超入門 審査エレジー 11.02.20

山田は会社帰り、今猿と私鉄の駅前の赤提灯で飲んでいた。壁越しには電車の線路があり、電車が通るたびにすごい音がした。しかし、酒を飲み酔いが回るほどにそんな音は気にならなくなる。
山田は今猿と指しつ指されつしながら、ISO14001の規格談義をしていた。談義とくれば「花が咲く」と下の句が続くのが普通だが、お互いに大声は出さないものの、かなり熱い討論が続いている。

「山田さん、私はね、ISO規格の意図なんかはどうでもいいんですよ、いえ、私は会社がよくならなくても良いとか、環境なんてどうでも良いというのではありませんよ。しかし、お客様からいついつまでに認証したいと依頼されれば、それを達成するのが仕事です。規格の理解もままならない審査員が環境目的は3年間の計画だといえば、それに合わせるのはしかたありません。そんなものJABに文句を言うとか、ISOの関係機関に問い合わせたところで、真理は追究できるかもしれませんが、目の前の問題の解決にはなりません」
../sake.jpg
山田はウンウンとうなずいた。そうなんだよね、わかっている。企業にいても同じことだ。
審査員がこの記録を作れといえば、ハイハイと言われるままに従っていても自分は損しない。損をするのは余計な仕事が増える会社だけだ。あるいはISO担当者にとっては己の存在意義が増進してメリットになるかもしれない。
しかし、そんなことばかりしていてはゆくゆく会社の損益の足を引っ張るだろうし、大きく言えば日本経済の効率はダウンするだろう。そしてなによりも一担当としても内心忸怩たるものがあるのではないか?
それはコンサルだって同じじゃないだろうか?

「今猿さんも苦労されたんでしょうね」
山田はそういった。
今猿は顔をぬぐった。山田がびっくりして今猿の顔を良く見ると涙が流れている。
「山田さん、お互いに同業者ですものね、わかってくれますよね。こんなばかなことをして何になるんだと思うようなことを言われても、やむなくそれに対応して・・審査員は認証機関の統一見解なんだか知りませんが、いい加減なことを語りそして譲りません。まったくこんな審査が続けば日本の会社や産業は悪くなるばかりですよ」
山田は自分が担当してISO認証したことはない。しかし鷽八百社の各工場のISO対応のマネジメントシステムがハチャメチャであることは過去1年半の経験から知っていた。それは審査員の頭の中にあるISO規格には適合しているかもしれないが、真の環境管理、つまり遵法を確実にすることやリスク管理にはおよそ役に立たないものだ。その結果、本当に会社の環境管理をする仕組み、手順はISO用と別にならざるをえない。つまり二重帳簿というのは、企業が環境管理をいい加減にするためのものではなく、環境管理をしっかりしようとするためにそうならざるをえないのかもしれない。
もちろん、今の山田のように己が理解するISO規格に適合したあるべき姿をつくり、それを不適合とする審査員がいるなら議論をしても押し通すという担当者なら別だろう。しかしそんな担当は鷽八百社にだって山田を除けばいないのは間違いない。前任者の平目はまさに審査員は神様というスタンスだったし、廣井は審査員を相手にしないといえば聞こえはいいが、己の価値観とあいいれないISO審査には避けて関わらないようにしている。廣井に言わせれば、アホは相手にしないということだろう。しかし相手にしなければならない担当者もいるし、コンサルは避けていては生きていけない。
「山田さん、ほとんどの審査員はコンサルの同席を認めません。コンサルからちょっかいが入ったりすると、反論できないからではないですか? ですから私が良かれと思って勧めてきた方法が、私がいないところで審査員に否定されたりすると、お客様からは私の責任として追及されます。まあ、それはあたりまえですよね。でもそれがまったくの間違いとか、ひどい審査員になると自分をコンサルに契約しなさいというような誘導もあったのですよ。さすがにここ数年は、そんな露骨なものはみられなくなりました。コンサルと審査の切り分けが厳しくなりましたからね。
日々そんな仕事をしていますと、審査員にけちをつけられない仕組みを作るしかなくなります。失礼ながら、私は山田さんと違い、これでおマンマを食べているのですから」
山田は今猿の体験がわが事のように理解できた。会社員としてISO審査対応するのは審査員と対等に議論できる。しかしコンサルは発言する場さえないのだ。
まったく理不尽なことだ。
ISO審査とは、なぜこれほどにおかしなものなのだろうか?

