コンピュータ室運営日誌


1998年

4月前半のできごと


初仕事−今年の目標−(4月2日)
職員室のパソコン(4月3日)
管理運営の方法(4月5日)
よく使う機器やソフトの操作方法(4月6日)
機器・ソフトの紹介(4月7日)
よく起こるトラブルと対処方法(4月9日)
バテバテ(4月12日)
復活折衝(4月13日)
原稿完成(4月14日)
提出(4月15日)

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コンピュータ教育の部屋へ




 初仕事−今年の目標−(4月2日)

 コンピュータ教育担当としての私が最初にやらなければならない仕事は「コンピュータ教育ガイドブック」を作ることです。コンピュータ室ができた一昨年,そして昨年も作っており,今回で三訂版になります。

 ガイドブックの内容は,教育目標,管理運営マニュアル,教育ネットワークシステムの操作マニュアル,トラブル対策マニュアル,機器ソフトの紹介などで,M小学校のコンピュータ室を利用する上で必要かつ基本的な事柄を網羅しています。


 今日はまず教育目標を考えることにしました。

 昨年度は,先生方にも子どもたちにもできるだけコンピュータに慣れていただくよう,授業の回数を増やすことに重点を置き,何をやっても達成できてしまうような抽象的かつ網羅的な目標(笑)を設定しましたが,今年は目標として掲げる内容を絞り,具体的にしようと思います。(ただし上司の了解を得られるかどうかは自信なし)

 コンピュータ教育の内容は,導入されている機器,ソフト,そして先生方や子どもたちの技能に大きく左右されます。

 先進的な学校ではネットワークを利用した情報活用やコミュニケーションが流行ですが,インターネットに接続されておらずしかも室内Lanしか組まれていない私たちの学校の環境では成果は期待できません。また,教科指導プログラムやシミュレーション機能を利用した使い方も,授業の組み立てを根本的に変えてしまう発想が必要なので私たちの学校では極めて困難であるといえます。

 そうやって考えていくと,以前から考えているように,コンピュータを主として「表現ツール」として使っていく方向がやはり一番好ましいのではないかと思います。

 「ワープロ」「お絵描き」「グラフ(表計算)」「htmlエディタ」等のツールを発達段階や目的に応じて選択させ,それらを使って自分の考えを効果的に表現する方法を考えさせたいです。

 これなら将来的にも子どもたちにとって役に立つと思うし,技術的な難易度もそれほど高くないので,先生方の支持も得られやすいのではないかと思います。



 職員室のパソコン(4月3日)

 年度初めのこの時期は各種事務が目白押しで,職員室では一年のうち最もパソコンが使われる時期です。

 そんな折り,先生方の作業の様子を拝見していると何だか実にもったいない感じがします。


 たとえば各種教育活動の起案文書の作成です。

 学校の仕事は基本的には1年単位なので,各種教育活動の担当者は1年ごとに替わります。しかし提案される内容は手順や役割分担に類するものが多いので,担当者が替わっても内容的には毎年ほとんど変わりません。

 ですから,起案文書を作成する際は,前任者が作成した(デジタルデータの)ファイルを借り,そこに修正を加えて提案するやり方が最も効率が良いと思います。

 ところが,先生方が使用するツールがパソコン,ワープロ専用機,手書きなどまちまちなので,前任者が作成したファイルをそのまま活用することができないケースが多いのです。

 時間に余裕がある方は,たとえ前年度と同じ内容であっても一から作り直しているし,時間に余裕のない方は,前年度の起案文書(紙に印刷されたもの)の変更すべき部分を修正液で消し,そこに”手書き”で書き込んで作成するという具合になってしまいます。



 それから児童名簿の管理についても時代遅れです。

 私がこの学校に赴任していきなり驚いたのは,全校児童の名簿を職員室のパソコンで一元管理していなかったことです。

 私たちの地区では,氏名・住所・保護者の名前などの個人データが記載された「新一年生の名簿」がlotus形式のファイルで,市役所から各学校に配布されます。主要なデータはほぼすべて記載されているので,この名簿をベースにして全校名簿を作成し一元管理していけば,各種事務処理を行う際にずいぶん役に立つと思います。

