とぜんそう2002年2月分

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02/02/04

【哀悼・海老一染太郎】
来年から正月がちょっと寂しくなりますね。ご冥福をお祈りします。


きのうはいしかわじゅん HOMEPAGEの200万ヒット記念名古屋オフ会に参加。いしかわじゅんさん本人も来られて、とても楽しい集いでした。

サイン目当てに『プロレス大好き!』(いしかわじゅん、廣済堂)を持参したところ、サインに黒いショートタイツのストロングスタイル自画像も添えていただいたりして。参加してよかった。

さらに古本屋さんから提供されたレアグッズを奪い合うじゃんけん大会では、いしかわさんが表紙イラストを描いた文庫本の販売促進用テレフォンカードを奪取。参加してほんとによかった。

その後、衆人環視の中でのサイン大会やら新幹線ホームでのいしかわさんお見送り万歳三唱やら、なかなかカタルシスな一日でした。スタッフのみなさん、ありがとうございました。

02/02/06

何年か前からかなり記憶力が落ちたと感じていたので、いろいろきっかけもあり、頭の体操をかねて囲碁を始めてみました。以前にもちょっと手をつけたのですがすぐに挫折。今回はとりあえず2週間は続いております(おい)。

ちなみにどのぐらい記憶力が落ちたかというと、囲碁にぜんぜんなじんでいないということもあってか、詰め碁の本を最後まで読んで最初に戻るとまた新鮮な気分で楽しめるという。ひょっとして一冊で一生もつんちゃうかしら。

どのぐらい身に付いたかの物差しとしては『最強の囲碁2002』UNBALANCE)の「地合先行型思考エンジン」(日本棋院1級認定)を使用。現在のところ白番のコンピュータを「弱い」(7〜8級程度)にして3子置いてもらって25目負けるぐらい。むりやり級に直すと13級ほどですか(1子1級、10目1子換算)。

4子置いたら20目ぐらい勝ったので3子にしてみたのですが、このあたりだと1子減らすとかなり厳しくなりますね。まあぼちぼちいきましょう。某初心者氏ともネット対局の約束をしているし。

しかし、いつまで続くかな。

02/02/10

一太郎12」発売に伴って仮名漢字変換システム ATOK15 を導入。ということで、以下は恒例の無修正変換結果。

実は ATOK15 の前に MS-IME2002 を入れたのですが、「辞書への変換結果の保存」だったかを「しない」に設定したにも関わらず、学習レベルを最低にしていなかったために変換結果が変換候補に反映されてしまうという事態に陥ったため、再インストールも面倒だし、パスすることにしました。

というわけで恒例のやつ

あと、こんどの ATOK には「話し言葉関西」というやつがついていて、出身地の方言がやや関西系ということでちょっと試してみたのですが、ほとんどインチキ万葉仮名生成システムでした。(以下「話し言葉関西」)

試してみるのはええけど、改めておら下のしゃべり方を文章で核のもむ図下諮問やね。一応山と(奈良)の言葉ににとるゆうことで大阪の方の話し方と微妙に違とるもんでやロケ度、やっぱりまともにはいかへん度、これ。伊勢の方やと真たちが雲海ね。どうで、朋輩?


囲碁のほうはまあぼちぼちやってますが、さすがにこれで食ってる人もいるぐらいでなかなか奥が深い。おかげで積んである本にほとんど手が出ません。

きのうは GAME BOY ADVANCE 用のソフト「ヒカルの碁」を入手。遊んでみたらこれがかなりいいできで、囲碁の初心者向けには最適かもしれません。

たとえば解説だと、私が以前見た囲碁入門コーナーかなんかには「タケフはいい形だ」としか書かれてなかったのですが、このソフトだとなぜタケフがいい形なのかがきちんと手順を示して説き明かしてあるのですね。

また、対戦相手も、ほとんど石を固めて並べるだけのレベルからがんがん攻めてくるタイプ、上品な割に隙を見逃さないタイプなど各種各レベル取りそろえているようで、ストーリーを追って対局したり、ストーリー上で出会った相手とはフリーで対局したりできます。

