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2005.5.31 その2 礼状
礼状が届いた。鳥屋野潟に桜を撮りに行ったときに撮らせてもらった若いカップルである。平日であったからおそらくは大学生か。とても2人の
雰囲気が良かったのでお願いして桜の道を歩いていただいた。
礼状が遅くなったことを詫びつつお礼の言葉がつづられていたのだが、なんと県展入選のお祝いの言葉が。新潟日報を見ていて僕の名前を見つけたのだという。
県展に僕の写真を見に是非行きたいと書いてある。初めてのことだがこんな嬉しいことはない。僕の写真を見てくれる人が2人増えてくれたのだから。
2005.5.31 現像にうってつけの日
今日は月末、早くも1年のうち5か月が過ぎ去ったのだ。季節は初夏といっていいだろう。毎日気持ちの良い気候である。ストーブも要らなきゃ
クーラーも要らない。いたって経済的な季節でもある。そして、モノクロフィルムの現像にも極めて適した季節である。
4本撮影済みのフィルムが溜まったので(LPLの4本用現像ステンレスタンクを使って)現像しようと作り置きの現像液(D−76)と定着液(フジフィック
ス)を容器に取り出して温度計で測ってみると、これがジャスト摂氏20度Cであった。まさに現像にうってつけの日というのはこういう日のことを言うのだろ
う。
現像の結果、フィルムの上がり具合も良好。気持ちよく作業を終えたのだった。
という訳で、これから暗室に入ります。モノクロプリントの引き伸ばしに入りたいと思います。面会謝絶、電話不要です。では、では。
2005.5.29 復習
先日県展を見てきてその後にいろいろな人と感想を交換する機会があった。それでもう一度見てみようと今日もう一度新潟市美術館に行って県展
を見てきた。
ちなみに、今日はハーレーで行ったのだ。この時季バイクはこたえられないぞ。
ここかしこで栗の花に匂いがしてくる。そういう季節なんだなとあらためて思う。バイクに乗っていると車よりも季節に敏感になる。
今日も先生が講評をされるのでその時間に合わせて美術館を訪ねた。今日の講評は土門拳・濱谷浩に薫陶を受けたというK先生であった。
このK先生の話が面白い。辛口批評でバッサバッサと切りまくる。「内容がない」「話がない」「ただの対比だけ」「被写体がいいのにもったいない」「組み写
真が全然分かっていない。」「もう見たくない」眼にとまらない写真にはコメントもない。飛ばす飛ばす。勢い余って今回の県展の審査員の一人榎並悦子先生の
写真も「話しがない」とバッサリ。「おっと、これは大先生のだった。」だと。だが、極端なだけに言いたいことが強く伝わってくる。内容のある写真を撮りた
いという情熱が伝わってくる。写真界の潮流が変わってきているのに県展に集まる作品は変わらない、つまり写真に対する考え方が変わっていないのだ、と。写
真は旧来からの美術の流れにはない、とも。また、なるほどと感心したのは「山古志の写真は自分だけで撮ったのではない。先人が撮りそのデータや情報・写真
が引き継がれて全体の写真がある。だからそういうものでない独自のものを。」というくだり。なかなか深い。最後には帽子を取って深々と一礼して「みなさ
ん。けなしてすみませんでした。」と。あまりの面白さと歯切れの良い批評、造詣深いコメントに拍手が沸いたのは言うまでもない。
後で行きつけのカメラのア○トさんで会った午前の講評のW先生の話しを聞いてこられたYさんにうかがったとことろ、W先生の話しが当たり障りのないことば
かりでつまらなくて最初の15分聞いただけで止めてきたということだった。
帰ってきてからこのK先生について興味が湧いたのでネットで調べてみた。すると、僕が既にK先生の本を持っていたことが分かった。
その本とは「良寛の名詩選」考古堂書店刊、谷川敏明著、1500円で、この本の全編の写真を撮影されたのがK先生であったのだ。本の著者紹介によると良寛
と会津八一をテーマに全国を取材とある。知らなかった。なんという偶然。尊敬する写真家土門拳・濱谷浩に教えを受け、良寛を題材に選ぶ写真家K先生に俄然
興味が出てきた。親しく詳しいお話しを是非ともお聞きしたいものだ。
2005.5.28 受賞祝賀会
今夜、受賞祝賀会があって行ってきた。中学校時代の恩師の受賞祝賀会である。中学校2〜3年の担任だったS先生が第2回全日本年賀状大賞コ
ンクール版画部門で日
本青少年ペンフレンドクラブ協会長賞を受賞されたのだ。5万数千の中から4大大賞の一つに選ばれたのだ。郵政公社になったので第2回ということになってい
るが、30年もずっとこのコンクールに応募され続けていらっしゃる。僕も先生が担任になられてから卒業以降もほとんど毎年年賀状をお出ししているので(喪
中の年は除く)このコンクールに出されている年賀状を毎年頂いていて、毎年どんな絵柄の版画年賀状を頂くのか楽しみにしているのである。今年は今迄で一番
高い賞を受賞されたので関係者が祝賀会を企画されて、僕ら教え子たちも混ぜていただいたというわけである。お歴々も出席され人数も多くまるで結婚披露宴の
ような賑わいであった。
前日のところに書いたが、今年先生は県展にも入選された。昨日展覧会場に行ってきたので先生に「早速見て来ました。」と報告すると、先生はまだ会場に足を
運んでいらっしゃらないらしくて「どっちが入った?」とお聞きになられたので、「民家の絵でした。」とご報告。「やっぱりそうか。」と先生。県展は入選作
は名前のみの発表で本人すら会場に行って見ないと何が入選したのか分からないのだ。
僕の県展入選にお祝いの電話を頂いた件では、「朝早くて悪かったなあ。まだ寝てるかと思ったけれど嬉しかったので電話したんだ。」とのこと。ほんとに気に
かけていてくださったのだなあ、とあらためて嬉しくなった。(いえいえちゃんと起きてました。先生の名前も見つけておりましたとも。)