 ところが現状では市役所から配布される「新一年生の名簿」は,入学する子どもたちの名前を確認するためだけに使われており,以後全く活用されていないのです。

 ですから学級名簿等は,クラス替えが行われるたびに担任が,一太郎,EXCEL,ワープロ専用機,手書きなど,各自ばらばらなやり方で作成しています。

 そうして作られた名簿は当然のことながらほとんどの場合使い回しができませんから,次年度の担任はまた一から作らねばなりません。これを毎年繰り返しているわけです。



 直接の担当ではないのでこれまでずっと放置していましたが,今年はコンピュータ室だけでなく,職員室のパソコンの運用方法にも目を向けていきたいです。




 こういう点は民間企業に比べてかなりレベルが低いのではないでしょうか。




 管理運営の方法(4月5日)

 コンピュータ教育ガイドブック作成作業を進めています。今日はコンピュータ室の管理・運営方法について考えました。

・サーバーの起動終了
 サーバーを24時間起動させたままにしておくか,一日ごとに起動し直すかは賛否両論あり,地区内の他の学校では両者半々ぐらいなのですが,私たちの学校ではこれまでのところ特に問題もなく動いているので,昨年同様毎日電源を落とすことにします。起動はその日の最初の授業者で,終了は最後の授業者です。

 そういえば,最近サーバーの起動に時間がかかり過ぎるような気がします。電源投入からログオンまでは以前と変わりませんが,ログオンしてからプログラムマネージャが立ち上がるまでの時間が以前より20秒ぐらい長くなったような気がします。

 データの量は増えていますが,プログラム的にはサーバーに負荷を加えることはやっていないつもりなので不思議です。可能性があるとしたら,昨年夏にWebサーバーの機能を設定したことだけなのですが,急に時間がかかるようになったのではなく,少しずつ重くなっているような気がするのです。

 地区の他の学校ではサーバーの起動に半日かかる(笑)ようになってしまったところもあるのでちょっと不安です。

・コンピュータ室の施錠
 昨年度までは1時間ごとに施錠することにしていましたが,荒れた中学校ならともかく小学校ではいたずらされる心配もないので,本年度は一日中開けておくことにします。開錠は最初の授業者で,施錠は最後の授業者です。

・トラブルが起こったときの対処
 昨年度のトラブル発生状況で不思議だったことはフリーズが起こったことの報告がほとんどなかったことです。

 噂によるとどうやらフリーズしたら即電源を切断(あるいはリセット)してしまっているようなのです。(苦笑)それでもハードウェアが壊れる可能性は低いのかも知れませんが,やはり「Ctrl+Alt+Del」以下一連の手順をぜひ覚えていただきたいと思います。

・コンピュータ室利用のきまり
きれいに手をあらってからはいってね。
じしゃくをもってこないでね。
けしゴムはつかわないでね。
へやのなかでは,はしったりあばれたりしないでね。


 昨年度までのきまりから,「ごみはかならずごみばこにいれてね」「せんせいのはなしがあるまで,かってにスイッチにさわらないでね」を外しました。

 「けしゴム・・・・」は残すかどうか迷いましたが,消しゴムを許可すると,消しカスがキーボードのすき間などに入り込んで掃除が大変そうなのでやっぱり止めました。




 新年度が始まり,読者の方からの「挨拶メール」を何通かいただきました。ありがとうございました。

 今日も1年前から音信不通状態だった方から,「ホームページは欠かさず見させていただいていました」というメールをいただいてとてもhappyな気持ちになっています。

 別に強制とかそういうわけでもありませんし,それによって私が書く日誌の内容が変わるわけでもないのですが,ずいぶん励みになりますので,気が向いたら「読んだよ!」ボタンを押していただけると幸いです。





 よく使う機器やソフトの操作方法(4月6日)

 学年初めの諸準備の合間を縫って「コンピュータ教育ガイドブック」の作成作業もぼちぼち進めています。

 今日は「よく使う機器やソフトの操作方法」について,昨年度のものを見直しながら考えました。

 このテーマは私たちの学校で行われる今年1年の授業の土台となるもので,M小学校らしさが最も出る部分でもあります。本年度の目標として掲げた「児童の表現力を高める」上で最低限必要だと思われるものを掲載することにしました。


・サーバーの起動,授業開始から終了までの手順
 これは土台というよりも授業以前の問題で,これを理解いただかなくては授業ができません。

 昨年度当初は,導入業者の方に教えていただいた手順通り操作していたのですが,それを大幅に簡略化する方法を昨年度中に発見したのでマニュアルを変更しました。授業開始までに18の手順が必要だった(笑)ものが9つの手順で済むようになりました。


・PC-SEMI(教育用ネットワークシステム)の操作
 教師用パソコンの画面をスクリーンや児童用パソコンの画面に表示させたり,あるいは,児童用パソコンの画面をスクリーンや他の児童のパソコンの画面に表示させたりできるので,先生が操作方法を教えたり,お互いの作品を紹介しあったりすることが簡単にでき,大変役立つツールなので,中でも利用価値が高いと思われる機能の操作方法を紹介します。

