コンピュータ室運営日誌


1999年

2月前半のできごと


標準フォーマット(2月1日)
年度末反省(2月2日)
クライアントの故障(2月3日)
聞き取り調査−クライアントの故障(2月7日)
急に増えたトラブル報告(2月8日)
参観者の反応が気になる−クラブ発表会(2月9日)


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 標準フォーマット(2月1日)

 先週は「お仕事さぼり週間」にしてしまったので,今週は「毎日残業週間」だなあ。しくしく。

 こつこつ仕事をする性格に変身したいよ〜。

 当面やらなくちゃならないのが,校内研究紀要の原稿作成です。

 紀要はいくつかのテーマに分かれており,私が担当しているのは「コンピュータ教育」です。章立ては以下の通りで,計8ページのうち約4ページほどを私が執筆し,残りの4ページを他の先生方に依頼しています。

1 はじめに
2 研究テーマ
3 実践内容
 (1) 校内研修会
 (2) 各学年での取り組み
 (3) 研究授業
4 成果と今後の課題


 私の担当箇所はまだできていない(^_^;のですが,「各学年での取り組み」など,他の先生方に依頼した原稿については,そろそろ集まってきているので,それらを編集しながら,原稿を作成していきます。


 さて,この編集作業がなかなか面倒なのです。というか,各先生方からいただいた原稿が私のパソコンに取り込めないのです。

 何しろ私を除くコンピュータ部会のメンバー5人のうち3名はワープロ専用機で原稿を書いているのです。

・M先生…パソコンに取り込めるよう,テキストに変換したとのことですが,私が所有する牛くん(Win98)やNEC98ノート(Win95)では,原稿が入っているFD(2DD)のフォーマットを認識できないのです。お手上げ状態。(T.T)

・H先生…H先生もテキストに変換したのですが,原稿が入っているFDが”NEC98フォーマット(1.25MB)”だったので,牛くんでは認識できませんでした。しかし,98ノート経由で取り込みに成功。(^^)

・Y先生…テキストに変換できないらしく,プリントアウトした原稿(紙)を提出。どひゃー。(^_^;


 他の2名は「一太郎」ですけど,これらもFDのフォーマットが”98フォーマット”だったので,一旦98ノートに取り込んでから,牛くんにコピーです。


 まあ,結果的には5人中3人の原稿を取り込むことに成功したのですが,最初は一つも認識できなかったわけで,がっかりしてしまいました。


 私のたちの学校では,まだまだPC98が主流,

「98にあらずんば,パソコンにあらず」

 状態なのでした。

 牛くんはもちろん,NEC98でもDOS/Vフォーマット(1.44MB)を使用している私は肩身が狭いです。



 それにしても,牛くんでも98ノートでも読めないM先生のFD(2DD)はどうやって取り込めば良いのでしょうか。





 気持ちばかり焦って,ちっとも行動が伴わない「お仕事スランプ」状態です。

 今回もまた,せっぱ詰まったギリギリの状態にならなきゃエンジンかからないのかなあ。

 胃が痛くなりそうです。




 年度末反省(2月2日)

 校内コンピュータ部会の年度末の反省会が行われました。先生方から出された主な反省点(改善点)は2つです。

 一つは,コンピュータ室の利用回数が昨年度より大幅に減ったこと。また,積極的にコンピュータの授業を行うクラスと,そうでないクラスとの差がずいぶん開いてしまったということです。

 二つめは,予算の都合で,年度途中にインク・用紙等の消耗品が不足してしまい,授業に支障をきたしてしまったことです。

 これら2つの反省点は,日誌でも何度か取り上げてきました。話し合うまでもなく,当然出てくると予想された意見です。



 それから,来年度の目標を設定する際の参考にさせていただくため,本年度の目標「表現活動においてコンピュータを効果的に活用する」について,先生方の感想を伺ってみました。