受賞されたS先生に花束の贈呈。中学校の同級生一同とS先生。旧3年4組のテーマソング「あの素晴らしい愛をもう一度を」歌う同級生達とS先生。校内音楽
コンクールで入賞した思い出の曲で、同級会では必ず歌う歌なのである。30年たってもみんな歌えるのである。
2005.5.27 新潟へ行ってきた 県展の感想
今日からいよいよ新潟県美術展覧会(県展)がはじまった。早速写真の展示会場の新潟市美術館に行ってきた。・・・が、その前に洋画部門の会
場である県民会館へ。中学校時代の恩師の作品が洋画部門に入選されたのでその作品を見たかったのだ。久々にS先生の油絵が見れるかと思ったのだが、最近
ずっと描いていらっしゃる水彩による作品だった。しかし水彩といえどもかなり大きな絵で、茅葺の民家の絵だった。僕が中学生時代にやっぱり県展に入選され
た先生の絵を見たときは強烈な色彩と大胆なタッチのギラギラした絵に衝撃を受けたものだが、今回の入選作は穏やかな作風の絵だった。人間は年齢と共に変わ
るものなのだろうか?
昼飯のラーメンを食べていよいよ新潟市美術館へ。午後1時30分からのY先生の講評を聴く前に先入観
なしに見たかったのでちょっと早めの時間に見て回る。会場へ入ってBBSでおなじみのビーバーさんの川口
の写真が。長時間露光で田圃に映る月の光跡を作品にしておられた。一朝一夕に撮れる作品ではなく氏のこれまでの写真の積み重ねが見て取れる。(ビーバーさんのホームページはこちら)そしてついたてを回るとすぐに僕の写真が。(入選作品はこちら)
ここには同じ三条市在住の方の写真が集まっていた。猿写真のオーソリティーK氏の魚眼レンズ作品も。僕の作品は旧下田村のT氏の田植えの作品の下に飾ら
れていた。T氏の作品が田植えで僕の作品が収穫直前の田圃ということで、まるで組み写真のようだ。しかも両方とも全倍の大きさで示し合わせたかのようだ。
顔なじみのお仲間のカメラマンの作品を探しながら鑑賞。N氏・S氏の両山岳写真のベテランの作品に流石と思い、新潟二科大賞のS氏の作りこみにうなり、今
回奨励賞のH氏・同じブースに展示されたK氏の両氏魚眼使いの作品に刺激を受け、また、今回奨励賞の風景写真のベテランで人格者O氏の完璧なテクニックに
感銘を受け、根っからのスナップ派Y女史のレスポンスに納得し、動き物に強さを発揮するN氏といつも行動を共にして写真を撮りに行くO氏二人の初入選の作
品を
祝福の気持ちで見て回ったのだった。
まず
全体の感想としてはなかなか好印象を持った。数も多いこともあるがなかなか見応えがある。被写体別に見てもバランスも良く選出されているという感じで偏り
というものは感じられなかった。いつも入選落選の線引きのときに話題になる「?」という写真も僕的にはあまりないという印象だった。
入選した写真を見てあらためて強く感じたのは写真には個性や主張やメッセージが大切だという事である。ここ数年の写真界の流れというものもそういう流れだ
と思うが、それが選にも現われていると思う。コンテストという性格上、あるいは発表して多数の人に見てもらうものとしての写真の性格上、撮り手の個性や
メッセージが込められているということがとても大切なことなんだな、と実感した。写真としてはどんなにいい写真でも独自のメッセージやより心の深いところ
に
感動を呼び覚ますような写真でなければ眼にとまらないという事だ。何処かで見たことがあると思わせるような写真では駄目だということである。更にそ
れと共に主題の選び方が大事だということも強く感じた。より心に訴える、よりみんなの共感を呼び起こす、できれば見た瞬間はっとするような驚きのある主題
であることが必要だと感じた。しかも明るく力強いプラスイメージのものでないと特に県展賞を取るには駄目なんだと思った。小手先のテクニックや単なるもの
珍しさや視線
がちょっと変わっただけのものやただ眼前のものを撮っただけのものはいくら独自のものがあっても真正面から強い主題を明確に捉えきった作品には敵わないの
だ、と
いうことだ。
大変勉強になった。
県展を見た後、そこら辺をプラプラしてみた。行き先はいつもと同じ。スナップ派のベテランI氏とよく話して自戒することなのだけれど、このパターンは変え
ねばと思うのだが、実は県展鑑賞と、Y先生の講評を聞いていたらとても疲れてしまって新しいアクションを起こす気力が湧かなかったのだ。それでも朱鷺メッ
セの31階展望室で抹茶ソフトクリームを食べたら元気が出てきたので半分撮影済みだったポジ1本とモノクロ1本とデジタルを数十枚撮って来た。

県民会館の植え込みにカラスが何か食べている。もう初夏の日差し。考えれば夏至まであと少し。県民会館の駐車場、見た目は面白いが実用性は?

朱鷺メッセ31階からの眺望。鉛筆みたいにとんがっているビルはNEXT21。展望室の家族連れ、家族ってどうして似るんだろう?ちょうどビルの窓拭き作
業中。こんなに高所、怖くないのか?
2005.5.26 その2 散歩
最近スランプだと心内向きで萎縮して写真が撮れなくなっていたけれど、現金なことに入選の知らせですっかり写真を撮る意欲を取り戻した。
時間がなかったので夕暮れまで散歩。(自動車でだけれどね)

