2001年2月28日(水)

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南極クルーズ十一日目
→ウシュアイア
「やっとしたウシュアイア観光&初心者トレッカーの苦悩(^^;;」

長かった夢の南極クルーズも終わってしまいました。ほとんどのツアー客が飛行場に急ぐ中、ウシュアイアからの参加組はのんびりと思ったのですが、今日また出航するため、周りの掃除をはじめるので、落ち着かないので、準備が済み次第すみやかに退散しました(^^;;

で、出発前にいたドミトリーに戻ってから明日の朝5時発のバスのチケットを確保しました。このバスの乗り場が、泊まってるドミの真ん前なので、非常に早朝発には便利ですね。ただ、週3便あるのですが、この時間に目が覚めてしまう人もいるかもしれないですね。

とりあえず、明日出発が確定すると急に観光したくなるもので(爆)行こうと思ってた博物館(元監獄と船舶博物館)へ行ってきました。けっこう広いかなと思ってたのですが、それほどでもなかったですね。ただ、この博物館の中にある郵便局からハガキなどを出すと、特別のスタンプになるらしいので、行ったら出してみるといいでしょう。ちなみに、ウシュアイアには世界の果て博物館なるものがあって、それなりに有名なのですが、1分1$と言ってる人がいるように、あんまり観光客に評判が良くないみたいなので、今回はパスしました。パスポートに世界最南端の街にきたというスタンプを押してくれるらしいですけどね。南極の基地のスタンプが押してある自分には不要ですが(核爆)

で、午後はネットカフェと思ってたのですが、天気が良かったのと世界最南端の列車に乗っておこうと思い立って14時のバスでティエゴ・デル・フエゴ国立公園へ向かいました。途中下車して15時のTren de Fin del Mundoに乗るつもりで駅についたら、14時半前だというのにもう出発してて、列車の姿はありませんでした。怒る気力も無く唖然としてる間に、乗ってきたバスは既に国立公園へ向かって出発していたので、予定よりも長くトレッキングせざるを得なくなりました(^^;;

さて、駅から約15分歩いたところが国立公園の入口で、徒歩で入園しました。まあ、往復$10は高いということでウシュアイアから歩いてくる方もいるらしいので、そんなに怪訝な顔をされることも無く入園料を払って入園しました。当初の予定では鉄道を降りてからまっすぐ海へ出てBahia Ensenada(エンセナーダ湾)に向かい、ココから6.5kmの海際のトレイルをトレッキングすることにしてたので、最初に30分くらい余計に歩くはめになりました。

で、トレイルルートの入口についたときには既に1時間以上歩いてました。Costera Trail(海岸際のトレイル)と名前がついているので、ほとんど平坦だろうと思い込んでいたので、楽勝楽勝といく感じでスタートしたのですが、いきなりアップダウンが続いていて考えが甘かったことを思い知らされました。なにしろ、南極クルーズで一日三食おやつ付きという優雅な生活をして怠けていたからだにはそぉーとーしんどい道のりでした。

なにしろ、トレッキング自体初めてみたいなものなわけで(そのうえ一人だし)、一度はかなりコースを外れてしまいました。なんとなく、違うような気はしたのですが、大丈夫だと思い込んで歩いていたので、戻ることを決断できず、行き止まりになって初めて引き返しました。まあ、3分くらい戻ったところで、黄色い棒を発見して正規ルートに戻ることが出来ましたけど。どうして、間違ったかは結局わからないのですが、黄色い棒の間隔が広いところで、他の人の足跡をたどる時に、間違ってコースを外れたのでしょう。

途中から小雨交じりになってきたりして、疲れで足があがらなくなったり本当に散々でした。歩き出して2時間立ったあたりからは、膝の裏あたりが痛いのを、時々抑えたりしながら必死に歩きました。南極に行く前に買ったレインコート着用しトレッキングシューズも履いていたので、多少の雨やぬかるみが比較的楽にクリアできたのは不幸中の幸いかもしれないですね。ウシュアイアを出たときは晴天で、きっと気持ちいいトレッキングになると思っていたのに、雨が降ってきましたからね。

結果的には14時半から19時まで約4時間半歩きっぱなしでした。きっと12〜13kmしか歩いていないと思うのですが、本当に大変でした。しかとは書いたもののこんな長い距離を歩いたことはこの旅でははじめてだろうし、それ以前でもどのくらい遡ればあるのかも想像がつかないですけどね。

2時間おきにある帰りのバスを無事に捕まえて、ウシュアイアに帰ってきましたが、そこからホテルまでの上り坂も本当に辛かったですね。よくもバスに乗れるところまでたどり着いたものだと、自分に少し感心しました。少し自分を誉めておかないと、辛すぎる(^^;;