*この物語はフィクションです。登場する人物や団体は実在するものと一切関係ありません。
但しISO規格の解釈と引用文献や法令名とその内容はすべて事実です。
環境教育についての課内の話し合いから1週間ほど過ぎた。
磯原はあれから、自分なりに環境教育はどうあるべきかを考えている。とりあえず環境管理課が担当するもので、かつ問題が多く発生しているものからというのは分かるが、それだけ進めれば良いとも思えない。まして今は工場ではなく本社にいるのだ。枠組みというか全体像をしっかりと決めて、包括的に考えなければならないと思う。
では枠組み、どんな体系があるべき姿なのかを考えている。
元環境部にあった種々の業務の中で、黎明期は過ぎラインでする仕事とみなされたものは分割され、仕事と一緒に担当者も関係する部署に移された。
確かに製品含有の化学物質管理と公害防止あるいは省エネは、お互いに関係ない仕事ではある。だが環境の分野とくくられたわけには、それなりに共通的な何かがあるはずだ。ならそれぞれの教育の仕組みは統一すべきという気持ちもある。
現実に環境管理課に残された業務である廃棄物、公害防止そして磯原の省エネがあるが、このみっつも本質的には関係ない。それぞれ無関係であり引き取り手がない残り物に過ぎないわけだが、それらの教育を環境管理課が進めるには一つの体系で進めるのは当然だろう。
イメージとしては教育の基礎となるのは環境概論のようなものだろうし、法規制についても規制基準でなく、環境法のこととかになればカテゴリーが異なっても共通のはずだ。実際に公害防止管理者試験の環境関連法という科目は受験資格に関わらずほぼ共通だ。
それとも全体的な体系を考える必要がないのだろうか?
元々、当社として種々の業務の統一的な教育体系がないなら、考える必要さえないのだろうか?
磯原が考えるには環境管理課が教育することだけでも次のような体系になるのかなと思う。
区分 | 廃棄物 | 公害防止 | 省エネ | 環境監査 | ||||
資格取得 | 特別管理産業廃棄物取扱責任者 廃棄物処理施設技術管理者(該当なし) 危険物取扱者(必要) | 公害防止管理者 大気 水質 騒音 振動 | エネルギー管理士 | まさか審査員補とか内部監査員検定なんて言わないよね ![]() |
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業務教育 上級 | 業者調査・評価・現地調査 廃棄物集計報告 契約書作成 | 排水処理装置 測定結果の評価判定 | 企画・投資計画 | 監査部認定監査員 会社規則 事故違反教育 |
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業務教育 基本 | 廃棄物保管管理引き渡し業務 電子マニフェスト操作 紙マニフェスト記載 | 装置の運転・点検・維持 社内測定項目の実施 社外委託項目の立合 | ロス点検 | 工場内部環境監査員 工場規則 事故違反教育 監査技能 |
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基礎教育 | 環境概論・環境法規制・社会状況 会社規則・工場規則 法律の読み方 コミュニケーション |
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実施方法 | 座学講習、通信教育受講でそれを支援、外部研修活用、現地視察 OJTで行うものもあるだろうが、すべてOJT依存ということはないだろう |
注:内容は適当ですから信用しないでください。
一般論としてはそうなるだろうが、細かく見ていくと矛盾なく収めるのは難しい。考えてもまとまりがつかない。数日後、磯原が自席で腕組みしていると、向かい側の席の増子が声をかけてきた。
「磯原さん、難しい顔をしていますけど、何かお悩みですか?」
「悩んでいるように見えましたか。先日の打ち合わせから考えているのですが……現在の環境管理課の機能は、廃棄物と公害防止と省エネしかありません。