今日は雲ひとつない青い空。田圃の稲もすくすくと。消防士のみなさんも準備に余念なし。

塾通いの小学生か。三条にこんなサッカーボールのモニュメントがあるなんて知らなかった。槻の森、台座にはスポーツ宣言市三条市の文字が。遊具で遊ぶ子
供。
明日は県展に行ってこよう。新潟の街も久しぶりに撮りたい。
2005.5.26 県展入選
昨夜遅くに就寝したのに今朝なぜか早くに眼が覚めた。カーテンの隙間から明るい日差しが入ってきている。そうだ、今日は新潟県美術展覧会
(県展)の入選者の発表の日だった。布団を抜け出して階下に降りて玄関の新聞受け入れ口を見る。まだ新潟日報誌は来ていなかった。肩透かしを食らったよう
な気持ちで2階に上がると、戸外でいつもの新聞屋さんの車の音がする。一足違いだった。もう一度階下に下りると、新聞が来ていた。
早速新聞をめくって入選者のリストを見る。あった!!入選である!2年連続2回目。う〜ん、やったぁ!ここ1年間県展を最大の目標にして写真を撮ってき
た。1回目の入選がまぐれでなかったことを証明したかったのだ。特にここ半年くらいは県展用に写真を撮ってきたといってもよい。努力が報われたようでとて
も嬉しい。更に今回の写真は前年の落選作品ではなく(出そうにも水害でパネルは水没駄目になってしまった)正真正銘のこの1年間で撮った写真である。今現
在が認められたということが嬉しい。
そしてもう一つ嬉しいことに最近いつも一緒に写真撮りに行ったりモデル撮影をしたりしている同じクラブのO氏も初入選である。朝早くにもかかわらずO氏の
携帯に電話、眠そうで「なんだよお、こんなに早く・・・」といった声で彼が電話に出る。「入選おめでとう!」思えば去年の僕の初入選のときは写団Kの先輩
C氏が同じように僕に朝早く電話を下さったっけ・・・・。
そんなことをしているうちに家の電話が階下で鳴った。母親が出て2階に上ってくる。なんと中学校時代の恩師からの電話だった。実は新聞を見て洋画部門で先
生のお名前を発見。先生も入選されたんだなあと思っていた矢先であった。先生は先日年賀状のコンテストで版画部門で入賞されたばかり。受賞を祝う会が近々
もたれることになっていてついでに合わせて同級会もしてしまおうということになったのであるが、ここに来て2重のお祝いとなったのであった。そんなことも
あり、僕の名前を気にかけていてくださったということがとても嬉しかった。
その後も叔母さん(母の妹さん)からも電話を頂いたり、たまたまアメリカに住んでいる僕の妹から電話がかかってきたので報告したりした。
さらに写真仲間に電話したりされたりと、とても楽しい一日であったとともに、また今日から更に研鑽を積んで自分の写真を磨いてゆきたいと気持ちを新たにし
た。
2005.5.25 県展入賞者発表
今朝、新潟日報誌上で新潟県美術展覧会、通称県展の入賞者の発表があった。同じクラブのH氏と行きつけのカメラ屋さんでよく写真を見ていた
だいてアドバイスをしていただくO氏が奨励賞を受賞された。流石である。H氏は去年の県展賞に続いての受賞であり2年連続の県展賞を逃したものの快挙であ
る。決して社歴が10年20年あるわけではなく急速に写真を自分ものにされた人で、一目見てH氏と分かるような個性溢れる写真を撮るところなど只者ではな
い。O氏は知る人みんなが一目置くベテランで入賞作の題名から察するに得意とする山古志の棚田風景のようで、会心の作なのに違いない。心からおめでとうと
言いたい。
明日は平入選者の発表であるが、自作はどうなることやら。去年は新潟日報誌を購読しておらずC氏の電話で入選を知ったのだった。今年はどうか。静かに待ち
たい。
2005.5.24 古本屋
このところ頻繁に古本屋に古本を持ち込んで小金を稼いでいる。1000円とか2000円のほんとに”小金”であるが。
ちょっと前に雑誌類を溜め込んでいたアパートの2階住人の部屋が本の重みで落ちてニュース沙汰になったが、まさかそこまではいかないが、一旦買ったものは
単なる雑誌漫画本といえどもなかなか捨てれない性格の僕は自宅2階に大量の単行本や雑誌を所有していた。バイクやアウトドア関連・写真・グラビア誌など多
種数年分の雑誌類が規則正しく整理整頓されていてそれは見事なものである(笑)。そろそろ整理しなくてはとは思うもののもったいなくて捨てることが出来な
い。そうこうしているうちに日々は過ぎ去っていったが、新しくできた古本屋に入ってみたら自分の家にある雑誌類が結構まともな値段で売られているのを発
見。数がまとまれば”小金”にはなる。こうなれば捨てるよりはずっと良い。県展作品の撮影や出品用に大伸ばし&パネル張りなどで経済的に困窮していもいる
し(!)この際売ってしまうことにした。
中くらいのトートバッグに2〜3個ぎっしりで持ち込むと1000円から2000円くらいになるのだ。趣味性の強い雑誌や人気のあるグラビア誌などは結構高
値で1冊30円〜70円くらいにはなる。今流行りのDVD付きの雑誌は(考えれば当たり前のことだが)DVDがないものは全く引取りの対象にもならないと
いうことも知った。またA店で引き取ってくれなくてもB店で買い取ってくれたりすることもある。値段が違うということもあるようだから、A店に持って行く
かB店に持って行くか店の得意分野を考えて持ち込んだほうが得策だということも分かった。ちなみにそういった傾向などはその店の陳列された品揃えを見れば
自ずと見えてくるのだ。
昨
日もA店で引き取ってくれなかったものをB店に持って行ったのだが数冊分で40円と査定され、10円玉4つを貰って帰ってきた。可愛い女性店員が「いっぱ
いお持ちいただいたのにすみません。」と愛想のよい営業トークにこちらも笑うしかなかったのだ。いやいや、捨てると思えば・・・・・。
2005.5.23 一新橋の解体
三条市の五十嵐川にかかる一新橋の解体がだいぶ進んできた。

