2001年3月31日(土)

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アレキパ→チバイ
「ペルーの中の地域格差。カノン・デル・コルカツアー初日」

カノン・デル・コルカ(コルカ渓谷)へのツアーに参加しました。メインはコンドルを見ることなのですが、それは今日ではなく明日なので、今日はその拠点となる街チバイへと移動することになります。

で、出発したアレキパは標高2,325mなのですが、宿泊したチバイは標高3,651m。(富士山の頂上よりちょっと低い)途中のPATAPANPAと呼ばれる最高地点はなんと標高4,800mもあるのでした。周りにもっと高い山があるので、そこで車を降りてもそういう感じはあんまりないのですが、きっと今までで一番高いところにいるはずだし、これより高いところを歩くことってそう無いような気がします。

まあ、他にも景色がいいところを見ながら、チバイへと向かいます。そして、その近くにあるLa Caleraという温泉プールがあるところに向かいました。はっきり言って日本の温泉からするとかなりぬるいです。源泉は85℃あるらしいのですが。ただ、ぬるいということは長い時間はいることができるので、1時間半あった時間のうち1時間以上のんびりと浸かってました

で、プールは屋外と屋内にあるのですが、多少寒そうに感じるかもしれないですが、屋外の方が気持ち良いでしょう。プールも広いですし、打たせ湯のように上から落ちてくるお湯を浴びることも出来ます。ただ、屋外の方が深く1m65cm(自称)の自分だと、少し爪先立ちする必要がありました。

そうそう、本当はプールに行かずにトレッキングをするオプションを選択してたのですが、着いた時間から3時間歩くと暗くなるのが確実な上、3,500mを超えるような高地を歩くのが高山病を含めて怖かったので、選びませんでした。他の人は全員プールだったし…

さて、ホテルに戻って夕食までの少しの時間でチバイの街を歩いてみたのですが、一つ気付いたことがあります。今までペルーでは(というか、ほとんどの南米では)CD-Rで焼いたと思われる不法CDが数多く販売されていました。が、ここチバイには全く不法CDがなく、不法カセットだけしかありませんでした。あれっと思って電気製品を売っている店に行ってみると、CDプレイヤーが売ってなく、カセットを聞けるものしか売っていませんでした。こういうところにひそかに地域格差が隠れているのだなと思いました。

さて、夕食の際にフォルクローレがついてくると聞いていたのですが、ようするにお客を契約のレストランに連れて行く一つの手段ですね。まあ、この日の昼・夜と契約のレストランに連れて行かれたのですが、セット料理がS./12(\378)とそう高くないので良いのですが。フォルクローレといっても、そんなに洗練されたものではなく、楽器も決してうまく感じなかったですけど、雰囲気は良かったですね。

その後メンバーの一人が自分のカメラが他のカメラと違う(デジカメである)ことに気付いて見せてくれと寄ってきたので、記念写真撮影会になりました。まあ、その場で見て彼らが喜んでくれたので、それは良かったのではないでしょうか。