*この物語はフィクションです。登場する人物や団体は実在するものと一切関係ありません。
但し引用文献や書籍名はすべて実在のものです。民明書房からの引用はありません。
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日本を取り戻す |
1927年12月 政策研究所 ![]()
大使館/領事館を除けば、養女であるさくらと、石原がいる。とはいえこれから船に乗ってアメリカに行くのに20日、東部までいくのに汽車で更に1週間かかるだろう。さて、どうしたものか。 そこで秘密の通路を作ってもらおう工藤に相談すると、道を作る人がそこに行ったことがあるか、写真などを見ていないとダメだという。ボストンの領事館の部屋の写真ならあるだろうと外務省に問い合わせて会議室の写真をもらい、さっそく工藤にその部屋と研究所の会議室をつなぐ通路を作ってもらう。 ついでにその部屋を今後、政策研究所専用にしてもらった。 ●
1927年12月 アメリカ● ● ● ![]() 石原莞爾が留学というか大学の講師にアメリカに来て、早3年になる。彼は月に一度、ボストンの領事館に顔を出している。インターネットもなく衛星放送もなく、遠くの後進国である扶桑国のできごとがアメリカのラジオや新聞で報道されるわけもない。領事館で祖国の月遅れの新聞や雑誌を眺めるのが憩いのひとときだ。 領事館の担当官は、石原が著名な学者と知っているので、いつも声をかけてくる。今日も石原の顔を見ると寄ってきた。そして中野が来ているという。どうしてここに? 出張で来たのだろうかと不思議に思いながら案内される。 石原が部屋に入ると中野がいた。他にも数人男性がいる。 ![]() | |||||||||
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「やあ、石原君、久しぶりだね」
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「どうして中野さんがここに! 出張で来られたのですか? 遠かったでしょう」
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「知っているだろうけど、研究所からこの領事館に通り道を作った」
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「ああ・・・噂ではきいたことがあります」
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「本題に入る。ここにいるのは高橋閣下、何度も大蔵大臣をされた重鎮だ。それと伊丹さんの旦那、お会いしたことはあるね」
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石原はうなずく。 ![]() | |||||||||
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「この地ではどういう情報が流れているか知らないが、ニューヨークの株式市場は来月早々に大暴落する」
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「大恐慌ですね。研究所にいたとき異世界の文書で読みました。だけどあれは1929年のはず、まだ3年先ですよね」
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「あれは異世界の歴史だ。この世界では状況が異なるようで、我々はいろいろな経済指標から来年1月と予測している」
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「そうなると私個人の先行きがどうなることか分からなくなります」
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「というと?」
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「私はいまのところ来年6月に博士号を取れる予定です。そしていくつかの大学や研究所から、博士号を取ったら採用するという話を受けているのです。しかし不景気になれば大学の教員も大幅減になるでしょう」
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「それどころではないだろう。単なる不景気ではなく恐慌だからね」
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「とんでもない事態になるということでしょうか?」
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「数多くの企業が倒産し、ものすごい失業者が出るだろう。大学を出ても職に就けない人が大勢出る。そして簡単に復活できるわけはなくこれから何年も低迷するはずだ」
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「まだこの地ではそんな気配はありませんね」
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「少し私に話をさせてほしい。来月大暴落が起きると、経済の大混乱、銀行の倒産、企業倒産、失業者の増加といったことが立て続けに起きる。その結果、家を失った人が放浪するとか、バラックの街ができるとか、社会不安が高まる。 アメリカ政府はいろいろな公共事業を興して職を与えようとするが、安定するまで2年や3年かかるだろう。 そのひとつに満州への植民があり、そのためには満州を領有するよう軍事行動を起こすだろう。石原君が書いた満州にソ連が攻め込むというのは、その後に起こるとみている」 | ||||||||
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「ほう! そこまで予測しているのですか。コンピューターのシミュレーションですか?」
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「いや伊丹夫人の予言だよ」
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「コンピューターシミュレーションより、そのほうが十分信頼できます。それで私に仕事を命じるために中野さんがここに来たと」
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「そういうことだ。別にスパイをしろということじゃない。むしろ積極的にアメリカ政府の満州での軍事行動計画への参画と助言をしてほしいということだ」
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「それには、まず向こうから声がかかってこないとなりませんね」
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「君は満州の専門家とみなされている。アメリカ政府が満州植民を計画した時点で声がかかるよ」
