(その25 2000.6.18−外構工事の検討編)

週末別荘生活に悪戦苦闘しつつも、もう6月も後半に入って来ました。
本当に早いものです。1日というか、仕事している8時間(+α)は非常に長く感じるのですが、終わって平日の住まいに戻って寝るとあっという間に翌朝が来て・・・といった案配で、金曜日がやけに早く来る感がありますね。ただ、(毎年の事ではありますが)このところ仕事の方が立て込んでいるため、金曜の晩に郡山の方に帰ってももう疲労困憊引きずってまして、はっきり言って土曜の午前中は死んでるに等しいものがあります。

こうなって来ると、布団を初めとした「寝ること」関連にも投資したくなって来ます。一応、硬質マットレスや埃の立たない掛け布団、それに夏とかに使うガーゼ素材のケットなどは揃えていて、室内気温さえクリア出来ればそれなりに快適なのですが、最大の悩みどころは「枕」なんです。何と言っても絶壁頭なので、なかなかフィットしてくれないんですよ。実家で使っている「通販生活」誌で評判の「トワフィル枕」もちょっと(枕の高さが)低いかな・・・と。
今のところは、「ロフテー枕工房」というところで(頭のサイズとかを測った上で)選んでもらった枕を原町の住まいの方で使ってしのいでいますが、もっと自分(の頭)にフィットするものがないかなぁ、と思案しているところです。ネット通販とかにも興味はあるのですが、ただ靴とかと同じで実際に試してみないと何とも言えませんからねぇ。プロバイダの課金の関係でネットへの接続は月5時間限定ですので、なかなかネットサーフィンも出来ませんし(もっとも、自分がこの家に毎日暮らせるようになる頃には30万都市の郡山地区でもISDNのIP接続サービスが開始されるでしょうから、それに乗り換えれば済むとはいえ、ネット関連費用だけでトータル月1万を超えてしまいますし、今の財政状況では難しいところです)。



6月はジューン・ブライドの季節。自分の回りでも職場の後輩が晴れてゴールインし、先週の土曜日(10日)の披露宴に出席して来ました(その祝儀費用の捻出のために、今月の食生活は過酷なものでしたが、もうすぐ給料日。何とかなりそうです)。
かなり手作りの要素が入っていまして、大変感動的な宴ではあったのですが、新郎新婦それぞれに出身地区の皆さんが地縁血縁で大挙して乗り込んで来てました(都会と違った人間同士の繋がりの濃密さを感じましたね)。結果160人規模という事なので、費用も相当なものでしょう。それが約2時間の中に凝縮されていた訳です。それを高いとみるか安いとみるか。
お金には換えられない、と言われればそれまでですが、自分にはそこまでは割り切れないですねぇ・・・。

私自身は今のところは、そっちの予定は全くありません(というより相手もいませんし、今の財政状況では誰かと付き合うというパワーすら出て来ません。別に一人で何の不自由もないですし、あっても35歳以降になるのでは・・・)が、福島の地に来た以上、結婚するとすれば地元の方になるのでしょう。個人的には入籍だけして、あとはレストランで(報告会も兼ねて)ごく内輪でパーティでもすればいいのに、と思うのですが、相手方が許さないんでしょうね、きっと。

新幹線だと東京から1時間ぐらいなものですが、ここ福島に来てみて思ったのは想像以上に公務員というのはステイタスなのだな、ということ。20代で多額のローン抱えて自らドロップアウトしている自分は別ですが、人品骨柄が常識の範囲内にあって、本人にもその気があれば、まぁくっついてますよね。実際に結婚した二人の間の心情は知る由もないですが、新郎に「公務員」という肩書きがなかったら、どうだったでしょうか。

さすがに30万都市だけのことはあって、郡山でも高級ホテルとかを使って「ねるとん」パーティが結構頻繁に行われているようです(と言ったって、タウン情報誌で開催告知見てるだけですが)。
でも、男性側の参加条件が結構厳しくて、弁護士・医者(その他いかにも高給そうな職業の皆様・・・)及び公務員。
おいおい、年収ベースでは他の皆様に全然及ばない筈なんだけどなぁ。

そういうパーティに参加してくる女性陣については、それこそ自分なんかにはハイエナにしか見えないので、無縁であって欲しいものですが、公務員のステイタス、を感じさせるには十分なものがあります。

自分は首都圏から殴り込んで(?)来た異端児なのでちょっとスタンスが違うのですが、職場の(地元出身の)同僚の皆さんとかは、それぞれに出身地域での「勝ち組」なのだなぁ、ということを披露宴の席でぼんやり考えていました。
ある意味で、親族にとっても晴れ舞台であるわけですから・・・。

