とぜんそう2000年12月分

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00/12/02

ここのお言葉ですねWeb現代連載の裏モノ見聞録唐沢俊一)からリンクされました(第4回『歴史はあやまちの記録である』の末尾)。

いろいろアヤしいものを紹介するので有名な唐沢俊一さんにとりあげられたということは、ここもりっぱな「アヤしいサイト」ということになりますね。めでたし。

また、先日の YAHOO!JAPAN 本日のオススメでの紹介の時に気づいたのですが、以前 YAHOO!JAPAN に登録した際には「松楓庵」で検索すると「特撮もののエッセーと書評」になっていたんですね(今年の10月9日にも確認)。

それが今回紹介されたあとで確認したら、エンターテインメント>ユーモア、お笑い>言葉と言葉遊びのジャンルで「テレビ、雑誌等での言い間違い発言を指摘」になっていました。まったく油断がなりません。

ということで、ここは世間からは「アヤしいお笑い系サイト」という評価を受けているようです。いうまでもなく、とても喜ばしいことであります。


21世紀まであと1ヶ月足らずになった今日この頃、書店をうろついていたら帯に「キリスト生誕2000年」と書かれた鬼が笑いそうな本が並んでました。

文句を書いた人はキリストが紀元前1年に生まれたと思っているのかもしれません。生を享けてから足かけ2000年ということであればあと23日なんですが。ひょっとして発行が12月25日以降になってるとか。

00/12/03

【「篠」問題・完結編】
今日おこなわれた柔道の団体戦に篠原選手が出場していたのですが、柔道着の背中に書いてある名字の字体が「竹」+「条」でした。朝日新聞はこれをそのまま見出しや記事で使っているようです。

ちなみにテレビ東京系のスポーツニュースのスーパーも「竹」+「条」を使っておりました(NHKでは「竹」+「條」)。

ということで、今回は高島先生の負け

00/12/08

【日米開戦の日】
あの高校生たち、レポートは書き終えたんでしょうか?


ラジオのニュースによりますと、堺屋前経企庁長官が政府特別顧問として今年の大晦日から1年間開催される予定の「インターネット博覧会」略して「イン博」のめんどうをみるんだそうで。

ということは「イン博」の目玉は「パーソナル・エンターテインメント」略して「パソエン」だったりして。

来年はまだ『平成三十年』じゃなくて平成十三年だけど。
(このネタわかるひと、まだいるんだろうか→参考文献


『まんがサイエンス VII』(あさりよしとお、学研)、
『できるかな? うれしはずかし無敵の科学』(ひらばやしじゅん、キルタイムコミュニケーション)、
よしずいから』(阿川弘之、文藝春秋)、
『百年分を一時間で』(山本夏彦、文春文庫)など。

00/12/14

未曾有の大災害に遭って会社もかなり損害を出したにもかかわらずボーナスが出たので、うれしさでついスキャナを買ってしまいました。CanonCanoScan N1220U で、USB から電源供給される薄型タイプの1200dpi。

さっそく今年いちばんおもしろかった広告を取り込んでみました。

松下電工事の広告避難中の人間
非常口の誘導灯のバッテリ確認を促す広告なのですけど、誘導灯の透視図で避難中の人間まで透視されていて、こんなところにまでスケルトンの影響が、と驚きつつ、そのギャグセンスに思わず笑ってしまったものです。

スキャナ画像の実寸表示で、スキャナの性能の方ですが、画像ソフトに実寸で表示すると印刷インクの粒子まで確認できます。そのかわり B4のページの上半分をスキャンしただけでファイル容量が約160MB になってしまいました。ちなみに A4を600dpi で約300MB いるのだそうで。

といってもこんな色調の偏ったものでは評価もできないので、この次は違うものをスキャンすることにしましょう。


先日の NHK 歌謡コンサートでとある歌手が「お富さん」を歌っていたのですが、歌詞のスーパーが「仇な姿」になっていました。

おいおいそれは「婀娜な姿」だろー、とか思いつつ google を使って「お富さん 洗い髪」で検索してみると、

あだな姿 1、婀娜な姿 1、徒な姿 1、仇な姿 8、

という結果になりました。つぎにそれぞれの言葉でやってみると(ヒットするのは「お富さん」の歌詞とは限らない)、

あだな姿 8、婀娜な姿 11、徒な姿 2、仇な姿 13、

てなわけで、検索結果から判断するに、女性の色っぽい姿、というほどの意味では「婀娜な姿」が一般的みたいですが、正式な歌詞は「仇な姿」のようです。

ちなみにその翌日、CBC ラジオに出演していた小室哲哉が、こどものころには「お富さん」をよく歌っていた、と言っておりました。うーむ、そんなところに小室ミュージックの原点があったのか。