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「時間的な流れを考えると、暴落が1月で政府が計画を立てるのが夏か秋となれば、私はもう大学を終えています。それまでどうしますかね?」
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「どのみち6月末までは大学院だし、3年も頑張ったんだから半年くらい遊んでいてもよい。秋までには話が来るよ。こちらで就職できないなら、その時点で帰国すればよし」
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「分かりました。それじゃとりあえず博士号をもらうまで大学にいて、それから声がかかるまで研究者の職を探すふりをしてましょう」
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「そうしてくれ。話は変わるが、高橋閣下は来年4月に大蔵大臣に就任予定だ。扶桑国もアメリカの大恐慌の影響でだいぶ煽られるだろう。これから石原君といろいろと情報交換をしていきたい。場所はここを考えている。ということで顔つなぎだ」
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「よろしく、石原君。扶桑国は異世界の日本と違い工業が発展したおかげで、戦後不況も震災不況も起きずに来ることができた。しかしこれからどういう事態になるか予想もつかない。できたら月一度くらい情報交換をしたい」
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「了解しました。見方を変えれば私の専門の政治経済のシミュレーションが目の前で行われるというすごいことですね」
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「シミュレーションでなく、ほんとの札束と生身の人間に関わるのだから心配だよ」
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「それからアメリカが満州で軍事行動するにあたり、扶桑国にさまざまな支援を要求すると考えている。そういったことがあれば石原君は伊丹さんに連絡を取ってくれ」
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「どうなるのか現時点では想像もつきません。ともかく接触がありましたら即報告いたします。伊丹さんもときどきここに見えられるのでしょうか?」
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「状況次第だけど、事態が進展したら定期的に打ち合わせをしよう。時刻は時差があるからお互いに朝か夕がいい。曜日は石原君はここまで来なくちゃならないから君の希望で決めよう。我々は研究所から直行だから。 もちろんなにかあったら領事館に電話してくれ、領事館から私の方に連絡を取ってもらう」 | ||||||||
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「了解しました。いずれにしても当面は様子見、私にこちらの政府なり軍なりから話があってからのことですね」
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「それからさくらはどうなっているのだろう? 私も気にはしているのだ」
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「ラドクリフも近いので私は月一度くらいあって様子を見ています。まだ付き合っている人はいないようです。勉強の方ですが、今年マスターを終えドクター課程になりました。あと2年ですか。さくらはドクターを取ってから、こちらで研究者になるか国へ帰るか決めたいと言ってます」
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「さくらがドクターになって国に帰って来ても、向こうで大学教員は難しいだろうな。まだまだ男尊女卑の社会だ。それに大恐慌でどうなるか・・」
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「恐慌になれば状況は大きく変わるでしょうし、2年も経てば考えも変わりますよ」
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「わかった。よろしく頼む。まっとうな男子なら国際結婚でも悪くはないが、変な虫が付かないように頼むよ」
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クリスマスも過ぎ、年が明けた。● ● ● 1月10日 石原の通っている大学 ![]() 石原が昼過ぎに研究室を出て遅めの昼飯を食べに学内のレストランに行こうとすると、人々の様子がおかしい。近くにいた人に声をかけると、株式相場が大暴落したという。 ラジオがあるところに行くとすごい人混みだ。皆の話声でラジオの音がよく聞き取れない。皆の、大変だ大変だという声ばかりが聞こえる。 知り合いが声をかけてきた。 ![]() | |||||||||
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「イシハラ、聞いたかよ?」
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「ほんのついさっき知ったところだ」
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「参ったぜ、ウチのオヤジは破産したらしい」
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「破産だって?」
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「俺はドクターコースがあと1年なんだが、もう退学して働くしかなさそうだ。もっとも今の状況じゃ仕事もないだろうなあ。 君は国費留学生だからうらやましいよ」 | ||||||||
![]() そう言って肩を落として去って行く。 これは相当な変動が起きそうだなと石原は実感した。先月、中野が言ったことが本当になった。 実際に翌日から姿を見なくなった学生は何人もいる。それどころか複数の教員も姿を消した。株に投資していて、首が回らなくなったとかそういうことらしい。 2月になる頃には、石原はドクターになっても大学教員の仕事はなさそうだと実感した。 ●
2月10日 領事館● ● ● ![]() 石原は領事館の担当官に中野と打ち合わせをしたいと要請した。領事館の人たちが中野のことをどう思っているのか知らないが、段取りは付けてくれた。 ![]() | |||||||||
