異世界審査員128.怒れる7人の男女その2

18.11.08

*この物語はフィクションです。登場する人物や団体は実在するものと一切関係ありません。
但し引用文献や書籍名はすべて実在のものです。民明書房からの引用はありません。

異世界審査員物語とは

信賞必罰なんてよく聞く。昔訪問したどこかの会社で、額に入れて応接室に飾ってあった。でも飾っておくだけではいけません。そういうのは実行しないと・・



現実の会社や組織では、良いことをしても褒められることはめったにないし、悪いことをして処罰されることはそれよりも少ない。
一方家庭では、良いことをしてももっと頑張らないとダメと叱られたり、悪いことをしてもお前ならしょうがないと諦められたりってこともありまして・・
でもそういう管理や教育は正しくないし、職場や家庭のモラルもモラール(注1)もどんどんと悪くする。
人間が易きに流れるのは事実。さぼっても盗んでも罰せられないなら、さぼる・盗むとなるだろう。他方、頑張って成果を出しても褒められないなら、頑張ろう・成果を出そうというモチベーションは下がるのはおかしくないし、そうならなければおかしい。
人間は道徳本能なんてのを持っていない。だからこそ、善人を作る努力をしなければならない。それは強制的な力もあるだろうし、言葉を尽くした説得もあるだろう。軍隊で指揮官が号令をかけるときサーベルを持つのは、言うことを聞かないと叩き切るぞという意思表示である。親は子を叱り誉めなければ親の責任を果たさない。
あの人は善人であるに違いないと信じるのは愚者である。平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようとするのは、価値観が一致し条約を守る当たり前の国である場合のみ有効だ。強請り、たかり、嘘つきの国とは絶対に不可能である。残念ながら70年も強請り・タカリの国騙されている人が大勢いる。
国家レベルでも、会社レベルでも、家庭でも、そして自分に対しても、正しいことをしたら誉める、悪いことをしたら罰するというルールとその運用がなければ、組織も個人も獣に堕ちるのである。

審査での問題の打ち合わせの翌週である。前回の会議で処分は決めたものの、その発生防止を考えるため二回目が開催された。
今回は橋本氏は審査に行くからと欠席した。商売繁盛なのだろう。

