ISO第3世代 32.廃棄物点検4

22.11.21

*この物語はフィクションです。登場する人物や団体は実在するものと一切関係ありません。
但しISO規格の解釈と引用文献や法令名とその内容はすべて事実です。

ISO 3Gとは

今日は、廃棄物の臨時点検……人によっては監査と呼んでいる……に参加するメンバーの研修である。工場から来た者が13名、監査部から早川と島田のほかに数人が参加、総務部からは吉田課長とお局キヨちゃんが参加したので20名ほどになった。

プレゼンテーション 冒頭に吉田課長の挨拶、そして山内参与が経過説明と点検の目的を語り、期待している旨を伝えた。それから佐久間が自作のテキストを使って2時間ほど講義を行い、昼休みの後に1時間、実際の契約書や紙のマニフェストに備えて現実の帳票の点検の練習とパソコンで電子マニフェストの見方を学ぶ。最後に質疑応答の時間を取った。皆真剣で活発な討議となった。
奥井は面白くなさそうな顔をしていたが、研修の最後まで付き合った。

3時過ぎに終了して、現地へ出発していく。北海道、九州、四国は羽田から飛行機、東北、中部、関西は新幹線である。皆3か所くらいの長旅である。


******

山内はその日の定時前に、磯原、佐久間、奥井に地下で飲もうと声をかけた。
乾杯をしてから山内は話し始めた。

山内参与 「なし崩し的に環境関係に俺が入り込んでしまって、仕事の進め方が職制と筋違いのようになってしまい、礒原君も奥井君も戸惑っただろう。あげくに佐久間さんまで引き込んでしまった。
カンパイ 発端は今年初めの職制改正が中途半端だったのだろうな。もちろん職制改正をわしが考えたわけではない。当時はわしも来たばかりで、成り行きを脇で見ていた感じだ。

もう少し仕事の分担をよく調べ、無理のない合理的なものにしなければならなかった。他の部門に属すべき機能を分離したのはよいが、残った機能が同じカテゴリーではなく、一体として管理するという発想が甘かったようだ

磯原 「私も転勤するときは、省エネ法対応の全社取りまとめとしか言われませんでした。いつの間にかISOも担当し、廃棄物までに及びそうです。元々環境部の仕事の範囲が広く、皆がいろいろな分野を分担していたようで、廃棄物なら廃棄物担当とは割り切ってなかったようですね」

山内参与 「廃棄物は奥井君がいれば間に合うと聞いていたのだが、奥井君は業界団体にほとんどかかり切りだったというから、社内への情報提供とか指導とかはどうしていたのだろう?」

奥井 「大まかな担当は決めてあったのです。しかし廃棄物やエネルギーという区分でスパッと切り分けていたのではなく、業界の活動とか法律の制定・改正担当と切り分けに縦横あって、一貫性がないというかあいまいなところがありました」

山内参与 「なるほど、確かにそういう分担で仕事をしていたから、人が減ってしまうと誰も担当していない部分が生じてしまったのか」

磯原 「ISO認証担当なんて本来なら負荷も少なく、審査の前にスケジュール調整と場所と人の確保くらいでしょうけど、今回は私にとって初回でしたからご迷惑をかけてます」

山内参与 「まあ審査で見せるものを従来から一変させたこともある。もちろんそれは本来あるべき姿であり、また長期的には負荷削減にするためだ」

磯原 「山内さんは本社だけでなく、これからは工場のISOも作文でなくあるがままへの切り替えをするのでしょうか?」

山内参与 「うーん、まだ結論に至っていないのだが、認証返上というのも選択肢だな」

佐久間 「でも認証を返上しておしまい、というのもありませんよね。今回ISO対応を見直すという過程で廃棄物の問題が発覚したように、工場もその目で見直せばおかしなところがありそうですね。認証を止めるか継続するということと別に、我が社の環境管理レベルを上げる必要があります」

山内参与 「確かに……省エネ計画での問題は知っているだろうが、どうも実態とかけ離れたISOのための計画とか作業があるようだ。これからはあるべき姿の実現だな。ただそのための工数をどうするか? いや工数をかけても見直すべきか……」

