旨い店教えて!』とよく聞かれますが、どう答えていいかわかりません(笑)
言いたいことはよくわかるんですが、その前に自分の好みやどんな系統の店がいいのか
それを教えてもらわないと、簡単に紹介はできない。何故かと言うと、自信もって教えた
店が『あんまり旨くなかった』と言われるのが寂しいし、『あいつ知った風な言い方した
割には大した店じゃなかったぜ』と思われるのもシャクだということもある。
おっと、ほんとはここではこんな愚痴っぽいことを言うつもりはなかったのに、、、
さて、旨いラーメンとはどんなものを指すのだろう?
コクがあって、うま味も充分引き出せていてそれでいて、しつこくなく麺と具とのバランスが・・・
などとグルメ評論家的なことを言っても仕方ない。
コクやうま味の具合やバランス感覚なんてものは、人それぞれだし、醤油の濃さや味噌の味
なんてものもそれぞれ好みが違う。そういったことを前提に考えると、ある店が出すラーメンを
「まずい」と言うときは、本当に不味いのかそれとも自分の口に合わなかったのか、それを明確
にしたい。店主としても自分にとって旨いものを客に提供したいと思っているはず。
それを簡単にまずいなんていうのは、店主の心意気を無視した行為であろう。
友人と味覚が違うように、店主とも味覚が違うのは当然である。
だから、なるべく「好みじゃない」「口に合わない」という表現をしていきたいと思う。
ただし、明らかにやる気がなく適当で、そこそこでいいや的な経営をしている店が口に合わない
場合は、はっきり「まずい」と言うつもりだ。
結局、旨いまずいは個人の好みによるところが大きいので「食べてみないとわからない」が本音です。
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