電脳生活日誌



 新しい携帯端末&谷村(12月13日)

 先週末から始まった面倒な成績処理作業と神経をすり減らす保護者懇談会が無事終了したので,極めてリラックス気分です。

 まだ通知表作成という大仕事が残っていますが,時間的にはまだ少し余裕があるような気がするので,今日は完全休養日としました。


 午後からN市に出かけました。

 2005年の世界的行事に向けて,あちこちで道路工事が始まったため,以前は40分程度で行けたのに最近は1時間半近くもかかってしまいます。

 お目当ては,携帯端末の物色と谷村のコンサートです。


 まずは県下一の電脳街O須に出かけました。

 7月12日に「CASSIOPEIA」を購入したのですが,あまりにも動作がのろいので買った直後から後悔していました。

 修正ドライバをインストールしたり,ディスクトップにショートカットを置かないようにしたり,アプリケーションをなるべくインストールしないようにしたりして,騙し騙し使っていたのですが,2倍の処理速度を持つCPUを積んだ新型「CASSIOPEIA」が12月10日に発売されたので,我慢して使い続けることがバカらしくなり,思い切って新しい携帯端末を買うことにしました。

 購入条件は,

・バッテリが5時間以上もつ。
 (カタログ値で10時間以上は欲しい)
・キーボード入力ができる。

 のたった2点なのですが,色々調べた結果,条件に合うのは,WinCEマシンの「CASSIOPEIA」「Mobile Gear」と,従来型「Mobile Geor(でかいヤツ)」しかないようです。

 それで,新型「CASSIOPEIA」か従来型「Mobile Gear」のどちらかにすることに決め,店頭で触ってみて,使い心地の良さそうな方にしようと思ったのですが,新型「CASSIOPEIA」はまだ店頭に並んでいませんでした。

 その代わりに目を引いたのが,WinCE搭載の「Mobile Gear(8MBタイプ)」です。定価89800円ですが何と49800円で売られていました。

 WinCE搭載「Mobile Gear」も新型(16MBタイプ)が発売されたのですが,大きな改善点はメモリが拡張されたぐらいで,CPUは変更されていません。地元ではまだ強気の販売をしている機種です。(C店79800円,K店69800円)

 それがO須G店では49800円ですから,思わず買ってしまいました。事前の購入計画はすべて忘れてしまいました。


 早速,セットアップして使ってみたところ,評判通りでした。もう2度と「CASSIOPEIA」を使いたくないと思わせるほど速いです。それにつくりもしっかりしているように思いました。

 たとえ新型「CASSIOPEIA」がこれより速かったとしても,後悔しないような気がします。



 さて,O須をぶらぶらした後,地下鉄に乗りCホールに出かけました。

 谷村のコンサートは1年ぶりです。O須でのんびりし過ぎてしまい少し遅れてしまいました。すでに「最後のKISS」が始まってしまっていて,腕をぐるぐる回して盛り上がっている真っ最中でした。痛恨です。

 いつも通りの谷村で楽しかったけど,例年通り,というか,意外性がない,というか,ステージづくりにあまり変化が感じられなかったのが少し残念でした。

 去年はコンサートの帰りに,道ばたで販売していた違法生写真を物色していたら,中学校に勤務していた当時の教え子にバッタリあってしまい,とても恥ずかしい思いをしました。

 彼らはファンクラブに入っているとのことなので,今日も来ているに違いありません。

 コンサートが終わるや否やそそくさと帰ってきました。





 夜通し「Mobile Gear」(12月14日)

 昨日は一晩中,今日も朝からずっと,「Mobile Gear(WinCE)」で遊んでいました。

 そういえば,「CASSIOPEIA」を買ったのも学期末の一番忙しい時期(7月12日)でした。たった一週間我慢すれば冬休みだというのに,自分で自分の首を絞めています。つくづく懲りない性格です。我ながら呆れてしまいます。


 夜通しネットに繋いで「Mobile Gear」用アプリケーションをダウンロードしていました。

 というのは,「CASSIOPEIA」と「Mobile Gear」は同じWinCE搭載マシンにもかかわらず,CPUが異なるため,プログラムレベルでは両者に互換性がありません。つまり「CASSIOPEIA」用のアプリケーションは使えないのです。

 それで,「Mobile Gear」用アプリを捜し回っていたのですが,その際最も役に立ったのは「CASSIOPEIA」のホームページでした。

 「CASSIOPEIA」のホームページには,「CASSIOPEIA」用のフリーソフトの大変充実したリンク集が載っているのですが,その主要なリンク先には,「CASSIOPEIA」用(SH系CPU用)アプリと「Mobile Gear」用(MIPS系CPU用)アプリの両方が置いてあり,「CASSIOPEIA」で使っていたお気に入りツールのほとんどを手に入れることができるのです。