半分ほどはもう杭部分を残すのみとなった。作るには時間がかかるが解体するのは簡単だ。このあと2年もかけて新しい橋を作るのだという。僕など通らない日
はない橋だったのでないと不便である。
それよりも大部分の三条市民の心配は五十嵐川の改修工事に向いているのではないだろうか。もう1か月もすれば梅雨の季節に入る。今年は大丈夫だろうか?と
大部分の人は思っているのでないだろうか。去年の水害で被害を受けた部分は補修はとりあえずしてあるが、根本的な改修は行っていない。土嚢を積んだままの
ところだってそのままになっているのだ。これで去年のような豪雨になれば2年続けての水害になるのは間違いないのではないだろうか?僕の場合で言えば今度
水害にあったら経済的にも立ち直れそうにない。早急に三条市民の不安を取り除いてもらいたいものだ。
2005.5.22 つれづれ
実は加茂祭りの日にちを1日勘違いしていたので今日は予定が空いてしまった。昨夜遅くまでモノクロプリントの作業をしていたので朝遅くにの
てのてと起き出しそのリズムで1日が過ぎてしまった。サッカー日本代表の対ペルー戦をテレビ観戦したかったのでその流れは悪くはなかったが、なんと!日本
代表は後半ロスタイムにペルーにゴールを決められて負けてしまった!げげげっ!やっぱりまだ全然攻め手がないというかここで決めるぞ!といったときの手立
てが全然ないままここまで来ているのだ。試合運び云々といった問題ではないような気がする。ワールドカップ行き黄信号ではないだろうか?
何気なくテレビを見ていたら女子プロゴルフの試合をやっていた。実は隠れ藍ちゃんファンなので、ゴルフは以前始めたもののすぐに興味を失ってゴルフバッグ
は家の片隅にほうってある口ではあるが、最後まで見ていた。宮里はスイングした後必ずへそが見えるのも良いが、一番良いのはあのおっきい眼だ。意志の強い
真っ直ぐな性格の眼だ。あういう眼を持っていることに正直憧れを持つ。大物だと思う。ヤンキースのゴジラ松井秀喜選手が高校卒業時くらいにテレビのインタ
ビュー番組に出ていた時に「こいつは大物だ!」と感じたときと同じようなものを感じる。
ところで、今日は同じ時間に違う局では男子のプロゴルフの試合もやってた。でもきっと大部分の人は女子ゴルフの試合を見ていたのではないだろうか?18、
9くらいの若い子達が一流のプレーで競い合っている様を見るのは確かに楽しい。事実、試合のギャラリーの数も、テレビの視聴率もダントツに女子ゴルフのほ
うが勝っているのだという。宮里藍に横峰さくら、今日はアマでもうすぐプロになる諸見里しのぶなど10代の有望選手が目白押しだ。彼女たちがこの調子で頑
張り続けたら女子プロゴルフの人気も大きなものになっていくのではないだろうか。
その宮里はトップと一時差があったにもかかわらず猛追してとうとうプレーオフに持ち込んで優勝してしまった。2週連続の優勝である。すごい!
夕飯までに時間があったので愛車のタイヤ交換をした。何とまだ冬用タイヤのままだったのである。毎年5月のゴールデンウィークくらいまでは平気で冬タイヤ
を履いている。山に行くとゴールデンウィークくらいではまだ除雪していない道などあるものだからほとんど必要がないにもかかわらず念のために履いているの
だが、今年はいくらなんでも遅くなってしまったようだ。もうすっかりバイクシーズンで自身ハーレーにも乗っているのだから遅すぎだ。これでタイヤのノイズ
も少なくなるかな。
2005.5.21 加茂祭り
今日は加茂祭り、お天気も良かったので散歩がてらに覗いてみた。