 また,導入業者の方から頂いたマニュアルには,複雑な手順が区切りのない一連の操作のように書かれていましたが,それぞれの操作の意味が分かるようにいくつかのステップに分けて記述することにしました。


・日本語入力の方法
 これは基本中の基本です。少々難しいですが,日本語入力ができるようになると子どもたちの表現方法が格段に広がります。できれば3年生あたりから学習させたいと思います。


・コピー&ペーストの方法
 これも表現手段として利用度が高くしかも応用範囲が広いので,ぜひとも身につけておきたい機能です。昨年度の研修会で実施したワープロの文書中にお絵描きソフトで描いた絵を挿入する方法を紹介します。


・イメージスキャナの操作方法
 イメージスキャナはサーバーに接続されているのでセキュリティの面でちょっと不安ですが,比較的簡単に操作できるし,写真でも落書きでも何でもコピーできて利用価値の高いツールだと思うので掲載することにしました。

 他にもデジカメやフィルムスキャナなどの機器がありますが,デジカメは撮った後の作業が面倒ですし,フィルムスキャナはあまりピンとこないようなので今回はパスします。



 「子どもたちの表現力を高める」上で最低限必要だと私が考えたものはこんなところです。



 昨日のサーバーの起動時間が長くなった件についてアドバイスをいただきました。okanoさん,takaoさん,simizuさんいつもありがとうございます。




 機器・ソフトの紹介(4月7日)

 このところすっかり「お仕事メモ」と化しているこの日誌ですが,今日も「コンピュータ教育ガイドブック」の作成作業の続きです。

 今日は「機器やソフトの紹介」ページについて考えました。

 現在私たちの学校に導入されている機器・ソフトは以下のとおりです。

・機器
サーバー(NT3.51),クライアント(教師用1台+児童用20台),PC-SEMI(教育用ネットワークシステム),液晶プロジェクタ,カラープリンタ6台,デジタルカメラ2台,イメージスキャナ,フィルムスキャナ,ビデオ,OHC(ビジュアルプレゼンター),MOドライブ,MIDIキーボードなど


・ソフトウェア
キッドピクス,ハイパーキューブ,マルチブック,スタディタイム,スーパーCAI,わくわくランド,ミュージくん,ミュージ郎音楽教室,メディアルーム,歴史資料集,エンカルタ,マルチメディアキッズジャム,一太郎6,駅すぱあと,ネットスケープナビゲーターGold,インターネットエクスプローラ3.02,NetMeeting,他にフリーソフトのIPMessenger,GIAMなど

 書き出してみるとずいぶんたくさんありますが,利用状況はまだまだです。

 ハードウェアについては,半分以上の機器は必要に応じてそこそこ使われていますが,ソフトウェアについては,まともに使われているものは5つほどしかありません。使われていない機器やソフトは,ほとんどの先生方にはおそらくその存在すら知られていないだろうと思います。

 このような状況を生み出しているのは,私の広報活動に偏りがあったことに原因があります。研修会では,導入されている色々なソフトを万遍なく紹介するのではなく,授業での利用度が高いと思われる私の「お薦めソフト」ばかりを集中的に取りあげてきましたから。

 現在の利用状況を見ていても,授業で使われているソフトは研修会で取りあげたソフトばかりで,取りあげていないソフトは全く使われていません。

 こんな状況なので紙面で紹介してもあまり意味はないのですが,一応”紹介した”という事実を残すためだけに掲載することにします。


 それから,各種機器やソフトを,どの授業のどの場面で使えばよいかを示した年間計画表と,機器・ソフトを使った授業の展開例も掲載しておきたいと思います。

 年間計画表は,他の学校で行われている授業を参考にして作っています。授業の展開例は,すべて私が考え,過去に実施してきたものです。

 どちらも先生方の参考になると思うし,かなりの自信作(現在制作進行中ですが)なのですが,これらもまあ,ほとんど読まれることは無いと思います。残念です。




 いくら私がお薦めしたい内容でも,紙面に載せるだけ,つまり先生方の頭の中で想像していただくだけでは,ほとんど理解されないところに難しさを感じます。

 そして実際に先生方自身に操作していただかないと納得していただけないところに,少々歯がゆさを感じます。





 よく起こるトラブルと対処方法(4月9日)