宇佐美
「先週の会議で伊丹さんが、厳しい判断をされたので驚きました。審査をしている我々が軽い処分を考えていたのと対照的でした」
伊丹
カエル 「日常的に実態を見ていると、それが当たり前になってしまいます。でも一歩引いて世の中の常識で考えると違うこともあるでしょう。
ぬるま湯のカエルという小話もあります。もっともあれはたとえ話で本当じゃないそうです」
宇佐美
「伊丹さんは正義感からああいった発言をされたのですか?」
伊丹
「いえいえ、みなさんのことを考えてですよ。私は審査が商売じゃない。ですからこの第三者認証制度がポシャっても影響は受けません。宇佐美さんも、こればかりでなく計測器や砲弾の信管製造などもあります。でも他の方は第三者認証一本でしょう。この制度が崩壊したら困るでしょう」
ドロシー
「我々こそが真剣に取り組まなければならないということですか?」
伊丹
「そうです。とはいえ先ほど言いましたように、日々おかしな審査を見ているとそれが当たり前に見えてくるというかマヒしてしまうのもやむをえない。
それにこの業界を伸ばそうと真剣に考えている人が少ないかもしれない」
宇佐美
「認証事業を伸ばそうと考えていない関係者がいるものでしょうか?」
伊丹
「皆さんも含めて、中堅以上から引退間近の人ばかりで、若い人や学校を出たばかりの人はいません。年配者の中には、引退前の数年間を楽な仕事で過ごしたいと考えている人も多いのではないかな」
黒田
「確かに審査員には高齢者が多いですね。そういう中には問題があっても、見ざる聞かざる言わざるで、短期間だけ稼げれば良いと思っている人もいるでしょうね」
宇佐美
「うーん、審査員の年齢分布とか過去や今後をどう考えているかというのは調べないといけないな。もちろん高齢者がダメではないけど、この仕事に真剣に向かい合ってくれない人は困る」
海老沢
「みなさん、既に討論に入ってしまったようですが会議を始めましょう。本日は前回確認された問題にどう対処するかということになります」
大久保教授
「実はアイデアが浮かんだんだ。この審議会に参加して品質保証という考えを学びましたので、それを活用できないかと思いました」
宇佐美
「ほう、品質保証の活用とは!大久保先生、是非ともご教示願いたいですな」
大久保教授
「アハハハ、良い品物を作るためには、その製造過程を管理しなければならないということです。作ってから悪いものを取り除くのではダメなんですね。
良い審査をするためには、悪い審査員を辞めさせるのはダメです。良い審査員を育成しなければならない。もちろん研修させる時点で何らかの選別をすることも必要かもしれないし、研修においても知識とかテクニックに留まらず、考え方や判断の仕方を教えることが必要と思いました」
宇佐美
「なるほど、不良をはねるのでなく、良品を作るとおっしゃる」
ドロシー
「仰ることは素晴らしいですけど、具体的にはどうするのかしら?」
大久保教授
「これからの討議で、そういった見地から考えると良い案が出るのではないかと思います」
海老沢
「ともかく進めます。
前回問題になったのをカテゴリー分けすると、
法律や倫理上、良いことして悪いことを知らないというのがありましたね。ええと、コンサルの契約強要、接待強要、お土産強要、宿屋や汽車の手配を要請
それから規格要求を理解していないもの、規格の言葉を使っていないという明らかに間違えた判定、審査員によるバラツキが大きい
審査で他社事例を解説した機密遵守の意識がない者
審査実施上の問題としては暴力行為、暴言、遅刻
その他、まあいろいろあるものです」
宇佐美
「種類ごとに対策を考えていけばいいのでしょうか?」
大久保教授
「今、海老沢さんがおっしゃったのは現象の種類分けだと思います。対策は原因に分けて考えなければならないでしょう」
海老沢
「原因とおっしゃいますと?」
大久保教授
「当面処置は現象をなくすことですが、再発防止とは原因を無くすことです。ですからその問題がなぜ起きたのか原因を考える必要があります」
宇佐美
「おお!それこそが品質保証的発想ですね」
ドロシー
「それじゃ倫理上の問題として挙げられたものから行きましょう。お土産や接待を強要したのはどうしてなんでしょう」
大久保教授
「皆さんが思い付いたことを黒板に書いていったらいかがでしょうか」
黒田
「それでは自分が板書します。一度に発言されると困りますから手を上げていただいて順にお願いします」
宇佐美
「それじゃ私から」

黒田は皆の発言を黒板に書いていく。


    原因と考えられること
  • 物品の強要
    悪いことだと教えられたことがない
    以前からしていて当たり前だと思っている
    審査員教育のときに、倫理規定を教えるのが不十分
    審査員登録のとき性格を調べて排除が必要
    審査後に審査を受けた会社から審査員の評価を出してもらう
    (悪い人は更新させない)
    審査員研修前に前の雇い主の推薦書を出してもらう
    審査員登録時に倫理規定に反しないことの誓約書をとる

    チョーク
  • 暴力、暴言など
    性格の問題
    今までの習慣、取り巻く環境
    その場で会社側が止めること
    悪いことだと教えていない




それぞれの問題について原因を考え、更にその原因をなぜなぜとたどっていくと、審査員個人の特性、経験に基づく力量、監査の技術のみっつにまとまるようだ(注2)
お茶
ここまで来ると、もう2時すぎである。
コーヒーやお茶を飲んで一服しながら休憩となる。
1926年では冷やしたお茶とかアイスコーヒーなど冷たいものを飲むことはできない。昔は暑いとき涼を得るためには熱い飲み物を飲んだ。

