エコプロ展の終焉

12.02.04
20年も前に、「歴史の終焉」なんて本があった。ちょっとかっこいいフレーズだから私も使ってみた。では本日はエコプロ展についての駄文である。
2011年12月のエコプロ展入場者は始めて前年割れになった。もっとも過去からのグラフのカーブを見れば2011年は増加しないだろうというのは予測がついていた。リーマンショックや東日本大震災の影響も大きいが、そればかりではないと考える。

エコプロ展入場者
開催年入場者数
1999年47,449
2000年67,838
2001年88,604
2002年100,463
2003年114,060
2004年124,829
2005年140,461
2006年152,956
2007年164,903
2008年174,000
2009年182,510
2010年183,140
2011年181,487
2012年178,501
2013年169,076
2014年161,647
2015年169,118

もちろんエコプロ展に入場する人が増えなければいけないということもないし、三日間に10数万人も入れば、普通の芸能人はうらやましてく、ため息をつくだろう。
しかし私はエコプロ展はもう旬が過ぎたと思っている。決して主宰者である日経や産環境、あるいは地球温暖化教祖のエコプロ展にかける思いが間違っているというわけではない。
もっとも地球温暖化教の宗教教義が正しいかどうかはわからないが
エコプロ展は正式には「エコプロダクツ20XX」といい、「日本最大級の環境展示会」と自称している。つまりエコプロダクツの展示会であるわけだ。

では、エコプロダクツとはなんだろうか?
日本の法令でエコプロダクツという用語を使っているものはない。(2012年2月現在)
世の中一般には「環境配慮型商品の総称。素材や設計、生産、使用後の廃棄など、各過程での環境負荷を少なくした商品」と解されているようだ。「ようだ」というのは、確固たる定義なく、ちまたで使われているだけだからそういうしかない。
じゃあ、ビール会社とか缶詰会社はエコプロダクツとは無縁か?と言えば、そうではない。現在は、ビールのプルタブは本体から離れないようにしたものだけであるが、20年も前は本来から切り離れてその辺にポイ捨てされ、ごみになるし、海岸では素足の人は怪我する危険もあり、また野鳥に害があるとか言われた。そういう改良はエコプロダクツに値するだろう。
また缶詰や瓶詰の容器の軽量化を図ることや、容器のリサイクルを図ることも、エコプロダクツに値するだろう。

では、「日本最大級の環境展示会」である昨年の(2011年度)の「エコプロダクツ2011」において、各企業自慢のエコプロダクツが展示されていたのか?というと、若干ニュアンスが異なった。いや、大幅にニュアンスが異なるのだ。

まず、東日本大震災の影響もあり、工場での省エネ活動を展示して宣伝、いや啓蒙を図っているところが多かった。省エネばかりでなく、製造工程を変えて化学物質を使わなくしましたとか、製造効率を上げましたというのもあった。
また工場や大規模店舗から発生する廃棄物を削減、あるいはリサイクルする方法やそのための設備の展示もあったが、これもエコプロダクツとはいえない。
なぜなら、こういう活動を否定する気はないが、エコプロダクツの定義(?)あるいは展示会の趣旨からすると、エコプロダクツではないことは明白だ。それは顧客が買う商品(プロダクツ)ではないからだ。これらは、いうならばエコプロダクションなのだろう。
エコプロダクションという言葉も世の中で使われているが、明確な定義はない。イメージとしては製造において環境に配慮することのように思える。