露天が立ち並び子供や親子連れがたくさん出て大賑わいである。
祭りにはカメラはやっぱりF6にVR24〜120mmかな?と思いつつライカをぶら下げながらぶらっとひととおり歩いてみる。茶店の前で地元カメラマンC
クラブのY氏に会う。
なんだか撮るものを見つけられずにほとんど何も撮らずに早々に帰ってきてしまった。(実は祭りが終わってしまった後だったのだった。ちゃんちゃん
♪・・・・・(T_T))
2005.5.20 その3 TOPの写真
母親を足の治療の帰りに燕市八王寺の安了寺の白藤を見に連れて行った。13日のところで触れているように僕自身は既に見に行っているので2
回目である。前回に比べ少し花が痛んできたようだ。見頃もあと少しである。夕方ではあったが今日は念願の青空バックで撮ることができた。白藤のバックは青
空に限ると個人的には思っている。で、念願の青空バック写真が撮れたのでカウンターのあるTOPの写真を白藤の写真に更新した。いつまでもチューリップで
は季節に合わないもの。でも、藤も過ぎてゆく。次は何をもってこようか?
2005.5.20 その2 月例コンテスト
昨日CクラブのK氏が嬉しそうにCフォトサークル誌の7月号に入ったと聞かせてくれた。一応おめでとうを言ったのであるがK氏は県展賞を
取った事もあるベテランカメラマンであるしCAPA誌やアサヒカメラ誌などでもちょくちょく入賞掲載されているので「へえ、また入ったのか。」くらいに
思っていた。ところが彼のHPを見てみたらそれに触れていて「感想と顔写真が載る」とかいてあった。ということはトップであるゴールド賞ということであ
る。すごいじゃないか!トップを取るということは難しい、すごいことだ。選者が並みいる中から一番良いと選ぶんだから。こんなことならもっときちんとおめでとうを言ってお
くんだった。でも、きちんと「トップ」だったと言わないK氏が悪
いのだ・・・・のだのだ。
だが、ちょっと嬉しい結果は僕も。
今日は20日でカメラ・写真雑誌が一斉に発売になるので本屋に行って雑誌を手に取ってみる。すると、日本カメラ誌月例コンテストモノクロプリントの部で6
月号の3次予選通過のところに名前が載っていた。あと少しで入賞だったのか。残念!アサヒカメラのモノクロプリントの部と共にずっと応募していたのだけれ
ど今まで日本カメラ誌では一次予選にも残れていなかったので選者との相性が悪いのかと諦めていたので半分びっくりしている。一般的にはコンテストに入りそ
うにない写真が選ばれているので、自分が気に入りさえすればほかの人も良いと思ってくれる可能性があるのだと自信を持つことができた。でも、いつものこと
で、もう一歩が足りないのだ。課題だ課題。ヒントはいろいろなところに感じてはいるのだが。
2005.5.20 クラブへの不満
明日はアマチュア写真クラブの今年3回目の例会の日である。というか、はずだった。ところが昨日メール
で6月4日になったのだという。クラブの例会の日程は一応奇数月の第3土曜日の夜ということに決まっている。それにあわせて各人日程調整をしスケジュール
のやり繰りをしている。予め日程が決まっているということが重要なことだ。それによってどうしてもスケジュールが重なって出席できないとい
うこともある。これは欠点。逆に決まっているので都合をつけてスケジュールを調整しやすいという面もある。僕はといえばそれにあわせて作品のセレクトをし
たり引き伸ばしプリントの日程を計画したりしている。だから直前の変更は「あ〜あ!」なのである。今年3回の例会の日程で日にちどおりに行われたのは1回
もない。年6回あるうちの半分がもう日程どおりではないのである。そして不満なのは、この日程の変
更はどうやって決めているのだろうということだ。ちなみに僕は一応役員になっているが、僕のもとには事前の相談
やこちらの都合(多分他の会員の都合も)を聞くようなことは一切なかった。
ところで僕の場合で恐縮だけれど、僕は高校卒業以来クラブのOBを中心とした仲間の万年幹事のようなことをしていて、お正月の2日とお盆の14日に必ず飲
み会をし
ているのだが、20数年来一度も日程時間を変更したことがない。僕自身が入院していて出席できないときも、北海道ツーリングにいって不在のときも、現場は
友人にお任せだが段取りは全て僕自身がやった。あるいは一部代わってやってもらうように頼んだ。スケジュールを不変にしていたおかげで連絡がつかなかった
友人も当日になって合流できたということもあったのである。
大勢の人が集まるクラブのようなところでは計画や共通目標の分かりやすさや参加しやすさがとても大事だ。集団の中で自分が疎外されている感じを持ったら誰
でもその集団に参加したいと思わなくなるだろう。理想は全ての人にウェルカムなクラブだと思ってもらうことではないだろうか?日程一つでもそういうことが
必要ではないだろうか?比較的大勢の団体ではきっちり決めたことをそのとおりに実行していくことが重要だと思う。逆に、少人数のところでは最大限個々人の
事情を斟酌してなるべくみんなの希望にそえるように調整をつけることが大事だと思う。そして少人数なんだから、手間を省かずにみんなの意
見を形だけでも聞くようにしたら、不満なく意見がまとまるのではないだろうか。よく考えてみて欲しいことだ。
2005.5.19 その2 県展出品作の搬入
第60回新潟県美術展覧会の出品作品の搬入がいよいよ明日から始まる。20日は業者による搬入、21〜22日が一般搬入となっている。そし
てすぐに審査・発表、5月27日からは新潟を皮切りに展覧会が始まる。僕が出品する写真の部は新潟市美術館で展示される。さ〜て、いよいよ始まるわけであ
る。ここ数か月ずっとこれを目標にやってきた結果がでるのである。昨日の夜は、行きつけのカメラ店は応募作を持った人が全員集合の感があった。その場で出
品料のお札を握り締めながら題名を考える人、持ち込まれる他人の作品を一目見ようと待ち構える者、ぎりぎりになってパネル張りでトリミングをミスされて青
くなりつつ再製作のために業者が取りに来るのを待っている者など様々である。お店のスタッフも僕たちアマチュアカメラマンも一種の高揚感に包まれたひと時
であった。やっぱり、1年間これを目標にやってきた人が多いんだなあ、とあらためて感じた1日であった。
僕はといえば、集まった作品群をちらっと見ながら、ガ〜ンと頭を殴られたような感じだった。さすがにみんなレベルが高い。力作ばかりで、見る前はそれでも
自分の作品に一定の自信はあったのだが、それがみるみる崩れていく。が、もう間に合わない。頭を切り替えて次にいいワンショットをモノにするよう頑張らね
ば・・・・。
2005.5.19 万葉の藤
三条市井栗地内に「万葉の藤」なるものがある。母親が地方紙に記事が載っているのを見てどうしても見たいというので連れて行った。万葉集に
詠まれた歌があると言い伝えられている藤の木である。樹齢からしてどう見ても万葉集の時代から生き延びてきた古木には見えないのであるが。先日ここでも触
れた燕市八王寺の安了寺の白藤が樹齢300年といわれているのと比べるとそれよりは樹齢は若いのではないだろうか?以前行ったことのある福島県の白河の関
にも見事な藤があったがそれと同じくらいだろうか?確かに幹も太く巨木ではある。ただ、ここの藤は実は何の木だろうか巨木に絡みついて成長していてその木
の枝葉と一体になっていて藤の花だけが目立つように見えないのが残念である。「万葉の藤」とは誰がつけたものかわからないが、ネーミングは素晴らしい。何
もない田圃の真中にある藤の木である。写真では咲いているのかどうか分からないと思うが今ちょうど見頃を迎えている。

場所が分かりにくい。僕は初めてだったのでネットで調べて行った。参考にしたのはここで
ある。三条市街地からだと、加茂市に向かって国道403号線を走り、井栗小学校を左に見ながら過ぎるとすぐにローソンの青い看板が見えるのでその手前の角
を左折し、真っ直ぐ進み右手に市立第4中学校を見ながら集落の中の細い道をひたすら真っ直ぐ、やがて前が開けて田圃に出るので道なりに行くと小さな橋があ
るがそれを渡るとこんもりとした緑が見えるのがそれである。
2005.5.17 写真のお礼
先日行った十日町のきもの祭りで親しく話をしてくれて写真を撮らせていただいたご婦人から今日送った写真のお礼の手紙が届いた。82歳のい
わばおばあさんではあるが現役で着物関係のお仕事をされていて全くご老人という感じがしない方である。国際大学の外人の方に着物着せてあげていらしたのだ
が、その外人の方の写真も撮らせていただいたのだ。達筆の礼状とビール券が入っていた。もう見たからに昔気質の律儀な方だったので礼状を頂くだろうと思っ
てはいたのだが恐縮する。喜んでいただいて撮って写真を送った僕も嬉しい。喜び、楽しさ、縁といったものを感じそれを共有できるということが素晴らしいと
思う。写真を送ってあげてホントによかったと思うのはこういうとき、カメラマン冥利に尽きる。
ところがどっこい、今まで全くなしのつぶてという人も中にはいるのである。がっかり、なのであるが、それは結局写真を撮って話す短時間の間にはそういった
関係を築けなかったのだということになるのかもしれない。そういう時はそれなりの写真にしかならないということにもつながるのかもしれない、と自戒すべき
かもしれない。
2005.5.15 三条祭り
三条祭りは大賑わいだった。ここ何年かで最高の人出だったろう。歩くのにも大変だった。休日と重なったこともあるだろうし、天気も時々雨が
ポツポツと当たるような天気だったが何とかもってくれた。昨年の水害以来あんまり良い事がなかったということの裏返しに市民が祭りを自分のこととして楽し
んだということもあるかもしれない。普段新潟で忙しく仕事をしていてめったに会えない高校時代の友人が家族一緒に祭り見物に来たところに遭ったという事が
象徴しているように思う。八幡宮が社殿を新築して綺麗になったということも多分に影響しているだろう。5月1日の市町村合併で新たに市民になったがたがそ
れじゃ見てみようかというようなことも少しはあったかもしれない。様々な要因が重なってのこの賑わいだったと思う。水害以来もやもやしていたものがこうい
うことで晴れやかになるのならとても嬉しいことだと思う。
綺麗になったのは社殿だけではない。大鈴もぴかぴ
か。お神輿も修繕リペアでぴっかぴか。神楽が奉納される舞台も真新しくてとても綺麗だ。神社関係者もニコニコ顔で自然と笑みがこぼれる。
一
緒に行った&現地で落ち合ったカメラマン仲間も被写体を見つけて、撮る、撮る、撮る。みな一生懸命である。仕事であろうか新潟県写真家協会会長の写真家Y
先生も撮影にいらしていた。また、カメラマンではないが地元の風景を描いてファンの多いT画伯も筆を走らせておられた。
屋台も様々なものがあって見ているだけで楽しい。ま
たそれを欲しそうに見ている子供を見ているのも面白い。売り子のお姉ちゃんが可愛ければそれを見るのも楽しい。
だけど、砂埃でジャシジャシするような焼きソバやたこ焼きを食べさせられるのは勘弁して欲しい。それに明らかにニセモノと分かるブランド物を堂々と売るの
もよして欲しい。まあ、それもひっくるめていかがわしいところもありで、混沌とした騒がしさ、晴れがましさが祭りの魅力なんだろう。
2005.5.14 三条祭りの宵宮
5月に入って今年ももう三条祭りだなあと三条市民の僕は日にちが過ぎるのは早いなあという感慨と共に思っていたのであるが、早くも今日がそ
の三条祭りの宵宮なのであった。当初は宵宮の様子を撮るつもりもあったのだが体調不良のためか気が乗らない。(最近夜布団から脱ぎ出ていることが多く、
ちょっと風邪気味の気があるのです。どうしたんだろう?)でもちょっとだけ覗いてきた。
今年八幡宮は十何億もかけて新しい社殿を建築したのである。