 「コンピュータ教育ガイドブック」の作成作業の続きです。今日は「よく起こるトラブルと対処方法」のページについて考えました。

 昨年のガイドブックでは,私たちの学校で頻繁に発生した14のトラブルについての対処方法を記載しておきました。

 14のトラブルの中には,現在はほとんど発生していないものもありますが,念のため本年度もすべて掲載しておくことにします。また,現在もよく発生するトラブルについては,太字で表記するなどして,特に目立つようにしておきたいです。

 さらに,昨年度新たに発生したトラブルのうち,今後も発生する可能性があるものについても追加掲載しておきます。

(昨年度新たに発生したトラブル)
・パソコンの画面が真っ暗なままで何も表示されない。
 →ディスプレイの電源がOFFになっている。あるいはFDを挿入したまま起動した。
・ハイパーキューブを使っていてファイルが保存できない。
 →Win3.1対応ソフトではファイル名は半角8文字以下にする。スペースは使えない。日本語で保存するときは文字を”確定”してから保存する。
・保存した作品が白紙(あるいは別の内容)になっている。
 →複数のウィンドウを開いて作業するときは,ウィンドウを切り替える前に保存しておく。
・FDから起動したにもかかわらず,WINDWSが起動してしまう。
 →FDがきちんとセットされていないので,もう一度セットし直す。
・マウスやキーの入力を一切受け付けない
 →画面に映っているのは,そのパソコンで立ち上げたアプリケーションではなく,PC-SEMI(教育用ネットワークシステム)によって転送された他のパソコンの画面の画像である。あるいはフリーズしている。


 このようにトラブルとその対処方法を一覧表にして掲載しているわけですが,実際のところ,このページが活用されることは残念ながらほとんどありません。

 どうやら,トラブルの事例も対処方法もほとんど”文章のみ”で表現しているため,いざトラブルが起こっても,それが一覧表の中のどの事例に当てはまり,どうすれば解決するか,理解していただけないようなのです。

 それで結局手に負えないトラブルが起こった際には,直接私や他の先生に助けを求めるか,あるいは自分でなんとかする(=いきなり電源を切断する)か,どちらかになってしまっているのが現状です。


 今のところは「よく起こるトラブルと対処方法」のページは,いざトラブルが起こった際にはほとんど役に立ってはいないのですが,私に助けを求めて来たときに,ガイドブックの該当ページを紹介するようすれば,次回から参考にしていただけるかも知れません。

 掲載しておくメリットもあるように思います。



 さて,今日で「コンピュータ教育ガイドブック」の基本構想が固まりました。明後日からの連休に編集作業を済ませ,来週中に校正及び印刷を行い,20日の職員会議で提案する予定です。





 バテバテ(4月12日)

 3日ぶりの更新です。

 新年度が始まってからそれほど無理して働いているつもりはないのですが,この2日間はバテバテでした。

 連休で完成させる予定だった「コンピュータ教育ガイドブック」の編集作業もほとんど手つかずの状態で,つい先ほどからようやく書き始めている有様です。

 来週の月曜日(20日)の職員会で提案しなければならないことを考えると,遅くとも今週金曜日までには管理職他4名の上司の先生からハンコをもらわなければなりません。

(ぎりぎり間に合うスケジュール)
15日夜−完成
16,17日−回覧(管理職他4名)
18,19日−校正・印刷・製本
20日−配布・提案


 残された時間はあと3日です。

 昨年度の改訂とはいえ大幅に変更したい部分もあるし,これ以外にやらなくてはならない仕事ももちろんあります。かなりきつい状況になってしまいました。

 今夜はもうひと頑張りしなくては。

 しかしなあ。今から元気出すと明日がしんどいです。





 復活折衝(4月13日)

 「コンピュータ教育ガイドブック」の原稿提出の締め切りまであと2日です。連休中はさぼってしまいましたが,今日は順調に進んでいます。

 昨年度のものに加筆・修正しながら書いているのですが,新たに記述する部分については今日でほぼ終わりました。後は変更する部分の書き直しと校正作業なので,水曜日には何とか間に合う見込みです。

 「コンピュータ教育ガイドブック」の編集作業は,先生方がコンピュータの授業を少しでもやりやすくするためにやっている仕事なのですが,私個人にとっては,これまで2年間の集大成であるわけで,いったんやり始めると細かいところにもこだわってしまい,時間も忘れてしまいます。


 ところで,今年はコンピュータの校内研修会が大幅に減ってしまいました。

 昨年度の反省会の折り,上司の方に不快な思いをさせてしまうのを覚悟の上で,「担任の先生方がまだまだ自信を持って授業ができない現状に危機感を抱いているにもかかわらず,上司の方にはそれがまるで理解されていないように思われる。学校体制を見直してほしい。」という主旨の意見を述べたのですが,完全に黙殺されてしまいました。

