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8月12日午前9時出発

相変わらずの大粒の雨が降っている。今日の天気予報は「大雨、洪水、雷、濃霧注意報」。どこを見ても白くガスって景色を楽しむことはできない。今にして思うと、昨日の雨や霧は今日に比べたらたいしたことはなかった。十和田湖や奥入瀬も一応は目で見て楽しむことができたのだ。

もうこうなったら(こうならなくても)楽しみは食べることしかない。というわけで、とりあえず昼食は雲丹丼を探すことに。雑誌で見つけた野田駅の近くの店に入る。海鮮丼も雲丹丼も新鮮で、量もたっぷり。値段の割りにお得な昼食だ。


海鮮丼(1000円別)

雲丹丼(2500円別)
隣にあるスーパーでは「夕映えメロン」を売っていた。駐車場の奥にある建物のテーブルには、氷を敷き詰めたバットに大きくきったメロンが盛られていた。試食販売をしているのだという。ここでは大きな釜で魚のあらと豆腐などを煮た漁師汁を作って売っていた。食事が済んだばかりの夫が、どうしても食べたいと一椀買っていた。私たちが想像した値段は300円だが、実際は100円だった。

漁師汁のなべ

漁師汁と試食用メロン
ひと休みの後三陸海岸を南下するが、相変わらず雨がひどく景色は見えない。こんなときには早めに宿に入り、のんびりすることに限る。今夜の宿は田老グリーンピア、昨日旅の途中で電話予約しておいたものだ。
グリーンピアは「年金資金運用基金」が作り、福祉年金事業団が営業する大規模なリゾートだ。全国に13ヶ所あって、年金資金から合計1950億円が投入されたという。ここ田老は奥まった辺鄙な場所にある。ゆとりのある敷地に、ホテル、体育館、スケート場、ゲートボール場などが建つ複合リゾート施設になっている。設備に金がかかりすぎて維持費が賄えないのだろう、当初13ヶ所あったグリーンピアは3箇所が閉鎖され、現在は10ヵ所に減っているという。
まず始めに資金がある。それをどう使うかということが課題であって、どう運営し、利益を生み出すかといことは問題ではない。ましてやニーズがあるかどうかという、市場調査などしたのかどうかわからない。こうした結果、われわれの世代の年金支給額は非常に不安なものになっている。利用していてかってなことを言うようだが、こういう金の使い方には非常に腹が立つ。

雨に煙る三陸海岸1

雨に煙る三陸海岸2

夕食は大宴会場。
写真をとろうと陶板焼き(左上)のふたを取ったら、活あわびが熱いといってふたにへばりついていた。この他に大きなふたつき椀の吸い物とデザートに赤肉系メロン。

食事を済ませたあとは、テレビを見て、もう一度風呂に入って寝るばかり・・・・。いつまでこの生活を続けるのだろう・・・。

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