「今猿さん、私の勤めている会社だった似たようなものですよ。私が担当する範囲においてはおかしな審査があればそれを排除しようとしていますが、それは目の届く限りでしかありません」
「山田さん、規格解釈だけならまだ罪が軽いかもしれませんよ。環境目的が3年間の目標でも、全部門で環境目的目標がなければならないと言われれても大怪我する人はいません。環境方針に『社外に公開すると入っていないから不適合』といわれても、法違反は発生しません。でも法規制についていい加減な判断をしたり、間違えた指導をしたということも見聞きしています。まずどんな初歩の審査員でも言及するマニフェスト票ですが、はたして自分でマニフェスト票を書いた審査員は何割くらいいるものでしょうかね?」
「1割はいないんじゃないですか」
「そんな人が人様の会社に行ってマニフェストの書き方が悪いとか、指導をするのは・・おこがましいとしか言いようがありません。いえ、書いたことがなくちゃ審査できないということじゃないんです。正しい書き方も知らないで指導したり、良い悪いが判断できるはずがありません」
山田も1年ほど前に騒音規制法の届けをしていないと不適合にした審査があったのを思い出した。
「今猿さん、同感ですね、私も審査員が間違えた指導をした工場から『大丈夫なのか?』という問合せを受けて認証機関とやりとりしたことがあります」
そう言いながら、山田は今猿の焼酎がなくなったのをみて、今猿のカップをとってお湯割を作った。
「すみません、山田さん、」といいながら今猿はカップを受け取った。
「それでね、山田さん、よくあることかもしれませんが、私がコンサルしているところでISO審査で騒音規制法の届けをしているのを不要だといった審査員がいましてね、その会社では本気にして市役所に行ったのですよ。もちろんそれは間違いといわれましたが・・でもコンサルと審査員の違いはね、その会社は審査員も間違いはするだろうと文句を言いませんでした。コンサルなら契約を打ち切るぞといわれてもしょうがないことですが」
「今猿さん、わかりますよ、でもそういう審査員は多くはないと信じたいですね。多くは知識はなくても真面目に審査していると思いたいです」
「ハハハ、知識はなくてもですか・・まあ、そうですよね。しかしどんな仕事でも、必要な知識を知らないで仕事ができるはずがありません。審査とは必要な知識がなくてもできる仕事なんでしょうか?」