これがその新しい社殿。人出もいっぱいである。

お神輿もぴかぴか。

境内の屋台の中にはお化け屋敷も。ちなみに僕は一回も入ったことありません。
2005.5.13 その3 魚沼産コシヒカリ15キロ→コ
ンテスト入賞賞品
2階自室でパソコンに向かっていたら階下から母親が上がってきて「十日町から米が送られて来たぞ。」という。十日町?心当たりがない。先日
きもの祭りに行った際に撮った写真を今日郵便局で送ったばかり。心当たりといえばそのお礼くらい。でもまさか写真1枚くらいにそんなお礼もあるまい。ほか
に友人もいないしどういうことだろうと宅急便で送られてきた荷物を見てみる。結構大きく重い。なるほど送り状には「米」と書いてある。宛先も間違いなく僕
の名前だ。開けてみて分かった。これは旧中里村の雪原カーニバル2005の写真コンテストの入賞の賞品なのであった。なんと優秀賞、賞品の魚沼産コシヒカ
リ15キロなのであった!十日町というのですぐに分からなかったのだが中里村が合併で十日町市になっていたのであった。良い知らせは忘れた頃にやってく
る。嬉しいなあ、日本一美味しいお米をしばらく食べることが出来る。・・・・実際は僕は毎食玄米を食べているので、これはほとんど母親が食べることになる
のだろう。母親も結構喜んでいるようである。「県展も入るといいね。」などと言い出した。
入賞作品は5月14日から20日まで中里村ショッピングセンター(Uモール)2階ホールで、5月21日から28日まではミオンなかさとで展示されるんだそ
うである。

これが入賞作「キャンドル・ナイト」。快くモデルになっていただいたこのお母さんと娘さんに感謝感謝。
2005.5.13 その2 竹内敏信先生
竹内敏信といえば風景写真の第一人者、熱心なアマチュア写真家の指導者としても有名である。日本の原風景をテーマに写真を撮り続けてきたこ
とで知られる。というか知られすぎているというか、あまりにもポピュラーな存在になってしまったというべきか、一部では斬新さがない、切り取り専門のよう
な撮り方だ、というような言われ方もしているようである。
しかし、である。僕の竹内先生に対する尊敬の念は揺らぐことがない。写真を始めてまもなく、上達するためにはどうすればよいか考えてたくさんの参考書を読
み漁ったが何を中心に考えて写真を撮り進めたらよいのかどうやって学んでいったらよいのか皆目見当がつかなかった。そこで僕は、自分がいいなあと思った写
真を撮っている人が書いている本で、その写真家の写真をなるべくたくさん見ることが出来るということをポイントにして選んでいった結果竹内敏信先生に行き
着いたのだった。
そこで僕が学びたかったのはテクニックではなく、考え方・態度・テーマの持ち方・被写体の捉え方なのであった。それを本当にそうだなあ、と思って以来ずっ
と竹内先生の言うことを頭において写真を撮ってきたつもりである。
その竹内先生が数年前から密かに(でもないか)作風が変化してきたことをご存知だろうか?(正確には作風の変化ではなく、テーマの変化というべきだろう
か)
http://www.takeuchitoshinobu.jp/gallery/index.htm
↑
ここを見ると良く分かると思う。今月のギャラリーの例えば1や6にはっきり出ているのではないだろうか。
僕などが言うのはおこがましいが、先生には是非人間を撮っていただきたいなあ、というのが僕の希望である。先生は元来ロマンチスト・ドキュメンタリストな
のではないだろうか、と思っている。
竹内先生はここ数年お正月に新潟市のビュー福島潟に講演に来られているが、去年今年と僕は先生に質問することが出来るという幸運に恵まれた。いずれの場合
にも極めて真摯に質問に答えていただいた。それがまた今の僕の心の指針にもなっているのである。
2005.5.13
燕市八王寺の白藤

燕市八王寺の安了寺の白藤の巨木が今満開である。お寺の門をくぐると藤の花の香りが馥郁と香ってくる。今年は花の房も近年ではまあまあ長い方ではないだろ
うか。

この藤の幹の太さ、根の張り具合はすごい。さすがに推定樹齢300年というだけのことはある。
2005.5.12 文庫本2冊
竅iえい)文庫からまた写真関係のエッセイ集が出た。