 昨年度は5回実施された校内研修会が本年度は2回に減ってしまいました。

 どうやら,先生方が勤務時間終了後も自主的に研修を行い,その結果,内容はともかく総授業時間数は地区内でトップレベルと思われる300時間を達成したことを逆手にとられてしまい,「コンピュータはもう大丈夫」と思われてしまったようです。

 うーん,こういう結果になりかねないことはうすうすは感じていたのですが,それにしても,わずか2回とは。

 残念です。やりたいことはいくらでもあるのに。



 早速上司に掛け合って,学年初めの4月中にせめて一回は研修会をやっておきたいと申し入れたところ,今月下旬に何とか1時間ほど頂くことができました。ふぅ。

 これでやっと3回になりました。






 原稿完成(4月14日)

 「コンピュータ教育ガイドブック」の原稿が完成しました。

 昨日の時点では,締め切りぎりぎりの明日(15日)深夜に完成する見通しだったのですが,今日は夕方4時半ごろから,夕食を挟んでつい先ほどまで,7時間ずっとやっていたので,嬉しいことに1日早く出来上がりました。

 昨年度のものをベースにして若干の変更を加えるつもりだったのですが,いざやり始めると色々”こだわりたい部分”が出てきてしまいました。画像を増やしたり授業例を新たに載せたりしたため,昨年は3.2MBほどだったのが,今年は6.6メガほどにもなってしまいました。ほぼ倍増です。


 とにかくこれで一安心です。明日学校でプリントアウトして,上司の方に提出するつもりです。

 ちなみに昨年は,4人の上司の方に見ていただいたにもかかわらず,読まれた形跡が全く無い状態で手元に戻ってきました。(笑)

 今年もそうだとありがたいです。




 一日早く終わりましたが,教室の掲示物など作らなければならないので,全然暇ではありません。

 私は,一年中教室に貼っておくような掲示物は,すべて「一太郎」で作っています。

 今までは高学年ばかりだったので,過去に作成したものの”使い回し”ができたのですが,3年生担任となった今年は使い回しができません。

 ”ひらがな”で作らなければなりません。






 提出(4月15日)

 昨晩完成した「コンピュータ教育ガイドブック」の原稿を上司の方に提出しました。

 「上司A→上司B→教頭→校長」の順に回覧(あるいは検閲)されて私の手元に戻ってきます。

 全部で45ページあるので,おそらくじっくり目を通されることはないだろう(苦笑)と思いますが,一応これぐらいは目を通すであろうと思われる「本年度の目標」を大幅に変更してしまったので,もしかしたらクレームがつくのではないかとちょっと心配しています。

 今週中に校正,印刷,製本を行わなければなりません。とにかく早く戻ってきてほしいので,見逃していただけることを祈っています。



 M先生(保健室の先生)のお手伝いをしました。M先生は本年度から私たちの学校に赴任された方で,以前勤めていた中学校でも同僚だった方です。5年ぶりの再会です。

 作業の内容は全校児童の名簿の作成です。

 先日(4/3)の日誌で,私たちの学校では,全校児童の名簿がコンピュータで管理されておらず,ワープロ専用機,一太郎,ロータス,手書きなど,担任の先生が自分の好きな方法で名簿を作成し,管理していることについて書きました。

 小学校では,担任は自分のクラスだけを把握していればほとんど事足りるので,それでも別に問題はないのですが,保健の先生は,全校児童の保健指導に携わっている関係で全校児童の名簿がどうしても必要だとのことです。

 うーん,ということは前任者のH先生は,600名を越える全校児童の名簿を”自力”で作っていたのでしょうか。

 考えただけでうんざりしてしまいます。


 それで,あちこちから名簿をかき集めて,M先生が使用しているデータベースソフト「PHARAOH」で読み込めるファイル形式に変換し直し,全校児童の名簿を作成しました。


 せっかく作ったので,これを機に全校児童の名簿を職員室のパソコンで管理していこうと思います。




 「PHARAOH」とは,1986年(笑)に発売されたMS-DOS版のデータベースソフトです。

 使い勝手が良いので,私たちの地区の先生方の間では今でも根強い人気があります。




 昨日ftpができなかった原因は,サーバーのメンテナンスによるものでした。

 調べてみたら,その旨のメールを今週月曜日(4/13)にいただいていました。

 それなのにdtiのサポートに苦情のメールを送ってしまい,大変申し訳なく思っています。




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