しかし環境管理課だけでなく、山内さんは環境全般を統括しているなら、山内さんの機能として環境に関わる業務全般の教育を定めてもよいというのが大勢の意向だったと思います」
「そういう感じでしたね。正式な会議じゃないですから議事録もないようですし、それ以前に明確な結論でもないと思いますけど」
「まあ、そんなことから教育体系を考えているのですが、広報とか外国の環境法規制調査なんていう業務になると、従事者教育以前にいったいどんな技量が必要なのか見当もつきません」
「そうですよね〜。現場作業に近い仕事なら5W1Hを決めてさあ仕事をやれ!と言えば終わりでしょうけど、海外の調査とかになるとレベルが高いし、どんな風に仕事を進めるかは定型化できないでしょう」
「ああ、もちろん教育内容を考えるのは誰かがするでしょうけど、教育体系を具体化するには、関係部門との調整がいりますね」
「私は体系までは思い至りませんでした。奥井さんが10年かけても廃棄物関係のマニュアルができなかったと聞きますから、担当が変わったのを示すためにも、まず廃棄物のテキストを作ろうと考えているのです」
柳田が口をはさんできた。
「小さなことでも良いから、なにかひとつ形ある成果を出したいですね。橋頭保を確保すれば、そこから波及的に個々の教育方法とかテキストなどが作られていきそうです」
「先日、増子さんがおっしゃったスモールスタートですね。まずは増子さんに見本を作ってほしいです。完成の暁にはぜひ拝見したいです」
「ご期待に添えるかどうか……ともかく今考えているのは、どこでも見かけるような一般論ではだめだと思うのです。廃棄物管理の仕事を書いた書籍を見たことはないですが、廃棄物処理業者とか廃棄物コンサルタントが開設しているウェブサイトとかブログで、廃棄物契約書とかマニフェスト票の書き方などを説明しているのはいくつもあります。
そういったものを見ると間違いはないけど、実務に使うには曖昧というか即物的でなく、教育には使えないのです」
「そうなのですか? 以前奥井さんが自慢げに見せてくれたマニフェスト票の書き方という数ページものがありました。それには実際のマニフェスト票のコピーに、どの升目に何を書くかが示されていました。ああいったものでも不十分なのでしょうか?」
「不十分ですね。例えば重量欄とか荷姿欄がありますが、重さを測れないときとか、荷姿が形容しがたいとか、現実にはそういうことがままあります。イレギュラーであっても、この場合にはこう書けというような、作業者が悩むことがないものにしたいですね。
電子マニフェストにしてもシステムが多々あり、入力項目は同じですが見た目は違います。だから電子マニフェストの解説も一般論はあっても、システムの立ち上げや入力方法はソフトウェアの取扱説明書を見てくださいとなります。
それじゃ実務のテキストになりません。我が社が導入したシステム対応で、即物的で分かりやすい、そして操作中に分からないことがあればヘルプが出るなどが希望です。
契約書なども紙とかpdfのひな形ではなく、必要な項目を入力すれば書式を整えてプリントアウトするように、エクセルでマクロを組んだものを作りたいですね」
「確かにテキストというより、実際に使うソフトを分かりやすいものにした方がいいですね。
話は変わりますが、契約書のひな型で支払いを記載しているのを見たことがありません。監査に行ったら工場の人から『なぜ廃棄物契約書は1年契約なのか? 2年ではだめなのか、期限なしではだめなのか』と聞かれたことがありました。それについてはその場で説明したのですが、実際にひな型を見て契約書を作成している人だって、ひな形がなぜそう書かれているか分からないことは多いのです」
「そうなのよ、締め日とか支払い期日とか振り込む銀行とか裁判所とか、そういうものが記載されているひな形を見たことがありません……普通の契約書ならあり得ないわ」
「それじゃ増子さんの改善案を期待してます」
1週間後である。増子が向かい側にいる磯原に声をかけた。
「磯原さん、電子マニフェスト入力ソフトのトライアルを作ったのですが、こんなものでどうでしょう?」
磯原は立ち上がり、増子の席まで来てパソコン画面に見入る。