海老沢
「審査の問題が、個人の特性、経験、監査の技術となると、それぞれどう改善するかとなりますが」
大久保教授
「まず個人の特性、まあ倫理観とか性格からいってみましょうか」
宇佐美
「性格に難ありの人を選別できませんかね」
ドロシー
「事前に選別できる方法があればいいけど」
大久保教授
「乱暴な人、考えなしに行動する人は、普段からそういう傾向にあるでしょう。以前の雇用者から推薦状とか性格などを記したものを出してもらう」
海老沢
「性格診断テストをして、性格に難ありの人を学科の点数不足ということにして落せばいいんですよ」
宇佐美
「それは、バレたら余計問題になりそうです」
黒田
「性格であろうと過去がどうあろうと、審査の場においての行動をしっかり身につけてもらえればいいじゃないですか。人間の心の中までコントロールできません。しかし一定条件での行動を教えることはできます。研修では何を思うかではなくどう行動するかを教えて、それを守らないときの罰則を教え、そして誓約書をとるということでいいんじゃないですか。まあ、習慣付けってそういうものですから」
伊丹
「黒田さんに賛成です」
海老沢
「同席している審査員もそういう行為を止めるように努めなければなりません」
ドロシー
「同感ですが・・・実際の審査では複数の審査員がいまして、普通 目上の人が審査責任者になります。問題行動をしたのが責任者以外なら抑えがきくでしょうけど、責任者が問題を起こしたら止めようがありませんね」
宇佐美
「審査員グループの調和ということではそうかもしれませんが、第三者認証制度の品格という観点からは、責任者が御乱心というなら周りの者が取り押さえても謀反とは言わないでしょう」
海老沢
「みなさんは会議形式よりも雑談の方がいろいろとアイデアも出て、会議の生産性が上がりますね」

黒田
「規格をよく理解していないというのは、研修での教育が足りないのでしょうか?」
ドロシー
「研修を受ける人のバラツキが大きいのではないのかしら」
宇佐美
「確かにものすごく理解が早い人がいる反面、規格が要求している意味を知らないというより理解できない人もいるね」
大久保教授
「それは業務経験の違いですか?」
宇佐美
「そうですね。研修を受ける人がバラエティーに富んでいます。現場で仕事をしていた人はともかく、総務とか営業の人は、例えば不適合品の管理と言われても、日常関わっていないからピンとこないのです」
黒田
「検査をしているとか計測器を管理しているとかいっても、全部の項目に詳しいわけではない。要求事項解説の前に会社の仕事全般を学ぶ必要があります。研修は1週間しかありませんから、きめ細かくはできません」
海老沢
「受講前に予備試験でもして、不足しているなら事前勉強を義務付けるとかですか」
黒田
「それは賛成です。予備試験に合格した人を教えるならだいぶ楽になりますね」

