未来の予想

15.09.09
少し前に「未来を占う」という駄文を書いた。しかし当たるも八卦当たらぬも八卦ではしょうがないので、今回は科学的(?)に「未来の予想」とした。より正確に見通せるようになったら「未来の予見」あるいは「未来の予測」を書こうかと・・・、まああるかないか分らない次作はともかくとして、とりあえず予想をしてみたい。

ISO認証制度の興隆の指標として、認証件数を取り上げることに疑義はないだろう。もちろん認証業界の売上とか認証の社会的評価とか審査員の登録数、その他いろいろな指標は考えられるが、ある程度正確に把握できる数字でないと議論できない。そう考えると認証機関の売上は霧の中だし、社会的評価あるいは認証の信頼性は闇の中である。よって公明正大な登録件数としよう。もっともこれもJAB認定の件数は明確だが、ノンジャブは傘の中であり、審査員の数なんてとっくの昔にJRCAは公表を止めた。ISOサーベーとなるとどんな物差しなのか全然分からない。ということを踏まえると、日本におけるISO認証イコールJAB体制と考えてJAB登録の認証件数を指標としてもそう問題はないだろう。

ではJAB認定の登録件数の推移は過去どうであったかと言えば下のグラフである。

ISO認証件数推移

ISO9001は2006年から、ISO14001は2009年から減少する一途である。では2015年の規格改定以降、どうなるのかというのが本日の話題である。
認証件数の推移の可能性を考えると、次の5種類のシナリオが考えられる。

認証件数推移予想

T 減少から一転して大きく増加傾向となる。
U 減少がとまり増加傾向となる
V 規格改定の影響はなく、過去数年間の傾向を継続し漸減を続ける
W 減少率を大きくして減少を続ける
X 数年間減少傾向を続け、あるときから大きく減少し始める

ではそれぞれのケースについて考えてみる。

うそ800 本日の回顧
いやあ、これと同じことを2年前に書いていましたね。本命とか穴という言葉から以前書いたことを思いだしました。
歳は取りたくないものです。


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