「ちょっと拝見……なるほど、法で定める要件まで細かくは知らないけど、入力方法の見た目はいいねえ〜。
でもこれをそのまま切り替えたらいいんじゃない?」
「そうするには裏側が大変よ。これ画面の表示だけしかないのだから」
上西が二人の話を聞いて立ち上がり増子のパソコンを眺める。
「現行のシステムをこれに変えたら、何が良くなるわけ?」
「これは入力際のチュートリアルを追加した案です。どこに何を入力するかの表示とか、ヘルプを押すとQ&Aが画面上に表示されますが、入力そのものは、何も変わっていませんよ。変わりようがないですから」
「これが現行システムの改善というのは分かったが、教育とどう関係するんだ?」
「えっ!操作方法を学ぶことなく使えるなら、教育不要になりますよね。それは最高の改善ではないですか?」
「私がイメージしていたのは、取扱説明書的なテキストだったのだが」
「昔、技術的にソフトでチューター表示ができないときは、操作をソフトでなく文章で説明しなければなりませんでした
それで何をしたいのかさえ認識していれば、機械のほうで道案内をしてくれるようになったわけですよ。10年前(2005年頃)の携帯電話の取扱説明書は、携帯電話本体の2倍とか3倍の体積がありました。スマホが登場するとA3くらいの紙1枚に起動方法とか初期設定が書いてあるだけで、取扱説明書がありません。スマホをいじれば分かると割り切ったのでしょう」
「メーカーはそう言ってますが、現実にはユーザーのカットアンドトライだけでは使いこなせず、技術評論社などの機種対応の解説本を買う羽目になってますね。
スマホの取説を廃止した本音は、コスト削減ですかねえ〜
「確かに、ビデオゲームもソフトを買っただけでは遊べません。皆解説本とか攻略本あるいは裏技集を買ってゲームを進めますね。似たようなものですか。
でもそれは紙の取扱説明書が必要ということでなく、いまだGUIが未熟なんですよ。どんどん技術が進めばマニュアルはなくなりますよ」
「それじゃこのシステムを実用化する意味はなさそうだね」
「説明したように、これは現行をどう改良すべきかのサンプルなのです」
「現在のソフトが使いにくいなら、なぜ最初からヘルプ機能を充実させなかったんだ?」
「なぜでしょうねえ〜、私に聞かれても分かりませんね。21世紀になった頃、当時の環境部はわざわざ独自のマニフェストシステムを作ったのですよ。
あれですかね、パーキンソンの第一法則ってやつ、ええと……仕事は与えられた時間を費やすまで終わらないとかってね、アハハ
でも工場の人にヒアリングもせずに、唯我独尊と作ったものですから、そのあと工場や関連会社から苦情続出でしたね。私は何年も奥井さんに具体的な問題点を示して改善を求めていましたよ、なしのつぶてでしたけど、」
「増子さんだけでなく工場から多くの改善要求がありました。まあ彼は何もしない人でしたから。
おっと、上西課長も工場にいたのだから、当時の騒ぎはご存じでしょう。
増子さんとしても本社に来たからには、現場で困っていることをひとつでも改善しないと面目が立ちませんからね〜」
「アハハ、それもありますね」
上西は電子マニフェストのシステム導入時の騒ぎなど知らなかった。そして増子のしていることを止めると、後々問題になりそうだと気づいた。それで方向を修正する。
「なぜ増子さんはそんなこと自分でしてないで、すぐにシステム屋を呼んで改善を検討させないの?」
「だってシミュレーターならエクセルにマクロを組めばおしまいです。稼働しているシステムを改修すると、すぐ1000万くらいかかるでしょう」
「中途半端なことをしているより、お金をかけてソフトを改善したほうがいいんじゃないか」
「まずはサンプルを見せて工場の支持を得ませんとね」
「今年度はシステム改善に予算を取っていません。まあ流れとしては、今年は改善提案をして皆の意見を集め、来年度予算を取るというとこでしょう」
「ともかく一度ソフト屋に見積依頼してみてよ。
ところで磯原君、君は教育体系を考えているようだけど、まとまったのかい?」
「なかなか良いアイデアはありませんね。その意味で増子さんのトライアルに期待しているのですよ。これを環境管理課以外が見て、自分たちの部署の教育をどうしようかという起爆剤になればいいなと思います」
