*この物語はフィクションです。登場する人物や団体は実在するものと一切関係ありません。
但し引用文献や書籍名はすべて実在のものです。民明書房からの引用はありません。
今日は夕方から伊丹邸に来客が多い。といっても伊丹夫婦が招待したわけではない。「料亭さちこ」としてかってに使われているだけだ。 伊丹と幸子の知り合いが秘密の話をしたいとか、金がないけど酒が飲みたいというとき、一人あるいは連れ立って、こんばんわとやって来る。 女中頭のテツとスイに幸子は知り合いが来たら飲ませてやってと言ってあるので、皆当然という感じである。幸子は伊丹邸の一部屋を板張りの食堂にして4人座れるテーブルをいくつか置きつい立てで仕切ってある。 そんなわけで、今宵も広い食堂のあちこちで密談が交わされている。 ここはドロシーと工藤そして宇佐美がいる。彼らは飲まず食わずコーヒーだけで、第三者審査のビジネスを語り合っている。 ![]() | ||||
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「最初はやはり砲兵工廠の監査を代行する会社をつくることからでしょう」
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「ドロシーさん、それは工廠の依頼を受けてですか、我々が主体的に行ってその評価を砲兵工廠に認めさせるということでしょうか?」
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「そうですね、最初はやはり依頼を受けてでしょうけど、ゆくゆくは私たちが監査した結果を工廠が認めるような仕組みというか認識を持ってもらわないと」
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「手っ取り早いのは砲兵工廠が我々の監査を認めると表明してくれればいいのです。一度砲兵工廠の幹部と話し合ってみませんか」
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「そういうアプローチは癒着と思われますよ。公明正大に、我々のビジネスを認める法律を作るようロビー活動を考えるべきです」
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「ロビー活動というと大げさですね。それにそういうビジネスをするのに法律を作れというのもどうですか。 ともかくなにか実績を積みたいね。例えば監査結果合格になった会社とそうでな会社との差が見えるようなものがあればよいのだが」 | |||
昨年発行された石原の近未来小説「満州1930」が二人の合作というのは仲間内では公然の秘密だから、新しい本の企画を語り合っているのかもしれない。 あるいは印税の分け前を交渉しているとか? 次の仕切りの陰では伊丹と幸子と高橋閣下が酒を飲んでいる。 ![]() | ||||
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「閣下は今何をされているのですか?」
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「内閣を辞職してから浪人の身でなにもしておらん」
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「ご冗談を。私はちょっと心配しているのですが、あと半年で関東大震災が起きるでしょう。この天災時になにか名を上げる活動をする準備をしておくことがいいと思います。冗談抜きに震災後には高橋大臣が復活して、扶桑国の経済政策の舵取りをしてもらうわけです。そのためには一般国民に忘れられないようにしておかないと」
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「確かに今の内閣も長くは持つまい。向こうの歴史では震災前に解散したかな? 伊丹さんが申すのは震災のときに炊き出しするとかですか?」 | |||
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「なるほど、そういうことだと内閣と調整を取らないと軋轢があるかもしれない。それとワシ一人よりも衆議院議員や貴族院議員をとりまとめてという方向が良さそうだ。それならワシの名もあまり出てこんし他の議員の顔もたつ」
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「震災が発生したら速やかに対応の問題などを政策研究所でとりまとめることになるでしょう。それを参考にしていただきたいです」
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「具体的テーマや手段は私より閣下の方がお詳しいでしょう。私の言いたいことは災害からの復興に寄与することをして、かつ売名といってはなんですが世に知られておくことは必要です」
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「そうか、売名とも受け取られる恐れもあるか。売名と言われるとなると二の足を踏むな・・・」
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「私の世界で杉良太郎という有名な歌手がいましてね、その方は災害が起きると一族郎党を率いて災害支援に駆け付けるのです。それを「偽善とか売名ではないか」と問われたとき「偽善で売名です。偽善のために今まで数十億も使いました。私のことをそうおっしゃる方々もぜひ自腹で数十億出して名前を売ったらいいですよ」と応えたそうです。向こうの数十億というとこちらなら数万両というところですか」
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「ほう漢だねえ〜、しかし数万両ですか、大金ですな。小さな軍艦が買えますね | |||
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「昔から「やらぬ善よりやる偽善」とも言いますし」
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「いや偽善とは心の持ちようで、本人の恥じらいに過ぎません。当事者以外が偽善と言えるはずがありません。」
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「ともかく今から絵を描いていて、事が起きたらすぐに動くことをお勧めします。法律の草案などは今からかかっておいた方が・・」
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隣の仕切りの石原とさくらの話は終わったようだ。立ち上がる気配がして二人が高橋グループの仕切りをのぞき込む。 | ||||
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「伊丹さん、今宵はごちそうになりました。それではお暇します。ありがとうござました」
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「石原さんすごい売れ行きって聞いてるわ。今度ベストセラー祝賀会をしなくちゃならないわね」
