理解できないこと 2004.01.10
私この世に生を受けて半世紀を越えておりますが、頭の回転が遅いせいか、あるいは頭の中身が悪いせいか理解できないことが多々ございます。
本日はそういったことをいくつか・・・・・
ここをご訪問されたお方からお教えしていただければ幸いでございます。

  • 革新政党のなぞ
    革新とはなにか? といいますともちろんご存知でありましょうが、「組織・慣習・方法などを変えて新しくすること」(広辞苑)であります。
    では保守とはといいますと、「保ち守ること」(広辞苑)となっております。
    man7.gif そうしますと、「憲法改正をしよう!」ということは革新であり、「憲法を変えるな!」ということは保守であることは間違いありません。
    不思議なことに、日本で「護憲」を旗印にしているのは革新政党と自称、他称しているのです。
    まことにもって不思議なことです。
    護憲とは憲法に違反しないということではなく、憲法を改正しないということだそうです。
    語義的には、はなはだおかしな用法でございます。
    更にいえば西欧では、いえ旧共産圏諸国においてすら既に忘却のかなたと成り果てた「共産主義」「社会主義」を信奉しているのは革新政党というより確信政党なのでしょうか?
    いや「狂惨主義」や「斜怪主義」であるかもしれません・・・・
    革新政党とはどういう意味なのか?お教えいただければ大変ありがたいことです。


  • タバコの話
    タバコは健康に悪いというのが定説となっております。私はタバコを吸いません。でも他人がタバコを吸うことについてとやかく言うつもりはありません。
    吸いたければ吸えばいいし、吸いたくなきゃ吸わなければいいのです。
    わざわざ人様に「体に悪いぞ」とか「禁煙しろ」などと基本的人権をないがしろにするようなことは・・・・決していたしません。
    我らが同志にも「是非税金を納めたい」と言ってタバコを吸っている方もいますし、「女に嫌われるから」と言って吸わない方もいます。
    女の子に持てないのはタバコの臭いのせいじゃなくて顔が悪いからだなんてほんとのことを言っちゃいけません。
    woman6.gif あるお医者さんの講演からの引用ですが、税金を上げてタバコ1箱1000円にすると現在の喫煙者の4割がタバコを止めるという調査結果があるそうです。
    そうなりますとタバコの影響による病気が大幅に減少するに伴い医療費が減少し、タバコの売れ行き減などの収支を総合しましても、なんと!健康保険料を以前のように下げることができるそうです。
    一方「一番大事なこと」という本によるとタバコの煙より大気中の汚染による健康被害が大きいと述べています。こんな話は一度でも大気測定を行ったものならまず信じることはできません。
    タバコを吸うもよし、吸わないもよし。そしてタバコの害がどうこうということは諸説あってよいと思います。
    しかしその煙の中の種々化学物質濃度というのは簡単な測定結果で分かります。それを否定するのは・・・・バカの壁でしょうか?
    受けませんでした?  
    えっ、落ちが分からないって? 困ったなあ


  • 無党派層の話
    最近は選挙のたびに無党派層を取り込んだとか無党派層に見放されたとか、何か無党派層とは恐竜のようにすごい力を持っているようです。
    でも考えてみれば有権者は政党の命令を受けて投票するわけではありません。有権者は消費者が製品を選ぶのと同じく、メーカーである政党が売り出している公約(最近はマニフェストというそうです)を見比べて気に入ったものを選ぶのは当然です。そういった自由競争社会であるのが民主主義ってもんです。
    それに無党派層なんていいますと新しい概念のようですが、昔は浮動票といってだけの違いです。
    man1.gif 各政党のみなさん、当選し議席数を多くしたければ市場競争でしのぎを削っている企業を真似ればいいんです。つまり性能の良い製品を作る、品質の良い製品を作る、カスタマーサービスをよくするといったことが正攻法でしょう。
    翻って政党であれば、ほんとうに国民のためになる政策、最大多数の最大幸福をめざす、国民の声に耳を傾けることなどでしょうか?
    有名人の笑顔を使うとか宣伝するとかおまけで釣るなんてのは邪道ですよ。
    外国で自国の誇りを捨てるような発言する幹事長、絵空事で実現性のない政策、自国より外国の利権を優先するような政党、選挙に負けても政策を見直そうともしない幹部は・・・・無党派層だけでなく昔からの支持者も失ってしまいます。(アッ、もう既に過去形だよね)
    このようなおばQの頭で考えたことは間違いで正解ではないのでしょうか?
    それとも東大出とか弁護士とか憲法学者とかそろっている政党が、そんな簡単なことも分からないのでしょうか?
    謎です。 

