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Citroen Salvage Union
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車好きなら一度は夢見るマイ・ガレージ
最近では「ガレージライフ」という名の立派な定期刊行物も有りますが、紹介されるのは建物自体も溜息が出るような立派なものばかり。中身もBXなら軽く50台は買えそうな名車ばかりが紹介されています。

あぁ、これは別世界のヒトのもの? でも諦めてはいけません。
工夫次第で我々平均的庶民にもあわぁ・がれーじくらいなら叶える事ができるんです。

キーワードは
田舎根気馬鹿仲間。楽々という訳には参りませんが、夢見るオトナの秘密空間は手に入れる過程も刺激的です。

さて、今回モデルケースとして提示するのは(またしても)埼玉県の辺境な農村にある物件です。

ところが関越道に乗れば東京から1時間、駅まで徒歩10分と交通の便はよく、なにより困った時はあのキャロルまで20分というシトロエン乗りには願ってもない環境です。


この風流な(?)外観を持つ建築物、実は10年前まで牛小屋でしたぁ(笑)

ひなびた農村の民家に隣接するこの物件の土地は250坪。床面積だけでも軽く100坪はあります。10年の歳月により牛達の副産物は風化し、かつて牛小屋であった事を我々の嗅覚に訴える事はありません。


裏手には飼料を溜めておくタンク??

早速LHMなど貯蔵しておいてはどうか?という意見も出てますが、そういう物ではないようです。横には台所であったと思われる小部屋もありますが、残念ながら再利用は不能のようでした。


そのむかし牧場であった事を示す看板

牛小屋というのは牛の健康のため乾燥するように設計されているのだそうです。建物の至る所に通気孔が有りますので、冬は激寒かもしれません。

この乾燥した環境は古い車の維持に最適です。
(牛小屋が最適と言っているのではありません ^^)


入り口から見た内部

牛の体当たりにも耐える頑丈な柱が並んでいます。このため車両は縦長に格納する事になります。横にも入り口が有るので、そう不便はなさそうな感じです。

中には母屋の立て替えによって出た木っ端屑が多量に放り込んで有ります。片づけは店子がやる事になりました!(安いから仕方ないです)


中央から入り口方向

至る所に藁の束が落ちています。これの片付けも店子サイド。前々日の雨にも関わらず、中は綺麗に乾燥していました。火がつけば30分くらいで全焼しそうです(怖)。

床は分厚いコンクリで、車庫にはうってつけです。


これは牛君達が逃げ出さないよう、フェンスに高圧電流を流す装置のようです。
もちろん今は稼動していません。



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2000年4月、この牛小屋を借り受けCSU拠点にする事となりました。
まだまだ車が入れられる状況では有りませんが、引き続きレポートを行います。

これを読んであなたもやりたく、ならないだろうなぁ(笑)

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(以下、次号へ)