私はエコプロ展が始まった当初の数回は見学していないが、ここ10年くらいはかかさず見てきた。そして展示の内容が年とともにドンドン変質してきたことを感じる。
2000年頃は、各社がエコプロってなんだろうという迷いもあったように思えるが、一般消費者に省エネの価値を知ってもらおう、家電リサイクルシステムを理解してもらおうとか、更に露骨に言えば、エコ製品は高くても良いということを知らしめようという意図が見えていた。それは悪いことではない。
見学に行くと、家電なら各社が家電リサイクルとはどんなことをしているのか、どれくらいの割合でリサイクルしているのか、どのくらい省エネや資源削減に貢献しているのかをビジブルに見せてくれた。それを見れば、なるほど、じゃあ家電リサイクルの費用を負担するのは意味があると思わせるに十分であったと思う。
また素材メーカーでは、いかに世の中の消費者が触れる使う製品に新素材あるいは改良された素材が、軽量化や環境配慮していて、環境に悪影響を減らしているということをアッピールしていた。それは大変勉強になった。
ソフトウェアでも、廃棄物の管理や化学物質の管理を大幅に改善するソリューションを見せてくれた。田舎の工場で環境管理をしていた私は、それを見て確かに有効なツールであると思った。とても高くて手が出なかったけど・・
だからエコプロ展は開催する意義があったと思う。
それが数年経つとイメージが大きく変わってきたように思えた。2004年か2005年頃だろうか、展示にNPOなどが大幅に増えたように思う。そしていわゆるエコプロダクツではなく、環境保護活動を主張するブースが増えてきた。
私たちは、さんご礁を守る活動をしています、マングローブの植林をしています、使った割り箸を集めて木炭にしています、なんてものが、小さなブースでたくさん並んでいた。
それも悪いこととは思わない。
もっとも、割り箸集めて木炭を作るということに、いかなる意味があるのか私にはわからない。もし水や室内の空気の浄化のために木炭が要るなら、割り箸はそのままごみにして、新たに木炭を作ったほうが、トータルとして省エネ、省資源、つまり環境保護になることは計算するまでもない。
まあ、人に趣味にとやかくはいわないが・・
ともかく、そういうものはエコプロダクツなんだろうかという疑問は持った。まあ、見て歩くにはバラエティに富んでいたほうが面白く、特段文句は言わないが。

しかし更に数年経つと、環境保護のNPOだけでなく、自然保護と関係しない、おかしな宗教的なものも現れてきた。アロマとか特殊なオイルを使うと心が休まるとか、木製のおもちゃを使った徳育教育とか、なかにはオウムではなくても、九官鳥とかカナリアかと思うようなものもあった。NPOのブースを見て歩くことが面白いと思えなくなってきた。

もぅひとつ変質を感じたことは、CSRというものである。CSRがいかなるものかは論者によっていろいろ、定義もバラバラでとらえようがない。しかしエコプロ展という場所において、片や省エネの家電や環境配慮の素材があり、片やCSRとか開発途上国での活動などを宣伝する企業があることが納得いかない。
CSRがいかなるものであっても、私は存在を否定はしないし、その価値を認める。しかし、私はエコプロを見に行ったのだ。入場無料とはいえ、電車で往復1500円くらいかけていくわけだから、エコプロを見たいのですよ。そこでCSRを宣伝されたのでは、だまされた気がする。
「環境報告書」も2000年代半ばは「環境・CSR報告書」とする企業が増えたが、2010年頃から再び「環境報告書」とするようになってきた。これは良いことだと思う。私は、企業の環境負荷の比較や、環境のレベルを見たいので、余計なものにページを割いてほしくない。

最近になるとまた変質が起きている。NPOのブースは、販売を目的とするようになった。エコプロダクツ展ではなく、エコプロダクツ店である。それでも数年前までは品物の展示と説明が主で、訪れた人が「どこで手に入るのか」と聞くと、ここでも販売していますよという程度であった。それが良いか悪いかはともかく、そういう状況であった。
ところが、2011年のエコプロ展をさまよっていた私は、木製の製品を展示しているNPOのブースでその由来などを聞いて立ち去ろうとしたとき、説明していたオバサンが「説明したんだから、1個くらい買っていけ」と大声で言う。冗談ではなく、相手は真顔である。
しかし、木製の製品というより、単にその辺に転がっていそうな木片にしか見えないしろものが、小さなもので数百円とか千円とはどう考えても高いように思う。ショバ代なのか、説明代なのか。縁日のテキヤようだ。
私もギョットした。はたしてこのような行為がエコプロダクツ展で許されるのか、いや許すならエコプロダクツ展という名称を止めて、ノミの市と名称を変えるべきだろうと思う。
私はオバサンの顔をにらんで立ち去りました。

NPOはともかく、メーカーの展示はどうかといえば、これも正直言って熱が冷めてきたのではないか。家電メーカーは、サンヨーがなくなったのはやむをえないとは言え、数年前に比べて寂れてきたし、全体に熱気がない。SONYは会社の状況が悪いこともあるのか、お金をかけていないのが一目瞭然。小学生だけを相手にしている。
自動車メーカーはと言えば、2011モーターショーが終わった直後ということもあるが、もう義理で出展しましたというのがミエミエ。特にトヨタ、ホンダ、ミツビシのやる気のなさ。日産は展示にかけたお金から見て、少しはやる気が見えた。
富士重工は車ではなく、風車とか飛行機用の新素材が中心だった。これはエコプロ展の精神にかなうと思う。

