単位にはたくさんある。
長さ、重さ、時間といった基本的なもの。音の大きさ、振動の大きさ、馬力などそれらから導き出されたもの。ダイヤの大きさ
（カラット）、真珠の大きさ
（もんめ）、バレル
（たる）あたり原油価格など商取引に関わるもの。血圧やコレステロールなど人体に関わるもの。株取引でもPER
（株価収益率）、EPS
（一株当たり利益）など多々ある。
中学生や高校生には偏差値というのが昔あった。偏差値とは本来 単位を持たない単なるばらつきを示すものであるはずだが、現実には子どもの受験能力を示す単位であった。
この世の中に一体いくつ単位あるいは指標といわれるものがあるのだろう。日々新しい単位が考案・提案されていることだろう。
もちろん消えていくものもある。
昔は不快指数なんてのが毎日報道されていたが、最近は聞かない。エアコンが普及したせいだろうか？
現代のオフィスで働いていると、夕方ビルを出るとき初めて雨が降っていたのか！とか暑苦しい日だと気づく。
もっとも夜まで働いていると暑苦しい日だったということにさえ気づかない。 
単位の中でもっとも基本的なものは長さだろう。
古来、長さの単位は体、暮らしに基づいて考えられ工夫されてきた。日本では尺、これは古代の中国で手のひらの大きさからできたという。
（真偽はわかりません）
イギリスですとヤードポンド法でありましたが、いまはメートル法に変わってしまいました。ヤードポンド法の長さの単位であるフットとはもちろん足の長さからできてきました。
どこそこにいくのに東へ200歩といえば誰でもわかった。魏志倭人伝の記述そのものである。
あるいは狩猟生活であれば「５０ｍ」とかいうより「矢が届く距離」といったほうが、有効な表現であることは間違いない。実際にヨーロッパの昔話で弓の届く距離の何倍という表現を見たことがある。
単位とは体感覚、暮らし感覚そのものからできました。
まあ当然といえば当然ですよね、
他方、メートル法とはいわば鬼子でありまして、人為的に作られた標準です。ですから生活感覚とは一致しないところがあります。もっとも生まれたときからメートル法で育った人は、それが肌感覚となっているのかもしれません。
私が子供の頃は学校ではメートル法でしたが、暮らしは尺貫法でした。裁縫も尺（これにはまたいくつも種類があった）、肉は匁、体重は貫、土地は坪（これはまだ生き残っている。）そろばんも五玉だった。（見たことないですか？）
ロートルサヨクさんが尺間法再興を叫んでいますが、あれはなんなのでしょうか？
温度の単位は通常、一定と思われる二つの温度の間を均等にメモリを切る。
それは人間の体温であったり、1気圧の元での塩水の凝固点であったり、純水の凝固点や沸点であったり、あるいはまったく運動のない状態（絶対零度）であったりするが基本的考えは同じだ。
今じゃ気圧やバールじゃなくてパスカルだろうなんて野次を飛ばす者には退場を命じる！
このように、ほとんどの単位というものは直接的にその次元を基準にして決めているのだが、そうでないものもある。
たとえば、光年とは年がつくけど時間ではなく距離の単位で、一年間に光が進む距離を光年という。
「専門家は光年なんて使わないよ、パーセクだよ」なんて突っ込みますか？
待ってました。
アイザックアシモフは著書の中で時間を長さで計るというアイデアを述べている。
基準はもちろん光、例えば1メートル光が進むに要する時間を１光メートル･･･これは約３×10マイナス9乗秒･･･1センチ進むに要する時間を１光センチなどなどというアイデアであった。
アイディアとしては優れているが、採用されるか否かはそういう単位の必要性しだいだろう。初期の温度計が氷点から沸点まで36段階とかだったのはあまり精度が必要なかったからだ。
私も種々新しい単位を考案し提案している。
サヨク時計もしかり、老化の単位などなど
単位とはちと違うが、閾値（しきいち、あるいはいきち）というものもある。
閾値とはこれ以上だったら問題になるとか、該当するという意味だ。
似たような表現に足切りというのがある。これ以下だと受験資格がないなんてときに使う。
これまた多数の事例がある。
ポルノを解禁している某ヨーロッパの国では性犯罪が少ないという。性欲のガス抜きされているからだと言う説がある。いや違う、かの国では性犯罪の閾値が日本と違い、日本では性犯罪とされる行為（たとえば公然わいせつとか）が犯罪と認識されないからだとする説もある。
どちらが本当なのか？私には見当もつかない。
この日本でも時代と共に犯罪と認識する閾値が変わっていることをちゃんと躾をしようよ！で書いたことがあります。
昔、万引きは大罪だったのですが、今はちょっとした間違いでしかなく、やがては道路でゴミを捨てるような感覚になるのでしょうか？
そうならないことを願うしかない。
セクハラというものの閾値も大幅に変化しているようです。
セクハラといいますとどのようなことを思い浮かべますか？
通常は、女性の前でエッチな話をするとか、体に触るとか、独身か否かを尋ねる、とかいうのはセクハラだろうと思います。
最近はそんなもんではなく思いもかけないことがセクハラというカテゴリーに入るそうです。
仕事でお会いした女性が背が高かったので「身長何センチですか？」と訊いたら「セクハラです！」と言われました。
同僚が社内への広報で「女性の方もぜひ応募願います」と書いたら「セクハラだ」と言われてボツになったそうです。
そうなんですか？
そういやあ、昔結婚適齢期なんて言葉がありました。
女は２０から25歳、男は25歳から30歳と言われていたようです。
今そんなことを言ったら一発で刑務所ですか？
先日も書きましたが、私はコレステロール値が正常ではないといわれていますが、医者にもいろいろな学会があり、ある学会によると私は正常値に入るようです？
ツベルクリン反応というのは日本では陽性が正常、アメリカでは陰性が正常だそうです。
人体に関わることさえ、正常値とか閾値なんてものが時と所によって異なるというのですから不思議なこともあるものです。
男女とも身長は伸びていて、標準体重なんてのも時代と共に変化しているようです。若い女性の体重とスリーサイズだけは減少する一方のようです････
日本で犯罪が増えているという事実は事実である。（警察白書）
ぜひ、この日本の治安を20年前、30年前の水準まで改善して欲しい。
国防は最大の福祉であることは間違いないが、治安維持も年金同様社会福祉の要件なのである。
単位の話と言いながら、単位の話じゃない！なんていちゃもん付けるあなた、
弱りましたね、
このウェブサイトはタイトルと中身と結論がパッパラパーというのが売りなのです。
肉屋で魚を求めるのは無理ちゅうもんでっせ、
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