2001年2月21日(水)

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南極クルーズ四日目
「このクルーズ最良の日?」

といってしまいたいほど天候もよく良い一日でしたね。朝は同室のカナディアンが朝早起きして、写真を撮って返ってきた音で目が覚めて、彼が勧めるので寒いなと思いながらも外に出てきました。そうですね、寒かったものの気持ちいい寒さですね。南極らしい風景が晴天の中で広がっていましたし。

[CUVERVILLE ISLAND 南緯64度02分西経62度38分]

観光客数4位(1989〜1998年度計27,801人)
↑のランキングはロンプラの南極編に載っていた南極半島地区の訪問者ランキング上位10位からです。

このツアーで一番最初の上陸点になったのは、CUVERVILLE ISLANDでした。ただ、ココに上陸する前に島の沖合いを動物を見るために上陸用の船で見てまわったのですが。ミンククジラを近くで見ることができ、上陸前から気持ちはよかったです。そういえば、このときに近くの氷山が暖かくて崩れたのですが、それでバランスが崩れて氷山の上に寝てたアザラシたちが落ちていくのを見たりもしましたね。

ココにはジェンツーペンギンのルッカリーがあって、その付近に上陸することになります。というわけで周りにはペンギンがたくさんいるわけですが、なんといっても親鳥の後をヒナ(といっても大きさは親と変わらない(^^;;)が追いかけていくところが何回見てもかわいいですね。

ここの上陸地点は、暖かいこともあって?雪も氷もないところでした。風が若干あるとはいえ、氷点下の気温ではなかったので、予想よりかなり暖かったですね。そうそう、いままでペンギンは危なかしく走っていても、こけたりしないものだと思ってたのですが、実際にはしょっちゅうこけてましたね。ただ、すぐ立ち上がって走りつづけますけど。

そうそう、南極から帰ってきた人の話だと上陸した後、自由時間2時間とか言われても寒いからすぐ船に戻ったということだったのですが、天気も良く気持ちよかったので、制限時間いっぱいまで、のんびりとペンギンの動きを楽しんでました。

[NEKO HARBOR 南緯64度50分西経62度33分]

ここNeko Harborが今回のクルーズで唯一南極大陸に上陸できるポイントです。岩の上にジェンツーペンギンのルッカリー(巣)があるのですが、ココに上がるときに氷(氷河?)の上を歩いていきます。南極とはいえ上陸ポイントはほとんど、雪や氷の上を歩かないらしいので、その意味でも貴重かもしれないです。

まあ、ほとんどペンギンしかいないのですが、やっぱりペンギンはかわいいとか思いながら見てましたね。写真は撮りそこなったのですが、海辺で戯れるペンギンもいたりしたし。

さて、ココの周りも当然のごとく氷河なのですが、暖かいので崩落もけっこうおこってましたね。そんなに大きな崩落には見えないのですが、結構大きな音がするので、びっくりしますね。30分強のクルーズが上陸後にあったので参加したのですが、通り過ぎたちょっと後ろで崩落が起きて大きな音がしてびっくりしたりしました。これが、通り過ぎるちょっと前なら、よく見れて良かったんですけどね。

で、夕食はNeko Harbor BBQという名のバーベキューでした。ということでデッキで食事をしたのですが、ステーキ(固かったけど)もサーモンもおいしかったのですが、周りの寒さにすぐ冷えてしまいました。眺めも味もいいけど、誰かが言ってたけど世界一寒いバーベキューだったかもしれないですね。

そうそう、そのとき今回のツアーで初めてコックの顔を見たのですが、そのうち若い方が今日のNeko Harborの上陸の時にスノボを持って上陸してて、自分たちが観察してる上のほうを滑ってましたね。もしかして、彼は南極でスノボをするためにコックとして乗船してるのでしょうか?