「おいおい、そんな悠長じゃいかんぞ。教育体系は磯原君が考えることになっていたよね」
「それは初耳です。そう命じられた覚えはありません」
「先日の打ち合わせで、君は環境関連部署と交渉して教育体系をまとめることになっていたはずだ」
「ちょっと、課長、書記は私が勤めました。打ち合わせの翌日に、発言と結論をまとめて課長に提出しております。その中にそのような発言も結論もありません。
ところであの議事録というか発言録は、皆に配布しないのですか」
「あれだけ時間をかけて議論したんだから、議事録にあろうがなかろうが、自分が何をするべきか自ら考えて動いてくれないと困るよ」
「あの話合いからそう受け取ったなら、それは課長の勘違いでしょう」
「勘違いだって! 失礼な。本社のメンバーはそれくらい気を利かせることができないのか」
磯原、増子、そして柳田が顔を見合わせて、困ったという顔をしている。
部下3人の呆れたという表情を見て、上西はますますヒートアップする。
「環境管理課から使えない人は排除したと聞いていたけど、君たちも……」
「上西君、あまりでかい声を出すな。周りが驚いて見ているぞ」
いつの間にか山内が上西の後ろにいる。上西はびっくりして黙る。
「ちょっと上西君に話がある。こっち来い」
山内は一番小さな会議室に上西を連れ込む。
座ってからしばらく山内は沈黙していたが、考えが固まったのか話し始める。
「まず、オフィスで大きな声を出すな。ここは騒音がうるさい工場ではない。周りの人が聞き耳を立てているのに気づかないのか。大川専務も顔を上げてお前を見ていたぞ。パーテーションの中まで聞こえたわけだ。あとで専務に説明せにゃならん。
わしは君の上長ではないが恥かしい思いだ」
「はっ、すみません」
「上西君が話していたことはみんなに聞こえていた。あの話を聞いていれば、皆が皆、君の発言がおかしいと思う。
君は相手の話を聞かないといけないな。自分の意見を通すことより、皆の話を聞いて、一番良い意見を採用する心構えが必要だ」
「そうはおっしゃいますが、ここは本社ですよ。上長から指示を受けないと動かないなんておかしいですよ。担当者は自ら考えて企画推進するんじゃないのですか?
それが、課長の指示なければなにもしないなんて」
「君がはっきり指示していなければ動くわけないだろう」
「私が具体的に指示しなくても、ほのめかしたら命令と受け取るとか、私の行動から感じ取ってもらいたいですね」
「冗談を語ってはいけない。指示は明確であることが必要だ。軍隊では命令はすべて文書でなければならない。
杓子定規とかではない。結果責任が誰にあるのかはっきりさせるためだ。
君は部下がうまくやったら自分の成果で、うまくいかなければ部下の責任とか考えているんじゃないだろうな」
「そんなことはありません。ただいちいち細かく言わないでも上司の意図を理解してほしいですね」
「以心伝心なんてありえない。君は部下にはっきりと、いつまでに何をどうしろと指示しているのか?
それとも、やってくれるだろう、指示したつもり、俺の気持ちを分かってくれるはず、そんな考えで仕事をしているのか?」
「私のいた工場では具体的に言わずとも、部下は動きました」
「君がいた工場では、担当が定まっていて、それぞれの業務も定型化されていたのではないか。日々の仕事が決まりきった職場なら特段の管理をしなくても動いていくだろう。
上西君は工場でどんな人の使い方をしていたのか知らんが、自分が頭の中で考えれば人は動くと思っているなら、それはおかしいぞ。
さっきの話は環境教育についてらしいが、環境教育の担当なんていないわけで、磯原にさせるなら磯原にしろと命じないと動くわけがないだろう。
本社であろうと工場であろうと、指示命令ははっきりとしなければならない」
「はい、それでは磯原に改めて指示します」
「それから、『人もの金』がなくちゃ何もできない。管理者は命じる前に『人もの金』を確保しなければならない。
以前言ったと思うが、部下の負荷を管理しろ。自分が持つ工数をどう配分するのか、保有工数と負荷は見合っているのか、そういったことを考えているのか?