「どうもこんな話をすると酒が進んでしまいますね」
山田は焼酎のビンをすかして見て、空になったのを確認して新しいビンを頼んだ。
「今猿さん、私はISOに関わってまだ1年半です。だからおかしな審査というものはまだあまりお目にかかったことはありません」
「ホウ、1年半ですか? それ以前はISOと関わりはなかったのでしょうか?」
「営業畑でしたので、まったく無縁でした」
「それしか経験がないのにISO規格や審査に詳しいですね」
「ISO規格は習うとかではなく、世の中の常識と会社の仕組みを知っていれば理解できるといってはおかしいでしょうか?」
「いや、おかしくない。私も昔はある工場で環境管理をしていました。そのときISO認証の担当をしたんですよ。その後、その工場がおかしくなってその経験をいかしてコンサルになったというわけです。もちろん環境だけではやっていけませんから品質も勉強しました」
「今猿さんは実戦で勉強してきたというわけですね」
「まあかっこよく言えばそうかもしれません。でも実際には見よう見真似、審査員の語ることを神の言葉と思っていた時代もあります」
「環境にはISO14001以前からずっと携わってこられたのですか?」
「そうですね、昔はどの会社でも環境といいますか施設管理部門なんてエリートではない日影の職場でした。入社以来15年くらいしてきました。1997年にISO14001を担当して、それから3年ほどで独立といえば聞こえはいいですが、まあコンサルを正業(なりわい)としてから10年以上になります。2000年以前は審査員の横暴はひどいものでしたよ。以前、山田さんは審査員が横暴だなんておっしゃったことがありましたが、今の態度でそう感じるのでしたら、前世紀の行状をどうみるでしょうか?」
山田はその質問の意味がわからなかった。
「今猿さん、以前はもっと審査員の立場が強かったということですか?」
「審査の場において強かったか、まあそういえばそうもいえるのでしょう。審査だけではないのですよ。お客様扱いしないとそれは大変でした。お昼に出した飯がまずい、夕方になれば酒を飲ませろ、帰るときはお土産はないのか、駅までの車はどこにあるのか、まあ、そういったことですよ」
山田は驚いた。それはビジネスとして信じられないことだ。営業でも接待とかないことはないが、時代が変わってそんなことはドンドン少なくなってきている。倫理観以前にそもそも接待されてうれしいとか、ありがたいという人自体少なくなってきている。
出入り業者に無理やり買わせたデパートが公正取引委員会から排除命令を受けるとか、そこまでいかなくても指導を受けるのは当たり前の時代だ。
「今猿さん、そんなこと信じられません。本当ですか?」
「山田さん、昨今、JABがISO審査の信頼性が低下しているとかいっています。そう思いますか?」
「はあ、信頼性というものがどういう意味なのか良く知らないのでなんとも言えません」
「山田さんね、私はね、審査を受ける企業から見た審査の信頼性は年とともに向上していると感じています。だってそうでしょう。会社に乗ってきたタクシー代をこちらが払ってもその領収書をもらっていくような審査員は今はいません。飯がまずいという前に、昼飯にホカ弁を持ってくる審査員もいます。大変けっこうなことじゃないですか。企業やコンサルから見た審査の信頼性は大幅に向上していますよ。もっとも審査がISO規格に則って行われているかという審査の本質が向上しているかはいまだ怪しいです。
でもね、山田さん、コンサルにとっても、企業の担当者にとっても、10年前よりは大幅にやりやすくなってはいますよ。」
山田には、審査員が酒を出せとか、お土産を出せというのはちょっと想像できない。山田が営業担当だった時には、お取引先の担当者が何かほしいなんて要求されたこともある。もちろん常識の範囲というものはあるが。しかし度が過ぎる場合には山田は上司と相談して対応したし、場合によっては先方の上司にその旨伝えたこともある。ISO審査においては2000年頃までそのような慣習(?)があったということなのだろう。
山田ははっとした。平目もそんな審査員対応で苦労したのだろうと気づいたのだ。山田が規格解釈ではああだ、こうだと語るのを、平目は苦労していない若者のたわごとと聞いていたのかもしれない。山田は平目に対してすまないことをしたと思った。


ここまで書いてきて、おかしいなあと感じたことがある。
第三者認証制度は審査を受ける人がお金を払うから、企業におもねるようになり、そして審査の信頼性が担保されないと語る方が多いことだ。
だが、過去の私の経験からはそんなことはない。
審査に来て、お金をもらう立場の人が、送り迎えしろとか、飯がまずいとか、○○ナを世話しろなんて言ったのは事実である。
デパートのように買う立場の者が納入業者にたかるのは、善悪はともかく、お金のやり取りからすればありえるのはわかる。しかし、審査において審査員が企業にたかるのは、お金の流れから考えればありえないのではないだろうか?
ということは、 第三者認証制度は審査を受ける人がお金を払うから、企業におもねるようになり、そして審査の信頼性が担保されない ことは、現実を踏まえればありえないことである。そんな寝言を語る人は現実の審査を見てこなかったことは間違いない。

