とぜんそう2004年11月分

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04/11/06

前月分の「とぜんそう」の画像リンクが手違いだらけだったので修正しました。


小牧航空祭地上展示今日の中日新聞投書欄に空自小牧基地航空祭の写真(この写真とは反対側から撮ったもの)が掲載されていましたが、かなり高い位置から写しているし何人かの観客が迷惑そうに見上げていることから見て脚立にのぼって撮影したものと思われます。

航空写真ファンからも嫌われてる脚立撮影を助長するような写真は載せないでもらいたいものです。


これも今日の中日新聞からで社説と投書欄の間の「編集局デスク」。

中日新聞の立ち位置はだいたいわかってるから論旨については措くとして、

ブッシュ大統領は、この事実を真しに受け止めてほしい。


こんないいかげんな表記の文章を真摯に受け止められるわけないでしょ。

04/11/10

今日の中日新聞社説では「もう我慢の限界だ」と題して北朝鮮に誠実な対応を求めておりますが、たった半年前に編集局長が書いたことを忘れてしまったのでしょうか。

北に対して怒りや憎しみを持ったのがいけないと書いておきながら今度は「世論」を北に伝えろ、ですか。ま、読者層のご意向にを無視しちゃ新聞が売れないしね。

04/11/13

今日の朝日新聞投書欄に、韓国では北朝鮮関連団体を敵視する法律を廃棄しようとしている、翻って日本では「戦争反対」と公衆便所に落書きしたり自衛隊の敷地内にある官舎にビラを配ったりすると取り締まられるし、憲法を改正して国民の義務や責任を明確にしようとしている、どちらが民主的な国であろうか、という趣旨の意見が掲載されておりました。

こういうことを述べる人はなぜか、韓国では戦時中に親日的な行為をした人を処罰する法律が作られたり、「戦争反対」以外の落書きやピンクチラシ配布も取り締まられていることを併記しないみたいです。

なぜこんな恣意的なことを書いたり掲載したりするのだろうと考えつつほかのページを読んでいたら、今日の天声人語がいみじくもこの思いを表現してくれていました。

 人を導く言葉もあれば、迷わせ、惑わす言葉もある。


自分のことはよくおわかりのご様子。


2日前の朝日新聞社説より。

「自衛隊が活動しているところは非戦闘地域です」

 自衛隊を派遣する先はすべて「非戦闘地域」になると定義するつもりなのだろうか。こういう回答を世間では開き直りと呼ぶ。


「自衛隊が活動しているところ【が】非戦闘地域」と述べたなら「派遣先すべて非戦闘地域」と解釈できるけど、というあたりはさておき、高島俊男先生も以前指摘していたけど、このところスポーツ関係、特にプロ野球解説関係を中心に「開き直り」が「覚悟を決め、腹を据えて事に当たる」みたいな意味でつかわれることが多くなっています。あらぬ誤解を避けるためには「居直り」ぐらいの方が。

でも「居直り」はもともと「居住まいを正す」と同じ意味だったみたいなので、きちんとした態度に改める、と解釈されたりして。そのうち辞書に「居直り強盗ヰナホリガウタウ:家人などに見つかると態度を変えて礼儀正しく金品を強奪する窃盗犯、またはその行為」とか。

なんか書かなきゃよかったみたいな内容になったけど、とりあえず更新することに意義があるってことで(開き直り)。

04/11/18

今日の朝日新聞投書欄にプロ野球の球団名についてのご意見が掲載されていました。

アメリカでは球団名にオーナー会社ではなく地域名をつけると決まっている、企業名で呼んだのでは球団に愛着もわきにくいからプロ野球改革が話題になっているこの機会に日本も球団は地域名か愛称で呼ぶことに決めたらどうだろうか、みたいな内容。

世の中には「巨人」とか「ジャイアンツ」というのが嫌いであえて「ヨミウリ」と呼ぶ人も実際にいるんだけどそのへんはどうなんでしょう。


ドコモの「901i」5機種、26日から順次発売という記事より。

 大容量化の最大の狙いは、1人あたりの利用料金の高額化だ。大容量になればなるほど通信料を多く支払うことになる。


これを読んで「味の素」売り上げ急増の伝説を思い出した人は少なくないと思う。

04/11/19

ウェブ上では見あたらないけど今日の中日新聞朝刊に特殊な素材が開発されたという記事が掲載されておりました。

なんでも、青色レーザーを当てると色が消え、青紫レーザーを当てると消えた色が復活するのだとか。生物の体内で物質がどのように動いていくかなどを調べるためのものだそうで、青色レーザでドロンと消えた色が青紫レーザでパッと現れることから付いた名前が「ドロンパ」。