 せっせと収集したリンク集をこんな事に活用するのはカシオさんに申し訳ないような気もしますが,とにかく大変お世話になってしまいました。ちなみに「Mobile Gear」のホームページにはフリーソフトなどの情報は全く掲載されておらず,寂しい限りです。

 そうこうしているうちに夜が明けてしまいました。


 午前中も,アプリをインストールしたり,通信の設定をしたり,動作テストをしたりしていたのですが,いつの間にか,「Mobile Gear」とパソコンがつながらなくなってしまいました。「CASSIOPEIA」ともつながりません。困りました。

 COMポートやネットワーク設定を何度もチェックし,「HPCエクスプローラ(接続ソフト)」を何度もインストールし直しましたが,結局直りませんでした。原因不明でお手上げ状態です。

 1台のパソコン上で,2種類のWinCEマシンを接続しようとしたことで,何か重大なトラブルが発生してしまったのでしょうか。



 色々悩んでいるうちに,重大な事を思い出してしまいました。

 そういえば某研究会の機関誌の原稿をまだ書いていません。たしか締め切りは11月末です。こんな事をしている場合ではありません。確か資料は学校に置いてあるはずなので,急いで出かけました。



 学校では,H先生が通知表を作成している真っ最中でした。

 うーん。いつも私と”ドベ争い”をしているH先生がそんなことをしているなんて!焦ってしまいました。資料を取りに学校に出かけたのですが,H先生に負けてはいられません。早速通知表にとりかかりました。


 2時間半ほど頑張ったら,全員分の「はんこ押し」を済ませる事ができました。あとは「所見」を残すのみです。


 気分すっきりです。

 そうですね。今日仕事ができたのはH先生のおかげです。


 ソフト開発の面では,世界的に広く使われているSH系CPUの方が優勢で,あちこちのWebページやniftyの会議室でよく話題にされています。それに対してNECお得意の”独自仕様CPU”は,あまり注目されていないようです。







 「MobileGear vs CASSIOPEIA」その1(12月23日)

 「CASSIOPEIA」から「MobileGear」に乗り換えて10日が過ぎました。

 今月初めごろから,「CASSIOPEIA」と「MobileGear」の関連ページは,ほぼ毎日欠かさずチェックしています。

 「CASSIOPEIA」のユーザー専用のページには掲示板があるのですが,CPUを倍速にした”新型”が発表された直後の書き込みは,カスをつかまされた”旧型”ユーザーからの恨みごとや愚痴ばかりで,そのうち暴動が起こってしまうのではないかと楽しみに心配していたほどでした。

 ここ数日はトーンダウンして不穏な書き込みは減ってきましたが,やはりみなさん旧型「CASSIOPEIA」の遅さにはかなり不満を持っていたようです。


 さて,同じように不満を持っていた私は,新型「CASSIOPEIA」の購入を見合わせ,「MobileGear(WinCE版)」を購入したわけですが,いくつかのページに記載されている体験談やベンチマークの結果から判断すると,新型「CASSIOPEIA」の処理速度は「MobileGear」にようやく追いついた程度らしいのでホッとしているところです。

 それにしても,カシオさんは偉いです。あれだけ非難や不満の声があがっても,掲示板を封鎖することなくじっと耐えているのですから。



 先日,「CASSIOPEIA」も「MobileGear」も,パソコンと接続できなくなってしまった問題は無事解決しました。

 どうやらケーブルを接続するタイミングに問題があったようです。

 それでもしトラブルが起こった場合は,ケーブルを外して最初からやり直さないとうまくいかないようです。






 「MobileGear vs CASSIOPEIA」その2(12月25日)

 最近は「MobileGear」がすっかり気に入っています。ですが,「CASSIOPEIA」など見向きもしないかというとそうでもなくて,「CASSIOPEIA」には「AI将棋」「麻雀forCE」などゲームが充実しているので,毎日遊んでいます。


 「MobileGear」を購入してそろそろ2週間になります。両機の違いも見えてきたのでまとめてみました。

・外観
 「MobileGear」の方が洗練された作りであることは確かです。カシオペアの方が安っぽく感じられます。ただしこれは好みの問題でしょう。

・キーボード入力
 キーがやや固めでクリック感がある「MobileGear」の方が,ふにゃふにゃの「CASSIOPEIA」より断然打ちやすいです。「MobileGear」は,クリックしたときに入力できたかどうかの判定が実に分かりやすいですが,「CASSIOPEIA」は電卓と同じで手応えがあまりないので分かりづらいです。入力したつもりなのにこぼしてしまっていることがよくあります。
 ただし,「MobileGear」は「SHIFT」キーが一つしかないので,両手のひらでマシンを支えて親指入力をする場合に困ることがあります。