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「ワシも読ませてもらったよ。一言言わせてもらえば、最後の結末がひとつでないのだが、一般人は一つに断定してもらった方が分かりやすかったかもしれんな」
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「歴史というのは決定論・運命論ではなく、各人の行為によって大きく変化するのだと言いたかったのですが」
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「その趣旨は分かる。だが、小説としての面白みというか完成度という点ではどうかな」
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「お話をさえぎって済みません。私は帰ります。ごちそうさまでした」
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二人が去って高橋グループは話をつづけた。 30分も経たないうちにまたさくらが現れた。顔色が真っ青だ。 そのままペタンと椅子に座ってしまった。 | ||||
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「あらあら、さくら、どうしたの顔色が真っ青だよ」
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「具合が悪いなら医者を呼ぼうか?」
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「皆さんに重大なお話が。あちらに工藤さんがいたわね。呼んでいただけますか」
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さくらは動く気力もないようだ。 幸子が立ち上がり工藤の仕切りに行く。 | ||||
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「さくらさん、他の人に聞かれてはまずいことかな。それなら工藤さん以外帰ってもらおう」
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今度は伊丹が立ち上がった。 数分後、宇佐美とドロシーが帰った気配があり、工藤と伊丹と幸子が戻ってきた。 さくらが放心状態なので、幸子はコップに水を注いで渡す。さくらはぐっと一息に飲んでから話し始めた。 | ||||
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「とんでもない事が起きたんです。私はこの家の出入り口から向こうの世界に行ったのですが、いつもの千葉のオフィスには行けませんでした」
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「どこに出たの?」
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「わかりません。いつもと違いとてもきれいな大きな部屋でした。驚いて表の通りに出ました。街の姿は私の世界とそう変わりませんでしたが、看板も街並みも違いました。ひょっとして別の世界の千葉市のようです」
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「別の世界という証拠があるかい?」
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「スマホで写真を撮りましたけど、今はCGがあるから信用されませんね。 そうそう、万が一別の世界だと心配なので、とりあえずATMでお金をおろしました。お金は出てきたのですけど」 | |||
さくらはバッグから財布をだし数枚のお札を工藤に渡した。 工藤は「私は詳しくない」といって幸子に渡す。 | ||||
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「ええと・・普通の1万円札だわ。特に変わっているようには見えないけど、」
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「おいおい、この肖像画はワシじゃないのか! | |||
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「あらまあ!これじゃ確かに出入り口の向こうは私たちの世界じゃないわね」
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「ということはどういうことか? 私たちの世界の代わりに別の未来の世界につながったということか。 工藤さん、そういったことは今までにありましたか?」 | |||
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「さあ、知りません。今頭に浮かんだことを言えば、伊丹さんたちが向こうの文化を持ち込んだために、この世界が本来の道筋からずれてしまったのかもしれません」
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「でも、ATMが使えるということは、その世界にも小沢さんが住んでいてATMシステムがあるということね」
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「ということは違う世界であっても、その違いは非常に小さいということか」
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「ともあれ、一度だけではわからない。もう一度確認しよう」
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皆は食堂を出て、伊丹夫婦の部屋の手前にある向こうの世界へのドアを開けた。そこには何年か前、さくらの父親にインフルエンザ対策をお願いしたときから借りている千葉の貸事務所があった。 ![]() | ||||
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「ああ!今まで通りだわ」
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「ひとまずは安心ですか」
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「どうだろう、もう一度確認してみよう」
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伊丹はドアを閉めて、数分置いてまた開けた。 そこには見慣れぬ近代的なオフィスがあった。 ![]() | ||||
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「あああ、これがさっき行った部屋です」
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「ときと場合によってドアの向こうの世界が変わってしまうようだ。まず、さくらは自分の世界に帰らなくちゃならないだろう。それを優先しよう。二三度試してみてさくらの世界につながったときに素早く帰りなさい」