佐久間 「それから工場や関連会社の担当者のレベル上げをしなければならないと感じます。工場では日々の仕事があり、特段向上心を持って頑張らなくてもルーティンワークを処理しているだけでも働いているように見えます。
しかし単に年を取って経験を積むことで力量を上げるのではなく、何歳までに何の資格を取り、上の職務に就けるとか法で定める届出者にするなど処遇も考慮すべきです」

山内参与 「言うことは分かるが、それは現状の環境担当者は、水準以下ということか?」

佐久間 「今回集まった工場のメンバーは実は以前からいろいろな付き合いがありました。といって集まって何かをしたわけじゃありません。新しい法律とか法改正があるとどう対応するのかとか、 お酒 問題が起きればどう対処するのかということが知りたいわけです。しかし本社環境部はそういう現実的な問題解決能力や指導する力はありませんでした。

それでもう30年も前から、当時は電子メールもありませんから、電話や社内郵便で各工場の同業者間で教えあうとか失敗や成功の情報を共有するのは日常茶飯事でした。正直言って本社に助けられたことなど皆無です。だから工場の担当者の力量向上の仕組みを考えてほしいと思います」

山内参与 「工場間の連携は良いことだ。とはいえ、そうせざるを得なかったということは本社の環境部の機能がまともに機能していなかったということだね」

佐久間 「露骨に言えばそうですね。典型7公害の規制は大きな変化はありませんでしたが、1990年以降は公害よりも範囲が広い環境法令も現れましたし、新しい規制もどんどんできました。

MSDSの義務化って1990年代初めでしたね。あのときも各工場毎にどうこうするよりも、イントラネットでMSDSの集中管理したほうが良いのではとかいろいろ本社に意見を出したのですが、まあナシのつぶてでしたね。
PRTRなんて現れたのは2000年ころでしたっけ?
本社にいろいろ提案しても何も動かず、工場に方針を示すわけでもなく……結局頼りになったのは他の工場との情報交換でした」

奥井 「本社だって情報の提供はしたのでしょう?」

佐久間 「当時、奥井君は入社していなかったかな? 法規制ができる前に、県毎で条例を作ってPRTR報告をしなければならなくなりどうしようか相談しようにも本社は相手してくれない。だから工場の知り合い同士で相談するしかなかった。
当時はイントラネットも整備されてきて、担当者はみなメールアドレスもパソコンも与えられていたから、それ以前に比べれば情報化していたのが良かったね」

山内参与 「なるほど、ということは本社の担当者の問題ではなく、本社環境部も無為無策で工場に迷惑をかけていたわけだ。
おい、磯原君、君が来てからでも工場からの問い合わせ対応で迷惑をかけたという記憶はないか?」

磯原 「こちらに来てからとなると記憶にありませんが、工場にいたときは情報が足りないと感じることは多かったですね。山内さんからお聞きした経産局への報告を電子システムでとりまとめ報告書を作るようにしたとは聞いたことがありません。それなら工場が地方の経産局に報告するのもそのシステムで作成してもらえば助かります。
奥井さんは何か聞いていますか?」

奥井 「僕は社内のことはあまり関わっていませんので……」

山内参与 「そうそう、この前も奥井君に言ったが、基本的に奥井君は社内と関連会社の廃棄物担当への支援を業務としてくれ」

奥井 「業界団体での種々データのまとめとか、資料作成などはどうするのでしょうか?」

山内参与 「まず過去に業界団体の環境委員会とかそういうところで作った資料が工場や関連会社で利用されていないという事実がある。
刺身 廃棄物でも省エネでも他も同じだが、ほとんどのカテゴリーで、行政が作ったパンフレットとか資料がある。そういうものは一般論であり当社の業種業態と全く同じではないのだが、そういうもので間に合うというか、そういう方が奥井君たちが業界団体で作ったものよりも役に立つという声が多い」