それと、行政の展示が減った。以前は経産省や環境省が法規制のパンフレットなどを大量に置いていたが、2011年はない。法規制のパンフレット入手が私の大きな目的であり、これでは有明まで電車賃を出してきた甲斐がない。
ゆりかもめの乗車賃は高い。有楽町から豊洲までの3.9キロの地下鉄が160円で、豊洲から国際展示場正門までの3.4キロが240円というのはどう考えても理不尽である。
唯一元気いっぱいは、JAXA(ジャクサ:宇宙航空研究開発機構)である。小惑星に行ってきた「はやぶさ」を持ち出して宣伝していた。しかしはやぶさがすごいのはわかるが、それはエコプロなのか?
「いぶき」とか「だいち」ならともかく、小惑星を調べることが環境とはどうかかわるのか?クビをひねった。

ところで数年前からエコプロダクツ国際展(普通は海外エコプロ展と呼ぶ)というのを毎年各地で開催している。
海外エコプロ展
年度開催地出展者入場者
2004マレーシア7611493
2005タイ5925476
2006シンガポール10734516
2007  
2008ベトナム9198669
2009フィリピン12883699
2010インドネシア16690004
2011インド8025000
2012  
2013シンガポール1013102

たまたまベトナムの展示会に行った人に聞いた話だが、出展者がカタログを入れるために来場者に配った布袋を待っている人を、数日後に街でたくさん見かけたという。私が会場でもらったメーカー名の名入りの布袋は、帰宅すると家内は即ゴミ箱へ放り込んだ。
▲●■CO.LTD
展示会でもらった袋を日常生活で使うということは、ヴィトンを買うお金がないからという見方もあるだろうが、ものを大事に使う社会が本当のエコかもしれない。
このアジアで毎年行われているエコプロ展の位置づけは、まさに10年前に日本の状況なのだろう。つまり、一般の方に環境を大事にしましょう、環境負荷の小さい製品を使いましょうとメッセージを伝えることそのものが、エコプロ展の目的ではなかったのだろうか。
しかし、アジアといっても広い、ベトナムやフィリピンで大盛況であったのに、インドでは人が来ないということは、社会の成熟度、購買力、エネルギー環境などが異なるから当然だ。そういうことも配慮して、海外エコプロ展をどうしていくかを考えないとならない。
もちろん日本産業の海外戦略の一つとしてどうあるべきかを国家として考えるべきだ。

以前、エコプロ展は役に立つなんて持ち上げたことがあった。
あれはそのときはウソではなかった。しかし2011年のエコプロ展を見ると、もうエコプロ展は旬を過ぎたと感じざるを得ない。しかしそれは悪いことではないと思う。エコプロという概念、商品を買うときに環境配慮するという発想がない時代に、消費者に商品を値段や品質、そして納期だけでなく、環境負荷も考慮して買いましょうということを伝え教えることは意義があることだ。
しかし今は、原発事故で省エネが厳しく言われていること、更に電気代も上がってきて省エネ志向(思考?)はもはや必須というか義務にちかい。そして家具でも家電品でも廃棄するには高い金を取られる時代だ。だから廃棄物にしないように、省資源や超寿命に配慮するのも当たり前の時代になった。するとエコプロダクツ展そのものを、発展的解消するという考えもありえるだろう。

本日このテーマを書いた理由
本日は休日だ。家内が私の部屋を片付けろと言う。確かにいろいろなものが床にも本棚にもあって、見た目が汚いし、埃もたまっている。家内の命令で不要物を片付けていて、エコプロ展でいただいた、環境報告書、エコプロの資料、いろいろなお土産、そんなものを片付け(つまり捨てる)ていたときに浮かんだ妄想である。

2012.12.16追加
2012年度エコプロ展の入場者数を追加して、グラフを修正した。
今年も入場者数は順調に減少しているようだ。


エコプロ展2012

12.12.18
かえる 昨年はエコプロ展の終焉と書いたので、次はないはずだがせっかくエコプロ展に行ってきたので少し書く。
エコプロ展2012は恒例により有明の東京ビッグサイトで12月13から15日に開催された。私はなかびの14日に行ってきた。エコプロ展には10回以上行ったが、去年までは展示を説明する側だったが、今年は純粋に見物する側で気楽だ。
とにかくすごい人である。ラッシュ時の駅とまではいかないが、すごい混みようだ。とはいえここ数年、入場者が減ってきている。
エコプロ展来場者数