  • 自虐史観は普遍的なものだったのか?
    日本には自虐史観がはびこっているようですが、自虐史観というのは万国に普遍なものだったのでしょうか?
    最近の報道によると、韓国ではキムヨンヒによる大韓航空機爆破事件は実は韓国情報機関の陰謀だったという説がでているらしい。そういったトンデモ本が出版されたりマスメディアで報道もされているそうです。
    貧しければとにかく今の糧を得ることが最優先課題ですが、たくわえができていろいろ考える余裕が出てくると自虐史観という膿も溜まってくるのでしょうか?
    下手な考え休むに似たりどころか、下手な考えは国家を滅ぼします。

    理想の国家指導者とは、国民を富ませ財政を盤石なものにすることではなく、国民に余計なことを考える余裕を持たせないであくせくと働かなければならない状態を維持する政治家を言うのだろうか?
    極悪非道の菌将軍 そうであれば北朝鮮は、財政は破綻、国民は餓死しても菌将軍は理想の政治家で金王朝は成功を収めたということなのだろうか?なにせ国民が死にそうになると敵国でさえ食糧援助、エネルギー支援、医療団の派遣などしてくれるのですから。
    ついでに言えば日本の国家意識を高め愛国心を持たせるには国が貧しくなればいいのだろうか?
    謎である。 




    notti様からお便りを頂きました。(2004.01.16)

    佐為様、お世話になっております。nottiです。
    韓国の「逆転史観」は、韓国では政権交代があると前政権は必ず批判されることになっているようなので、その一環のような気がします。「逆転史観」によって、竹島を侵略したのは過去の政権の誤りである、だから原状回復して日本に返そう、となることはないと思うのです。
    一方、「自虐史観」は過去の自分はすべて悪い、たとえ自分の全領地や全財産を投げ打ったとしても賠償は十分でない、いわれのない批判を受けても反論する権利すら自分にはない、それほど自分は罪深いのだ、だから、他者のように自信を持って生きていってはいけない、自分がすべて悪うございましたごめんなさいごめんなさいと、未来永劫言いながら生きていかねばならない、ということで、これは日本独自のものと思いますが、どうでしょう。
    ところで、年が改まったのを機会に、HPではありませんが日記を始めました。
    毎日更新を目標にしております。
    今後ともよろしくお願いします。


    notti師匠、さすがにお考えが深い
    韓国は自虐史観ではなく、単なる人の責任追及主義がたまたまそう見えたということですか、
    今私が危惧しているのは、大韓航空機爆破事件は実は日本政府の陰謀だったなんて言い出さないかということです。




  • 有事法制が成立すれば有事には携帯電話が使えない!?
    テポドンですよ!
    などというおとぎ話がありました。 AAAA

    最近はアフガンとかイラクの情勢がいろいろと放送されていますから戦争とはどういうものか少しは理解されてきたかと思います。
    昔、貧乏人はパンを食べられないと聞いた后妃が「ケーキを食べればいいのに」と語ったというお話がありましたが、携帯電話が使えないと叫んだばか者はその程度のあたまでござったのでしょう。
    おっと、その程度の知識と言い換えましょう。
    知識ではなく知恵なのかもしれませんが、
    イラクに派遣する自衛隊の装備や隊員をマスメディアが報じているが、ありゃ全然わかっちゃいませんね、 あのような行為は自衛隊員の危険を増すだけです。
    それともマスメディアは自衛隊に被害が出ればいいとその効果を狙っているのでしょうか?