奥井 「そうなんですか…」

山内参与 「あんなもの大勢が集まってワイワイやるもんじゃない。新しく法律が作られたり法改正があったときは、行政の説明会に行ってよく聞いてこい。そして自分が疑問に思ったことはその場で質問して不明点をなくし工場や関連会社に、行政の資料とQ&Aの情報を伝えれば十分じゃないのか。分からないことを分からないままにしていてはだめだ。奥井君がすべて分かったという状態にならなければ人を指導できるはずがない。

講義でもOJTでも教えるほうは教える知識だけでなく、何を聞かれても答えられる知識や経験がないならない。まあ最低教えることの3倍の知識は必要だろうね、わしの経験則だ。
テキストを読めば分かるならわざわざ講習会には来ない。受講者はテキストに書いてないことや、日頃疑問に思っていることをこの機会に聞こうしているからね。それに答えられなければ受講者から信頼を勝ち取れない」

奥井 「私は講師たる力量がないということですか?」

山内参与 「力量とはあいまいな概念ではない。主観的でなく客観的に具体的に評価できる。それは知識とか可能性ではなく、何をしたかで判定される。
そして責任感も問題だ。本社の人間なら、工場や関連会社で問題が起きたとき自分の力量がなかったと自覚しなければならないだろう。それほど本社は責任のあるそしてやりがいがある仕事だ。

今回の廃棄物の問題を、総務部がチョンボしたと考えるようではいかん。本社だけではない、工場や関連会社、販売会社や支社も我が身、我が事のように認識していなければならない。だからそういう人たちが分かりやすく使ってくれる廃棄物の参考書をなぜ作らなかったのかと反省が必要だ。

奥井君よ、本当を言って総務部で問題が見つかったとき、君が自分の責任だと認識していたならば、わしが君を見る目は違ったのだがね、
その前に、総務部やスラッシュビル管理がしっかり仕事をしているかどうかをチェックする機会など今までいくらでもあったのではないか? 業界団体のビルと違い、エレベーターで数分のところなのだから」

奥井 「すみません。廃棄物の実際の仕事をしたことがなく、現場の人たちが書いている帳票を見ても良し悪しが分からなかったと思います」

山内参与 「ということは力量がなかったということだぞ。
奥井君だけでなく、同業他社から来ている連中も、実際に仕事をしたことがないのだろうね」

山内は露骨にひどいことを言ったが、奥井は反論せずにうつむいていた。


******

奥井 次の日である。
奥井は総務部と関東支社の不具合を直す手伝いに行っている。問題もクリアになり、対処法も佐久間が実物の契約書などを見ながら細かく教えたから大丈夫だろう。


磯原 磯原は監査部の内部監査記録に、追加すべき環境に関しての調査結果をまとめている。既に報告書は発行されているが、それに加えて環境に関して追加監査をしたことした。
もちろん点検して問題があれば修正済である。今回の総務や支社の追加点検もその一環という形にして追加報告書を出す予定だ。


佐久間は机に座って支社に派遣されたメンバーから状況の報告あるいは問題についての問い合わせなどが来るのを待っている。
佐久間 11時頃、電話が鳴る。取ると札幌支社からだ。契約書やマニフェスト、現地調査などに不具合はなかったという。但し契約書に書かれた廃棄物の量よりも3割多く委託しているという。今年だけでなく、昨年も3割オーバーだったとのこと。
佐久間は、それ以前の数年間の委託量を見て、前が少ないならバラツキとして良いのではないかと答える。そして継続してオーバーなら監査結果は次年度の契約書は委託料を見直すよう是正を求めろと指示する。

注:廃棄物の処理委託する際には委託量(通常は年間発生量、工事で期間限定ならその間に発生する量)を契約書に記載するのが義務となっている。(施行令6条の2)
受託者の処理能力以上を委託することは、委託者の義務を果たしていないことになる。

それから20分くらいして新潟支社からだ。こちらは全く問題ありませんという。佐久間は良くやったとほめる。
その後、ジャンジャンと電話が鳴る。総体として印紙金額の不足、紙マニフェストの記載漏れがあったが、それなりに修整方法を確認してOKした。