 するとT先生から,

 「コンピュータは授業の道具として色々な使い方をすれば良いのであって,表現活動に限定してしまうと,使い方が制約されてしまうのではないか。」

 との意見が出されました。

 なるほど。

 そこで,T先生が考える道具としての使い方には,具体的にどんな使い方があるのかをたずねてみました。

 「いや,すぐには答えられませんが...。」

 そうですよね。みなさんそうなのです。すぐには答えられないのです。(苦笑)

 コンピュータを学習活動の道具として活用するという考え方は,色々な場でずいぶん前から言われていることです。T先生に言われるまでもなく,誰もが知っていることです。ところが具体的にどう使うのかを問われたら,まるでアイディアが浮かばないのが現状なのです。

 だから私は,道具としての使い方の,誰もが取り組める一つの例として,まずは鉛筆とノート,絵の具と画用紙の代わりに,ワープロや描画ソフトを使ってみましょうと提案しているわけなのです。


 私の考えは極めて現実的な発想なのかもしれませんが,抽象的な目標を設定して何もできなくなってしまうよりは,活動の幅が多少狭くなっても,具体的な目標を設定し,より多くの方に取り組んでいただきたいと考えているのです。


 でも,まあ,2年前のことを思うと,具体的なアイディアは出なかったとはいえ,「色々な使い方をすればよい」という発想ができるようになったのはかなりの進歩なのかな。



 昨日の日誌の,
 「牛くんでも98ノートでも読めないM先生のFD(2DD)はどうやって取り込めば良いのでしょうか。」
 の件が解決しました。というか,M先生の勘違いでした。

 M先生からいただいたFDは,パソコン用(MS-DOSフォーマット)ではなく,日頃使っているワープロ専用機用だったのでした。(苦笑)






 クライアントの故障(2月3日)

 コンピュータ室のクライアント(児童用パソコン)が,導入以来2年6ヶ月目にして,ついに壊れてしまいました。

 CD-ROM装置の故障は頻繁(すでに8台?)に起こっていますが,Windowsが起動しなくなってしまうような事態は今回が初めてです。

 電源は入るし,メモリチェックも実行されますが,そこから先に進みません。どうやらHD関連の故障らしいです。本体内部から異常音も聞こえてきます。

 パソコンの部品の中では比較的壊れやすく,”消耗品”とも言われるHDですから,自然に壊れてしまったのかも知れませんが,人為的なミスが原因で壊れてしまった可能性もあるので,明日の職員打合せで,パソコンを使う上での基本的な注意事項を再度話しておこうと思っています。

 というのは,未だに本体の電源とディスプレイの電源との区別がつかない先生もいる(苦笑)ようですし,つい先日は,どんな理由からかは分かりませんが,ディスプレイの明度調整ボタンがいじられ,画面が真っ暗になるように調整されていました。そのことに気づかずに電源を何度も入れ直したりするとトラブルに結びつきかねませんからね。



 それから,一応原因を探るために,ごく最近授業を行った先生方に話を伺ってみたのですが,その話の内容にちょっと不満です。

 今回のトラブルは,本日5時間目に授業を行った私のクラスの子どもたちが見つけました。ですから,その前の時間に授業を行ったM先生のクラスの使い方に問題があるかもしれないと思ったのですが,そうではないらしいのです。先生方の話によると,すでに昨日の5時間目の時点で故障していたそうなのです。

 つまり,少なくとも4名の先生方は,私が気付く以前に,故障していることを知っていたのです。それなのにどなたからも連絡していただけませんでした。

 日頃から,自分で解決できないトラブルが起こったときは,必ず私に連絡していただくようお願いしていただけに残念です。

 パソコンにはトラブルがつきもの(^_^;という認識が先生方の間ですっかり定着したらしく,もはや少々のことでは驚かなくなってしまったようです。

 この件についても再度お願いしておこうと思います。





 聞き取り調査−クライアントの故障(2月7日)

