家づくりの軌跡
                  (その23 2000.3.20−近況編)

弥生3月に入って来ました(といっても、もう下旬に差し掛かろ
うか、といった感じですけどね。大変お待たせいたしました)。
辺りもぽかぽか陽気になって、もう春なんだなぁ、なんて気にな
っていると、いきなり(福島県)中通りや会津なんかでは先週半
ばにまたまたドカ雪になったりと・・・。まだまだスタッドレス
タイヤのお世話になりそうです。夏タイヤに戻すのは4月も半ば
になってからでしょうね。

新幹線だと東京から1時間とちょっとだというのに、やっぱりこ
こは「北国」です。だから春の訪れが待ち遠しくも有るわけです。

おうちの方も、深夜の最低気温が+5℃を上回るようになった最
近ではもうそんなに暖房かけようという気にはなりません。ここ
までの26年間で、暖かいお家に住んだことがなかったもので
(自分が福島に行った後に建て替えた神奈川の実家は別ですが)、
冬と言えば防寒シャツ、布団には上下毛布を挟みに半纏着込んだ
まま寝る、といったライフスタイル(?)が常識でして、今度の
新しいお家でも外気温氷点下5℃なんていう最厳寒期にはその格好
で通しました(+暖房。でも電気エアコンでは力不足の感も)。
ただ、今ぐらいになって来ると暖房つけなくてもその格好では、
布団入ってしばらくすると暑くなって布団蹴っ飛ばしてしまいます。
別に自分の家に限ったことではないでしょうけど、これからの季節
と秋がやっぱり一番快適になるのでしょう。

繰り返しますが、自分の身体は北国仕様になっているので(常時
防寒シャツ着用)、全面的には鵜呑みになさらないで下さいね。

外気温摂氏5〜10℃ぐらいでこんな感じですから、やっぱり問題
は夏ですよね。在宅中の昼間は窓を全開にすれば風が通ることは
実証済みですけど、それで熱帯夜をエアコンで乗り切れるかどうか。
除湿(ドライ)モードで賄えれば最高なんですけど、さてどうなり
ますことやら。

輸入住宅(というかセルコホーム)の宿命で、窓には一切格子が付
けられません(防犯用には網入れガラスということになります)。
つまり夜は締め切らざるを得ないこともあるから・・・。

私の母はこの「格子(及び雨戸)がつけられない」ということを
自分がここに決める際に、最後まで気にしていた、ということも
参考までに記載しておきます。

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(詳細は家づくりの軌跡 その22をご覧頂きたいのですが)
 
石川純也邸建築請負工事の残額精算にあたって、トータルの諸費用
が7万オーバーし、その原因が銀行のつなぎ融資の期間が予定より
1ヶ月長くなったことにあって、営業さんにその訳を聞いて来て
貰うことにした、と前回記載しました。

で、判明したことは、やっぱり七十七銀行の融資手続きの流れが
他の銀行に比べて「ゆったり」していたから、ということなんだそ
うです。通常、家建てる人間(公庫融資受ける人)がせっせと
申込書(に始まり、それこそ山のように書きましたね)を書いたら、
金融機関の方で“公庫に書類送る締め日”が月に2回あるそうで、
それに間に合うようにすれば、後は流れに乗って1ヶ月から1ヶ月
半後に公庫融資が実行され、目出度くつなぎ融資から解放、となる
のが一般的です。ところが、七七さんでは通常、ある締め日までの
半月の間に受けた申請の締め日をその15日以内の締め日ではなく、
その次の締め日に設定しているから、その分つなぎ期間が延びて
しまうと、何だかパズルの様な話ですが、そういう事だったのです
(文章にすると難しいですね。理解されましたでしょうか?)。

営業さんが付き合いのある他の金融機関さんでは、手続きが締め日
に間に合えば、そこで公庫へ書類送付するそうなので、いろいろある
とは思いますけど、短期間とはいえ、借りる日数が伸びればそれだ
け雪だるま式に増えていく金利なのだから、その方が借りる側として
は親切ですよね。せっかく、速攻でつなぎ融資を終わらせようと仕事
休んでまですぐ郡山支店に足運んだのに結局は無駄足だった、とい
うことにもなります。

そんな訳で、やっぱり7万は払わなきゃいけない金でした。
心中複雑でしたけど、(お陰で機嫌もあんまり良くはなくて、営業さ
んは大変だったろうな、と思います。ただ、今回の自分の家の請負工
事では、契約時の50万以外は全て引渡時、一括支払いということに
してくれていたんです。頭金が少ない自分にとっては、これは有り難
い事でした。ここ選んだ決め手の一つでもありますし。普通、資金の
支払いは、契約時に何割、上棟時に何割、中間検査時に何割、で、引
渡時に残額払って終わり、になりますよね。出来高払いという面でも
業者側に立てばある意味当然でしょう。そんな訳で、この条件でやっ
てくれた事自体、セルコの「仕入支払体力」を物語っていますよね。
自分が検討したもう1社ではもう最初から契約約款(のひな型)に上
記4分割の支払い時期まで明記してありました。そうなれば、もう上
棟時ぐらいからつなぎのお世話になっていた訳で、払う金利も7万ど
ころの話では済まなかった訳ですし・・・。本当は、文句言っちゃい
けなかったんですね。今だから言えるけれど)お渡しして、残金完済
です。