・ペン入力
 軽いタッチで入力できる「CASSIOPEIA」の方が入力しやすいです。「CASSIOPEIA」は,ちょっとした操作なら指先で叩いても反応するので,いちいちペンを取り出さなくてもよいのですが,「MobileGear」の方は,かなり強めに叩かないと反応しないことがあります。

・画面表示
 両機ともモノクロ液晶を採用していますが,バックの色がやや薄い「CASSIOPEIA」の方が見やすいです。明るいところなら問題ないのですが,少々暗いところではその差がはっきりします。

・ソフト
 バンドルソフトは,かなり傾向が違います。
 「CASSIOPEIA」は,お遊び的要素がかなり強く,将棋,麻雀などのゲームの他,ボイスレコーダや画像(地図)作成ソフトなどがあります。
 一方「MobileGear」の方は,エディタ,メール管理ソフトなどがバンドルされており,ビジネス重視です。特にメール管理ソフト「MGメール」は,パソコン通信とインターネットを自動巡回し,メールを一元管理できる優れものです。例えばNiftyとDTIの未読メールを,ワンタッチ操作で自動巡回して受信するように設定することが可能です。

・その他機能
 「MobileGear」はモデム内蔵ですが,カードスロットが一つしかないので,他のカード(携帯電話用のモデムカードなど)を使うと,仮想ハードディスクとしてのメモリカードが使えなくなってしまいます。(そのため新型「MobileGear」は内蔵メモリが16MBに拡張されました。)
 「CASSIOPEIA」カシオペアはモデムが内蔵されていませんが,カードスロットが二つある(一つはコンパクトフラッシュカード)ので,2種類のカードを併用することができます。

 私の使用目的は”モバギ的”なので,今の「MobileGear」には満足していますが,ペン入力の反応が悪い点だけは何とかして欲しいです。店頭で触った「ポケットザウルス」は,ペンの替わりに指先で電卓のキーを叩いても計算ができるほど反応が良いのです。





 秘密兵器(12月27日)

 先月下旬に注文した98noteのACアダプタが,やっと手元に届きました。

 どうも最近旧98シリーズのサポート体制が弱まっているようで,しばらく前に別製品のACアダプタを注文したH先生も,手元に届くまでに1ヶ月以上かかったそうです。

 私の場合は,時々接触不良になる程度だったのでどうにかやりくりできましたが,H先生の場合は,完全に壊れてしまったため(しかも分解して自分で直そうとしたため),約1ヶ月間ノートパソコンが使えない状態になってしまいました。

 NXばかりに力を入れないで,98ユーザーも大切にしてもらいたいです。

 そういえば,ACアダプタというと2年前にも故障したことがあって,そのときは2ヶ月待たされ,その挙げ句に届いたのは何だかわけの分からない別商品でした。しかも店員さんからは,店員さん自身がカタログで調べて注文したにも関わらず,「お客様が注文した商品はこれですよ。」と言われ,とても不愉快な思いをしました。

 あまりに頭にきたのでかなり強い口調で言い返したら,そのわずか2日後に本物のACアダプタが届いたのでした。

 今回は,その店員さんじゃなくて,なるべく間違いのなさそうな別の店員さんに頼んだのですが,それでもいい加減な対応をされたときに備えて秘密兵器を用意していました。

 それは「社外秘電話番号一覧表」です。いざとなったら本社なり店長なりに電話して文句を言ってやろうお願いしようと思っていました。

 どうしてこんなものを持っているかというと,先日プリンタ用紙などを買ったときに,親切な店員さんから頂いたのです。というか,カウンターの上に置いてあった「社外秘電話番号一覧表」を店員さんが間違えて袋の中に入れてしまったようです。

 結局今回は使わずじまいでしたが,いつか役に立つときが来るかも知れません。





 レジストリ(12月27日)

 「MobileGear」のレジストリの設定をいじってみました。

 「MobileGear」には「MGエディタ」という使い勝手のテキストエディタがあるのですが,拡張子”.txt”の関連づけが「PocketWord」になっているので,「MGエディタ」で文書を作成し保存しても,作業の続きを行うためにその文書アイコンをクリックすると,使い勝手の悪い「PocketWord」が起動してしまうというとても理不尽な状態なっています。

 残念ながら「WinCE」には,拡張子の関連づけを定義するツールが用意されていないので,”.txt”の関連づけを「MGエディタ」に変えるには,レジストリを直接編集するしかありません。

 そこで,Webで「レジストリエディタ」というツールを入手し,昨日見つけた参考書を片手に,レジストリの書き換えに挑戦することにしました。

 「レジストリエディタ」の入手先では,

このプログラムは殆どの人にとって利用する必要のないものです。(主に開発や解析する人にとって有用なものです)
予備知識なしにこのプログラムを利用すると,最悪HPCの内部を破壊する可能性があります。


