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彼らの目的はISO認証制度を真面目に考えることではなく、当面の卒業とか修士に合格するかしないかということだから、ISOの欠点について言及しないのは未熟という事ではなく、むしろ論文の目的からすると素晴らしい戦術であることを認める。 とはいえ、彼らのしていることは私以上にうそ800ではないか? ![]() |
大学生の場合と異なり、その目的からしても、また実態を認識しているだろうことからしても、これは異常なこととしか言いようがない。
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玉砕なんていっても今の人は知らないかもしれない。玉砕とは全滅という言葉を嫌った旧日本軍が使った言葉。ちなみに軍隊用語で殲滅とは通常3割死傷者が出た場合のこと。会社だって軍隊だって戦力が3割ダウンすれば正規な運用はできない。 しかし玉砕とは文字通り全員戦死またはそれに準じた場合に使われる。 |
沈黙する事務局 企業と事務局員はなぜISOの危機について情報発信しないのだろうか? ご存じの上で書かれたのだと思いますが、私なりに思う理由です。 私の知っている会社では、事務局が失職したくないから、面倒な仕事をしたくないからでしょう。 その会社では、部門ごとに品質担当を設けましたが社内失業者対策と揶揄されておりました。もちろん、優秀な人もいたし、本当に改善成果を上げている人もいましたが、多くは作業のための作業を生んで部門から嫌われておりました。そんな話を聞いていたので、「員数主義」を思い出しました。 もう一つは、多くの事務局は、佐為さんのように本気で改善を目指すと大変になり、なおかつ社内部門も、ISO認証会社も問題ありと糾弾することになり下手をすると敵ばかり増えるからです。 その会社の社長から聞いた名言「会社の利益を本気で考えているのは新人と社長だけ」、ベテランと中間管理職は自分の部門のことで精いっぱいですし、役員は、他の役員より抜きんでようと考えますので、会社の利益より個人や組織の利益が優先するのですね。 みんな知っているけれど「それをいっちゃぁおしまい」だから、言わないのでしょうけれど、外資では通じない理屈なので、言ってしまいました。 |
外資社員様 毎度ありがとうございます。 おっしゃる意味、半分は分かります。 私の知っているISO事務局の過半数は正規な仕事が務まらないような劣等生、お荷物という感じです。 会社として毒にも薬にもならない、ある意味税金のような仕事をさせておいて問題を起こさなければ良いというところなのでしょうね 実はね、外資社員様、私もかってはダメ社員だったのです。現場でけっこう頭角を現して管理職にしてもらったのはよいけれど、部下を持たせると厳しいことも言えないし、管理者としては能無しってことがばれちゃったんですよ それで会社は首にもできず、品質保証というまあ閑職に就けたんですわ ところがこれが私に合ったのでしょうか?俄然能を発揮してしまったというわけです。 ただそれなりの仕事をそれなりにして時間を過ごすことは、楽ではあるのは間違いありませんね。 私もそういう選択はあったでしょうけど、そういう人生はまたリスクが大きく、いったん不景気になったりするとISO認証ごと切り捨てられることもあり得るでしょう。 やはり会社人としては全身全霊を仕事に捧げ、少しでもみんなに貢献しなければ己の生きがいも感じないのではないでしょうか? まあ、そんなことを熱く語るのは終戦直後生まれだからでしょうか? 満員電車で必死に釣り輪につかまっている人もいるし、押されると向きを変えて椅子に座っている人の上に座ってしまう人もいます。 そんな行為を見ると、あの人は人生をがんばっていないのだろうと思うのは考えすぎでしょうか? |
歴史が何度も物語っている事ですなあ。。。 中国の王朝で同じことが起きている。 国家体制の整っていない新興国において、組織が有機的に作用し、、、国家体制が十分に整っており、法体系、対処部門がきちんとありながら、組織が機能せずに亡んで行く。 ISOも同じでしょう。きちんとした組織はISO抜きでも品質管理を行い、ダメな組織はISO認可を受けていても形だけで機能しない。 とまあ、、、ISOの考え方から役に立つ所を取り入れて実施すれば実質は伴う。。。認定は外部に対するメダルみたいな物なんでしょうかね。 |
KK様 ありがとうございます つまりISOなんてクソクラエと 意味のないものだったのでしょうか? そう思いたくないのですが |
■規則が無整備状態で担当者のモラル・常識がない状態。 ■規則を整備しているが、担当者のモラル・常識がなく機能していない状態。 ■規則が未整備だが、担当者のモラル・常識が高い状態。 ■規則が整備していおり、担当者のモラル・常識が高い状態。 下に行くほど、組織は有機的に動くとは言えるでしょうか。 規則の整備は、教育マニュアル・運用マニュアルの整備でもありますから、新人の組織への参入教育も兼ねるとは言えるのではないでしょうか。 ただ、、、過度の規則の整備はオーバーヘッドを招き、大規模産業・設備産業に向いていても小規模には徐々に向かなくなるんじゃないでしょうか。 ソフト開発だと、実務7割、ドキュメント整備に3割(場合によっては5割)、そこに細かい規則管理を入れたらドキュメントが増大して開発よりコストがかさむ可能性がありますね。業態により本末転倒になる可能性がある。 そういう側面もあるでしょう。 |