仕事一つとっても、本人の資質も勿論重要だとは思いますが、何だかんだ言っても「県」という看板があるから対外的なことが円滑に進む訳です。もし、この肩書きが翌日から無くなったとしたら・・・。もう、潰しがききませんよね、この雇用情勢では。東京圏とかならフリーターの道もあるでしょうけど、こっちでは時給的にとても生活成り立ちそうにないし。まず何より、地域の目が厳しいことが当然に予想されます。

ちょっと前まではそんな事考えたことも無かったのですが、いざ家を持ってローンを背負ってみると、職を持っていることの有り難みを痛感します。ただ一方で、40年くらいにわたるサラリー生活が無事に終わるまでは(少なくとも家のローン返し終わるまでは)、どこで人生暗転するか分かりませんし、このぼんやりした不安感は無くならないのでしょう。
姓名判断とかだと、「石川純也」という名前は大器晩成型だというけれど、今は全くその実感がないし・・・。

とはいえ、数十年後は今とは比較にならないぐらいに、自助努力が求められることでしょう。年金一つとってもね。
だったら今は、歯を食いしばってでも減価償却の終わった家、というストックを手にするために頑張りたいものです。


昨年9月の終わりに完成しましたので、この家としては初めて迎える梅雨どき、ということになります。
気密性の高い輸入住宅ですから、逆に言えば一旦湿気が籠もりでもすればなかなか抜けてくれないことは予想してたのですが、実際はどうかと言いますと・・・。

(あくまで我が家での実感ですので、他のお宅では違うかもしれませんが)やっぱり除湿機は欠かせませんね。逆にいえば、除湿さえきちんとしていれば快適、とも言えます。結局、排気型の24時間換気装置が標準で設置されていることで、吸気口から(冬には冷気が入り込んで来たのと同じで)、湿った空気も入り込んでくる訳です。ちょっと「ザル」の感がありますね。
これから建てる人のために、仕様の見直しを要求しておきます(或いはオプションでサーモスタット付き吸気口に代えても良いのでは)。

エアコンのドライモードを常用すれば、気温が上がる晴天の日中は除湿効果が働くため、それなりにさらっとするのですが、雨の日や夜間とかだと室内気温も20℃ぐらいで安定してしまうため、どうしても送風運転に切り替わってしまいます。冷房モードにすればいいのでしょうが、ちょっと寒いですし、電気代もドライモードに比べてグンと跳ね上がってしまいます。毎日暮らすならともかく、週末用の家ではそこまでの贅沢は出来ませんよね。それでも、24時間エアコンのドライモードをかけていると、気温が上がった時に効果があるのでしょう、福島でも外気温30℃の真夏日になった時があったのですが、部屋が蒸し風呂状態になるという最悪の事態は避けられます(逆にいうと、先月中旬に急に気温が上がった時に痛い目に遭いまして。窓を開ければすぐに熱気は抜けてくれましたが、金曜に帰って来て、ドアを開けた時は相当な灼熱地獄でした・・・。一度きりですが、あれでは住めたものではないですね。その時以来、ドライモードはフル稼働にしてます)。そんな訳で、エアコンのドライモードをを24時間運転することで室内気温方面の対策をする一方、週末帰って来たときには別に除湿器もかけることで賄っているのが現状です。

あとは、梅雨明け後の炎天下でどうか、ですね。連日30何度という状況下において、果たして平日窓閉め切ったままでドライモードで快適さを保てるのどうか、見守って行こうと思っています。


ここまで穴掘ったものの・・・挫折
いよいよエクステリアの方に本格的に着手、というか重い腰を上げまして、まずは雨が降ると泥田と化してしまう駐車場から手をつけるべく週末に少しづつとはいえ作業を進め、上の写真のような状態まで進みました。
しかし、先月は結構雨降りだったため、翌週に郡山に帰ってみると穴を掘ったところは「また」一面の水溜まりに。
水は汲み出せば済むことですが、そのままではもういたちごっこでしかありません。そんな訳で、実際に掘ったところにまずは下地として砂を入れ、左官とかで使う金こてで均して(枕木を入れた時の高さが道路面と等しくなるようにして)から実際に枕木を入れてみたところ・・・。

車を乗せるという意味での実用性は問題ありませんでした。ただ素人の悲しさで見栄えは良くありませんが・・・。これならコツコツやっていけば何とかなるかな、という感触もありました。

