2001年2月22日(木)

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南極クルーズ五日目
「南極でまさかこんなことをするとは。」

さて、今日も晴れていました。全然晴れ間が出なかったクルーズもあるらしいので、運がいいのかもしれないですね。ただ、光が強くて写真がうまく撮れないなどと贅沢な悩みを感じている人もいるようですが。

[Pleneau Island 南緯65度06分西経64度04分]

このツアーの目的地としては最南端になるのがココPleneau Islandです。かろうじて南緯65度は超えていますが、普通の南極ツアーでは南極圏(Antarctic Circle南緯66度33分)は超えないそうです。で、ココは周りに氷河がたくさんあるので、上陸をせず回りを小さな上陸用の船でクルーズ(1時間強)します。

で全員一度にクルーズ出来ないのですが、その合間にちょっとしたイベントがありました。ってもったいぶっても仕方ないのですが、参加した人にとっては一番のイベントになるのが30秒限定の寒中水泳ですね。風邪気味だったので止めておこうと思ってたはずなのですが、後で後悔したくないので思い切ってチャレンジしてみました。

まあ、水着を着てやるわけですが、そのうえにライフジャケット(ひも付き)を着せられて海に入ります。まあ、ゆっくり入ってもいいのですが冷たさがしみるだけと思ったので、思いっきり飛び込みました。マジで寒かったですね。冷静に考えれば回りには氷が浮いているような海に飛び込むわけですからねぇ。水温3度といってましたけど、これっていつもより暖かったんですかねぇ(^^;;まあ、夏も終わりに近いから、どんどん冷たくなってるのかもしれないですけどね。ちなみに、30秒とは言ってたのですが、飛び込んだ瞬間にヒモで引き上げられます。ということで、実際には30秒も入っていないと思います。

水からあがったら寒さを感じないと聞いていて寒くないと言ってる人もいたのですが、自分はすごく寒かったので服を着て部屋に駈け戻って、ホットシャワーを浴びてホッと一息つきました。

終わった後自分たちのクルーズの順番が来て1時間くらいクルーズしてたのですが、シャワーを浴びてすぐだったからか、つま先がすごく冷えて結構つらかったですね。氷河などは青く光っててきれいだったのですが。まあ、動物としてはペンギン(今日までジェンツーペンギンしか見てない)がトビウオのように?飛びながら泳いでるのが印象に残りましたね。

[Port Lockroy 南緯64度49分西経63度31分]

観光客数2位(1989〜1998年度計32,523人)

Port Lockroyは元イギリスの観測所があったところです。で、昔の観測所を博物館(ってほどでもないけど)として、保存するかたわら郵便局やお土産屋の営業もしています。ということで、ココからポストカードを投函することが出来ます。

まあ、一度に100人以上が行けるほど大きな施設ではないので、先に隣のWiencke Islandにあるペンギンのルッカリーを見て、それから行くことになります。贅沢なことにジェンツーペンギンは見飽きてきた人もいて、さっさとPort Lockroyにいっている人もいたのですが、自分は1時間くらいペンギンを見てました。そうそう、ココには他にも鳥が2種類くらいいたのですが名前は良くわかりませんでした。一つはBlue Eyeナントカというそうですが(^^;;

さて、Port Lockroyに移動して郵便局兼お土産屋で切手などを買ったわけですが、郵便代はUS$1.00なのでアルゼンチンで投函するより安いですね。ちなみにアルゼンチンから日本だと$1.50です。ただ、最低6週間かかるそうですが(^^;;そうそう、ロンプラの南極編をアメリカの定価($19.99)とほぼ同じ$20.00で売っていたので思わず買ってしまいました。ちなみに、ココの売店ではUS$とBritish Pondの現金しか使えませんのでちゃんと現金を持っていきましょう。クルーズにお金を持っていかずに買えないのは悔しくなるかもしれないですし。(ちなみに、船内の勘定はカードで払えます。Marine Expeditionの場合) 買いませんでしたが、ピンやステッカー、Tシャツ、トレーナーなども売ってました。それとココでしか買えない記念切手など。なにしろココの切手はBritish Antarctic Territory(英国南極領)と書いてますからね。どうせUS$1.00しかしないわけだし、切手をもっと買っておけばよかったかなぁといまさらながらに思いますが。