対局中のヒント機能や自動目算機能、自分の勢力範囲などを表示するモードもあって至れり尽くせり。詰め語もプレイヤーのレベルに応じて初級・中級・上級が楽しめます。

けっきょく半日みっちり遊んで、ストーリー対局ではなんとかあかり、ヒカル、加賀、金子、三谷、塔矢アキラを倒しました。現在海王中囲碁部部長の岸本と対戦中。

ひとつ問題なのは、思考ルーチンのせいなのか演算速度のせいなのか一手一手にやたらと時間がかかること。十九路盤なんか中押しでも1時間は覚悟しないといけない。「岸本と対戦中」なのも、ストーリー対局でいきなり十九路盤が出てきたためです。対局を中断してセーブできる機能がついてないとちょっとつらかったでしょうね。

ということで、これから囲碁をやってみようかと思う人はぜひ。

02/02/15

『DIME』の2月21日号に新しい iMac の広告が載ってるんだけどぜひ見てほしいと同僚がいうので目を通してみました。

本体とは大きさも紙質も違う小冊子が別綴じにして貼り付けてあるのですが、同僚が見せたかったのは左から開いた最初の部分の「ようこそ、Windows ユーザの皆様。」。

困ったことに、ここ数年、Mac は少なからず誤解を受けてきました。
その中の代表的な幾つかを、ここで取り上げてみましょう。


こう始まって、「定説1」から「定説6」までをあげてその誤解を解いているのですが、これがなかなか楽しい。

定説2:Mac は Windows PC と互換性がない。
事実:それは真っ赤な嘘です。毎日、何百万もの書類、メールやインスタントメッセージが Mac と Windows PC の間で行き来しています。
(略)Mac は Windows PC と障害なく動作しPC ネットワークの書類やフォルダに簡単にアクセスできるようにデザインされているのですから。
問題なんてないはずです。


なんだか日本語までアヤしい表現で書類やメールなどのやりとりに問題のないことを強調しておりますが、「定説」にいう「互換性」ってそういうレベルの話なのかな?

定説3:欲しいソフトウェアが Mac にはない。
事実:Mac には、すべてのジャンルにおいて世界で15,000以上のアプリケーションが用意されています。(略)
例えあなたが Mac に対応していない珍しいソフトを見つけたとしても、Virtual PC を使えば Mac で動かせます。それでもまだ不安ですか? その時は www.apple.co.jp をご覧ください。
納得していただけると思います。


「Virtual PC を使えば」って、それはつまり、最初から「Windows PC」を使っていれば問題にもならない話みたいな。重隅つつきとしては、こういう場合の漢字表記は「例え」ではなく「仮令」だったような。でも ATOK15 では変換してくれないような。

ちなみに www.apple.co.jp に行ってみたのですが、どこを見れば納得できるのかわかりませんでした。

定説4:Mac では Microsoft Office が使えない。
事実:全く反対です。(略)


思わず「Windows PC」では Microsoft Office が使えないのかと不安になってしまったのですが、Mac 版の Microsoft Office は Windows 版のものを凌ぐし、Mac でしか使えない機能が満載、もちろん Mac と Windows の間で Microsoft Office の書類が共有できる、というように続いています。どうやら「定説」にいう「使えない」は「使用することができない」ではなくて「あまり役に立たない」といったような意味みたいです。このコピーを書いた人もかなり使えな以下略。

で、極めつけは最後のこれ。

定説6:Mac は Windows PC と比べ物にならないくらい簡単に使える。
事実:もう、お分かりですよね。


そうか、これも「誤解」だったのか。


ちなみに、教えてくれた同僚は第二世代かな、5色をそろえたモデルのときの iMac を使っているのですが、買うときに彼の奥さんにいろいろパソコンを見せたら「これなら買う」と許しが出たので決まったのだとか。

今回この広告を奥さんに見せて「新しいの、出たよ」といってみたところ、「もうだまされない」という返事がかえってきたそうです。


やーん、これほしいかも(おい)。

ネタ元はいしかわじゅんファンクラブ掲示板でした。


銃士戦隊フランスファイブ第二話日本語字幕付きが公開されたようです。


囲碁浸けの日々。きょうも『ヒカルの碁』を第1巻から読み返しておりました(何か違う)。

GAME BOY ADVANCE 用のソフト「ヒカルの碁」について先日書いたのとほぼ同じことが『ヒカルの碁』第15巻98ページにすでに出ておりました。気がないとぜんぜん記憶に残らないのですね。

にしても、一色碁をやろうとするとそこまでレベルを上げないといけないのか(同124ページ参照)。って、それ以下のレベルで一色碁をやってもわけがわからないだけのような気も。

02/02/17

旧掲示板のほうに風鈴’さんから先日の新型 iMac の広告に関する情報をいただきました。どうもありがとうございます。

それによるとどうやらあの広告はここの内容を日本語に翻訳したもののようです。最後の「定説6」に当たる部分の原文はこんなふう。

Myth 6: Macs are far easier to use than PCs. Guilty as charged.