しかし、慣れないことしたつけは原町に帰ってから出て来ました。
こ、腰が・・・。

考えてみれば、20sからある枕木を自分で運んだのだから当たり前です。幸い(運んだのが2本ぐらいだったこともあって)3日ぐらいで違和感は無くなりました。が、こんな調子では完成いつになるか分からないですし、体ぶっ壊してしまうことも間違いありません。
正直言って、挫折しました。我ながらインスタントですけど、一旦テンションが下がってしまうと駄目な方だということもありまして・・・。
やっぱり土木工事はプロに任せるしかないのかなぁ、と。


その一方で、土留め・擁壁工事の工事の業者選定の方も少しづつ進んでいました。
まずは、(前回更新分でも書いたように)自分の団地の現場事務所に顔を出して、出入りの業者のうちの一つに(叩き台としての)見積を取ってもらうことから始まりました。何棟かここで建売住宅建てている業者で、当然そこの外回り関係は自社でやってしまうとのことだったので。それを見る限り、仕上がり自体は問題なさそうでした。

現場事務所に話した翌日にそこの社長がさっそくやって来ました。団地の懇親バーベキューや芋煮会に何故か協力業者さんも参加していることもあって、顔は知っている方です。一応現場確認したあと、「うちは外も自社でやってますので、安く出来ますよ」との言葉を残して帰って行きました。

一週間後、見積書(と言っても伝票1枚の代物ですが)を持ってやって来ました(5月13日)。
参考までにもう一度書きますと
 土留工事 高さ100p 幅12pもので
   コンクリートブロック(CB)組みで @18,000円×13.1m=235,800円
   現場コンクリート(RC)打ち  で @24,500円×13.1m=320,900円
   これに、「整地 土入工事」としてポンと10万円が計上されていました。

叩き台にふさわしい、ドンブリ勘定でした(笑)。ただ、当然工務店の利益と団地の業者への仲介手数料を含んだ数値でもあったので、自分の中で大体の相場は固まって来ました。ということで、実は今日に至るまで何も話をしてないのですが、役に立ったことは確かです。

次に、どこに当たってみようか、と考えました。
何しろ初めての土地ですから、地域密着型の業者探そうにもツテがありません。もっとも、仕事の関連を通して話してみても良かったのですが、このご時世ですからちょっと躊躇してしまいます。後ろめたいことはしたくなかったですし・・・。
そんな訳で、自分が良く行く郡山駅にもほど近い「イオンタウン」という巨大ショッピングセンターのそばにある全国チェーンのDIY業者(ミ×タービ×ド)に話してみることにしました(同日です−腰痛めて枕木工事に挫折した日、でもあります)。
ここも同様に平日に現場見て来て貰って、次の土曜日にもう一度お店に行って見積書を貰う、という流れでした。

さすが全国チェーンだけあって、見積書は数字入れれば自動的に出るようになっているのですね。きちんとしたものが出来上がっていました。が・・・高い!
大手さんなので、ここでは総額だけに止めますがブロック積みの土留めだけで税込み42万弱でした(L型擁壁施工だと60万強)。安心料とも言えますが、どうせ下請けの左官さんに頼むという事なので、フランチャイズ本部と代理店とで「抜かれる」分が多いものと判断しました。

一方で、ネット発注(詳細はその24の方をどうぞ)を開始した業者へ出したメールも戻って来ました。
が、期待も空しく営業エリア外ということで丁重に断られてしまいました。
(HP開設キャンペーンでの)30%オフならば大変リーズナブルと思ったのですが。

こうして来ると、本当に外回り工事の金食い虫ぶりを痛感させられます。
予算配分を間違えたというか、家だけで自己資金全部使い果たしてしまったこともあるのですが、今となってはどこか内装の仕様を落としてでも外回り用に100万は残しておくべきだった・・・と悟りました。もっとも、外壁レンガを普通のサイディングにしていれば200万は浮いた訳なんですけど、それは譲れない一線であった訳で・・・。住宅情報誌とかでも、コストダウンの手軽な例として平気で外壁材のグレードを下げることを推奨してますけど、それは違うんじゃないかなぁ、というのはありましたし。

もう今の自分は5,60万もの金がポンと出て来る状況にはありません。今から比べればそれなりに金利がいいときに預けた定額預金は最後の生命線ですから、ここには手はつけられませんしね。

そうなると、両親に最後のお願いをするしかなさそうです(というより、どうせ挫折するだろうと思っていたとのこと。 さすがに良く見ています・・・快く承諾してくれました)。


