01/11/03 |
【きょうの疾病】
先週末ぐらいから引き込んだ風邪がようやく快方に。睡眠と休養は偉大なり。
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【きょうの思いつき】
先日書いた「感謝を込めて牛肉食べよう」について、もしかしたら「宝くじ宝くじ」とか「天気予報天気予報」などと唱えながら食べたら大丈夫かも、などと熱に浮かされながら考えたり。
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01/11/06 |
【続・きょうの疾病】
結局、会社を早退して内科医で注射と点滴。
これでおさまってくれるといいけど(だから早く寝なさいって)。
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【きょうの疑問】
先日テレビアニメ「サイボーグ009」を見ていたら、登場人物の年齢設定に関する衝撃的な発言がありました(ネタばれになるといけないので内容は省略)。
でも、考えてみるとこのアニメの年代設定ってのは電子機器の数字表示にニキシー管が使われてることからせいぜい1970年代、へたをすると1960年代か1950年代ということに。「おばあちゃん」といわにゃならんほどの年齢差でもないような。
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01/11/09 |
【きょうの命名】
メカ AIBO((C)不知間さん)。
いえ、もともとメカだってのは以下略。
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【きょうの今更どうでもいい話】
なんかの曲を聴いたはずみに「硝子坂」という曲を思い出してしまいまして。
で、まあ世間的には高田みづえの歌ということになってるんですけど(というか、世間的にはすでに忘れ去られた歌なのかも)、じつは高田みづえがこの曲を歌う前にラジオで聞いたことがあるのですね。木之内みどりの歌で。
だからその後高田みづえの歌でけっこうなヒットになってからも、耳にするたびに「二番煎じ」と思ったものです。
それがどうした、といわれても困りますが。
そういえば、どっちもひとのヨメさんになってあっさり芸能界引退しちゃったという共通点があったりして。
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01/11/11 |
【きょうのよしなしごと】
ニュースを見ていたら、北部同盟の戦車の砲塔になにやらアラビア語とおぼしき文字が。
やはり現地の言葉で「一撃必殺」とかなんとか書いてあるのだろうか(<『八岐之大蛇の逆襲』に毒されているらしい)。
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01/11/15 |
【きょうの身売り】
横浜ベイスターズがマルハからニッポン放送に身売りだそうです。諸行無常の響きがこのへんにも……。
チーム名はどうなるんでしょうね。ニッポンベイスターズとか、横浜オールナイトニッポンズとか。
それはさておき、日本放送の亀渕社長って、あのねのねのオールナイトニッポンに飛び入りしたり歌も歌ってたあのカメさん?
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01/11/16 |
『漢字道楽』(阿辻哲次、講談社選書メチエ)読了。
書評におかしな紹介のされかたをしているということで買ってみた本ですが、なかなかおもしろい。当然ながら本文に中国の人が「息」を「いき」と発音するなんて書いてあるわけがありません。
前書きに「ここではお堅い話は抜きにして、おおらかに漢字の世界を楽しんでいただきたい。(略)『漢字道楽』と名付けたゆえんである」と書かれているとおり、著者の漢字との出会いから始まって、漢字のルーツや作り方、伝播、変遷、そしていわゆるコンピュータ漢字まで含めた現代の漢字事情などなどが肩の凝らない内容と語り口で紹介されています。
活版印刷屋の息子として生まれ、小学生のころから家業を手伝ううちに漢字の配置・分類などから部首を覚えて高校でほめられたことが中国文字文化の道に進むきっかけになったそうです。
漢字学者になってからは、昭和も五十年になったころに初対面の女性に「漢字を専門に研究しています」と自己紹介したとたん「やはり男尊女卑の考えをお持ちですか」と真顔で聞かれたり、数年前、四十七歳のときに講演会の講師として招かれて受付で「本日の講師の者ですが」と名刺を出したら、受付の人が不審そうに眺めてから「ずいぶんお若い方ですね。漢字の専門家だからもっと高齢の方だと思っていました」などと「漢字学者は老人」と勝手に思いこまれたり、と本業以外での苦労もあったようで、どの世界もイメージはやっかいなもののようです。
最後のほうは、最近はヨーロッパでも漢字に興味を持つ人も出始めているし、一字一字に意味のある文字なのだからこれからのコミュニケーションツールとしても役立つかもしれないといったあたりからコンピュータのアイコンに応用できないか、みたいなことで終わっています。おもしろいとは思いますが、さて、どうなんでしょう。
けっこう楽しく読めたので、ほかの著書も探してみますか。
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01/11/17 |
【きょうの憂鬱】
ここ半年ぐらいのことだと思うけど、このところちょっと耳障りな言葉をよく聞くようになりました。2年前にはほとんどつかわれていなかったはずなのでせいぜいこの1年、へたをするとここ数ヶ月ほどのあいだに広まった表現のようで、最近は「氾濫」と言っていいぐらい出回っています。