お茶を飲みながらの雑談ペースの会議は延々と続く。
夏は日が永く明るいがもう5時近い。

大久保教授
「個人の特性となると、倫理的で、知らない人とすぐに人間関係を作れる、観察力がある、人見知りしないで初対面の人と仲良くなれる、粘り強く頑張れること、決断できること、他人に頼らないなどかな」
宇佐美
「砕けて言えば、礼儀をわきまえ、愛想良く、目ざとく、頑張り屋でって、社会人として当たり前のことですけど」
黒田
「言うは簡単ですが、そんな人間がいるかどうか・・・・」
ドロシー
「それをどうやって身に付けさせるかってことでしょう」
大久保教授
「会社に入って10年も揉まれれば自然とそうなりますよ」
宇佐美
「確かに、私も商業学校を出て店で働きましたが、最初の何年かは怒鳴られ殴られ、ときどき物陰で泣いたものですよ」
大久保教授
「宇佐美さんは同じことを後輩にしたわけですか?」
宇佐美
「いやいや私は殴りません。自分が嫌なことは他人にしない主義ですから」
大久保教授
「とすると宇佐美さんが後輩を育てるとき暴力を使わないで教えた方法は何ですかね?」
宇佐美
「なるほど、そうですね、これをしろと言われても、その仕事の意味が分かりません。教えるには仕事の目的を教える、 げんこつ そしてそれが全体にどのような貢献をしているかを教えることですか。そうしなければやる気が起きません。
暴力でいうことを聞かせるのは犬を躾けると同じです。先輩から殴られたからと後輩を殴っても、自主的に動く人間にはなりません」
大久保教授
「というと、研修において審査員の存在意義、役割、自分が世の中に貢献することをしっかり教えないとなりませんね」
黒田
「研修期間が短いのでそこまでは・・・」
伊丹
名刺交換 「他のことを教えるときに、そういったことを含めて教えることはできるのではないですか。礼儀作法もわざわざ挨拶の仕方を教えるのではなく、審査の練習とか壇上に出てくるときに他社を訪問したつもりで挨拶をさせるとか名刺交換させるとかいろいろ工夫できるでしょう」
ドロシー
「それいいですね。質疑とか発表とか審査の練習の時に、他社を訪問したつもりで挨拶や言葉使いをしてもらいしましょう。ダメなら指摘します」
伊丹
「性格がどうあれ行動はある程度は習慣です。言葉使いなら5日間の研修だけでも変わるでしょう。監査のときの言葉使いを5日間で覚えることはできるでしょう」
黒田
「5日間で習慣づけるのですか。できますかねえ〜」
ドロシー
「黒田さん、挨拶はこの通り言え、質問するときはこの通り、不具合のときは・・と決まり文句を覚えさせ、それ以外の言い方を禁止すればいいんです」
海老沢
「そんなことで個人の特性問題を解決できるものですか?」
宇佐美
「商店だって同じですよ。丁稚に入ったらわからなくても先輩の言う通りの言葉使いをさせる。それに染まるのが大事です」

ドロシー
「規格要求の理解ですが、自分が体験した仕事でないと意味が理解できないものですかね」
宇佐美
「例えばお客さんの要求を満たすことをしっかりすることと言われても、製造現場の人間ならお客さんと会ったこともありません。審査員研修でお客様の要求を満たすことと言われてもピンときません」
伊丹
「お客様って誰ですかね?」
黒田
「お金を払う人でしょう」
ドロシー
「品物を使う人でしょう」
伊丹
「製品を受け取る人ですよ。と考えると、誰でもお客様とは常に日ごろ付き合っているわけです。製造している人は後工程の人がお客様、倉庫の人はトラックの運転手がお客様」
黒田
「でもそうすると、内務省の要求事項はどうなりますか?」
伊丹
「私の言いたいことは誰でもお客様と付き合っているということです。ですから内務省の要求事項を読んで理解できないということはないということ」
黒田
「でも契約内容は文書化されていることなんて言われても、普通の人はそんなことに無縁ですからなんだろうと思いますよ」
伊丹
「文書って規則とか手順書という名前ばかりではありません。事務所にその日の出荷計画が貼ってあるとします。そこに発送先、品物の名前と個数、出荷時刻などがなければ仕事にならないでしょう。言い換えるとあるから仕事ができるわけで」
黒田
「では注文を満たすことが確認されていることとは?」
伊丹
「100個出荷の計画で倉庫に80個しかなければ、注文が満たされないので担当者は上長にどうするのかと相談しなければならないということです。内務省の要求事項そのものでしょう」
黒田
「となるとどうなるのですか?」
伊丹
「どうにもなりませんよ。私の言いたいのは出荷担当者だって日常お客様と付き合っていて、内務省の要求事項にある契約内容の確認をしているし、不具合があれば対策しなければならないと説明しただけです」
ドロシー
「伊丹さん、計測器なんて普通の人は使っていませんけど」
伊丹
「すべての業務をアナロジーで説明できるかどうか自信がありません。
でも、ええと・・細かな部品を受け入れたり払い出したりするとき、数えるのではなく重さを測ったりしますし、水の濁りは向こう側の文字が読めるかとかいろいろ工夫してます。ああいったものでも狂ったりしていないかを定期的に確認する方法とか、使い方が分かるようにしておかないといけないでしょう。
秤やノギスだけでなく、仕事の基準となるものは正常かどうか確認しなければならないことは同じです」
ドロシー
「個々の要求事項を受講者が理解できるように解説するのを、私たちが考えなければならないということですね」
伊丹
「当然です。審査員研修でドロシーさんや黒田さんは、その場の受講者の業務や経験を踏まえて相手が分かるように規格要求を説明して、規格を正しく理解させるのが仕事です。そのための具体的手法や事例はみなさんが考えなければならない」
黒田
「伊丹さんのお話を聞くと、手順書でなく会社規則とあったのを不適合とした審査員がいたのは私の責任のように聞こえます」
伊丹
「その事例をとらえれば黒田さんの責任ではないでしょうけど、あのような審査員を世に出したのは審査員研修機関の責任です。審査員研修機関は自今以降あのようなトンチンカンな人を審査員として世に出してはいけないのです。
そしてそれは黒田さんが講師をすれば大丈夫というものではなく、誰でも黒田さんと同じく教えることができなければならないのです」
黒田
「そう言われましても・・・」
伊丹
「教える手法は標準化して誰が講師になっても同じレベルの審査員を養成できるようにする、それが大久保先生のおっしゃった品質保証を活用した審査員研修でしょう。
できるできないではなく、目の前に問題があるのですから、それを解決するしかありません」
ドロシー
「どうすればいいのかしら?」
伊丹
「それはみなさんが考えることです。そしてそれを常に改善していかなければなりません。それは審査員研修に限らず、すべての仕事は同じですよ」

