2001年1月14日(日)

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キト滞在。
「考古学博物館など。」

遺跡や博物館巡りが旅の目的のメインであることを考えた時、行っておかなければならない博物館がキトにもあります。ということで、今日はその考古学博物館(Museo Nacional del Banco Central)に行ってきました。

まず、びっくりしたのがほとんどすべての説明がスペイン語と英語の両方で書かれていたことですね。メキシコ以降いろんな博物館に行きましたが、ほとんどスペイン語しか説明が無かったので、本当にびっくりしました。

展示は時代や出土した場所によってきれいに整理されているのですが、前半の1532年までの展示は、部屋全体が真っ黒で(天井・床・展示ケースなどすべて)そこに光をあてるような形になっていて、順路が非常にわかりにくかったです。よく見ると展示ケースの上部に番号がうってありましたが(^^;;スペイン征服後からの展示は、キリスト教の影響を受けた絵画などがあるからか、非常に明るい展示室でした。なにか意図するところがあるのかもしれないですけど、スペイン征服以前の展示室ももう少し明るくして良いのではとおもいましたね。

南米大陸で一番古いとも言われるエクアドルの海岸地区バルディビア文明から出土した土器が縄文式の土器に非常に似ていると聞いていたのですが、確かに似ているなとは感じましたね。そういえば、インカ以前の黄金の出土品をあつめたコーナーがあったりします。まあ、防犯の関係もあって一箇所にまとめてあるのでしょうが。

どこまでが考古学博物館なのかよくわからないのですが、展示を追っているうちに絵画のコーナーになり、一番新しいのだと日本でいう戦後にあたる時期の絵までありました。抽象画も展示されてましたし。

博物館をでたあと、すぐ隣にあるエルエヒド公園へ。エルエヒド公園の一角は週末には、絵の即売をやってたり(メキシコシティのサンアンヘルみたいに)、ちょっとした市が出たりしています。今日は天気も良かったのでのんびりと見てまわりました。何を買ったというわけではないのですが。

その後は懲りずにネットカフェへ。今日は1時間ちょっとしたところで人が増えてきたので、そこまでということになりましたが。まあ、仕方ないと思うしかないですよね。他のところでは接続できないわけだし。

夕方は、ココを出てからの日程案をつくりました。観光をしながらリマまで2週間で行きたいということで考えているのですが、けっこうぎりぎりですね。南極をあきらめれば、ゆっくりと動けるのですが…。まだ、あきらめられないので。