しおがまの名産品、旬のさかなや地酒でしおがまを味わおう。
人口や面積当たりの寿司店の数日本一のまちといわれており、地元っ子の好 みのあるいはひいきの寿司屋はそれぞれ違います。
塩竈の酒づくりは江戸時代の中期に最盛を極めたそうです。これは塩竈が仙 台藩の外港、そして奥州一の観光地であり、鹽竈神社の神酒製造という地域の特 性から酒の大消費地として酒造業が発展したのです。その後いく度かの飢饉から 酒造業の軒数制限などの危機を乗り越えて、現代までその歴史と伝統が受け継が れてきています。
浦霞…(株)
佐浦
、創業享保9年(1724年)、酒名の由来は源実朝の詠んだ歌「鹽竈の浦の松
風霞むなり八十島かけて春や立つらん」から。人気銘柄=吟醸酒「浦霞 禅」
於茂多加・男山…
阿部勘酒造店
、創業享保元年(1716年)、酒名の由来は家紋から。人気銘柄=吟醸酒「四
季の松島」
福釜正宗…麹屋酒造店、創業明治25年、酒名の由来はお釜神社にちなんで。
勝来…現在は松山町の(株)一の蔵で醸造されています。酒名の由来は鹽竈神社の勝
来祭(かつらいさい)から。
江戸時代、西町の越後屋の主人喜三郎さんが作ったのがこの菓子の始まり
だそうです。(1769年に仙台藩の御用菓子となった。)
現在塩竈市内で作られているは次のとおり。
志ほが満:丹六園
しおがま:榮太楼本舗
藻潮糖 :平塚総本舗
しおがま:五島屋
志ほがま:梅花堂
志ほがま:下村屋菓子店
仙台駄菓子の始まりは、元禄のころ塩竈に漂着した南京人から伝えられた南
京糖といわれているそうです。以来、南京糖は越後屋喜三郎が製造し、販売して
いたとのことです。
今は、五島屋等で製造しています。
鹽竈神社の参道や境内にある「えびや茶屋」と「おさんこ茶屋」の場所は交代
制。
塩竈はかまぼこを含む水産練り製品の生産高日本一です。
笹かまをはじめ揚げかま、板かまその他様々な種類のかまぼこがつくられて
います。
・笹かま…小島蒲鉾、渡幸、など
・揚げかま…津久浦水産、など
・その他…直江商店のおとうふ蒲鉾、など
塩釜港は近海生まぐろの水揚高日本一です。
といっても、庶民にはなかなか口にすることは難しいのです。でも、仲卸市
場その他では一般よりも安価に手に入れることができます。
私の好物は「骨はたき」、これは解体しておろしたまぐろの骨に残っている
身をこそぎ落としたもので、見た目は悪いけど味はよい。(安くてうまい)
その他、しおがまでは近海や遠洋の新鮮な魚介類が豊富です。
魚市場近くの仲卸市場、海岸通りのやみ市、マリンゲートそばの大漁横丁な
どをのぞいて見てください、そして必ず値段は交渉してみましょう。
それこそ、いろいろな種類があります。
珍味類としては、十字屋で多くの種類が扱われています。
季節 |
海 の 味 覚 | 特徴的な季節料理など |
春 |
クロダイ、マダイ、ソイ、メゴチ、シロギス、アイナメ、キス、シラウオ、ア サリなど | シラウオの刺し身や天ぷら、アサリの酒蒸し |
夏 |
アジ、アナゴ、カツオ、スズキ、カレイ、コチ、イカ、ウニ、アワビ、ホヤ、 ホタテ など | ウニ丼、ホヤの刺し身、アナゴの蒲焼きや天ぷら |
秋 |
マグロ、サンマ、カンパチ、シマアジ、シタビラメ、サバ、ハゼ など | サンマの刺し身、サンマのヌタ、ハゼの天ぷら |
冬 |
カキ、タコ、カレイ、アンコウ、ブリ、タラ、ヒラメ、キチジ、メヌケ、サヨ リ、エビ、カニ など | 新酒、おでん、土手鍋、アンコウのとも和え |