2000年11月13日(月)

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オアハカ滞在。

「オアハカ東部の遺跡群(ミトラ・ヤグール等)」

今日は、一日かけてオアハカの東部にある遺跡群を見に行ってきました。ツアーでミトラとヤグールを一緒にまわるのがあれば参加しても良かったのですが、一日でミトラとヤグールを見るツアーは見当たらなかったし、路線バス+徒歩で行った方が安いので、この手段をとることにしました。

[ミトラ遺跡]

ミトラへは、オアハカの2等バスターミナルからTOIのバスで約1時間半かかります。バスはほぼ10分おきに出ているらしいので、そんなに心配することは無いと思います。$10(約\120)しかかかりません。46kmほど離れているらしいのですが…。ミトラの街のセントロにはバスは入っていかないので、街の入口で降りて10分強歩いていくと遺跡につきます。バスを降りるところから、矢印等あるので迷うことは無いと思います。

チケット売り場は、ロンプラの地図と違って駐車場のすぐそばにあります。(教会裏の遺跡の隣になります。)なので、チケットを買ったときにそばの教会裏の遺跡も見ておくことをお勧めします。教会裏はそんなに修復されていないということで昔のままなので。

さて、ミトラというと緻密なモザイクが有名なわけですが、さすがにすごいですね。14種類もデザインがあるらしいのですが、そういうことを気にしなくてもすごいって感じます。モザイクのパティオ(Patio de Mosaicos)は、ここの一番の見所ということになりますね。ちなみに、モザイクのパティオ以外の建物にもモザイクの模様はたくさんありますけどね。

南パティオ(Patio de Sur)には、生命の石柱(Columna de la Vida)と呼ばれる石柱がありますが、ちょっと地下通路みたいなところを通った奥にあるので、見落とさないようにしないといけないでしょう。他の観光客が行っていたからいいものの、もしかしたら気づかなかったかもしれないですからねぇ。

ミトラの街には小さな博物館があるらしいのですが、なんか探す気にならなかったので、街は素通りして次の目的地へ移動しました。この時は感じなかったのですが、今日の4つの遺跡で唯一観光客相手の商売が成立してるところでしたね。ミトラは。

[ヤグール遺跡]

ヤグールはミトラから10km弱オアハカに戻ったところにあります。乗るときに「ヤグール」で降りると強調しておかないと、通り過ぎてしまうかもしれません。(苦笑)今日もなんか通り過ぎそうだったので、(行きがけにチェックしておいたので)アピールして降ろしてもらいました。ガイドブックには、細い道をと書いてありますが、一応センターラインはあったので、細い道というのはどうかなとは思いますが、車や人通りは全くといっていいほどありません。バスを降りたところから約20分間誰とも会いませんでしたから。

さて、遺跡に着いたのですが、日本のガイドブックに載ってるほど有名な遺跡にもかかわらず、修復作業&清掃をしている係員以外に人影はありませんでした。結局1時間ほど遺跡に滞在してたのですが、その最後の方に車がやってきて観光客が3人ほどやってきただけでしたから(^^;;

ココの見所は、メソアメリカで2番目に大きい球技場(Juego de Pelota)やジャガーの石像ということになるのですが、最大の球技場であるチチェンイツァーに比べるとかなり小さいような印象を感じましたね。はい。他の遺跡にあった球技場と比べてそんなに大きいという印象はなかったです。また、ジャガーの石像は、日本のガイドブックに書いてあるように、蛙といわれればそう見えそうな感じでした。(笑)

また、遺跡の東側の砦(Fortess)に登ると遺跡が一望できて結構遠くまで見渡せるのでおすすめですが、特に標識は無かったので、遺跡にある地図をみて想像して登ってみてください。きっとたどり着けると思います。ちなみに、さらに高いところにも登れますが、木やサボテンに視界を遮られてそんなに眺めは良く無かったですね。

[ランビチエコ遺跡]

ランビチエコ遺跡は、ヤグールからさらに5kmほどオアハカよりの道路沿いにある遺跡です。帰り道だとトラコルーラ(Tlacolula)のバスターミナルを出発して5分弱のところにあります。遺跡が道路沿いなので、見ててもすぐわかると思いますが。

ただ、あんまり見所というものは無いような気がします。2つある建造物のうち奥の方には、雨神Cocijoの頭像が二つあるのが、気になるくらいですね。ただ、バスから歩かなくていいというメリットは大きいかもしれないです。バスはすぐくるので、昼間だったら心配要らないですし。

[ダインズ遺跡]

ランビチエコからさらに8kmほど戻ったところにダインズ遺跡があります。ここも道路から10分くらい歩いたところにあるのですが、ココに行く時に降ろし忘れられて次の角まで行ってしまったので、5分くらい余計に歩くはめになりました。(^^;;

入場してすぐ左手にあるピラミッド状の建物が紀元前300年ほどに建てられたものらしいのですが、ここのふもとの方に、レリーフが残っています。ここには屋根がかけてあるので、すぐわかるでしょう。あと気になったのは、球技場くらいでしょうか。なぜか、片面だけ石面が残っていて、片面が草に覆われていたので。

こちらは、時間があれば見ておいていいと思います。ミトラとヤグールだけでは丸一日はかからないので、帰り道に行くくらいの気持ちでいいような感じですね。はい。

[トゥーレの木]

樹齢2000年以上というアメリカ大陸最大の木らしいです。ダインズからさらに10kmほど、オアハカに戻ったところで、オアハカからも約10kmです。教会の敷地にあり、$2入場料を取られます。もっとも敷地に入らなくても木は見れるわけですが、まあこのくらいなら払ってもいいのでは。本当に木しかないですけどね。ミトラ遺跡に行くツアーでも立ち寄るらしいです。ちなみに、ここからオアハカまでは$2.50です。ここまでは、オアハカの市内を走ってるようなコレクティーボ(ミニバス)もたくさん走っているようです。はい。

[ルフィーノ・タマヨ博物館]

オアハカ市内は明日の午前中に見てまわるつもりなのですが、ここは火曜日休館日らしいので遺跡巡りの帰りに寄ってみました。壁画家として有名なルフィーノ・タマヨが個人的にコレクションしていた考古学の博物館です。

普通の博物館みたいに、歴史的背景の説明とか資料は無く、単にコレクションに説明をつけて並べてあるだけです。なんかコレクションの自慢をしてるように感じたのですが…。ちなみに部屋ごとに展示ケースの色が変えてあったりしてるのは、おしゃれな感じできれいでしたけどね。はい。