君がいた工場は環境部門の人が多すぎというか、余裕がありすぎだ。わしなら半分に減らす。あれを当たり前と思うなら、ここでは今の倍の人数が必要だ。
君は工場出身と言う割に、工場の実態を知らないようだ。柳田や増子が君の無知を笑っていたぞ。当社の電子マニフェストのシステムが不評だというのは私だって知っている。君は初耳だったようだが」
注:第58話でも書いたが「経営者はリソースを確保して提供せよ」とは、ISOMS規格の嚆矢であるISO9001:1987から現在に至るまでISOMS規格のすべての版に記述されている。
「はっきり言って、環境管理課で一番負荷がかかっているのは磯原だ。それなら環境教育体系を課長が考えるのが、彼の負荷をならすことになる」
「いや、私は業務繁忙で……」
「そういえば毎日工場や関連会社から課のメールアドレスに来ているメールの処理は、今は上西君がしているのか?」
「いや……磯原がしているはずです」
「はずです……か、それも把握していないのか。奴は毎朝この部屋に入るのを大川専務と一二を争っている。そして始業時までに課のアドレスに入ったメールをチェックして、関係者に振り分けている。実際はその大半を彼自身が処理しているのだがね。毎晩 退社前にも同じことをしている。更に彼に仕事を追加するなら、その分 君は彼から何か仕事を引き受けないとならないね。
ともかく、君は課の目指すものをはっきりして、それを課員に共有させる、そして担当、期限、目標を明確にすること。それが管理者の仕事だ。
しかも今現在、本社の環境管理課は何をするのかレーゾンデートルを確立しなければならない状況にある。それを確立するのは課長の仕事だ。おっと課長が決めるのではなく、課長がリーダーシップをとって皆で考えるのだぞ」
「はあ〜」
「人を動かすなんて簡単ではない。俺の目を見ろ何にも言うな〜なんて演歌の中だけだ。部下に自分の考えをはっきりと指示しろ。それだけでなく、それをする意味を認識させなければならない。説得できないなら元々価値のない仕事なのだろう」
注:これはまさにISOMS規格の認識(awareness)である。そう考えるとISO規格に書いてあることは間違っていない……言い換えるとISO規格は常識的で、新規性がないことになる。
ところで、北島三郎が兄弟仁義を歌ったのは1965年だった。60年も前かよ!
本日のサマリー
どこにでもいるよね、自分が偉いと思う人。自分の考えを明確にせず、あいつは分かってくれないと嘆くのも困る。
上西は、工場にいたときは出世頭で、自分の意見は上にも下にも賛同を得ていた。今まで昼行燈と呼ばれていた本社の環境管理課を生れ変わらせようと本社に来た。
しかし来てみれば、課のメンバーは出世競争とは無縁な凡才たちなのに、俺の言うことを聞かず好き勝手にやっている。なぜ俺を敬い意見を尊重しないのか?
そう考えているように思える。
これでは上西課長の命運は尽きそうだ。どうなるのでしょうねえ〜
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注1 |
「マニュアルバイブル」啓学出版、1987 第12章「本なきマニュアル」でチュートリアルをソフトに組み込むことを論じている。原書が1985年だからすごいことだ。 ![]() | |
注2 |
「余計なものをつけるな」と語ったというジョブズの神話もありますが、公にはスマホはソフトウェアのバージョンが進むこと、利用者が表示などをいじれることなどから、取扱説明書を作っても変更が多いという理由のようだ。 ![]() |
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