『マックな女』(arara、松文館)、
『おまかせ!ピース電器店』(能田達規、秋田書店)など。

00/12/15

えーと、そんなわけでざっとこんな感じです>ちきんさん

IME どん・きほーて どんき・ほーて どんきほーて
ATOK12 ドン・貴ほーて 鈍器・ほーて ドンキホーテ
ATOK13 ドン・キホーテ 鈍器・ほーて ドン/キホーテ
IME95 4.0 ドン・キホーテ 鈍器・補ー手 鈍器補ー手
MS-IME2000 ドン・キホーテ 鈍器・ほー手 ドンキホーテ
NECAIIME95 2.0 鈍・着ほーて 鈍器・ほーて ドン・キホーテ
松茸 Ver.4.1 ドン・木帆ーて 鈍器・帆ーて 鈍器帆ーて
WXG4.0 鈍・キホーテ 鈍器・穂ー手 ドンキホーテ

うーん、IME2000は何回やってもこの結果なんですよ。ちなみにバージョンは7.0.0で、Office2000初期ロットに入っていたやつ(学習OFF)です。

ついでにこっちも試してみたりして。

IME 婀娜 あだなすがた(一発変換)
ATOK12 × あだ名姿(候補の中の形容詞表現は「徒な姿」)
ATOK13 × あだ名姿(候補の中の形容詞表現は「徒な姿」)
IME95 4.0 婀娜な姿
MS-IME2000 あだな姿(次候補操作のみで「徒な姿」と「婀娜な姿」も可)
NECAIIME95 2.0 × あだ名姿
松茸 Ver.4.1 × あだ茄子型
WXG4.0 あだ名姿

変換と次候補で「仇な姿」に変換できるものはこの中にはありませんでした。

00/12/18

【正しい(とされる)用法を見ることのほうが少ない二大用語】
主にスポーツ新聞における「(A級)戦犯」もまぜてください>ちきんさん
お笑いパソコン日誌12月17日分参照)


【「篠」問題・補遺】
『帯をギュッとね!』(河合克敏、小学館)よりシドニーオリンピックで一躍有名になった柔道技「内股すかし」もばんばんでてくる本格柔道漫画「帯をギュッとね!」(河合克敏、小学館)のワイド版15巻にこういうのを見つけました(5年前に読んだときには気づかず)。やはり朝日新聞独自の文字ではなさそう。

『週刊少年サンデー』に平成元年から平成7年まで連載されていた作品の最後の方だから、今から5〜6年前ですね。柔道関係ではわりと知られている文字なのかもしれません。

しかし、小川直也ってまだこのころは柔道界にいたんだなあ。

00/12/27

『InterFace』の2001年2月号に掲載された「シニアエンジニアの技術草子」にこういうことが書いてありました。

 余談だが,海外では人は左を歩くのに,日本だけが右というのは,なぜだろうか.諸説あるようだが,一つには武士が刀を見せて歩くことができたからという説がある.身分をわきまえるとともに,無駄な争いを避けることができたというわけだ.


こういう説があるというのを初めて知ったのですが、ちょっとびっくり。数年前に読んだ歴史考証の本には、江戸時代には人は左側通行だったとまるっきり逆のことが書いてあったのですから。でも、理由はこの説と同様に「無駄な争いを避ける」ため。

右側通行だと左に差した刀の鞘が触れあって「おのれ武士の魂に無礼な」てなことが起こるから、と解説されてました。さて、どっちが説得力があるでしょう。

ちなみに、原則的に頭髪や服装を見れば武士かそうでないかはわかるので、わざわざ刀を見せる必要もないような。武士と見るとよけいに突っかかる手合いもいたそうだから、刀を目立たせるとかえって「無駄な争い」を誘ったりして。


『怪傑ライオン丸』(うしおそうじ原作、一峰大二作画、角川書店)、
『これから』(夏目房之介、講談社)など。

夏目房之介がどういう人かごぞんじのかたはこのタイトルだけで笑えるのでは。私は中日新聞で初めて目にしたときにコーヒーを吹き出しそうになりました。ちなみに帯にはこう書かれています。

なお、この本はフィクションではなく、登場する人物・団体は漱石の『それから』とは無関係です。


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庵主:matsumu@mars.dti.ne.jp