平日であるが子供たちが多い。教育の一環として先生が引率してくるようだ。ウジャウジャいるこどもを踏まないように気を付けてあるかなければならない。はっきりいって見学するという雰囲気ではなく、裏町の雑踏を歩いているようなものだ。どんな会社があったかくらいしか覚えておらず、どんなブースだったか、どんな展示があったかなどは記憶にない。

出展のパターンというか性格はいくつかに分けられる。
ひとつはとにかく社名を売ろうというもの
きれいなねえちゃんが「いらっしゃい、いらっしゃい」と通行人を誘い、お土産をくれるというパターン。小学生などはもう大喜び。お土産やコンパニオンのお金が大変だろうと思う。
実は私もお土産を一生懸命集めた。クリアケース、ボールペン、ブックマーク(しおり)、マーカー、カレンダー、エコバッグ、草花の種、まあそんなところだ。

ひとつはまじめに自社の環境活動を説明しようとしているところで、ちゃんと展示物を見てアンケートや感想文を書かなければお土産がもらえない。こういうところは小学生にあまり好まれない。
しかし気になるのは、エコプロを説明するところよりも、工場の省エネとか廃棄物削減を説明するところが多い。エコプロ展といってもエコプロダクツではなくエコプロダクションのようだ。本来はエコプロ展でいかに環境配慮した製品であるかを説明し、ゆくゆくは省エネ製品を買ってもらうことだと思う。工場省エネを推進している会社はよくやっているとは感じても、その会社の製品を買っても、消費者のエコ生活には無縁のようだが?

ひとつはとにかくビジネス、会社の宣伝である。
一例をあげると、シニアカーというらしいのだが、歩くのが困難になった高齢者が乗る電動のカートが出品されていた。「エコプロと関係あるのか?」と聞いたら、本田も日産も出していますからという。
言われてホンダと日産を見に行ったが、そちらは新規格をめざしている超小型ミニカーを展示している。高齢者が乗って歩道を走るシニアカーとは、ちょっと違うんじゃないかなあ?
中小企業が複数小さなブースを並べてる。某中小企業がすばらしい表面仕上げができますよと宣伝している。それは素晴らしいことなのだろうが、エコプロとは関係あるのだろうか?
JAXA(宇宙航空研究開発機構)が人工衛星の活躍を宣伝している。日本の国威発揚に頑張ってください・・いやいや、そんなことじゃない。いったいエコプロとどう関係あるのだろうか?

NPOや大学の出展も多い。
NPOの内容が怪しげなのは以前からだ。サンゴを救え、マングローブを救え、マグロを救え、あなたの募金で子供の命が救えます・・それはけっこうなのだが、エコプロダクツとどう関係するのか私には分らなかった。
しかしそれならまだ環境とかすっているから許容範囲かもしれない。だが、半分宗教のようなNPOもいくつも見かけた。あまり細かく言うと刺客が送られるかもしれないのでやめておく。
大学・・・たくさんいましたねえ・・。どれも一般社会人から見ると・・いや、これも止めておこう。
環境省もブースを出していたが、今回は省エネだけで、エコプロとは無縁のようだった。以前は法律のパンフレットなどを配っていて、私は重宝していたのだが、今年はそんなものはなかった。

エコプロ展は、子供相手、ビジネス、大学の宣伝に落ちぶれたのか?
とにかく流れとしては、エコプロからどんどんと離れていくばかりのように思えた。
じゃあ、どこに行くのか?と問われると何とも言えないが、ビジネスそれも環境ビジネスではなく単なる商売に、また怪しげなビジネスに流れていくように思えた。
出展企業はどこも経営トップが状況視察に来ていたようだが、普通の経営センスがあれば「もうエコプロ展への参加は止めろ」というのではないだろうか?
少なくても中身が環境とは離れつつあるし、費用対効果が悪すぎる。



緑青の看板様からお便りを頂きました(2012/12/18)
女子供向けとなると
一度は…
エコプロ展に

緑青のお嬢様
女子供向けとは申しておりません、子供向けと言ったのです
上野千鶴子あたりにみつかったら大変でございます 笑
そうですね、消滅する前に一度は見ておくのもよろしいかと
もし来年上京されましたら、ご案内いたしましょう
なにせ過去10年間、説明をしておりましたのでエコプロ展は詳しいです