    マスメディアの本音をご存知の方、教えてください。 




  • 殺人は良くて買春は大罪?
    中国では日本人が買春をしたとかで排斥運動が起きています。また日本からの留学生がふざけた格好で演技(?)したとかで国外追放となっています。
    すごい事件だ ところで中国人3人が日本人一家4人殺害したのは間違いないようです。私が以前住んでいた東北でも母娘殺しは中国人ではないか?と言われていますが迷宮入りの様相です。
    私が購読している読売新聞では「中国人と思われる犯罪」が日常、多々報じられています。なぜか朝日新聞では犯罪のみが報じられどこの国の人かは書かれていないのが多いのです。
    これは読売新聞が推測を書いているのでしょうか?それとも朝日新聞に取材能力がないのでしょうか?
    こういったことを考え合わせますと、無差別に「中国人帰れ!」なんて叫ぶつもりはございませんが、「不法入国(ビザ切れも含む)の中国人を厳重に摘発しご帰国いただきたい」と考えるのは当然です。
    ところが東京都知事が「不法入国の第三国人を厳しく取り締まる」と発言したとたん、大手メディアや市民団体が「そりゃおかしい」と叫んだりしております。

    このバランス感覚のずれっていったい? 


    買春は被害者がいないとか、殺しより罪が軽いから中国人の考えと市民団体の反応は間違っている・・・などと語るつもりはありません。
    悪いことは悪い、厳罰に処すことに差別は無用です。


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    産経新聞より引用 2003年11月29日(土)
    大韓航空機爆破事件から16年 行き過ぎた"逆転史観"…「謀略説」蔓延
    当時の捜査官ら、名誉棄損で告訴へ
     【ソウル=黒田勝弘】世界を驚かせた一九八七年の大韓航空(KAL)機爆破事件は二十九日で満十六年になる。韓国では最近、「あの事件は韓国情報機関による謀略だった?」など「疑惑説」を強調する小説やテレビ番組が登場し問題になっている。こうした謀略論は北朝鮮が責任逃れのため当時から主張してきているものだが、「韓国がいくら言論自由といってもあまりにひどい」と、当時の情報機関の捜査官らが名誉棄損で告訴に立ち上がるなど波紋を呼んでいる。
     韓国では近年、民主化の結果として左翼思想解禁、親・北朝鮮ムードの広がり、過去否定を強調する革新的な金大中・盧武鉉政権の誕生などで、過去の政治的事件についてはすべて政府や当局など国家権力が悪かったとする"逆転史観"が大流行している。
     北朝鮮との南北関係についても、すでに金大中前大統領自身が朝鮮戦争五十周年(二〇〇〇年六月)の記念演説で、戦争の責任を旧ソ連のせいにして北朝鮮を免罪している。
     また、一九八三年十月、ミャンマー(旧ビルマ)での北朝鮮工作員による爆弾テロで韓国の閣僚など多数が死傷した「アウン・サン廟事件」から今年は二十周年だったが、韓国政府は何らの行事も行っていない。
     今回のKAL機事件に関する謀略説や疑惑説は、北朝鮮に対し限りなく"甘い"という最近の韓国社会の風潮が、北朝鮮のテロ犯罪まで免罪する方向に進みつつあることを示すものだ。
     事件は中東帰りの韓国人を中心に乗客乗員百十五人が乗ったKAL機が飛行中に爆破され全員犠牲になるという凶悪なものだった。日本人を装い途中で飛行機を降りた犯人の一人、金賢姫(偽名は蜂谷真由美)が直後に逮捕されたため事件の真相が明らかになった。
     しかし北朝鮮は今なお「われわれは無関係。事件は韓国当局による謀略」といい、その主張に乗った出版物やパンフレットなどが日本では以前から出されている。韓国で問題になっている小説『背後』やKBS、MBCなどテレビ各局の疑惑を強調する特集番組は、そうした日本での以前の出版物が大きなヒントになっている。
     謀略論や疑惑説は、事件が韓国の大統領選直前だったことや犯人の行動の"不自然さ"などを無理に疑惑に仕立て上げたものだが、それによると結果的には「犯人の金賢姫は韓国当局の要員で事件はやらせ」という「とんでもないお話」になってしまう。
     元捜査官たちによる小説の作家や出版社に対する告訴が正式に取り上げられた場合、金賢姫が証人として出廷するのではないかといった期待(?)も聞かれる。
     過去否定で情報機関を悪者にする風潮が最近の韓国では強いだけに、「とんでもないお話」が意外に関心を引いている。