腰を痛めた週は、平日仕事しながらも先のことを考えて結構暗澹たる気持ちになっていました。
そこで、ある方に電話入れたのです。

その方は、以前にエクステリア工事の見積を依頼したことがある業者さんから昨年独立し、個人で園芸中心に外回り全般をコーディネイトしています。なぜ、知り合ったかというと、昨年家が完成する頃だったのですが、もし駐車場のコンクリ打ちを頼んだらいくらぐらいなのかなぁ、と思いまして、だったら一度信頼出来そうな業者に聞いてみるか、ということになったんです。

その前に建て替えた神奈川の実家の外回りがそれは見事な施工だったので(費用もそれなりでしたが)、その業者が加盟している(エクステリア)業界団体(の福島県)の加盟業者であれば、いい仕事してくれるのではないか、と・・・。福島市にあるんですけどね。
しかし、駐車場のコンクリ打ちだけで50万という見積もりが出て来て、やっぱり金欠症候群の自分には仰天ものだったため、後にしようということでそのままになっていたのです。
で、相手してくれた担当さんがその方でした。

つまりは、独立した際に自分の顧客持っていった訳ですね(笑)。工事の際は是非ご一報下さい、と年賀状来る関係になっていました。樹木医の資格を持っているので、専門は園芸とのことですが、勤め時代に土木関連のネットも築いているとの事なので、電話してみた訳です。

で、21日の日曜日の午前中に現場見に来てくれた訳です。

「どうせ土留めやるなら、境界もサイドの境界も決めた方がいいですよ。手間は同じなのだから」
「駐車場も最低限砕石入れるのであれば金額もそれほどかかりないし、そこの山砂を削り取って土留めの部分に投入すれば、余所から土買って来なくても済むから安上がりですね」
「枕木も立てると地盤面の工事が大変だけど、下を砕石で固めて平積みにして(そこの山砂も土留めに投入出来るし)、ちょうつがいで止めれば、手間だけで済むし、重みがあるから風で飛ばされることもないでしょう」

本当、目から鱗が落ちる思いでした。
心の中ではもう、この方にお願いしようと腹を括ってました。本当、家建てた時とは比べものにならないぐらいにやり方が浪速節してますが、あの時の精神状態を考えると・・・。

そんな訳で、翌週福島市に出向きまして、見積もりの提示を受けました。

駐車場は砕石で固め、南面の擁壁については現場コンクリート打ち、境界の両サイドも後々フェンスでも建てられるように15p幅でコンクリを打ち、枕木は道路側に横積するのと(建てないので結構本数が余るために)駐車場から玄関までのアプローチにも敷いて貰って(下は砕石で固めます)、あと宅配便とかが留守中にも受けられるような、大きなポストタワーまで合計して税込み120万弱・・・。

うち、土留めコンクリ打ちの分は41万円でした。
但し、最初の工務店の現場コンクリ打ちの見積もりに比べると

           最初の工務店見積    今回提示分
  施工高さ       1.0m          1.2m
  擁壁厚さ       12cm          15cm 
  施工延長      13.1m          16m 

と、現在斜面になっている南面(間口13m)だけでなく、家がある地盤面までの敷地の両サイドにもきちんと擁壁を打つ形になってますし、基本的な仕様もワンランク上です。なので、仕方がないかな・・・と。

今回は出資者が別にいることもあるため、その見積もりをファックスで送信しました。その結果、細かいアドバイスと先々のことを考えればここで駐車場にコンクリを打ってしまった方が良い、という返事が返って来ました(その見積もりの中で、もしコンクリ打つ場合には14万円高というのがありましたので)。反映した点は実際の工事の中で紹介して行くようにします。

それを踏まえて、諸経費のある程度の勉強と駐車場コンクリ打ちまで含めた見積(最終に近い)を依頼し、先週の金曜日(16日)に普段は原町市から郡山市へ直行するところを福島市に寄りまして、実際に貰って来ました。

  項  目     数  量    単  価   金  額
  床堀工     27.0立米  @2,120   57,240
埋め戻し整地   27.0立米  @2,320   62,640
擁壁(仕様上記)  16.0m @22,216  355,456
敷地両側基礎    28.0m  @7,120  199,360
土間コンクリート   35.0u  @4,240  148,400
ワイヤーメッシュ   35.0u    @960   33,600
 枕木加工       1式             16,000
枕木敷き施工      1式             80,000
場内整地(仕上)    1式              24,000
宅配(郵便)ポスト   1基              78,400
 同  取付       1式              12,000
墨出しレベル
水盛りやり方      1式              19,720
(水平をとること)
 諸 経 費       1式             108,681
 税抜き合計                  1,195,497
 税込み合計                  1,255,271

普段仕事でも見積もりは数多く見ていますし、家を建てる際にも各社の見積もりをじっくり検討したことからしますと、これでもドンブリであることは確かです。
ただ、土掘り関係の費用をそれぞれの工事に割り振る必要があるので何ともいえませんが、その方が古巣で出した50万という駐車場の見積もりに比べても、その部分は相当割安になってますし、擁壁部分も前回よりはそれなりに。何より、枕木関係が10万で収まっているのが(実際にやってみて苦労したことを思えば)良心的だと思ったのですが、どうでしょうか?