左、稲垣徳文「旅、ときどきライカ」680円、右、田村彰英「スローカメラの休日」680円、である。
どちらも旅、散歩など移動を伴う撮影を主とした写真や機材の話が中心となる。ライカやコンパクトなMF及び機械式カメラの話が中心。スナップ派のカメラマ
ンには興味深い話が結構ある。挿入されている写真は「旅、ときどきライカ」はモノクロオンリー、「スローカメラの休日」は反対にカラーオンリー、である。
モノクロオンリーの「旅、〜」が機材がライカ中心なのに対して、カラー主体の「スロー〜」がどちらかというとコンタックス・ハッセルに代表されるツァイス
をよく使っているというのも良くあることではあるが興味深い。僕のように「ライカでカラー」派は珍しいのかも、と思ったり。「旅、〜」の方がアジアを主と
した人間に興味を示した写真を撮るのに対して、「スロー〜」の方は谷中・根津・千駄木や路面電車など街歩き派の写真である。
どちらも文章は少ないので読了するのはあっという間である。暇つぶしにどうぞ。
2005.5.10 NHK教育テレビの川合麻紀先生
先日一度撮ったものの「今一歩かなあ」と、日にちをかえて撮り直した夕景の写真を2Lに伸ばしたものが出来てきた。ポジをライトボックスで
覗いているときからそのうちの2枚が甲乙付けがたくて悩んでいたが2Lに伸ばしてみたら分かるだろうと思って伸ばしてみたのだが、まだ悩んでしまう。4切
りサイズに大伸ばしにしたいのだが、どうしたものか?
そこで、50p×65pくらいの発泡スチロールにピンで留めて壁に立てかけてみた。これでしばらくいつも目に付くところにおいて見比べてみることにする。
時間が経つにつれてはっきり分かってくるはず・・・。
テレビのチャンネルをあちこと変えていたらNHK教育テレビで中高年のためのデジカメ講座をやっていた。講師のカメラマンは川合麻紀先生であった。デジカ
メ雑誌の「デジタルカメラマガジン」の月例フォトコンテストの入門投稿部門で僕の旅の写真を優秀賞(トップ賞で1ページ大で載るのです)に選んでくださっ
た先生でもあり、撮影会の講師として新潟に来た際にお話したこともあり、親近感を感じていた先生だったのでちょっと嬉しくなって最後まで見てしまった。同
時にデジカメで何でもかんでも撮っていた2〜3年前のことを思い出した。また前みたいにどんどん撮るべきだよなあ、と思うこの頃である。
2005.5.5 久しぶりのモデル撮影
今日は写真友達が見つけてきたモデルさんを撮らせてもらった。愛音ちゃんという目のくりっとした可愛いこちゃんである。

柏崎市内の公園や海岸で撮ったのだが、今日はデジタル主体でモノクロの作品作りを従として考えた。本当は海岸沿いの無人駅での撮影をメインと考えていたの
だが移動の時間を考え海
岸の方へ先に行ったら時間がなくなり諦めなくてはいけなかったのが残念だった。カメラマンは3人だったのでレフ板を交替で持ってほぼ1対1で撮ることがで
き、大変撮りやすかった。モデルへの指示も100%。こんな撮影は極楽至極のヘブン・オン・アース状態である。モデルを見つけてくれたO氏とモデルの愛音
ちゃんに感謝×感謝である。
デジタル主体ということで450枚ほどD100のシャッターを切った。モノクロ3本、ポジ1本である。デジタルの450枚の確認とセレクトがまず大変。生
データではコントラストも色彩度も低いのでレタッチ、としてトリミングも必要なので後処理が大変である。こちらの技術ももうちょっとブラッシュアップする
必要あり、である。
お昼でモデル撮影は終わり、その後その辺を撮影ポイント発掘かねてプラプラ。椎谷海岸&家並の撮影ポイント発見。天気もよく海岸線を走るのも気持ちが良
い。
帰りに行きつけのカメラ店に行き、先日行った十日町のきもの祭りなどのポジの出来上がりを受け取る。T氏夫妻やS氏なども来て店内は賑やかに。ポジの出来
上がりを見せ合ってあーだこーだと楽しいひと時である。O氏に手伝ってもらって撮った夕景はまあまあだったが、十日町の一連の写真はいまいちだった。午前
中の早い時間の写真はライカの特性をわきまえた写真の撮り方をしていてまあまあ良かったが、だんだん1眼レフ+ズームのような撮り方になってしまって撮っ
ている最中自分でも違うな、と思っていたのだがやっぱりそれが写真に現われているようだ。まわりが1眼レフばかりだということもあり自然とそのリズムに染
まってしまったのかもしれない。反省反省。もっと撮り方狙い方をしっかりともって撮らないといけないと、あらためて思ったのだった。
F6+AF−S17〜35mmの組み合わせではある程度撮れる自信がある。ライカ+ライカレンズのセットでも最近かなり撮れる自身がついたつもりだったが
まだまだのようだ。目標というか燃える対象が出来た、ということだ。前向きに考えたい。
ちなみに、モデル愛音ちゃん撮影にもライカM6+ズミクロンM35mmF2を使ってみた。こっちにははっきりとした意図がある。使ったフィルムはアスティ
ア100F。初めてこのセットで使うこのフィルムとズミクロン35mmの相性というか描写、発色を見てみたかったのだ。ズミクロン35mmとベルビア
100の組み合わせにすっかり魅了されている僕としては、更にこの組み合わせが良ければ表現の幅が広がるな、と期待大なのである。
2005.5.4 チャリティ写真展
今日は長野に行く予定だったが急遽キャンセルになってしまったので、久しぶりに近間をバイクでプラプラしていた。
この地方ではこのゴールデンウィークが田植え作業の最盛期。今日はいたるところでその光景が見られた。
快晴で海沿いの道を飛ばすのも気持ちが良かった。
長岡中央図書館のチャリティ写真展にも行ってきた。ただし、これはちょっと悲しかった。というのは、8000円、30000円、50000円で写真をチャ
リティとして売っていたわけだが、バックシートを貼っていないのか波打ってひどいことになっている写真がたくさんあったのだ。買ってくれる人は一般の人が
多いのだろうか、いくら格安とはいえ何がしかのお金を出してくれる人にあんなものを売りつけるつもりなのだろうか?買ってくれた人に、写真なんてこんなも
の、なんてふうに思われるのではないだろうか?どうせ売れはしないと思ってのことなのだろうか?写真を(あるいは作品を)大切にしていない気がして悲し
かった。その写真だけではなく、写真の作品性について全ての写真について低く見られることにつながるのではないだろうか。また中には同じ値段でインク
ジェット出力の写真もあった。劣化が早いのを承知の上で同じ値段で並べて売っているのには正直なところ詐欺のようだと思った。(作品自体のよしあしには関
係ないですが。)まあ、気に入らなかったら買わなければ良いだけということもいえるのだけれど、もし仮にその写真が気に入って欲しいという人がいたらどう
だろう?そんな、例えばほかの商品だったら不良品のようなものをそのまま売りつけるのだろうか?チャリティとしてお金を出して買ってくれるという人に対し
て公正といえるだろうか?これが絵画の世界だったらどうだろう?と比べてしまった。写真の世界なんて現状はこんなレベルなのかな?
2005.5.3 十日町
きもの祭り
今日は写真仲間と十日町市に行ってきた。十日町は今日は着物祭りと成人式で大賑わいである。

