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Citroen Salvage Union
dept. of citorology

- deep saitama area -


その5

- 牛小屋の歴史に新たなる1ページ -
オートマの壊れたBXが素人の手により復活しましたぁ!

と、ここまで読むとなにやら大袈裟ですが、要は今回壊れた
ATの部品がたまたま素人にも交換できる難易度であった、
というだけの話しであります。

さて、BXが壊れたと聞くと「おーとま?」という問いが自然に口から出るほど、BX乗りにとってATは鬼門です。
牛小屋系のBX乗り、重症な人は5,000kmに一回ATFの交換をしています(オイル強迫神経症)。

なかでも「詰まる」事で有名なZFのバルブボディ、路上でニッチもサッチも行かなくなる夢を一度くらい見た事がありませんか?


もちろんATはクラッチやらブレーキバンドやらベアリングやら色々と壊れる部分があるらしいですが、走行18,000kmならやっぱバルブでしょう(笑)

ダメでもともと、交換してみました。

さて、改めて一番上の写真を御覧ください。献体のオーナーです。珍しく少年のような笑顔です。
この方は今までGS-BX-Xantiaと中型ハイドロを乗ってきましたが、GS・BXともに不条理な故障のため廃車。深い心の傷を残しつつ別れを告げたという暗い過去があります。このトラウマの為、何年かして知人からついフラフラとGSAを購入してしまいました。この後の顛末は「GSAはここが腐る錆びる」に記されています。

GSAがやっと落ち着いた頃、かつて乗っていたのと同じ年式・同じ色・同じ走行距離しかも同じ故障!のBXが彼の前に現れました。AT故障により後退しかできなくなったBX19TRSです。またしてもついフラフラと(笑)このBXを買ってしまった彼のために、牛小屋スタッフがアメリカから見つけてきた部品を組み込むことになりました。アメリカにBXは有りませんが、同じ4HP14を積んだプジョーの部品ならたくさん有ります。細かい設定の違いは無視してますが.....

結局のところ、歴代所有した同じラインナップが再び彼の元へ

いつもは他人に「やらせてやる」のを身上とする彼が潜っています。

そして、牛小屋は何故か平日の午後。

皆さん発熱したり親戚が亡くなったりした方のようです。
右端のオジサマは職場の作業着で駆け付けたようですが....

バルブボディーの交換は順調に終わり、平均年令40歳強のオヤジが5人でBXに乗り込みました。エアコンが壊れている事も判明しましたが、18,000kmの個体の乗り心地は新車同様@当社比で、触れあう肌の汗なんぞ気にならず一同感嘆の声を上げます。後で考えると怖いです。

このように、ATが壊れても一部の個体ではバルブボディーの交換のみで直ります。
歴史が変わるほどのインパクトは無いですが、選択肢が増えたという事でお許しくだされ。


オマケ

当日、何故か「くるまにあ」の取材が入りました。
写真のオジサマは「いのうえ・こーいち」さんです。

掲載誌の発売日はいつだろう?

(取材日: 2000.7.28)

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2000年4月、この牛小屋を借り受けCSU拠点にする事となりました。
経過報告を引き続き行います。

- まだまだ、
お掃除ボランティア募集中!-