「なんだかんだといっても、審査員対応はだいぶやりやすくなりましたよ。」
今猿はしみじみとそう言った。
「審査の信頼性なんてことをJABが言い出したことについてですがね、私は問題がなくなったから次の問題を見つけたということじゃないかと思うのです」
izakaya.gif 「はあ、それはどういうことでしょうか?」
「山田さん、2000年前には審査の場の問題というのはあまり話題になりませんでした。ISO認証がほしい、審査員の言う無茶も聞かなければならないという認識が審査を受ける企業にあったからでしょう。おかしいとか間違っていると思っても、ビジネスのために認証しなくてはならないという状況下にあったとことは事実です。
それがやはりビジネスの場で要求されるのはおかしいと言い出されたのが2000年頃です。JQAの牛肉事件というのをご存知ですか?」
「産地偽装の事件ですか?」
「違います、審査員が昼飯にうまい牛肉を食べたという・・ああ、ご存じないですか、いえ、大したことじゃないです。審査員にお酒どころかうまいものを食わせることは利益供与なのか、賄賂なのか、とにかくいけないことになったのです。ISO流に言えば要求事項か、審査基準が変わったのでしょう。いいことじゃないですか、私たちは審査というサービスを買うのです。良いサービスを提供してくれるところと取引しましょうというのはまったくまっとうなことじゃないですか。」
今猿の声はだんだんと大きくなり、山田はちょっとまずいなあと思った。
「ともかくですね、倫理観といいますか、当たり前の商業道徳が認証機関にも行きわたったわけですよ。そしてその結果、心配性のJABは次の問題を見つけなくちゃならなかったのではないでしょうか?
負のスパイラルといわれたのが2003年、そして審査の信頼性といわれたのが2007年頃です。再生紙の配合率の偽証とか、公害データの改ざんなどはありましたね。賞味期限切れというのもありました。しかし山田さん、一般社会がそれをISO認証と結びつけて大騒ぎしたかというとそんなことありませんでした。そもそもISO認証を意識して購入している消費者がどれくらいいますか?」
山田は今猿を見直した。今猿は確かに山田流に一途にISOの意図を実現しようとしていないかもしれない。しかし実戦経験は豊富だし、その経験を基にして指導している。更に経験だけでなくそうとう勉強しているのだ。
「山田さん、うがった見方という言い方がありますが、JABはISOの信頼性が低下しているといいますが、その本音は己の支配力を強化しようとしているように思うのです。」
「今猿さん、ちょっと理解できませんが」
「ISO認証制度というのは、法規制に基づくものではありません。デジュリスタンダードとかデファクトスタンダードなんて言葉がありましたね。そもそもISO9001は品質保証の国際規格として制定されたものであり、第三者認証のためのものではありません。第三者認証というのはISO規格を利用したビジネスモデル、要するに金儲けなんですよ」
それは山田も知っていた。
「エコステージとかエコアクション21というのをご存知と思います。そういった認証制度は独自にEMS規格を作ってそれでもって審査を行なっていますが、別にISO規格をそのまま利用しても良かったのです。ISO14001の要求が厳しいというなら、要求事項の選択を認めても誰からも苦情はこないのです。そもそもISO9000シリーズのはじめの1987年版にはテーラリングということが明記されていました。第三者認証がISO9001の使い途として表に出てきた1994年改定でテーラリングが消えたのです。いや正確に言えばISO9001の94年改定じゃなくて、ISO9000の95年改定かもしれませんが、
話を戻しますと、今の日本ではJABの認定を受けない認証機関が日本のISO認証を食い荒らしているのが現状です。ISO9000やISO14000の認証件数が減少しているというのは事実ではなく、JAB認定の認証件数が減少しているということです。全体の件数は増加しています。そこからISO認証の信頼性が低下している。JABの認定を受けている認証機関の信頼性は高い、だからJABの認定を受けなさいというのが筋書きだと思いますよ」
そうなのだろうか? 山田には分からない。

「しかも面白いことに、認証の信頼性が低下しているといわれても、はたしてなにが何パーセント低下しているのか誰も公表していない。もっと下卑たというか身近なこと、たとえば歌がはやっているとか、テレビ番組の視聴率が高いといっても、オリコンやビデオリサーチなどの裏づけがなければ誰も信用しない。ISO認証の信頼性が低下したと語る人は多いが、その裏づけデータを見たことがありません」
「おっしゃるとおりです、私も信頼性低下を示すデータを見たことがありません」
そう言いながら山田は自分のカップに焼酎がなくなったのをみて注いだ。
「しかし山田さんはいいなあ、うらやましいよ、今の時代にISOを担当するなんて、ほんとうにいい時代だよ」
今猿がそういうのを聞いて、山田は聴聞僧になったような気がした。