KK様 そのマトリックスはISOの権威の吉田さんという方の説明にありました。 なるほど! 要するに、担当者のモラル、常識が低ければ、仕組みがあろうとなかろうとあまり期待はできませんね そして今まさにISOがそうだということがばれちゃったということでしょうか? ところで!? 担当者のモラル常識が高ければ良いならいいのですが、 担当者のモラル常識が低い状態でいったいどうすれば会社は良くなるのでしょうか? ISOもだめ、ほかに手がないとなると・・・お手上げです。 |
担当者のモラル常識が低い状態でいったいどうすれば会社は良くなるのでしょうか? 工場および社会学では同一の回答を示しています。 つまり”そのラインを解散して、要員一人一人を優良ラインに単身配置する”というものです。 モラルの低下は社会学では2つの要素があると言われています。 1)もともと、不良モラルの集まりだった場合。 2)そのチーム(ライン)のメンバーが相互に仲が良い場合。 後者はいわゆる、”なあなあで誤魔化す”という奴です。 従い、チームにはやはり、ヒールが必要ということでしょうか(笑)。 そして今まさにISOがそうだということがばれちゃったということでしょうか? おそらく、ISOを神格化、儀式化してしまった問題ということでしょうか。 つまり、ISOの審査が通過というお墨付きを利用してしまったということでしょうか。 品質管理で言えばそれが慣例として日常化することが本来の目的だったはずなんですが、、、”うちはISOの認可を受けている優良企業だ”という経営者の虚栄心とコンサルの営業利害が一致したのでしょうかねえ。 会社は良くなるのでしょうか? おっと、会社の経営者のモラルが低い場合は、経営者を変えるか放置するしかないでしょう。 経営者のモラルが高い場合は、まず、モラルの高いラインを作る。 いわゆる”モデルライン”を作り、これを波及させるしかないんじゃないですかね。 あと、モラルの低い人間を入社レベルで排除する必要がある。最後は人間教育に落ち着くんじゃないでしょうか。 |
KK様 恐れ入りました。もはやISOの範疇ではなく、経営という観点ですね。 ISOは経営のツールだなどと言いながら、現実の問題に対して解を提供しません。 そこが問題です。 |
おばQさま、いつもお世話になります。しょうちゃんです。 企業と事務局員はなぜISOの危機について情報発信しないのだろうか? ご存知の方、ぜひとも教えてください。 について、私なりの考えを述べさせて頂きます。
やっぱ、登録側組合が必要なんでしょうね。 がんばれ、ラストサムライ! |
しょうちゃん様 毎度ご指導ありがとうございます。 もう・・・ご提示された4点ともまさしくその通りですね でも・・・悲しいなあ すると、こんなウェブサイトにISOよ!しっかりしろとなんと8年も書き綴っている私はアホそのものじゃないですか! ラストサムライとは私のこと? 究極のアホ侍というのが正しいのでは? |
おばQ様 更新いつも楽しく読んでいます。 事務局が沈黙するのは本当に謎です。さんざん管理のずさんな実態を知っているくせに、監査で発見されたり誰か上の人が問題にするまでほったらかしですからね。 あげくに 「それは事務局の仕事じゃない」とか「監査で発見したことにしたほうが意義がある」とか、「自浄作用に期待したい」とか、小役人も真っ青の言いっぷりです。事務局時代にそんな毎日に嫌気がさしてしまい、他の事務局員とは、精神的に相当距離を置いていました。 まがりなりにも、事務局という専門業務をあてがわれた以上は、自分の立場をフルに活用して会社のためになることをなすべきでしょう。それが順法性の強化、コストダウン、営業力アップ、形骸ISO認証活動の中止でもなんでもいいのだと思います。それは事務局の仕事ではないだなんて、「私は仕事をしないで給料をもらいます」と宣言しているようなものです。少なくとも私はそう感じます。 おばQ様の記述とはかなり意図が異なる気もしますが、沈黙事務局はイラナイと思う気持でした。 |
まきぞう様 毎度ありがとうございます。 論点がいくつかあると思います。 私たちはサラリーマンですから会社ではいやな仕事、やりがいのない仕事も、月給のためにしなければならないということもあります。 また、ISOの審査のために、くだらないといってはなんですが、会社に役立たないことをしているケースも多々あります。特に認証機関や審査員によっては無駄が無駄を呼び、もう大変なのも事実です。 更に人は目的を忘れて手段を目的化してしまうという傾向もあります。 そんなことが積み重なり、正のフィードバックが繰り返され、ラジオなんか作った時ノイズが前の段に戻って発振してしまうという、あれと同じことが起きてしまうのではないでしょうか。 沈黙事務局をどうこうという前に、私たちが会社で仕事をするスタンスをどうあるべきかと考えるべきでしょう。たとえ一寸の虫であっても五分の魂、サラリーマンであっても覚悟と信念を持って毎日の仕事をしなければなりません。 私の仕事が後世からどう評価されるかを常に意識して働きたいと思っております。 いえね、停年退職まであと200日、40年間ろくな仕事をしてこなかったおばQですから、せめても有終の美を飾ろうと ![]() |