2001年7月20日(金)

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マドリード滞在。
「8年越しの念願の達成。」

すこし大げさな表現ですが、まだ学生だった8年前の11月にはじめてヨーロッパに行ったのですが、この時美術館巡りを目的としながら、ヨーロッパでも有数の美術館であるプラド美術館には行けなかったのです。まあ、3週間でヨーロッパをできるだけ夜行を使わずに鉄道でまわろうとしてたので、日程的に厳しかったんですけどね。ということで、本当は朝一で行こうと思ってたのですが、明日の鉄道のチケットの方が気になったので、先に列車の予約に行ってしまいました。

スペイン国鉄RENFEのチケットはクレジットカード(JCB含む)で購入できるのですが、一枚ずつ発券するたびにカードの処理をするので、発券前にカードを提示しないとカードで購入できません。さらに、1枚ずつ処理するので、低額の予約に関してはカードが利用できません。で、スペインの高速鉄道の場合一番安いクラスのTusista clase以外だと料金に食事代が含まれます。その列車の全区間に乗れば、食事が全くでないということは無いのですが、時間帯によって食事ではなくスナックになることもあるらしいので、食事を目的でPreferente claseなどに乗る場合は、事前に駅などにある時刻表で自分の乗る区間が食事の対象かとか、朝食なのかスナックなのかなどかをチェックすると良いでしょう。時刻表にはちゃんと英語でも説明は書いてあります。ちなみに自分が明日乗るのは、マドリードからアルヘシラスまでなのですが、マドリードを出たときに朝食。途中ロンダの駅を出た時点でスナックが出る模様。(明日の日記に写真アップ予定(笑))

さて、8年越しの念願だったプラド美術館には結局12時頃到着しました。実は、RENFEの窓口まで行ってユーレイルパスを忘れたのに気付いてとりに戻ったりしたので(^^;;朝から何も食べてなかったので、とりあえずレストランに直行したのですけどね。ま、食事を食べてからじっくりと展示を見てまわりました。この美術館はなんといってもゴヤ、ムリーリョ、エル・グレコ、ベラスケスといったスペインの画家のコレクションが中心の美術館ですね。いちばん有名なのはゴヤの「着衣のマハ」「裸のマハ」なのでしょうか?ゴヤの作品は本当にたくさんありましたね。で、ココで見た数多くの作品の中で自分が一番気に入ったのは何かというと、ムリーリョの「エル・エスコリアルの受胎のマリア(The Immaculate Conception of El Escorial)」と呼ばれる作品でした。プラド美術館の見学は結局4時間強くらいかかりました。スペイン語のタイトルと画家の名前くらいまでは一通り見たのですが、説明までは見きれませんでした。全ての作品の説明を日本語以外で読むと頭がついていかない…

で、郵便局に切手を買いに行ってから、次はアトーチャ駅の近くにあるソフィア王妃芸術センターに行ってきました。個人的に近・現代の芸術は嫌いなので、近・現代の芸術しかないココには行かないでも良さそうなものなのですが、ピカソの「ゲルニカ」という有名な絵があるので、これだけはマドリードに来て見ないというわけには行かないので、これだけのために行ってきました。とはいえ、行ったらこれだけ見るのはもったいないので、他のところも一通り見たんですけどね。「ゲルニカ」は安易に感想を書きたくない迫力を感じましたね。この画だけは、特別扱いで前にガードマンが二人立っているし、見る人が近づけないようにしてありました。

さて、この後は20時近くなっていたので、両替をして宿に一度戻りました。で、夕食を食べに日本食のレストランに。昨日散歩してる時に、前を通ったんですけど、「そうめん」の文字に心が奪われていたので。ま、そうめんだけで足りないのは明白なので、豚生姜焼丼をたべました。生姜焼きも大変おいしかったし、そうめんのたれもおいしかったです。この旅で食べてきた日本食の中でも満足度は高い方ですね。

RESTAURANTE MUSASHI
Las Conchas 4
TEL 91-559-2939
場所はわかりにくいかもしれないですね。でも、けっこう予約も入ってるみたいです。
確実に食べるなら夕食は開店(20:30)直後に行くほうが良いかもです。