でも、開発したのは日本人だそうで誕生したのも日本の施設。「ドロンパ」がアメリカ生まれじゃないなんて何か間違ってる気がする。

04/11/23

今日 CBC ラジオを聞いていたら、パーソナリティが京都に行ってきたとかでその自慢話を披露しておりました。来週もやるんだとか。

途中“My Favorite Things”をかけて、この曲を聴くと京都をイメージする人が多いのではないでしょうか、とかゆっとりましたが、運転しながら聞くともなしに聞いていたので、なんでこの曲で京都を連想しなきゃいけないのかがまったく理解できませんでした。
もともとジャズの曲らしいけど、映画“Sound of Music”しか思い浮かばない私の方が世間からずれているのでしょうか?


今日の朝日新聞ポリティカにっぽんより。

 円卓会議は15日、「木づかいのススメ」という提言を発表した。メンバーの阿川佐和子さんは木製ガードレールを勧めていたな。私は、美空ひばりの「1本の鉛筆」にならって「1本の割り箸」という歌詞をつくって恥ずかしながら披露した。

 1本の割り箸が中国からやってくる
 中国の森を壊している
 中国のはげ山から黄砂が飛んでくる
 1本の割り箸を日本の木でつくる
 これまで捨ててきた間伐材でつくる
 森の風通しがよくなって日本の森が生き返る
 土砂崩れから村を守る

 「1本の割り箸」から気持ちを変えたい。だれか曲をつけてくれないかな。


1本の割り箸で中国の森が壊れるなら中国より遙かに狭い日本の森なんかひとたまりもないような。それを避けるために割り箸の需要が日本の間伐材で足りなくなったらまたぞろ中国から輸入するんでしょうか。

こんな情緒だけのものを実際に披露したのならほんとに恥ずかしい。というか、曲がついてないなら「歌詞」じゃなくてたんなる「詩」じゃないのか?

それとも「一本の鉛筆」のフシで歌を披露したんだろうか。だとしたら恥ずかしいというよりかなりイタイぞ。曲をつける人が現れたらそれも恥ずかしいかも。

ちなみに以前会った環境保護論者によれば、割り箸を間伐材で作ったとしても自然破壊には変わりないのだそうです。そういう人も「円卓会議」とやらに参加させてほしい。

04/11/24

風邪気味で頭がぼんやりしてるので忘れるところでしたが、先週聞いたラジオニュースの話。

近所で悲惨な事件が起こったことについてマイクを向けられた主婦、「恐ろしいですねえ。驚きを隠せません」。

……マスコミの皆さん、あなたがたの勝利です。自分の感情を表すにかくも無惨な言葉が語られる時代は間違いなくあなたがたのもたらしたものです。おめでとう。

このインタビューがスピーカーから流れたとき、私は驚きを禁じ得ませんでした。

04/11/27

秋の夕日に……愛知県瀬戸市の定光寺まで駆け足で紅葉狩り(滞在約1時間)。

色づきかたが木によってまちまちなので、まだしばらくは見頃が続くのかな。とはいえいわゆる名所は人出が……。


先日のポリティカにっぽん「1本の割り箸」の件について、現在では状況が違ってきているという情報をいただきました。毎度申すとおり思いこみとうろ覚えで書き飛ばしてますので(最近では老化による記憶力低下と仕事上のストレス、体調不良が加わったりして)、こういうのはほんとに助かります。ありがとうございます。

考えてみればかの環境保護論者とその話をしたのは15年も前なので、それを根拠にしたのはこちらの手落ちですね。不明を恥じるばかりです。

ただ、そこに紹介されている事情はあの「ポリティカにっぽん」からはよくわかりませんし、そんな中途半端なものに曲をつけてくれる人はいないかなどと新聞紙面に臆面もなく書く神経はほめられたものではない、という基本姿勢は変わりません。

また、先般中国では環境保護のために木炭の輸出しないことを決定したそうですから、割り箸についても中国の森林のことはとりあえず中国に任せておくしかないのでは。日本が何か言っても聞かないだろうし(先日も石原東京都知事が北京市長の代理人だかと環境問題でモメてましたっけ)。

自分は自分でできることからってことで。

04/11/28

夕日その直後。


環境について話題にしていたらこんなニュースが。

ブラックバスは網の外?外来種被害の法対策骨抜きか

「ポリティカにっぽん」では中国で割り箸を作って生計を立てている人は無視してましたが、半年ぐらい前の朝日新聞ではブラックバスについては賛成・反対の両論を公平に取り扱ってましたっけ。釣り具メーカの立場に配慮した立派な態度ですね。

ちなみに私はその報道で清水邦明がブラックバス駆除に反対だと知って、あのねのね時代以来のファンをやめました。


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