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伊丹はまたドアを閉めて時間をおいて開けた。部屋は変わらない。また閉める。 数回トライするとまたいつものあまり綺麗とは言えない部屋になった。 ![]() | ||||
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「とりあえず今日は帰りなさい。当分こちらに来るのを控えた方がいいだろう。もしかして二度とつながらないかもしれないが、こちらから持っていきたいものがあればドア越しにメモをこちらに投げ込むとかしてくれ。なんとかしよう」
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「さあ、今のうちに帰りなさい。また会えるわよ」
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さくらはドアを通り過ぎて手を振ってドアを閉めた。 | ||||
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「やれやれ、いつかはこういうこともあるとは思っていたが・・」
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「もしかしたら永遠に切れてしまうかもしれませんね」
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「一族の長老に聞いてみます。過去にもあったのかもしれません」
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「これから向こうから技術も書籍も手に入らないとなると痛いな。でも新たな世界から、新しい情報が得られるかもしれない」
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「洋司、あなたも能天気な人ね。もう息子にも孫にも会えないかもしれないのよ」
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「幸子よ、俺にとっては息子や孫よりも、この世界が血のつながった身内だと思っているよ」
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「まあ!」
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「まあまあ、過去10年間は伊丹さんのおかげで、急速に革新が進んだとありがたく思っているよ。だが本来この国を良くしていくのは我々の責任だ。伊丹さんはご自身の世界を第一にしてくださいよ。 だから向こうから技術や書籍が入らなくても残念がることはない。 しかしこのことは中野さんにも、帝太子にも伝えておかねばならないな。もしこの問題が漏れたら向こうの世界を知っている人たちに恐慌を起こすかもしれない」 | |||
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「向こうの工場をどうするかということもありますね。向こうに住み着いている人もいますし」
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「最悪の場合、こちらに戻れないかもしれない」
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翌日である。伊丹は工藤を伴って政策研究所を訪れた。幸子が朝、出勤したとき中野部長に面会を申し込んでいた。● ● 中野と幸子が現れた。既に幸子があらましを伝えていた。 ![]() | ||||
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「伊丹さん、奥様からお聞きしました。とんでもないことが起きましたね」
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「まだ原因も分からず、これからどうなるかもわかりません。工藤社長に過去このようなことがあったのか調べてもらいます」
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「それで事象の発生はお聞きしましたが、この場ではどのような議題を?」
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「当面処置、善後策ということでしょうか。向こうの世界のつながりが切れた、しょうがないでは済まないところが多々ありますので」
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「伺いましょう」
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「まず一番大きなものは栃木の工場です。時間があれば工作機械や計測器類を持ってきたいですが、それができる時間的余裕があるのかないのか分かりません。最低限やらねばならないことは、向こうに駐在している人をこちらに戻す。そして可能なら資産を此方へ持ち込み又は売却し費用を回収したい。それもできないなら、向こうの一族に法的に譲渡して外部への流出は避けたいと思います」
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「東京事務所もあります。幸いここにはこちらの人はいません。この事業は事故により継続不能として、向こうの一族に精算してもらうつもりです。出資しているのはお宅と当社ですから被害は最小にしたい」
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「それから向こうとの連絡口が今はかなりありますが、別の世界とつながったとき向こうから侵入される危険を考えて、こちらの世界は我が家と政策研究所に限定し、他は閉鎖する。向こうの世界は千葉事務所と東京事務所に限定し、他は閉鎖する。とりあえずはそんなところでしょう」
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「なるほど、承知しました。 伊丹さんご夫妻はどうするのですか?」 | |||
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「私たち夫婦は元からこの世界に残るつもりでした。今となればこちらが故郷のようなものです。息子は舅さんである藤原さんと仲良くやってくれれば良いでしょう」
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「そういえば藤原さんは向こうにお帰りになっていて良かったですね」
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「帰ったのは昨年初めですからちょうど1年。彼もこちらに来て仕事と生き甲斐が持てて幸せだったでしょうし、我々もお世話になってウィンウィンでしたね。向こうで静かに老後を過ごせるでしょう」
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「私の方から・・・最後の注文だが」