 などと警告しているし,参考にした「WindowsCEの秘密」という本は,いわゆる初心者向けの本ではなく,あまり用語も説明もなされていないため,意味がよく分からないまま推測で行わなければならず,ずいぶん緊張感のある作業となりました。

 しかしどうにかうまくいったようです。






 いまごろ「年賀状」(12月29日)

 年賀状つくっています。

 ずいぶん遅くなってしまったのですが,年が明けてから作り始めた去年よりは早いです。

 検索ページから「年賀状,イラスト,トラ」などをキーワードにして年賀状用デザインカット集を探し出して,ダウンロードしました。

 それから,「筆まめ」を再インストールしました。以前文字化けが頻発していたときに,読者の方から,「筆まめ(Ver7)」が原因になっている可能性があるとの情報をいただき,アンインストールしていたのですが,年賀状づくりには,やはり「筆まめ」は欠かせません。

 確かにアンインストールしてから文字化けはピタッと止まりました。しかし「筆まめ」には昨年までにこつこつ入力してきた100件以上の住所録データがあります。これを使えないのは痛いです。

 それに「筆まめ」なら「1-2-3」形式ファイルからも簡単にデータを取り込めます。私は学校関係の住所録を「EXCEL」で管理しているので,この機能は大変ありがたいものです。もはや別のソフトに乗り換えることはできません。

 それで今回は「筆まめ」付属のフォントはインストールしないことにして様子を見てみます。





 懲りずに「通信設定」(12月29日)

 相変わらず「MobileGear」をちょこちょこいじっています。今日はパソコンとの通信設定を変更してみました。長期休業中だからこそできます。

 パソコンとの通信速度があまり快適ではないので,もう少し何とかならないかと,Webで見つけた情報を参考にして挑戦してみました。

 まずはケーブル接続の設定を変えてみました。あらかじめセットアップされているのはシリアル接続による19200bpsなのですが,それを115200bpsに変更してみました。

 必ずしもうまくいくとは限らないのでメーカーのサポート外とのことですが,私のパソコンでは成功しました。極端に速くなったようには思えませんが,以前よりはずいぶん快適になりました。


 それから赤外線通信もやってみました。こちらはメーカーがサポートしているのはWinCEマシン同士の通信のみで,パソコンとの通信はサポートされていません。

 最初115200bpsから始めて,通信速度を落としたり,COMポートの設定を変えたりしたのですが結局だめでした。認識はするのですが正常に接続しませんでした。

 挙げ句にコントロールパネル-システム内のCOM2ポートをうっかり削除してしまいました。Windowsを再インストールすればもとに戻ると思いますが,現在安定している微妙なバランスを崩したくないので,放置することにしました。今後赤外線通信は一切使えなくなってしまいました。

 残念です。というか,痛恨です。





 コンピュータ室で印刷(12月30日)

 自宅のプリンターの調子が悪い(というか,単なるインク切れですが)ので,夕方から学校に出かけてコンピュータ室で年賀状を印刷しました。

 公私混同と叱られそうなので一応内緒ですが,インクは自分のもの(常にコンピュータ室に置いてある)を使いましたし,送り先の半分近くは子どもたちなので,それほどいけないことをしているわけではないと思います。

 印刷しているあいだヒマだったので,ちょっとお遊びで「コンピュータ室運営日誌」をサーバーにインストールして,クライアントから眺めてみたのですが,びっくりしてしまいました。

 このページの背景の色って,”薄い紫”なのですね。

 私は,もっと”明るい薄い水色”だと思っていました。これまで私はノートパソコンのTFT液晶からしか見たことがなかったのですが,普通のディスプレイで見ると,こんなにも色合いが違うとは全く気づきませんでした。他のページも自分で思っていたのとは微妙に違っていて困惑するばかりです。

 そういえば,以前「Yahoo! Internet Guide」で紹介していただいたときの写真が”薄い紫”だったのですが,それはてっきり印刷のせいだと思っていました。

 これを機に,普通のディスプレイからどのように見えるかも念頭において,ページづくりをしていきたいです。


 それで,そうこうしているうちに3時間ほどで印刷が終わったので,家に持ち帰り,子どもたちへの年賀状にコメントを入れる作業を始めました。

 実は全員ほとんど同じコメントなのですが,手書きの部分も少しはあった方が良いような気がするので,あえて一部分だけ手書きにしています。

 大人向けのは,ほとんど印刷のみです。


 Webめぐりをしながら書いたのでなかなかはかどらず,午前4時過ぎにようやく出来上がりました。

 ポストに投函したのが午前4時半ぎでした。これで晴れて自由の身になったような気がします。

 いつ届くでしょうか。




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