とまあしつこいぐらいに「類似品」を並べたのでお気づきのかたもいらっしゃるでしょうけど、その言葉ってのは「ここ最近」。
その意味するところは上にも書いたような「ここ半年」「このところ」「この1年」「ここ数ヶ月」そして「最近」。
なんで耳障りと思うぐらい気色悪いのかというと、「最近」だけで意味が通じるし今まはでそれですませてきたののにここに来てさらに「ここ」という蛇足がくっついてるあたり。
しかも、人の姓名を三文字や四文字に短縮したり(まあこれは昔っから「サワカツ」とか「ハマコー」とかやってますけど)、「ナニゲに」「サリゲに」「キモい」「キショい」といったほかには遣われないであろう言葉(実際にはそうでもない)を短縮したりといった最近はやりの効率的な表現のしかたに逆行してるし(いえ、これがいいといってるのではありません。私は大嫌いでして)。。
まあなんにしてもあまり聞きたい言葉ではありませんね、「ここ最近」。
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01/11/19 |
【きょうの流れ星】
けっきょく体調が芳しくないので寝てました。なんでもこれほどの大出現の可能性があるのは30年後だそうですが、その夜が晴れるとも限らないし、千載一遇の絶好機を逃したのかもしれません。
それはそうと、ものの本によれば文献に見える最古の「天狗」というのは流星が空を横切るときの音だったそうです。「天狗倒し」ってのはひょっとするとこのあたりからついた名前かも(思いつき)。
ところで、サイボーグ009が加速装置で願い事3回ってのは反則でしょうか。あ、009自身が流れ星だった。
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【きょうのバーチャル】
お笑いパソコン日誌のご所望により。
作成>My Virtual Model
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『スーパーロボットマガジン vol.3』(双葉社)など。
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01/11/23 |
日曜日の産經新聞コラム「産經抄」によりますと、ニッポン放送の亀渕社長はやはりあの「カメさん」だったようです。
私が聞き始めたころにはすでに退いていたようですが、もともとは「オールナイトニッポン」のパーソナリティをつとめていたのだとか。
そういえばけさのテレビに「レモンちゃん」も出演しておりました。「カバゴン」とかそのあたりのラジオの人気者たちは今いづこ。
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肩こりが全然よくならないので、NHK「生活ほっとモーニング」の「肩こり撃退大作戦」で紹介されていた肩こり体操をやりつつも、たかさんご紹介の「銃士戦隊フランスファイブ」なぞを見て頭痛を覚える日々……。
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『しゅーまっは(3)』(伯林、秋田書店)、
『ショー☆バン(5)』(森高夕次原作、松島幸太朗作画、秋田書店)、
『続 戦国自衛隊(5)』(半村良原案、田辺節雄、世界文化社)など。
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01/11/24 |
【きょうの不覚】
新聞協会が世情にあわせて常用漢字以外の39文字を新聞紙上で使うことになったそうで、朝日新聞ではそれら39文字を使った言葉を自社の新人社員と文化系大学生が正確に読めるかどうか試しておりました。
で、全員正解のものを除いた31例が掲載されていたのですが(正解率11%ぐらいから95%ぐらい)、自分で試してみたらそのうち1例「熟柿」だけ不正解でした。
じつは不勉強にも初めて目にする単語で、深く考えずに「じゅくしがき」と読んでしまったのですが、これって方言?
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【きょうの警告】
客先で電子メールのハードコピーを見せてもらって知ったのですが、携帯電話を使った新手の悪質情報提供サービスがはやってきているようです。このあたりはどけさんの守備範囲なのかな。
手口は携帯電話の不在着信履歴機能を使ったもので、番号通知で1回だけコールして切れる電話がかかってくる、かけられたほうが不在着信履歴からその番号にかけ直すと音声案内が聞こえる、というぐあい。翌月には法外な情報提供料を請求される仕組みだそうです。
ハードコピーにはその手口に使われたという電話番号のリストがついていて、自分の携帯電話を取り出して不在着信履歴を確かめてみると、そのうちひとつがしっかりと入っておりました。一緒にいた同僚のにはふたつも。間違い電話だと断定して頭から無視していたため被害には遭いませんでしたが、油断も隙もあったものではありませぬ。
みなさまがたにおかれましても不審な不在着信番号にはうかつにかけ直さないようくれぐれもご用心召されたし。
続報
【きょうの物忘れ】
すっかり記憶の彼方でした。あははは、はぁ>カムイ外伝>朋輩
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01/11/25 |
『漢字と日本人』(高島俊男、文春新書)読了。
数年前に国際交流基金からの注文で「日本における漢字の問題を、日本に関心を持つ外国の人たちに紹介する文章」を書いたところ、文藝春秋出版局の人がそれを読んで「おもしろい。英語と類比しながら説明してあるのでわかりやすい。ふくらまして文春新書にしましょう」といったいきさつで出版された本。とてもおもしろい。
まず驚かされるのが、日本語というのは未成熟のまま発展が止まってしまった言葉だという話。その原因が漢字と漢語の概念の流入。