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「まだ調達するものがあるのですか?」
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![]() | ![]() ええと、欲しいものはパソコンが1000台でも2000台でもほしい。新品でも中古でもいいから集めてください。それから電卓5万個、144メガと430メガトランシーバーを最低1000台、買えるだけ。なんでもいいから店頭からICやLEDその他電子素子を買い集める、書籍関係はどこか大きな書店の専門書を店ごと買い占めること そうそう、100円ショップ1軒丸ごと買い占めてもらいたい」 | |||
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「ハイハイ、可能な限り頑張ります」
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向こうの世界をつなぐ出入り口のトラブルからひと月、異世界とのドアはその後異常はない。さくらも警戒心を緩めて従来通りしょっちゅうこちらの世界に来ている。今日もさくらは伊丹邸いや「料亭さちこ」にいて、幸子とおしゃべりをしていた。● ● テツがお客様ですと中野部長を案内してきた。 挨拶して中野、幸子、さくらが座ると中野が話をしてきた。 ![]() | ||||
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「さくらさん、今までお父さんにもさくらさんにもいろいろとお世話になってきた。お父さんがお見えにならなくなってからもう何年になるかな?」
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「インフルエンザが収まった1920年から来ていませんから2年半になりますか」
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「先日、向こうの世界とつなぐ出入り口に異常が起きたと聞いて、連絡が付くうちに長年の功にお礼をしなければと思っておりました」
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「そのお言葉、父に伝えておきます」
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「いやいや言葉だけでは申し訳ない。とはいえお金でもしょうがないしこの世界に向こうの世界で手に入らないものがあるわけもない。 考えたのですが我が家に伝わる備前長船光忠と言われるものを持ってきました。どうぞお父さんに渡してください」 ![]() | |||
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「へぇ、本物なら1億とか2億とか」
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「1億円、ええと千数百両ですか、それくらいはするでしょう。もちろん本物だと思いますよ、皇室にあったものを母が宮家創設の際に前皇帝から頂いたものですから」
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「あつ、大変失礼いたしました。皇室に偽物なんてあるはずないですよね。 かしこまりました。お預かりして父にその旨伝えます。もちろん家宝にいたしますが、そのような貴重なものを我が家に置くわけにはいきません。どこかの博物館に保管してもらうことになると思います。 ええと、私から一言」 | |||
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「なんでしょうか?」
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「帝太子の心臓のペースメーカーですが、既に4年目のはず。あと3年ほどで交換しなければなりません。それはどうするのでしょうか」
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「確かに、向こうの世界と切れてしまうと問題ですね」
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「中野部長、それについては向こうから技術論文などを持ち込んでいますし、電池の開発もしていると思います。担当してる皇大医学部を確認しましょう。いずれにしても今後3年以内にこちらの技術で対応できるようします」
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「さくらさんの世界をみれば欲しいものばかりですが、本来なら自らが頭を絞り考えなければならないことです。おねだりするばかりでなく、自助努力をしなければならないでしょう。 私にとってはさくらさんと会えなくなるのがつらい。無理を言っても養子にしておくんだったよ、アハハハ」 | |||
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「私はこの世界の扶桑国が、外国に搾取され続ける日本のようにならないことを祈ります。私もこの国がどうなるのか見続けていきたかったのです」
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「そのお気持ちはありがたくいただきます。あなたも、もうこちらに来ない方が良いね。またつながりが切れたりするかもしれないし、二度と向こうの世界とつながらないかもしれない」
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「そうなんですけど、今石原さんと小説を書いているのですよ。それは完成させたいと思っています」
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「物事の重大性を考えなさい。そんなことなら石原君に断わりなさい。もし帰れなくなったらどうするんだ」
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「私もそう言っているのですが、なかなかいうことを聞かないのです」
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注1 |
面白いことに議員立法について大日本帝国憲法では、第38条「両議院は(中略)法律案を提出することができる」と明確に定めていたが、現在の日本国憲法では議員立法どころか誰が法案を提出するのか明記されていない(cf.憲法59条)。現実には国会法などで提出権を定めている。これも日本国憲法が不完全である証拠だ。 ![]() | |
注2 |
1940年代のゼロ戦が今のお金にして1億5000万、駆逐艦が150億、空母1300億くらいだったらしい。 2018年現在、中堅戦闘機であるF16が20億、F15で30億、最新鋭F35で150億くらい、駆逐艦といってもピンキリだがイージス艦1300億、汎用艦600億。昔は飛行機と軍艦の比が大きかったが、現代では飛行機と船の価格差が小さくなってきた。昔は鉄やアルミの材料費、今は電子機器のお値段ということか。 日本兵器のお値段 ![]() | |
注3 |