コンピュータ室運営日誌


1998年

11月後半のできごと


提案&練習(11月16日)
お手上げ(11月19日)
即,解決(11月20日)
指定業者の仕事その2&パソコンクラブ(11月25日)
やっと元通り(11月26日)
ホームページ探し(11月30日)
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 提案&練習(11月16日)

 職員研修会が開かれました。内容は,昨日の日誌にも書いた通り,「発達段階別コンピュータリテラシー一覧表」の提案および練習です。


 研修会の冒頭,私は余計なことを言ってしまいました。

 「リテラシー一覧表」を作成し,当初の予定にはなかった研修会を突然開くことになったのは,今年に入ってコンピュータの授業が激減したことに業を煮やした”某一番偉い管理職先生”の意向を受けたものであることをポロッとしゃべってしまったのです。

 それでコンピュータ室の雰囲気がシーンと静まり返ってしまいました。

 しまったなあ。研修会を突然開くことになった理由を納得していただきたかっただけで,先生方にプレッシャーを与える気は全く無かったのに...。

 ”某一番偉い管理職先生”に言われたからやるのではなく,子どもたちの技量を効率よく伸ばしていくためにはぜひ必要だからやるのだということを私は強調したかったのですが,私の言い方がまずく,上から押しつけられているようなニュアンスになってしまいました。


 さて,研修会後半の練習会では,「リテラシー一覧表」に掲げた基本操作のうち,現時点で自分ができないことを練習しましょうと呼びかけたところ,先生方がそれぞれに異なったことをやり始めました。

 これまでのように一斉方式で全員が同じ練習をするのではなく,各々が自分がやるべきことを見つけて取り組めるようになったのは,考えてみればかなりの進歩です。





 昨晩は朝4時まで起きていたのに,何故か夜は元気なのです。

 お手上げ(11月19日)

 どうやら私の学校にはお金が無いようです。

 ビデオプロジェクタとプリンタが壊れてしまったので修理に出さなければならないのですが,会計担当の先生に拒否されてしまったのです。

 もちろん喧嘩しているわけじゃありません。

 「本年度の予算を使い果たしてしまい,すで赤字に突入しているので,来年度まで待ってくれ!」と言うのです。

 そんなあ,まだ11月だよ...。

 まだ今のところは完全に死んでいるわけではないのですが,あと4ヶ月以上もまともに使えないとなると,みなさんとっても困ってしまうだろうなあ。



 ところで,コンピュータ室の児童用パソコンに,どうにも解決できないトラブルが起こってしまいました。

 現在児童用パソコンではインターネットエクスプローラ3.02(IE)とネットスケープコミュニケータ4.03(NC)を併用しているのですが,IE上でhtmlファイルが開かなくなってしまったのです。エクスプローラからファイルを指定して,”send to”でIEに送ってやっても全く反応しないのです。

 それどころかIEのアイコンをクリックして起動すると,何故かNCまでもが同時に起動してしまうのです。

 しかも「ファイル(F)→開く」や「編集(E)→オプション」などのメニュー項目が消えてなくなってしまっているので,ファイルを指定して読み込んだり,基本設定を変更することすらできないのです。


 もうすっかりお手上げです。

 解決方法をご存じの方いませんか?






 即,解決(11月20日)

 昨日の,「本年度の予算をすでに使い果たしてしまったため,ビデオプロジェクタとプリンタの修理ができない」件ですが,今日になってあっさり解決してしまいました。

 解決のきっかけは毎朝始業前に行われる「職員打ち合わせ会」です。

 今朝の打合せで,最近ビデオプロジェクタが調子が悪いのだが,予算の都合がつかないため,本年度中は我慢して使っていただくよう,管理職を含む全職員の前で話しました。

 そうしたら,即,修理に出すことが決定したのです。

 不思議だなあ。全職員を前にして話をしたことにより,上司の方も事の重大さに気づいてくれたのかな。(コンピュータ室のビデオプロジェクタは,教師用パソコンの画面がスクリーンに表示されるよう接続されており,ソフトの操作方法を子どもたちに説明するときなどにとても重宝して使っています。)


 しかしなあ,昨日私がお願いしたときには「お金が無い」のひとことであっさり片づけられてしまったのに,全職員の前で話をしたとたんにお金の都合がついてしまうなんて,納得できないよう。


 しかも,午前中には業者への手配を済ませ,午後には早速業者さんがやってきて,壊れたビデオプロジェクタとプリンタを引き取り,代替品をセットするなど,びっくりするほど素早い対応なのです。唖然としてしまいました。

 そりゃ確かにうれしいけど,何だか素直には喜べません。





 指定業者の仕事その2&パソコンクラブ(11月25日)

 11月4日に修理(交換)したサーバーのHDをフォーマットするため,ようやく明日業者さんが来校してくれる予定です。


 毎度の事ながら,業者さんの誠意の無さには呆れてしまいます。

 今回は,たかがHDのフォーマット作業を,地元の業者さんがやるか,本社の業者さんがやるかで,二転三転する有様でした。

 11月4日にHDを交換していただいた際,本社の業者さんからは,

 「ハードウェア関係のサポートは本社の業者さんの役割」
 「ソフトウェア関係のサポートは地元の業者さんの役割」
 「あと(フォーマット作業)は地元の業者さんに頼んで下さい」

 って言われ,その場でフォーマットするのを拒否されてしまったのでした。

 そこで,仕方なく,地元の業者さんに頼んだところ,

 「うちではちょっとできません」

 だって。

 いい加減にしてくれよう!


