御堂と墓地

　御堂は町の人々の寄進によって建立されたもので、建てられてから30年ほど経っています。風雨などによる破損が見られるため、修復をしているところです。御堂は『一遍上人絵伝』に描かれている方形造りの堂で、内部には木造地蔵菩薩坐像を安置しています。御堂の傍の墓地は、『餓飢草紙』に描かれた墓地の様子を参考にしました。石積基壇の上に由緒ある五輪塔、その周囲には小さな石塔があり、石塔の後ろには板塔婆も見られます。

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