たとえばさっきの文章でつかった「成熟」「発展」「原因」「概念」「流入」といった言葉を漢語の概念抜きの日本語で簡単に表すにはどうしたらいいかを考えてみれば、現在の日本語が受けている漢字と漢語およびその概念の影響力がわかるでしょう。
それでも江戸時代までは耳で聞いてわかる言葉をつかってきたが、明治になって入ってきた欧米語に対応する言葉を作り出す際、発音を無視して漢字の意味だけで言葉を作ってしまった。
もともと中国で使われている発音ならバリエーションがあるから耳で聞いても区別が付くけど、日本語みたいに発音が単純な言葉では同音異義語のオンパレードになってしまう。ここにいたって「日本語」は未成熟なばかりでなく「漢字」の裏付けなしには意味をなさない言葉になってしまったのです。
かといって、ここまで日本語と癒着してしまった「漢字」を今さら廃止したら日本語そのものが崩壊してしまうおそれがある。
といった内容がわかりやすく解説してある本です。
先週は朝日新聞の、今週は毎日新聞の書評欄にも紹介されているし、週刊文春によればすでに三刷だとか。けっこう話題になっているようです。日本語に興味のある人には必見の書。
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01/11/26 |
【きょうの警告・完結編】
掲示板(旧)にROM男さんからの情報と、XGANG の25日分に反応が。どうもありがとうございます。
ようするに「ほっとけばよろし」ということですね。で、万が一にも面倒な目に遭いたくなければ身に覚えのない電話番号にはかけなさんな、と。
じつは一瞬「当たり屋情報」によく似てるなと考えたものの(被害は伝聞情報だし)、なにぶんにもニュースソースがこっちの某大企業(注:T 自動車に非ず)の社内回覧メールだったので今度ばかりは、と思ってしまったわけでして。でもやっぱり都市伝説か詐欺のたぐいでしたか。続報
ということで、ここをお読みのかたはなつはらさんの守備範囲、情報の確かさなどを現在店頭に並んでいる「小悪党」(宝島社文庫(内容は新書(=感想)を改稿・増補したもの))や12月10日に出る「『競売』マイホーム激安購入術」(宝島社新書)でぜひお確かめください。
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01/11/29 |
【きょうの警告・完結編・完全版】
前回で完結したかと思ったら、XGANG の28日分によればやはり被害が出ているのだとか。
それにしても、誰かもわからない電話番号によくかけなおす気になるものだなあ。好奇心は猫を殺すってのはこういうことを言うのかしらん。
さて、さらなる新事実が出てきたら「特別編集版」にでもしますか。
あ、たぶん記事として書く際には裏付け調査も入るでしょうし(フォロー)。
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【きょうの天声人語】
英文学者の柳瀬尚紀さんの戯れ歌として
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鯒食はば二の皿めじだよ旨え魚ゝからすみなしとてかます忘るな
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を紹介してますが、あいかわらず本歌の情報なしという不親切さ。これもたまたまそばにいたひとりに確認したところ、元ネタを知らないとのことでした。
ちなみに「あるじなしとて春な忘れそ」で覚えたので「春を忘るな」にはちょっとなじめない私。
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【きょうの刮目】
google のイメージサーチで「桜井浩子」を検索してみたところ、比較的簡単にこんなところを発見。
なかなか侮れません。
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『キックの鬼(1)』(梶原一騎原作、中城けんたろう作画、高森敦子監修、道出版)など。
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01/11/30 |
【きょうの告白】
はい、別冊付録「フジワラヒロタツのよりぬき現場検証」ほしさにろくろく読みもしない『月刊 Interface 2002年1月号』(CQ 出版株式会社)を買ったのは私です。
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【どっちかというと歓迎したい郵便物配達放棄事件】
愛知県刈谷市で18歳の郵便局員が、配達業務が嫌いで面倒だから、という理由で約1400通の郵便物を配達せずに自分のロッカーなどに隠していたことが発覚したそうです。見つかった郵便物は改めて宛先に送られたとか。
ですが、このニュースを聞いたとき思わず「この郵便局員はなんていいやつなんだ」とつぶやいたのは私だけではないのではないでしょうか。なぜなら、あくまで苦情が来にくいだろうからという理由ではありますが、彼が配達しなかったのはダイレクトメールだけだったのです。
なんせこちとら郵便受けに入れられるダイレクトメールや広告チラシのたぐいは資源の無駄遣いとしか考えることができない体質なんですよ。
郵便局の詫び状付きのダイレクトメールを届けられた人は、さて、どんな気持ちなんでしょうか。
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『昴(7)』(曽田正人、小学館)、
『最終兵器彼女(6)』(高橋しん、小学館)、
『小悪党』(夏原武、宝島社文庫)など。
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