本日は、今猿さんのお気持ちもご理解いただけましたでしょうか。これから今猿さんの晴れ舞台を用意するつもりです。
しかし、なんだかISOとはドンドンと離れていくようです。これでは単なる企業小説ではないかという危惧が・・



ぶらっくたいがぁ様からお便りを頂きました(11.02.20)
たいがぁです。
今回の話はしんみりとイイ話ですね。今猿さんの苦悩がうかがえます。

規格の理解もままならない審査員が環境目的は3年間の計画だといえば、それに合わせるのはしかたありません。そんなものJABに文句を言うとか、ISOの関係機関に問い合わせたところで、真理は追究できるかもしれませんが、目の前の問題の解決にはなりません

私にも似たような経験があります。
審査員から「審査登録規則が『外部文書一覧表』に載っていません」と言われ、そんなものを載せても我が社に何ら益はないからと拒んだところ、「お前はアホだな。素直に載せればそれですむじゃないか。抵抗するほどのことじゃあるまい」と上役を含む周囲の人に諫められました。
しかし、そうした小さなアホ指摘が積み重なって、いつの間にか実務に何ら役に立たないばかりか足を引っ張る「ISOマネジメントシステム」が出来上がっていったのです。私はどうしても同調できませんでした。ならばいっそ『外部文書一覧表』をなくしてしまえば審査員も文句のつけようがあるまいと、思い切って廃止しました。
若気の至りというやつです。はい。

しかし、なんだかISOとはドンドンと離れていくようです。これでは単なる企業小説ではないかという危惧が・・
何の。「釣りバカ日誌」がありまふ。

ぶらっくたいがぁ様 毎度ありがとうございます。
たいがぁ様が若気の至りとおっしゃるのはわかりますが、還暦を過ぎた私がカッカするのは単なるガンコなのでしょうか?
外部文書一覧表ですか・・・審査員以外見る人はいないでしょうね
いえ、環境側面一覧表も誰も見ません。環境側面なんて言葉ができる前から管理しなくちゃならないことは管理してきましたし、そんなものは個別規定や要領書に展開済み・・環境側面を決めることさえ無駄そのもの
昼寝していたほうが・・いやいや、ISO事務局ほど楽な仕事はありません。この仕事を手放しては・・と思っている人は多いでしょうねえ
私は無駄をなくしたほうが会社のため、ゆくゆくは月給が上がるのではと思いますが

釣りバカ日誌! そりゃいい!
今後、このウェブサイトをISOバカ日誌と改めます。

外資社員様からお便りを頂きました(11.02.22)
佐為さま
内輪ネタとして、今猿さんの気持ちを思って替え歌を作ってみました。

1 書類の山々 残業の
  灯りにむせぶ 審査資料
  ああ 審査委員の
  君は訊ねて 今日もまた
  資料作成 籠の鳥

2 風の便りに 聞く人は
  自己認証の 合理性
  ああ 相見ても
  晴れて語れぬ この思い
  せめて届けよ このブログ

3 淡い蒸気も 排水も
  君言うゆえに 不適合
  ああ 忘られぬ
  夢を慕いて 散る涙
  圧力弁も むせび泣く

外資社員様! とうとうといいますか、ついにここも文学の広場になったようです。
外資社員様の傑作を見て、我こそはという方が続々と・・なんてことはないか 



ぶらっくたいがぁ様からお便りを頂きました(01.02.25)
こんばんは、たいがぁです。

圧力弁も むせび泣く

超爆笑しました。^^)


そうか! ピーピーいうのはむせび泣くというのですか
じゃ、私の財布はいつもむせび泣いてます。
いや、私がむせび泣いているのでしょうか?


うそ800の目次にもどる