 それでやっぱり本社の業者さんに来ていただくことになったのでした。



 HDを交換してからフォーマットするまでに,すでに3週間が経過しています。

 最初に修理(交換)を依頼してからきちんと使えるようになるまでに,実に3ヶ月と3週間もかかってしまったのでした。

 あ,”3ヶ月と3週間”というのは,明日本社の業者さんがちゃんと来てくれたらの話ですけどね。

 忘れていないかなあ。




 午後からはパソコンクラブがありました。

 先々週からホームページ作りに取り組んでいます。

 まだ今のところは文字入力の仕方とか,画像の組み込み方をぼちぼち教えながら,好き勝手にやらせているところです。

 子どもたちの様子を見ていると,女の子は,「まゆみちゃんのページ」などとタイトルを付けたりして結構楽しんでやっているのですが,男の子の方は,あまり乗り気でない子もいるようです。

 今までやってきた「RPGゲーム作り」「名刺作り」「写真入りカレンダー作り」などと比べると,実用度が低く,それでいて頭を使わなきゃならないので,どうやら面倒がっているみたい。

 今回は,「自分の好きなもの紹介するページ」をつくろうということで,具体的なテーマを決めずにやらせているのですが,自由であるがゆえ,何をやったら良いかを考えるのが億劫みたいなのです。

 少々残念な傾向です。





 やっと元通り(11月26日)

 約束通り,本日午前中に業者さんが来校し,サーバーのHDのフォーマット作業を済ませていきました。

 やれやれ。夏休みに業者さんに依頼してから実に3ヶ月と3週間。長かったなあ。

 これでようやく元の環境に戻りました。

 あ,違う。

 現在,ビデオプロジェクタとプリンタを修理に出しているのでした。そういえば,プリンタはもう一台調子が悪いってK先生が言ってたなあ。


 コンピュータ室ができて2年3ヶ月。最初の1年は主にシステムの不具合とか,機器の初期不良とか,メーカーや業者さんのミスが原因で生じるトラブルが多かったけど,最近は原因不明のトラブルが多いような気がします。パソコン関連の機器の耐久年数はせいぜい2年といったところか。


 さて,ようやくBドライブが復活したので,早速使い始めていきます。

 以前(Bドライブが壊れる前)は,Bドライブをバックアップ専用にして,ほとんど使うことのないファイルばかりを入れていたのですが,この機会に使い方を見直して,もう少し有効に使っていきたいです。

 今後はやはりWeb関連のファイルがどんどん増えていくだろうから,BドライブをWeb関連ファイル専用にしておくような使い方が一番良いかな。





 ホームページ探し(11月30日)

 数日前からO先生に頼まれていた,沖縄関連のホームページを,コンピュータ室のサーバーにインストールしました。社会科の授業で使いたいとのことです。

 校内でサーバーを操作できるのは私だけなので,この種の作業はいつも私がやることになりますが,依頼した先生のレベルによって私の仕事量は格段に違ってきます。

 最もラクなのは,当然のことながら,ダウンロードまで自分でできる方です。私の仕事はサーバーにインストールして,リンクを設定するだけですから。

 次にラクなのは,ダウンロードすべきホームページを指定していただける方です。時間はかかりますがほとんど機械的な作業で済みますから,それほど苦にはなりません。

 最も苦労するのが,漠然と,「社会科の授業で使えるような沖縄関連のホームページを入れて欲しい」という方です。自分自身がインターネットをやっていれば,とてもそんな頼み方はできないと思うのですが,経験のない方は,「ホームページ=図書室の本」ぐらいのイメージしかもっていないらしいので,結構気軽に頼んできます。

 今回のO先生がこのケースです。

 そこで昨日は,O先生の期待に添うべく,授業で使えそうな沖縄関連のホームページを1時間ほどかけて探し回り,それらを2時間ほどかけてダウンロードし,サーバーにインストールしておいたのでした。


 早速今朝O先生に見ていただいたところ,

 「私が欲しいのはこういうのじゃないんだよなあ。」

 ムッ!

 結構いいページを見つけたつもりだったので,喜んでもらえると思っていただけに,ガッカリです。

 社会科以外のホームページなら,「ああそうですか。」で片づけてしまうところですが,一応私は社会科専攻です。ちょっとばかりプライドも傷ついたので,

 「これで駄目だというのなら,いったいどういう情報が欲しいのですか?」

 「○○○や×××や△△△などの情報が欲しい。」

 「それならちゃんとありますよ。ほらね」

 うーん,O先生はブラウザの使い方がまだよく分かっていなかったのでした。


 その後あれこれO先生にお教えして,最後は,

 「ありがとう。これならバッチリ使えます!」

 とってもうれしかったです。<単純。




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