 自分のパソコンまでもが壊れてしまった(2/5)ため,話を一時中断していたのですが,コンピュータ室のクライアントが壊れた件(2/3)は,先生方への聞き取り調査の結果,原因らしきものが浮かび上がってきました。

 どうやらクライアントの故障は,先週火曜日のK先生のクラスの授業中に発生した模様です。

 授業で子どもたちがホームページを閲覧している最中にフリーズしてしまい,「CTRL+ALT+DEL」による復帰操作をしても戻らなかったため,そのまま電源を切ったとのことです。その際,正常に起動するかどうかは確かめなかったとのことです。

 どうやらこれが原因かな。

 いきなり電源を切ると故障に結びつく危険性があることは知識としては知っていましたが,本当に壊れてしまうとは思いませんでした。今まで経験がなかっただけにちょっとショックです。

 そういえば牛くん(Gateway2000)も,ネスケ4.5をインストールした先月中旬頃から,復帰操作をしても回復しない厄介なフリーズが多くなり,電源を切って終了させたり,バッテリーを取り外して電源を落としたりしていたのでした。もしかしたらそのことが今回の故障に結びついているのかな。


 さて,話が横道にそれてしまいましたが,クライアントの故障の件は,原因ははっきり特定できないまでも,故障が発生した状況は明らかになりました。しかし,先生方の話を伺いながら,日時や状況を特定する作業が,結果的に犯人さがしのような雰囲気になってしまったのではないかと心配です。

 K先生には,人為的なミスが原因とは限らないと,何度も念を押しながら話したのですけどね。


 ところで問題は,クライアントをどうやって修理するかです。とはいっても学校の予算はすでに使い果たしてしまい,プリンタのインクすら買えない状況なので,教育委員会に直訴して,特別にお金を出してもらう以外には道は無いのですが。

 緊縮財政の中で年度末を迎えたこの時期,果たしてどうなることやら。




 急に増えたトラブル報告(2月8日)

 トラブルの報告やソフトの使い方などの質問が急に増えてきました。土日を除くこの3日間で5件もありました。

 急に増えてきた理由は,先日のトラブル(クライアントの故障)にあると思います。ちょっとしたきっかけで壊れてしまう可能性があることを先生方が再認識したのでしょう。


 本年度になって私への報告が少なくなったのは,コンピュータの基本操作やちょっとしたトラブルの対処の仕方を先生方が覚えたからだと思っていたのですが,どうやらそうではなかったようです。

 コンピュータが導入されて2年が過ぎ,コンピュータに対する先生方の恐怖心が薄れ,頻発するトラブルにも馴れてしまったこともあり,トラブルが起こってもそのまま放置したり,分からないままで済ませていたりしたようなのです。

 それにもしかしたら,先生方の疑問や失敗談を気軽に話せるような雰囲気ができていなかったのかも知れません。

 そしてそれは私のせいなのかも。

 ちょっと反省気味です。





 参観者の反応が気になる−クラブ発表会(2月9日)

 今日からクラブ発表会(作品展)が始まりました。今年もパソコンクラブでは,自作のホームページを公開しています。

 来週火曜日までの一週間は,クラブのメンバーが交代でコンピュータ室に詰め,準備や片づけをしたり,参観者にブラウザの操作方法を教えたりします。

 初日の今日は,当番以外のメンバーもコンピュータ室にやってきて,参観者の様子を見ていました。

 気になるのですね。やっぱり。

 そんな子どもたちの様子を見ていると,LANでの公開とはいえ,子どもたちのホームページにもカウンターや掲示板,メール機能などを設置できないものかと思ってしまいました。


 でもそんなに簡単じゃないですよね。おそらく私には無理でしょう。


 うーん,CGIは無理だとしても,もしかしたらメール機能なら設定できるかな。メールができれば「読んだよボタン(空メール)」を使うことができます。

 励みになりますよね。

 春休みにぜひ挑戦してみたいです。





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