それこそ1年がかりの大事業が、取り敢えず一区切りつきました。
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不思議と感慨はなかったですね。

引渡受けてからもう4ヶ月以上経っていて、その感慨はやっぱり引渡
受けた(自分のものになった)時に最高潮であったことと、週末だけ
とはいえ、金曜の夜に帰ってのんびり週末過ごすことがもう既に自分
の中で当たり前になっていたことと。

それに外回りは殺風景なままですからね。財布と相談ですけど、まだ
まだやることは山積みです。というかその気になれば終わりはない
訳でして・・・。

何年お付き合い出来るか分かりませんけど、長いに越したことはない
し、仲良くやって行こうと思っています。
 
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春3月は異動のシーズンでもあります。
私の職場でも3日の金曜日に遠隔地異動の内示(その人が勤務する
地域以外に異動になる場合、引越とかの準備のために正式な異動の
内示の前に新たに行くことになる地域だけ教えてくれます−「福島」
「白河」「原町」といった感じです)がありました。

現在の週末別荘状態の解消のためには、ここで福島県中通り地区
へ異動になることが絶対条件になります。そして、「住宅完成後
半年以内の居住(住宅ローン控除の適用要件)」を満たすためにも、
それは絶対条件でした。異動希望も強力に出して来ました。

しかし残念ながら、その日「朗報」はありませんでした。
そんな訳で、週末別荘状態、あと一年続行です。結局、福島県庁の
人事ローテーション通りだったという訳です。15日の(管内異動
も含めた)正式の内示でもお呼びはかからず、結局同じ仕事を5年
することになっちゃいました。うーん、さすがに・・・。

金利が最低水準の時に公庫を借りられたので、今から契約して
2.75%の公庫を借りて、問題なく住宅ローン減税を受けるのに
比べても、30年スパンでみれば損にはならないので、1年前倒し
で建てたことについては後悔はしていません。ただ、所得税還付が
受けられなくなることで、まだ収入が少ないここ数年は財政のやり
くりは更に厳しくなるでしょう。給料カットも進むでしょうし。

 それにしても、先ほど締め切られた1999年度公庫第4回の募
 集は低調でしたね。自分は丁度1年前の公庫(98年度第4回)
 に申し込んだんですけど、その2.2%の時なんか(金利が2.0
 %−いずれも当初10年間だけですが−で最低だったのはその前の
 第3回募集でした。それで火がついたことも確か)、募集期間はど
 んどん延長されるは、金利先高感が懸念されるはで、一種のフィー
 バー状態にあったことは当事者としても認めるところです。

 一口に年0.55%の差といっても、自分が公庫で借りた1840
 万のそれですからね。今からだと、生活空間倍増特別加算枠が使え
 るかどうか分からないので、使えないとすると借入金の一部はもっ
 と高い割増金利適用になってしまうから差はもっと広がるでしょうし。
 今時、銀行に預金して金利動向に一喜一憂する人はいないと思いま
 すけど、借りる方では敏感になるのは、ある意味で当然でしょうね。

本当、ローテーション上の異動時期と最低レベルの金利のクロスが
あと1年早ければ・・・。何とも悔やまれるところです。

ま、決まった以上はあと一年(人事ローテ的にこれはほぼ確定です)
とにかく何が何でも乗り切っていくしかないですね。

健康で、クルマの事故さえ無ければ何とかなると思いますけど、
こればっかりはやってみないと、何とも言えません
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そんな訳で、我が家のエクステリア計画も時間及び財政的に大幅に
縮小せざるを得ません。さすがに、家の完成前後の出費で蓄えも
底が見えてきましたし、生活費二重負担はさすがにボディーブロー
ように効いて来てますし・・・。

でも、何とか枕木設置については実行したいと思っています。
異動発表も終わって、引越でてんてこ舞いになる可能性もなくなっ
たので、前に視察に行った岩手県盛岡の「花ランドフローラ(くわ
しくはこちらをご覧ください)」に見積の依頼を出しました、で、
昨日(19日)に見取り図と見積が自分の家のファックスに送信
されて来ました。
 
その内容とかは次回更新(4/22−23には争奪戦をくぐり抜け
て手に入れた、全日空の全国均一1万バーゲンチケット「超割」で
念願の沖縄に行けること−一人とはいえ−になりまして、仙台空港
から飛ぶ関係で郡山には戻れないため、4月の最終日曜になると思
います)で「枕木買い付けスペシャル」と銘打ってアップしますの
でそこに譲りますが、年度始めの仕事のピークが一段落する4/13
−14の週末にレンタトラック借りて決行しようと考えています。
今現在は見積もりや仕様を精査して、もうちょっと費用を抑えるべく
検討しているところです。

いずれにせよ、往復600qの道のりになりますので、結構なもの
でしょう。期待と不安がごちゃまぜですけど、でもやってみます。

そんな訳で、4月は「トラック野郎と沖縄(!)」。

さて、どうなることやら・・・。

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