日本で公式に認証制度の信頼性を問題視したのは2003年の「管理システム規格適合性評価専門委員会報告書(注3)である。この中に「第三者認証にまつわる負のスパイラル」と題して、なぜISO認証制度の信頼性が低下するのかという図が描かれていた。力作であったが、残念ながらその中身は大間違いであった。
2007年の経済産業省が出した「公害防止に関する環境管理の在り方に関する報告書(注4)ではISO認証への期待ではなく、粛々と従来からの公害防止を徹底せよという趣旨に終始している。 そんな背景を受けて日本の認証制度側が審査の問題を解決しようとしたのは、2010年頃だったのではないだろうか。JABのアクションプランが出たのが2011年であるが、具体的なアクションも見えず、結局尻切れトンボとなってしまった(注5)そしてただ彷徨っているのが現状じゃないかな?

うそ800 本日の言葉



人間生きていると常に問題にぶち当たる。その多くは自分一人でクローズするものではなく、他人も関わる。他人には言いにくかろうが、信賞必罰をはっきりさせていかなければならない。もちろん己が悪ければ反省し処置そして是正をしていかないとならない。
それを避けていると、最終的には泥沼に沈むしかありません。
異世界の第三者認証は始まったばかりですが、永続できるのか、10年程度で消滅するのか、どうなりますか。

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注1
誰でも知っていることだが、モラル(moral)は品行、身持ち、素行の意味で、モラール(morale)は士気、意気込み、ファイトである。
間違って使ってもほとんど支障がないという珍しい語である。

注2
ISO19011:2002とISO19011:2012を参考にした。
正直言って2012年版は2002年版に比べまとまりがないように思える。改定のたびに劣化するのはMS規格だけでなく、監査の規格も同様か、ヤレヤレ

注3
たった8年前なのにウェブサイトから消えてしまった。多くの資料が数年も経たずにウェブから除去される現状である。アクションプランなどは2018年11月6日時点ウェブサイトから消えていた。きっと成果を達成し、現在は問題が解消したのであろう。それならご同慶に堪えない。

注4
「公害防止に関する環境管理の在り方に関する報告書」
これは11年前のものだが、掲載されている。作成者が自信があり、また実際に価値があるものは意味があるのだろう。

注5
尻切れトンボとは昆虫のトンボとは関係なく、草履(ぞうり)のことで、かかとの部分がない短い草履のことだそうです。
一応文章を書くに当たっては方言ではないか、誤って覚えているのではないかと気にはしております。尻切れトンボの意味は知っていても、元々はどういうことからかは初めて知りました。


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