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「やあ、しばらく。どういう状況かね?」
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「数日前、戦争省という人が接触してきました。身分証明は確認しましたが間違いありません | ||||||||
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「なるほど、どう返事したのかね?」
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「私もどう対応したものか判断付きません。まず私はここには留学のビザできていますから、そもそも労働許可はありません。単なる事情聴取ならともかくアドバイサーということなら対価をもらわないと割に合いません。いやしくも私は研究者ですから。 それと先日、中野さんは私にアメリカ政府に協力しろと仰いましたが、どこまで話してよいのか、日本政府としてなのか、個人の意見としてなのか、そういったことを決めておかないと変に動くとどちらから見ても二重スパイに思えるでしょうし、」 | ||||||||
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「言われるとおりだ。そこんとこをはっきりしておこう。まず第一に君がアメリカ国籍を取って、この国で生きていくというなら、我々はそれを止めない。ただその場合は事前に私に通知してほしい。最低それだけは仁義をきってくれ」
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「それはないと思いますが、了解しました」
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「発言はすべて君個人の意見として欲しい。何を言おうと自由だ。ただ我々としてはどういうテーマであったのか知りたいことと、もうひとつ大事なことだが君が拘束されることがないように外交官の陪席を求める。それについては外交ベースで向こうと話を付ける」
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「目付ですか?」
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目付(めつけ)とは、武士が主君から任務を命じられた時、同行して務めを果たしたかどうかを確認する監視役。 ![]() | |||||||||
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「まあ、そういうことだ。 労働については向こうとの話し合いで向こうが許可を出すようにしてもらう。あとで不法就労をたてに犯罪者にされては困るから。 卒業後に政府機関などに就職するなら、ビザは向こうと交渉してくれ。そうなるとそれ以降君を護衛することはできないから、覚悟はしてほしい」 | ||||||||
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「了解しました。 それじゃ次に、どういうスタンスでどういう発言をしたらよいのか方向を決めておきたいのですが」 | ||||||||
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「それは君に一任するつもりだったが、私の意見を聞いてもらえるならいくつか希望を言っておきたい。 まず清時代にアメリカが遼東半島の租借権と満州に入植する条約を結んでいる。だから平穏無事に満州に入植することは我々がどうこういえることではない」 | ||||||||
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「しかし蒋介石の中華民国は、この条約を無効と宣言して満州からアメリカ人引揚と資本の撤退を求めています。新たな入植以前に問題が大きくなりそうです」
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「分かる。アメリカが今まで満州に投資したお金は大変だ。とても同意できる話じゃないね。 私の希望はいろいろあるが、あまり細かなことを言っては君個人の意見を言って構わないという方針に反する。 私個人ではなくこちらの外務省や軍部と話した結果だけ言っておく。アメリカが満州で戦争行為をするとき、我が国での燃料や物資の補給は平時通り認める。軍隊の我が国への上陸は認めない。新たに軍事同盟が結ばれなければ一切の軍事援助も支援もない、当たり前だがそんなところかな」 | ||||||||
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「我が国はアメリカの軍事行動を監視する権利があるというのも付け加えてよいと思います」
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「海上ならともかく、満州の奥地は物理的に目が届かず無理だね。いや、上空から監視する権利を求めるのはアリかな」
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「そういう手段があるのですか?」
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「あるっていっちゃある」
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「それじゃ、補給などの要求があった場合、戦況を確認する意味でその権利を言ってみましょう。個人の意見として」
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「任せるよ」
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2月25日 ボストンの某大学の会議室● ● ● こちらは石原と駐米大使館の駐在武官 阿部中佐、相手側は戦争省のホッブス大佐とグリーン少佐である。
石原はこの場の発言はすべて個人の意見であり、正式な交渉等は石原や阿部でなく、外交ルートにて行うことが必要と説明した。 ![]() | |||||||||
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「お互い隠し事なく話をしたい。我が国は20年前に清と結んだ条約を基に、満州に鉄道敷設や農民の入植をしてきた。ところが清を滅ぼして中華民国を立てた蒋介石は、この条約を無効と宣言した。そして満州からアメリカ人の撤退を求めている。 我が国は入植者もいるし、投資額も莫大で、ハイそうですかとは言えない。 そこで満州を独立できないかを検討している。満州について研究されているイシハラさんのアドバイスを頂きたいというのが狙いである」 | ||||||||