風鈴’さんによると「(こればかりは)そのとおりと認めます」というぐらいの意味だそうで、もともとは「誤解」の中に Mac に不利な「定説」を混ぜておいて一瞬「おいおい」と思わせるジョークだったみたいですが、日本文のほうでは「誤解」であることを明確に否定しなかったためにとんちんかんな表現になっちゃった、ということでしょうかね。

あと、「互換性」に関する「定説2」はこう。

Myth 2: Macs don’t work with PCs.


「互換性がない」じゃなくて「共同作業ができない」といいたかったようです。

で、根本的な疑問なんですが、この翻訳、機械翻訳とは到底思われませんけど、パソコンをちゃんとわかってる人がやったんでしょうか? いや、それ以前に日本語をちゃんと以下略。

02/02/21

【きょうの拾いもの】
電脳水族館:ビデオ一覧

こういうコンテンツを見つけるとブロードバンド環境でよかったとつくづく思います。


【ヌカリの碁】
とりあえずタイトルを付けてみました。

先週あたりから社内で昼休みに打ってる人たちにまぜてもらっているのですけど、パソコンや GBA 相手とはぜんぜん違いますね。それまで一番弱かった同僚は一番強い常連に九子置いても勝てないのですが、その同僚に五子置かせてもらっても相手にならないというていたらく。そもそも囲碁というゲームの進め方がまったく理解できていないと思い知らされる毎日です。

『最強の囲碁2002』のほうは、コンピュータの設定を「最強」(1〜2級程度)にして六子でかろうじて勝てたので五子にしてみたら100目差でぼろ負け。

君の行く道は 果てしなく遠い……。

02/02/23

【ヌカリの碁】
いろいろと本を読んだりパソコン画面で詰め碁の問題を並べてみたりしてもどうもピンとこないので、『ヒカルの碁』(ほったゆみ原作、小畑健作画、集英社)で御器曽プロが「やっぱりいい碁盤で勉強しないと上達しないんですかね?」とおっしゃっていることでもあり、折り畳み式碁盤とプラスチック碁石を入手。これでだめなら以下略だなあ。

とはいえやはりうまい人と実際に盤を挟んで対戦するほうがいろいろ教えてもらえて勉強になるようです。パソコン相手に一人合点で打っていてもなかなか身につかないし理屈もわからないけど、人間相手だと打ってはいけない理由とかどう進めればいいのかなどをいっしょに検討できる。

この前も書きましたが、いかに自分が囲碁というものをわかっていなかったかという典型として、「囲えば地になる」ということと「二眼以上を作れば活きる」ということは入門書で理解していたものの、このふたつから導かれる「囲っている石に眼がなければ取られる」という至極当然の結論が頭に入っていなかったことがありました。

たんにまぬけなだけという話なんだけど、入門書っていろいろ書いてあるわりにこういった実戦で必要になる応用が抜けてるような気が(負け惜しみ)。


『幻の小松左京=モリ・ミノル漫画全集』(小学館)など。

02/02/28

【哀悼・成田亨】
特撮美術監督の成田亨さんが亡くなったそうです

いうまでもなく私などはウルトラマンやウルトラセブン、それから「ウルトラQ」など初期のウルトラ怪獣のデザインで名前を知ったわけで、思いも一入。

15年ぐらい前に名古屋のギャラリーで作品展があったとき初めて作品を目にしましたが、「異星の人」というタイトルのウルトラマンの小さな肖像画が20万円というので、これは高いのだろうか安いのだろうか、としばし悩んでみたり。

ただ、その作品のそばに詩というかエッセイみたいな文章がついていて、電球をつけたりひげを生やしたり乳房をつけたりしてはいけない、といったふうなことが書いてありました。増殖させたり変な「家族」を登場させたりといったウルトラマンの方向性に異議を申し立てていたわけで、このあたり私と同意見かな、と思ったものでした。そういえば「異星の人」にはカラータイマーもついていなかったっけ。

いまごろは「怪獣墓場」にいらっしゃるのでしょうか。ご冥福をお祈りします。


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庵主:matsumu@mars.dti.ne.jp