エコプロ展2013

13.12.16
12月13日にエコプロ展に行った。別に13日の金曜日だからといって不気味なことは起きなかった。
さて、行った感想であるがエコプロ展という名称は止めた方が良いと思う。エコロジー展でもない。自然主義展というべきなのか、良く分らない。
では思ったことを箇条書きにする。
  1. どの会社も社内、内部への展示会のように思える。
    説明者が立っているがその眼は来客にではなく、自分のところのえらいさんに向いている。えらいさんがやって来ると、見学者の説明をそっちのけにして頭を下げてそちらに説明している。取締役などが自分の会社がどんなことをしているのかを見るのが目的のように思えた。だったらビッグサイトじゃなくて社内でやったら?
  2. エコプロダクトどころかエコロジーと無縁なものが多すぎである。
    木製品の販売は、再生木材とか間伐材ならエコロジーにカスっていると言えるけど、単なる木製だから環境に優しいと言ってもホンマかいな思うだけ。
    アロマオイルがエコプロなのかなんなのか私は分らない。冷え性用下着、安眠グッズ、ポプリ、はてはゴミ拾いのトングが環境製品なのか、誰か説明してくれ。アルミの空き缶を使って鶴を折ったり、昆虫の形に切りだしたりする金切ばさみはなぜエコプロなのか!? それらを売っている方は説明できなかった。
    そうそう、今は展示だけでなく、展示販売会である。「おおすぐ手に入って便利!」なんて言うべきか、趣旨が違うというべきか、これも誰か教えてくれ!
    ところでフェアトレードというのは環境と関係あるのだろうか? これも分らない。
    言い換えると、人間が生きていること自体環境破壊であると同時に、製品はすべてエコプロなのだろうか?
  3. NPOや大学の出展が多い。そういうところではどんな製品を作っているのか?
    製品にはサービスも含むなんてISOのようなことを言うのかもしれないが、じゃあ環境に関するサービスを提供しているのかというと、そうとも思えない?
    しかしNPOの説明者というかそこにいる人はなげやりというか、やる気のない人ばかりだ。来客に説明もせずにただ座っているとか、居眠りしているとか、たぶんお前はヒマだろうからビッグサイトに行ってこいなんて言われて時間をつぶしているだけなのだろうか?
  4. 大学の説明をいくつか聞いたが、レベルが低すぎだ。
    ボクたちはこんなことを研究しましたとか言って話すことは、テレビとか本で言っていることだけ、新しいことはなかった。うーん、後生畏るべからず
  5. 官公庁の出展はがた減り、その内容も劣化してきた。
    以前は法規制の解説書とかいろいろ役に立つパンフレットが入手するのが楽しみだったが、今はそんなものはなく、そもそも出展が減った。
    行っても新しい情報は入らない。時間と電車賃の無駄だ。来年はもう行かなくても良いように思った。
さて、今年の入場者数は何人だろうかとウェブサイトを見たら、169,076人とある。
グラフをみると、きれいな放物線を描いているようだ。
エコプロ展来場者数

この分では来年の入場者数は16万を切り、2015年は14万を切ると思われる。
主宰者は将来方向をしっかりと考えなければならない。
そうでなければ彼らが大好きな持続可能性は無理です。(キリッ)



VEM様からお便りを頂きました(2013.12.20)
エコプロ面白かったです
今年のエコプロを久しぶりに面白く感じたので報告いたします。
名前についてはもう慣れてしまったので、意味なんかどうでも良いから変えないで欲しいです。固有名詞みたいなものですから、中身に合わせてころころ変えられてしまうとかえって面倒です。
なにも全ての展示がキラキラしていなくても、玉石混交な方が玉を見つける楽しみが有ります。何より良かったのは某メーカーが全面的に押し出していた新分野の製品が実は開発部門のトラブルでまだ市販されていないこと、説明のお姉さんにその点をお聞きしたときの丁寧な説明が秀逸でした。
総じて大メーカーの取りこぼしのニッチを丁寧に救っている小メーカーが面白い話をして下さいました。でも、ヒットすると大手に取られてしまうのかなと感想をもらすと、そのときはまたニッチを拾うと言う意気込みがまた嬉しかったです。

VEM様 毎度ありがとうございます。
見る人によっていろいろ印象・感想が違うと思います。
私はもう10回も毎年通い、一昨年までは自分が説明する立場だったのでスレてしまったのでしょう。
反省せねば・・・

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