超くだらない話 2006.05.05

テレビコマーシャルで「まなちゃーじ」と言っていた。
quest.gif まなちゃーじ? 生チャージだろうか? 余計な手間をかけずに直接チャージすることか? と怪訝に思ってテレビを見ると、若い女性が持っているペットボトルに「生茶味」と書いてある。生の茶の味か?
生チャージとは私が耳に入った音からかってに想像したに過ぎなかった。固有名詞、特に商品名は音を聞いただけでは分からない。
それからいろいろなことが頭に浮かんだ。
「東京大学物語」というのをご存じだろうか? 東大を目指す若い男女のなりゆきを描いたマンガなのだが、延々30冊も続いた最終章で、物語のすべては小学生の女の子の妄想というか白昼夢であったというオチで終わる。
私の頭も彼女の頭の構造に似ているのかもしれない。ちょっとしたきっかけでとりとめのない思いつきが浮かび、はてしないダジャレの迷路に入り込み、家内から「ご飯だよ〜」と声がかかるまでとりとめのない闇から這出ることはない。
まさにネバーエンディングストーリーである。
以前やはりテレビコマーシャルから「すーぱーせんと」という言葉が耳に入った。
「数パーセント」なのだろうか? でも話がつながらない。顔を上げてテレビを見るとそれは「スーパー銭湯」であった。最近は単なる風呂屋ではなく、マッサージその他いろいろな施設を備えて半日位過ごせる保養施設としたものをスーパー銭湯と呼ぶらしい。
風呂と言えば、家内が「はあ〜いってくるか」と言ったので、「どこに行くんだ」と聞くと、「風呂に入ってくると言ったのよ」とのこと。
日本語不可解なり
Yosh様、日本語が理解できなくなったなどとおっしゃることはありません。 

電車の中で若者同士がさかんに「青葉城」と言っている。
「青葉城」とは仙台伊達政宗のお城のこと・・・でも、なんか話が合わないのだ??
そばでおかしいなあ〜と聞き耳を立てていたら、「青バージョン」のことであった。何かオーディオかパソコンの機器で青色の製品がでたということを「青バージョン」と言っていたのだ。
とりあえず、話が理解できたので私は安心した。

こんなくだらない話はきりもかぎりもなくいくらでも続く・・・・
JALの機内販売のカタログに「うどんですかい」とか「そばですかい」というインスタントラーメンがある。この広告を始めて見たとき私は笑いが止まらなかった。
ダジャレにも上には上があるものだ。
やはりJALに関する話だが、機内誌に浅田次郎が毎月エッセイを書いている。浅田二郎と言えど面白いときもあるし面白くないときもある。ベストセラー作家でも打率10割は困難なようだ。数ヶ月前だが、彼が水戸市で水戸肛門を名乗っている医院はないかと調べた話があった。これには面白いと思うより、私と似た考えをするものだと感じた。

kabu.gif KABU先生が以前「What time is it now?」を「掘った芋いじんな」と言うと通じると書いていた。
外国語の発音が日本語のフレーズと非常に似ているというケースだろう。そういった表現ばかりを集めているサイトさえあるのだから驚く。外国語と日本語の似た音声の言い回しを調べたりウェブサイトを作っている人を、ひま人などと私は言わない。ものすごい発想の方々と言っておく。

日本語でもちょっとした言い回しでまったく違う意味になったりする。 私の子供の頃、マンガの中に「ブラック団」と「ブラツク団」というのが出てきたが、これには笑った。
kirishimaJ.gif しかし、笑えないのもある。
インド洋に出動する自衛隊員に「死んで、帰って来るな」と叫んだ社民党議員がいた。「死んで帰ってくるな」とは大違いである。
このへんになるともはや笑い話ではなく、悪意による意図的な表現、言い回しであろうと考える。

悪意としか言えないもっとひどいものがある。マスコミが放送や紙面に載せる際に編集やカットすることである。
石原都知事の発言で「不法入国の第三国人」が「第三国人」とカットされ放送されたのは有名な話。そういえば小泉首相の「分数も知らないんじゃしょうがない」を「分数も知らないんじゃ障害者だ」という報道もあった。
これはもう犯罪行為ではないのか?

「中国の反日デモ1周年の抗議デモ」で「極悪シナ人は出て行け」と私も叫んだのでありますが、この言い回しでは「シナ人は出て行け」と放送されるかもしれないから危険だということです。
hanchudemo.jpg
極悪シナ人は出て行け

編集

シナ人は出て行け

まさに恐ろしいのはマスコミの力、偏向マスコミは日本をどのようにでも誘導できるようです。

でも日本でのことなら、まだ欺瞞であるとか捏造であるとか見破ることができます。
しかし、外国のこととなるとちょっとやそっと偏向報道を見破ることは困難です。まず日本のマスコミは外国の報道や広報をあまり報道しませんから、本当にそんな発言があったのかガセネタかが判然としません。次に報道されたものが事実であっても、発言の一部をカットしたのか、意図的に誤訳しているのかがわかりません。

翻訳されている本だって本当に著者がそう書いているのか? 翻訳者の意図なのか判ったものではありません。
「やさしいことばで日本国憲法」などはとても直訳とは思えない文章でして、これを純真無垢な方がお読みになったらばい菌に感染してしまうことは間違いありません。

超くだらない話ということではじまりましたが、だんだんと深刻な話になってしまいました。言葉の言い回しで誤解を与えたり、ある考えに誘導しようという手法は常套手段のようだ。
数日前の憲法記念日で社民党議員が「日本は戦争放棄しているので、他国は攻めて来ません」と語ったそうである。
これを聞いて「そのとおり」と思った人もたくさんいるのでしょうね〜
私は戦争を放棄すると外国から攻められないという論理がわかりません。
イスラエルは武力攻撃を止めないからパレスチナに攻撃されるのだと言われると、確かに反論しがたい。しかし社民党の論理を覆す証拠はいたるところにある。
tepodon.jpg
テポドンだよ

私がその社民党議員の演説会にいたら
「じっちゃん、正気か」
と声をかけたい。



本日の主張

超くだらないのは偏向報道、
  偏向マスコミじゃないか!





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