毎日夕方、結果を取りまとめ磯原と共に山内参与と総務の吉田課長に報告する。


アメリアはそんな面々を眺めて、この職場は管理がメチャクチャ甘すぎではないかと思う。いや無管理というべきかもしれない。
職責が決まっているのだから、 アメリア 己の職責を全うしなければならない……それができない人はリジェクトされるのが当たり前だ。
山本にしても奥井にしても、大学を出て10年も働いている人が、あんな考えでは異常だ。彼らも問題だが管理者も問題だ。

注:リジェクトって、検査で不良を取り除くことに使うが、使えない選手や社員との契約解除にも使うと知った。


******

1週間後、支社・営業所の巡回チェックは終了した。
同時に本社と関東支社の是正もほぼ終了した。奥井作のマニュアルを総務部が決裁してスラッシュビル管理に業務を委託する、過去より捨てように捨てられず溜めこんでいた廃棄物は一括して片づけた。

キヨちゃん 契約書の収入印紙金額不足はお局キヨちゃんが経理に相談してから税務署に行き、過怠税納付で了解を得た。
キヨちゃんが「面倒くさいことはみんな私に回ってくるのよ」とブスくっていたのは聞かなかったことにしよう。その程度の仕事をするのは給料に入っているのだ。
 cf. 「印紙税の手引き」


支社の是正報告は佐久間と奥井がチェックして監査部に送り、監査部が臨時監査報告書を出すことで完了だ。是正フォローは次年度でよかろう。そして監査報告書はゴーストライター磯原が粛々と作文している。

磯原と佐久間はISO更新審査までのスケジュールを眺めて話し合う。

佐久間 「予定外のことでひと月つぶれたが、何事にも予定外、想定外があるのは世の常だよ。まあスケジュール的には遅れてはいない」

磯原 「あとは残り部門を説明を兼ねて点検をして、問題があれば追加監査をして……つじつまを合わせなければ」

佐久間 「大丈夫、大丈夫、昔はISO審査ひと月前なんて言ったら、文字通り家に帰る暇もなかったものさ」


山内は日経新聞を読んでいるように見えるが、その実 環境部門の今後を考え中である。
とりあえずのISO更新審査はなんとかなるだろう。これからが本題だな……
読書 環境部門の再建をしなければならないが、業務分担の見直しだけでなく、担当者個々人の力量の問題もある。本社の人員が優秀ではないと思い知ったぞ。
いっそのこと人を全面的に入れ替えたほうが早いかもしれない。工場で管理職でなくても佐久間とか磯原のような人物もあり、他方本社で長い奥井には呆れた。鈴木課長も何を見ているのか!
これから教育してダメなら放逐するしかない。業界団体の委員会とかで資料まとめなどしているのは、どこの会社でも使い物にならないのを出すのだろうなあ〜
環境部も職責である遵法と汚染の予防をどうすれば達せられるのか、考えるとなかなか味がありそうだ。
先の見えない研究ばかり30年もしてきた山内にすれば、こんな問題など問題ではない。


うそ800 本日のメインテーマ

廃棄物契約書の点検次第を細かく書くつもりはありません。都庁がパンフレットを出していますし、分からなければ問い合わせれば丁寧に教えてくれます。また印紙税額とか過不足発生時の処置などは、国税庁がパンフレットを出しています。
私はその過程でのコミュニケーション、人間関係、それを書きたいと思います。

だいぶ前に奥井が磯原から注意を受けたとき、素直ではありませんでした。今回は山内参与からですから殊勝に聞いてますが、言われた通り行動できるものでしょうか?
人は言うほど実行できません、そして言われてもなかなか実行できないものです。

この前、外資社員様から生々しすぎるというコメントをいただきましたが、いろいろ書こうとするとドロドロとお化けが出たり、手が後ろに回ったりする恐れがあるのですよ。
収入印紙ひとつとっても、金額の過少での……(以下検閲により削除)
まあ雰囲気だけを楽しんでいただければと、