話を聞けば、依頼することを考えているのは、その方とはもう30年ぐらいの付き合いという、二本松市の方だそうです(夫婦でやっていて、最近お孫さんが生まれたとか・・・)。
人気があるそうで、その方のスケジュールがいつ取れるかにもよる、とのことですが、早ければ来月早々か後半の着手になりそうです。

確かに、そういう家内工業でやっておられる方に依頼する場合には、ある程度お任せというか「投げる」しかないのも仕方がないのかもしれません。家にしても、見積金額とはまた別の次元で、どれだけ腕のいい大工さんを確保出来るか(そして、気持ちよく働いてもらえるか)どうかで、仕上がりに格段の差がある、というのは痛感しましたからね。

セルコホームのように、企画型輸入住宅でどの家建てても手間は同じ、という場合には、自分のようなネット上でのアピールが有効になるのでしょう(し、実際に派遣していただいた訳です)が、通常だと腕の高い大工さんは手間の高い仕事を優先するのでしょう。でも、(仕事がなくて遊んでいる時期があるとすれば)そのスケジュールに合わせて家を建てるようにして、その大工さんに入って貰えれば、金利や税金の問題差し引いても長い目でみた「もち」が全然違って来る訳です。

正直言って、公庫金利2.2%の時に契約した時、来年の今頃は不景気も更に深刻化して、公庫金利も最低3%前半までは行くのではないか、と予想していたんです。それが実際には(選挙前で抑え込んでいることもあるのでしょうが)2.75%に止まってます。金利が1%も違えば、たとえ住宅ローン減税受けたとしても、30年(そこまで払い続ける気は毛頭ありませんが)の総返済金額ベースでみれば
先に建ててしまった方が明らかに得だったのですが、0.55%ぐらいの差だと待ってローン減税受けた方が有利ではあるんです(15年ずっと暮らせて還付受けられた場合で、数十万程度ですけどね。県職員で有る以上、南会津の山奥に飛ばされることも有るわけで、しかも独身を貫けば更に動かされやすい訳ですから、多分に机上の計算入ってますけど・・・。出来るだけ郡山から通うつもりですが。まず、来年からは当分の間福島市に新幹線通勤ですし)。ただ、今まさに工事やったとして、果たしてあの時程の施工体制を取ってくれていたかは多分に疑問ですけどね。

そんな訳で、今回はいい仕事をそれなりの値段でやって下されば、余り口出しはしないことにします。
そもそも、崖の上に立つ家でもないため、家の時ほどは神経質になる必要もない、というのもあります。

金額については両親の承諾も得られたので、再度連絡を取って契約に向かおうと思います。
さっきも書きましたが、工期は施工されるご夫婦に合わせるということで、早まるかもしれませんし、間が空くかもしれません。前半だとまだ梅雨が残っているかもしれませんが、昨年と同様結構晴天の日も多い感がありますし、(型枠さえ組んでしまえば)擁壁のコンクリ打つ時は多少雨が降っていた方が、ジンワリとコンクリが固まって強固になる、ということを昨年の基礎工事の時に学んだ、というのもありまして・・・。確かに、見事な基礎でしたからねぇ。今斜め前で建っている建売の基礎とは雲泥の差があります。但し、初日は自分も立ち合うたいので、その辺の日程調整は必要になってくると思います。


結果的に土木はプロにお任せすることになりましたが、それでも庭はまだ全然手つかずのままです。
ここはスコップ一つで何とかなる訳ですから、今回の工事でいよいよスッテンテンになってしまいますが、また少しづつ資金を貯めて手を付けていこうと思っています。

HPの方については、次の本更新は来月半ばぐらいになると思いますが、動きがあれば週末帰った時にでも、表紙のみ更新で対応していこうと思っていますので、折に触れてご確認いただけると幸いです。

そういえば、来週には選挙がありますよね。結果は多分に投票率に左右されるのでしょうが、その後の政局の枠組み次第で、自分の「20代で家を建てた」ことの良し悪しがハッキリすることでしょう。
私自身は、先行きに関しては、悲観論者ですので。

さて、どうなることやら・・・。

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