2001年7月4日(水)

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オスロ滞在。
「オスロ観光の落とし穴?」

今日は、朝から美術館が集中してるビィグドイ地区に向かいました。といいたいところですが、宿を出たのは昼前でした(^^;;で、中央駅で両替をしたのですが、窓口の方がコミッションの上限が高いらしく35クローネも手数料を取られてしまいました。後で、自動両替機を見たら、コミッションの上限は25クローネだった(^^;;ということで、レートもほとんど変わらないので、自動両替機を使った方がいいのかもしれないですね。

さて、落とし穴?と書いたのは、ビィグドイ地区に向かう船のことです。91番という路線番号がついた船が市庁舎の前から出てるのですが、(この船だとオスロカードや1日乗車券などでバスや地下鉄と同様に乗れるのです)時刻表では40分おきになっているのに、人が多くて満席になると発車してしまうので、定時より早く出発してしまいます。満席になるということは、すこし早めに並んでおかないと乗れなくなるということですね。自分も時間があったので、郵便局に行って切手を買って戻ってきたら、すごい行列だったのであわてて並びました。出発予定時刻の15分前くらいだったのに…で、自分は乗れたのですが、自分の後ろ二人までしか乗れないということに。あやうく乗り損なうところでした。

さて、このビィグドイ地区には、5つの博物館があります。自分はこのうち3つに行ったので、簡単に感想を。

[フロム号博物館]

南極点に最初に到達したアムンゼンが使った船であるフロム号を展示するとともに、南極や北極のことを展示解説してある博物館ですね。ここの1階は日本語でも説明がしてあるので、非常にとっつきやすいのではないでしょうか。アムンゼンが使う前に、北極に行っていたことや氷に囲まれた時に浮き上がるように設計されていたことなどが、わかりました。少し南極がなつかしくなりました。おすすめできる博物館ですね。

[コンチキ号博物館]

トール・ヘイエルダールという人の功績を展示してある博物館です。自分は、南米に行った時にコンチキ号でのペルーからポリネシアまでの横断のことを知ったのですが、今回の自分の旅行とけっこういろんなところで、このヘイエルダール氏の功績と重なることがあらためて分かりました。

彼は、イースター島に行って、モアイ像の起こすプロジェクトに参加してるし、ガラパゴスに行ってるし、びっくりしたのは、ペルーのトゥクメ遺跡の発掘に1993年まで携わっていたらしい。トゥクメのことが一番びっくりしました。

ココには、ラー2世号とコンチキ号が展示してあります。こんな言ってみればチャチな船で自分の説を実証するということで、外洋を行くという発想はすごいとしか言い様が無いです。ラー2世号は、ティワナコのバルサの船のつくり方を参考にした感じです。ティワナコの船には帆は無いですけどね。

パソコンで、彼の功績をわかりやすくたどれるようになってるます。もちろん、英語は必須ですが…

[バイキング船博物館]

はっきりいって、期待はずれでした。ま、バイキング時代の船が3つほど展示してあるのと、そのうちの一つが発掘された時にでてきた遺物の展示だけですから。説明もそれほどないし。ただ、バイキングの船がこういうものだったということと、こういう船でアメリカ大陸まで渡ってたという事を考えると、びっくりしますね。かなり、小さな船ですからね。ビィグドイにまで行っているなら、見ておくといいと思うけど、これを目的にビィグドイに行くのは、どうかと思います。

[オスロカード]

最後にオスロカードについて、オスロカードとは、期間内の市内交通と博物館などの入場券が全て無料で、一部のレストランなどで割引がきくというものです。24、48、72時間の3種類あります。が、ほとんどの博物館には学割があるので、国際学生証を持っているなら、オスロカードを買う必要はないと思います。全ての博物館に行くくらいの気合いがあれば、別でしょうが。自分は72時間以上滞在することもあって市内交通の7日パスを買って、後は学生料金ですませました。

オスロカード
24時間 180NDK
48時間 290NDK
72時間 390NDK

ちなみに、24時間の乗車券が50NDK(クローネ)で、一週間が150NDKです。ただ、オスロカードだと50分のクルーズ(定価90NDK)に乗れるので、これに乗れば一発で元が取れますね。

[フログネル公園]

最後の観光スポットとなったのが、フログネル公園です。ココにはヴィーゲランという彫刻家の彫刻がたくさんあります。というか、この公園のすみにあるヴィーゲラン美術館は、オスロ市と彼の契約によって彼に与えられたアトリエだったりするそうで。(死後美術館になったらしい)

噴水とモノリッテンがメインなんでしょうね。ただ、有名な彫刻が他にもあるので、参考に写真をアップしておきます。

おこりんぼうと言われ、なぜか有名(^^;;

モノリッテンの周りにある不思議な彫刻の一つ。

その後、勢いで日本料理を食べに行ったのですが、日本料理っぽく無かったです。店には日本料理とは確かに書いて無かったですよね。(SUSHI&NOODLESと書いてあった。)ラーメンというメニューだったけど、辛い東南アジア系のスープって感じ。高かっただけに、妙にむかつくところですね。