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「返すか、交渉するか、武力制圧かの三択ですね。ただ中華民国と交渉することに意味はないでしょう。いつまた前政権の決めたことをひっくり返されるか分かりません。政権が変われば条約を反故にするとは近代国家じゃありませんね | ||||||||
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「返すという選択もない。満州は我が国の礎となった13州の倍もの面積があるんだ | ||||||||
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「結局一番良いのは満州に独立国を建てて統治することでしょう。 そもそも満州は元々中国の一部ではなく、満州人とモンゴル人の土地だ。満州人は中国人(漢人)と民族が違い、むしろモンゴル人とは親戚くらいの関係だ」 | ||||||||
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「しかしそれには武力制圧しかない。だが、満州は広い。先ほど言ったが独立13州の倍の広さがある。独立戦争の時のアメリカ軍だって25万いたんだ。満州を抑えるにはそれこそ数十万の兵力が必要だろう。 それと蜂起する建前がない。ニューメキシコとかテキサスとは違うからな」 | ||||||||
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「全土を抑えるといっても全土に兵を配備する必要はありません。
![]() 歩兵1個師団1万5千人でどうですか | ||||||||
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「ぜひとも石原さんの考える制圧作戦を教えてほしいですな」
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「今現在、満州にいるアメリカ兵2000くらいでしょうか。それでは全然足りない。言いましたように1万5千は必要だ。兵員をアメリカから輸送するのも目立つでしょう。工夫が必要ですね。入植者が武装蜂起して役に立つのかどうか、検討が必要です。 それと建前とおっしゃったことですが、アメリカ軍が中心となって制圧しても、統治するにはアメリカ人がトップでは支障があるだろう。一番いいのは清の皇帝を満州皇帝に担ぐのがいいと思う」 | ||||||||
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「入植者がそれで納得するかな? やはりアメリカ人の知事を立てないと」
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「貴国はパナマでも似たようなことをしているじゃないか | ||||||||
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「兵站のためには扶桑国との同盟が必要かな?」
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「欧州大戦でアメリカが戦えたのはブリテン島があればこそです。満州攻略においては、アメリカは扶桑国と連携するメリットは大きいでしょう。 とはいえ扶桑国にはなんの利益もない。私個人としては無縁な戦争に関わるのは御免ですね。扶桑国の協力を得るにはウィンウィンになる提案が必要だ」 | ||||||||
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「満州の利権とか大陸の港が欲しいとかかな?」
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「そんなことじゃなくて、この恐慌からの脱出のための協調です。具体的には石油の輸出とか、アメリカや満州の市場開放でしょうね」
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注4 |
第98話でも書いたが、20世紀初頭、アメリカはインディアン戦争(討伐)も終了し、中西部への入植を推進した。しかし乾燥地で地力の弱いところでの略奪農業は20年ないし30年で破綻する。スタインベックの「怒りの葡萄」は大恐慌に翻弄される農民の悲劇を書いている。しかし近年ではその悲劇は、小説や映画で描かれた小規模農家を囲い込んでいく大資本とか大恐慌による農産物の価格崩壊などでなく、乾燥地に不似合いな農業により表土が失われたために農業が継続できなかったことが大きいといわれている。乾燥地での農業は開始後の短期間は農産物を生み出すが、その後は砂漠化してしまうという。当時は知られていなかったことではあるが、スタインベックは生態系を理解していなかった。 ![]() ![]() コロラドの草原に1911年入植した農民が1938年に一家心中の悲劇で終わる物語。ただその破滅は土地が疲弊したためではなく、限界地であるために豊作・凶作の揺れによるもの。良い年もあり悪い年もあり平均すればまあまあのようだが、悪い年に暮らしを維持できなければその時点でおしまいだ。数学でランダムウォークの一例にある「ギャンブラーの破産問題」と言われるもの。つまりこの勝負はイーブンでなく初めから負けることになっている。 文中、牧場主は言う。「我々が売っているものは草だ。牛は草を牛肉に変える機械に過ぎない。そしてこの地には草しか生えない」 そして牧場主は牛を飼う事業を継続し、農民は農業の方が儲かると考えて破綻する。 1960年代に観た西部劇の多く、例えば「シエーン」は、農民とそれを追い出そうとする牧場主の争いがテーマだったが、現実は生態系を無視する農民と持続可能を追及する牧場主の対決だったのかもしれない。 ![]() | |
戦争省とは陸軍省のことで、1789年から1947年までUnited States Department of Warという名称であった。1947年にDepartment of the Army(陸軍省)と改名され、1949年に陸海空とも国防総省(United States Department of Defense)に統合された。 ![]() | ||
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注7 |
満州国の面積は145万km2、13植民地の面積は79万km2、日本人が満州を欲しがったのも尤もだ。 ![]() | |
注8 |
石原莞爾が満州事変を起こしたときの関東軍は1個師団で1万5千人だった。 ![]() | |
注9 |
アメリカはパナマ運河を作ろうとするが、当時のパナマを統治していたコロンビア共和国は拒否したために、1903年独立させ、パナマ運河とする幅16キロで太平洋、大西洋を結ぶ土地をアメリカ主権とした。 現実を見れば、石原もしくは日本陸軍がアメリカのパナマ支配を研究して、満州事変を起こしたと思われる。そう語る人もいる。 ![]() | |
オウム真理教は「愛の戦士」1600名で国会、政府を制圧できると計画していた。 ![]() |