。朝の職員会議で飼育担当のN先生が,「うさぎの餌になりそうなものを持ってきてください。」と呼びかけているのを聞いて,悲しくなってしまいました。

 すでに本年度の予算を使い果たしたとは聞いていましたが,まさか動物の食費にも事欠くなんて...。

 こんな状態じゃ,パソコンのインクどころではありませんよね。


 年度末までの3カ月間は,”印刷抜き”の授業をせざるを得ません。





 ネットの危険性(1月11日)

 3学期のパソコン授業で何をやるか,今のところ”アイディア無し”の状態です。

 1学期の「目標カード」作りに始まって,「絵地図」「カレンダー」,そして「ホームページ」と,日本語入力とお絵描きを中心にした活動を継続的に進めてきたので,今年の目標「自己表現の手段としてコンピュータを効果的に活用する」は,小学3年生レベルとしては十分すぎるぐらい達成できています。

 やることやっちゃったので次が見えてこないのです。

 さしあたって,学習指導用ソフトを使って算数の問題などをやらせるというお手軽な授業ならすぐできますが,それではあまりにもつまらないです。

 もう少し色々調べて,考えてみようっと。



 ところで,最近気になるのが,「青酸自殺事件」「レイプ依頼事件」など,ネットワーク関連の犯罪です。(「伝言ダイアル事件」も性格的には似ているかも。)


 以前このページで,「性行為」「違法薬物」「軍事・テロ」「犯罪行為」などのサイトに,子どもたちがアクセスすることの賛否をたずねたことがあります。(「子どもたちに18禁サイトを見せても良いか」(9/4)

 アンケートの結果では,「性行為」「非日常的な性行為」を扱ったサイトにアクセスすることを可とする意見が最も少なく,読者のみなさんが,いわゆる猥褻画像やポルノについて,他のカテゴリよりも否定的なとらえ方をしている傾向がみられました。(詳しい結果はここ(9/7)です)


 しかし最近の事件を見ていると,もはやHサイトを見せるか見せないかの議論などしている場合ではないように思えてきます。Hサイトなどよりも,犯罪に直接関わりのあるサイトの方が,子どもたちにとって,はるかに危険であり,有害ではないでしょうか。

 このアンケートを行った当時,私自身も,「性行為」以外のカテゴリについては,現実生活からあまりもかけ離れているような気がしたので,子どもたちがアクセスすることについて,それほど抵抗は感じなかったのですが,どうやら認識が甘かったような気がします。

 例えば”殺人”や”毒物”なんて,今までの常識で考えれば,ごく普通に生活していれば,そう簡単には接することのない世界です。ところが,考えてみれば,ネットにアクセスすれば,誰でも簡単に関わりを持つことができるのですね。


 現実からかけ離れているものを,簡単に現実に引き寄せてしまうのがネットの怖さなのです。そしてネットには,知識・技能のある者が圧倒的に有利な立場に立てる怖さもあります。


 この問題に対処していくためには,フィルタリングして隔離するというやりかただけでは,根本的な解決にはなりません。

 近い将来,すべての小中学校において,インターネットに接続される環境が整うことになっていますが,その際にインターネットのメリットばかりを追いかけるのではなく,ネットの危険性についても学ばせる教育をきちんと進めていかねばと痛感したのでした。





 後がない...(1月12日)

 一週間後の19日に「郷土資料集編集委員会」の「html資料作成部会」が開かれます。来月中旬に開かれる全体発表会に向けての最後の部会です。

 「html資料作成部会」では現在,書籍版「郷土資料集」をhtml版に編集する作業を行っており,全体発表会ではその完成版を提案することになっています。


 5月に本年度の活動がスタートして以来,当初の計画などまるで無視してひたすら作業を先送りしてきたのですが,いくら何でも最後の部会までにはそれなりのもの(というかほぼ完成版)を作っておかなきゃならないので,もう後がありません。かなりまずい状況なのです。


 年間を通してこつこつ地道にすすめてきたら今ごろは...

 他の部員の方のように夏休みにやっておけば今ごろは...

 せめて冬休み中にはやっておくべきだった...。

 などという愚痴は決して言いますまい。(^_^;

 たとえ何度生まれ変わろうが,そんな気の利いたことができる性格ではないことは,よーーーく分かっていますので。


 とにかく!これからの一週間はメチャメチャがんばらなきゃなりません。それでも間に合うかどうか...。


 早速(?)今日は,編集作業に取り掛かかる準備段階(^_^;として,イメージスキャナを使って書籍版からのデータの取り込みを行いました。

 OCR(読んde!!ココ)を使ってのテキストの取り込みが15ページ,画像のスキャンが66枚です。

 それにしてもOCRは認識率が低いです。やり方が悪いのかなあ。99パーセント以上(カタログスペック)なんてとんでもない。せいぜい6〜7割といったところか。キーボードから入力したほうがはるかに速いかも。

 でも小学3・4年生ぐらいだと,使えない漢字が多いので,キーボードからの入力も面倒なのです。

 たとえば,

 利用→り用,原因→原いん,消防署→消ぼうしょ

 などと,中途半端な使い方をするので,”単漢字変換並み”の苦労を強いられてしまいます。

 それぐらいなら誤字の修正が多少面倒でもOCRの方が便利だろうと思ったのですが,なかなか都合良くはいきません。


 あーあ,久しぶりに午前様になってしまった一日でした。




 しかしながら最近は,”短期決戦型”のお仕事スタイルもかなりしんどくなってきました。トシだなあ。しくしく。

 あーもう2時だあ。(1月13日 2:10)






 今年はラク −パソコンクラブ−(1月13日)

 来月9日からのクラブ発表会に向けて,ホームページ作りを進めています。

 昨年度は,子どもたちのちょっとしたミスが原因のトラブルが頻発して大変だったのですが,今年は極めて順調に進んでいます。子どもたちから質問されることもほとんどありません。とってもラクです。

 昨年度と比べての大きな変更点(改善点)は,ファイルを保存する際など,すべての作業で”半角英数”を使わなくても良いようにしたこと(注)だけですが,それだけでも子どもたちのミスやトラブルが8割以上減ったような気がします。

 注)あらかじめ私が用意した白紙のファイル(半角英数のファイル名)に記述させるようにしました。画像の貼り付けは,お絵描きソフトからコピー&ペーストさせるようにしました。




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