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外資社員様からお便りを頂きました(2022.12.06)
おばQさま いつも興味深い読み物を有難うございます。
生々しくも、あの時代をしっかりとらえた記録だと感じます。
一番 印象に残ったのはアメリアの「この職場は管理がメチャクチャ甘すぎではないかと思う。いや無管理というべきかもしれない」
私が昔いた某老舗企業でも感じた事で、入社年次と学歴で課長までは横並び出世。
「これが管理職なの?」って人も随分見ました。
外資に移って同様に感じたのは、雇用契約は個別契約で、自分の責任と役割が明確になっております。
だから「職責が決まっているのだから、己の職責を全うしなければならない」で翌年の年棒や契約延長が決まる。
出来なければ契約は延長されない、これが本来の雇用契約なのだと思いましたよ。
一方で単なる事務職には高い技能や責任は求められないから、老舗企業にいたスーパー庶務とか高能力パートさんなんていない。
だって、能力が高ければ正社員や総合職に進んで給与アップ、そのままで良ければ給与以上の仕事はしなくてさっさと帰って良い。
だから老舗企業にいたスーパー庶務さんは、能力や仕事に応じた給料を会社が渡していなかった事例だと思います。
日本の労働市場が国内に限定されていれば、有能な人は上がれず、無能でも保護される人がおりました。
しかし国際競争が激しくなり、有能な技能労働者は海外で高給で雇われ、中韓台の物づくりの底上げに貢献。
日本企業も、皆に高い給料を保証できなくなったから、やっと無能な課長さんは減ってきました。
但し残念ながら、非正規雇用という低賃金や、雇用の面で弱い立場の人々が増えております。
過去を生生しく描いて頂く事で、現在の問題点も見えてくると感じました。
重ねて御礼。

外資社員様 いつもご指導ありがとうございます。
昔1960年代は、ゲンコで人を動かすような現場監督もいましたが、今は恐るべき魔女裁判が行われています。
そうです、ハラスメントという流行です。
事実なのかフェイクなのか、ネットに「万引きして捕まって、お店の人に怒られてPTSDになったと裁判に訴えた」という記事がありました。
部下が指示された通り仕事をしない、納期を守らない、品質を守らない、上司が指導するとパワハラだという。高校で合格点をとれず追試を受けず当然単位を落とすと、落第した生徒と父兄は先生の指導が悪いと先生を訴える。
こんな状況では真面目に指導しようとする気も薄れます。管理者、指導者、先生が当たり前の発言もできず、権限を執行できないなら無政府状態になってしまいます。
昔といっても1990年頃、私の働いていた工場長がすごい人で、ミスをした社員は左遷するのを徹底していました。ミスした設計者を現場スタッフにするとか、販売会社に出向とか、ある意味恐怖政治かもしれませんが皆戦々恐々として命令に従い真面目に働いていました。でもこれもおかしいですよね。自分のところで使えない人を、他人に押し付けているだけです。
とはいえそれは昔から世の中にたくさんありました。ルールを守らないスト権ストなんてありました。左派系政党の強い国鉄とか企業では、管理職ではなく組合幹部が仕事を指示していたところもありました。
地方公務員法35条では「職員は、法律又は条例に特別の定がある場合を除く外、その勤務時間及び職務上の注意力のすべてをその職責遂行のために用い、当該地方公共団体がなすべき責を有する職務にのみ従事しなければならない。」とあります。誠心誠意遵守している人いるんですかね?
雇用契約の文言でなく、まずは学校でベルのなる前に着席、無駄話するな、そんなことをまず教えないとだめです。
でも恐竜は滅んでもモンスターペアレンツは増殖するばかり、管理が甘いとか職業意識が…と言うだけではどうしようもありません。
昔は現場の新人は先輩の腕を認めれば言うこと聞きましたが、今は技能を身に付けるより、お金をもらえばナンパに行くのが楽しみでは手の打ちようがありません。
引退した身ではなにもできませんが一つアイデアは、大恐慌になって食うや食わずになれば…というものしか浮かびません。でも生活保護があると言われるとお手上げです。


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