成人式が終わって記念撮影している新成人とミス十日町&新潟県着物の女王のきれいどころ。

外国人の方も着物でおめかし。人力車も着物の人は無料。

お昼は十日町小嶋屋のへぎ蕎麦。ちなみにこれで4人前。
天気もこれ以上ないというくらい良くて、とても良い撮影日和、お祭り日和でした。
2005.5.2 三条
駅の新跨線橋
新潟県地方も桜前線が通り過ぎて行きソメイヨシノも散ってしまったところが多い。でも、今度は八重桜の濃いピンクの花が咲き始めた。僕の部
屋の窓からも隣の家の桜が見えるのだが、今満開である。小さな木ではある
けれど居ながらにして花
見である。

母親を買い物に連れて行った帰りに三条駅の新しく出来た東口(?)と跨線橋を見に行っ
た。母親が見てみたいというので。母親は新聞で見たりして興味を持っていたらしい。3億円かかったんだって、と言っていた。

エレベーターもありなるほどこりゃ立派である。
2005.5.1 5月で
ある
早くも5月に入ってしまった。時間が過ぎ去るのはあっという間である。
ここのところあまり写真を撮っていない。確かに経済的にも裕福というわけではないので無尽蔵にフィルムを消費するということも出来ないわけであるが、県展
用に今年の始め頃から3月頃まではそれこそ撮りたいだけ撮るといった感じでじゃんじゃん(!)撮っていたのでその反動というのもある。いくらでも撮ってよ
いということになれば新たな被写体を見つけることから始まって、結果が思うようでなければ撮りなおしに出向くということもあるわけで、相乗効果的にシャッ
ターをどんどん切る方向に気持ちが向く。一方、ほんの少しではあってもフィルム消費をセーブすれば逆の相乗効果が現われてシャッターを切らない、ひいては
写真を撮りに行かなくなるという方向に気持ちが萎縮してしまうようだ。
ということは、いい写真がシャッターを切る数に比例するとすれば(よく言われていることですよね。)いい写真を撮るためにはたくさんシャッターを切れるよ
うな環境を自分で自分に用意してやることが大事かもしれない。
振り返ってみると、このところの僕はシャッターを切る枚数が激減していることに気がついた。その第一の原因はデジタルではなくフィルムで撮影することが多
くなったからである。
フィルムでとることが多くなった原因は、撮る目的がコンテスト用に偏ってきたからである。上手になりたい→コンテストに挑戦→コンテストではフィルムが主
流→デジタルとフィルムの撮り分けは実際問題撮影現場では煩雑→フィルム主体装備で撮影に挑む→デジタル撮影がなくなる→フィルムではシャッター数が激減
→相対的なシャッター数が激減・・・ざっとこういった流れになる。
本音を言えば、フィルムで無尽蔵に撮れるのが理想である。本数とそれにかかる金銭問題を全く気にしないで撮ってみたいものだ。
デジタルもたくさん使ってきて、やっぱり今の機材ではフィルムに比べたらクォリティ的にはいま一歩だ。圧倒的に有利な面も多々あるけれど。(こ
れもお金があったら最新機材にどんどん替えて行けば少しずつ良くなっていくのだろうけれど。それも大変だよなあ。)出来る中で精一杯シャッターを切れる努
力をしていかなければならないのかもしれない。少なくとも、気持ちの上での負の連鎖は断ち切りたいものだ。そうすると、やっぱりデジタルも上手く使って色
々な物をたくさん撮るということが大事かな?というようなところに行き着くだろうか。
ところで、上記でいい写真の撮れる確率はシャッター数に比例するみ
たいなことを書いたが、実は物事はそう簡単でもない。
最近、何を目覚めたか僕はフルマニュアルのカメラで写真を撮ること
が結構多くなってきた。昨年の4月にライカを買ってからほぼ1年経ち、ようやくライカで
写真を撮ることに慣れたというかカメラに慣れたというか、だいたい思うようにフルマニュアルのカメラで写真が撮れるようになってきたのであるが、そうなっ
てみると面白いことに気がついた。フルマニュアルで撮るからAF&AEの最新式カメラより1枚撮るのに時間がかかるからか撮影枚数は少ないのだけれど、だ
からといっていい写真が少ないかというとそういうわけでもないのである。作品としてコンテストに出してみようかな?という作品も結構あるのである。そうい
う作品が撮れるとそれを撮ったカメラにも信頼が増し、そのカメラが好きになり、もっとそのカメラで撮りたくなってくるのである。そうするとまたいい写真が
撮れ・・・と、いい相乗効果である。
そう、ただ闇雲にシャッターを押しても駄目なのである。(当たり前
だ!)内容が肝心だ。(これも当たり前だ!)それで、いっぱい撮ることも大切だ。(何言ってんだ、当たり前じゃないか!)
要は、悪い相乗効果に陥らずに良い相乗効果が続くように撮って行
け、という結論なのでした。
(だから、具体的に何がどうなのよ・・・・って、結局結論になって
いないじゃないか。デジタルとフィルムの問題は?いっぱい撮るための方策は?・・・・って、突っ込まないでね。)
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