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8月14日 昨夜来の雨は上がっている。簡単に朝食を取り、出発。今日の宿は乳頭温泉なので、一路東へ向かう。すぐに大粒の雨が落ちてきた。ハイキングは無理なようなので、適当に寄り道をすることにする。まず「銀河鉄道の駅」という雫石駅に立ち寄る。ツーリングの若者と天気を嘆きあい、コーヒーを飲む。次に雫石の道の駅。ここでは農産物や、植木などを見る。それから十和田湖駅でもたっぷり道草を食う。ここにはインターネットにつながっているパソコンがあり、誰でも使えるようになっている。

朝食

昼食(山菜そば500円)
今日の最後の道草は、後生掛温泉。田沢湖から八幡平へ向かう道筋にある。まず遅い昼食(山菜そば)を取り、強い雨に負けずに、しばし散策をする。
ここはそこかしこに温泉が湧き出て、小規模な間歇泉や、温泉で吹き出た泥の山ができている。ごくごく小規模なイエローストーンといったところだろうか。

吹き出た泥の山

間歇泉

早くもススキの穂が出ている
宿は念願の「乳頭温泉鶴の湯」。鶴の湯は乳頭温泉の他の宿とは離れた、山道の奥まったところにある、秋田藩主の湯治場だった温泉である。一軒宿で、本来はひっそりとした場所なのだろうが、売り物の露天風呂目的の日帰り客でごった返している。敷地内には趣のある宿泊棟が点在し、中をのぞくと囲炉裏に赤々と炭がおきていた。ここで名物の山の芋鍋を囲むのだろう。残念ながら私たちは飛び込みに近い客なので、囲炉裏のある部屋は取れなかった。

鶴の湯温泉入り口

自然に包まれている宿泊棟

趣のある建物

露天風呂棟

敷地内に点在する宿泊棟

部屋にはランプがかかっている
部屋にある落書き帳に、「3年越しの願いがかなってようやく予約が取れた」「何度目かでやっと泊まれた」などとあるところを見ると、こんな時期に飛び込み同然で泊まることができた私たちはラッキーだったと言える。落書き帳には何人もの人が、食事が良かったと書いている。確かに夕食の膳はにぎやかだった。特に山の芋鍋や、だしのきいたつゆの掛け蕎麦はうまかった。この宿は初日に泊まった蔦温泉同様、 建物は古いが、掃除の行き届いた気持ちの良い旅館だ。

夕食は囲炉裏でなべを囲む

われわれの夕食
白濁した硫黄泉をはじめとする、泉質の異なる風呂が内風呂、露天合わせて6ヵ所ある。それぞれの風呂の間を、女性は浴衣を羽織って、時に男性はタオル一枚で移動する。

この宿から車で5分ほど行ったところに別館がある。そちらはバストイレつきで15,000円。食事も少し良いらしい。別館にも内風呂も露天風呂もあるが、1時間に1度送迎バスでこちらの風呂に入りに来られるようになっている。

女性専用露天風呂

混浴可露天風呂

黒湯

朝食を済ませて、降りしきる雨の中を8時半頃出発。

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